Googleマップの方角(方位磁石の向き)を変更して進行方向(スマホの向き)にする方法!
Googleマップは道案内などに役立つ便利なアプリですが、自分が動くと方角が分からなくなってしまい進行方向に迷うこともしばしばです。そこで今日はGoogleマップの方角(方位磁石の向き)を変更して進行方向(スマホの向き)にする方法を紹介します。
目次
Googleマップの方角で自分の向きがわかる!
場所や行き方の確認、交通渋滞の状況まで表示してくれるGoogleマップはとても便利なアプリです。スマホでGoogleマップを使いこなすために、まずはデフォルトでのGoogleマップ上での自分の向きの確認の仕方から説明します。
自分が向いている向きを把握
Googleマップはデフォルトでは北向きに表示されます。上が北ですので、下=南、左=西、右=東です。これは一般的な紙面の地図の形式にならった表示となっています。この上=北に固定されているGoogleマップのデフォルトの表示では、自分が今どの方角をむいているのか分かるように工夫がされています。
懐中電灯をつけた時のように照らされている方向が、自分の向いている方向です。自分の向いている方角というのは、電波を受信しているのはスマホですから、スマホの向いている方角ということになります。ですので当然ながら別の方角を向く際に首から上だけ向きを変えてもGoogleマップの表示は変更されずそのままです。スマホと体の向きを一緒に変えてみると、画面上の照らされている方向が変更されるのがわかります。
例えば上の画像では、左の画像が進行方向北を向いています。右の画像では進行方向東を向いています。この懐中電灯のような表示で、今自分がどの方角を向いているのか把握することが可能です。
Googleマップの方角を進行方向(スマホの向き)にしたい!
Googleマップのナビ機能を使わずに目的地に向かって歩いている時、ずっとGoogleマップの表示が上が北のまま固定されているよりも、カーナビのように進行方向が画面の上になるように方角が変更されたほうが、自分の向きに合わせてGoogleマップが自動回転し、方角が変わった方が目印を見つけやすく進みやすくなります。Googleマップでは方角を進行方向(スマホの向き)にする機能をコンパスモードと呼んでいます。
コンパスモードに切り替える
Googleマップのコンパスモードでは、固定されている表示(上=北)が解除され、スマホの向きがそのままGoogleマップの方角になります。コンパスモードへの切り替え方は、上画像の左側、二重の四角で囲ったマークを1回タップするだけです。そうすると、方位磁石のマークに変わり、Googleマップの表示がコンパスモードに切り替わります。
それと同時にGoogleマップの表示が上=北から上=進行方向(スマホの向き)に切り替わるため、地図の方角も変わります。
コンパスモードでの方位磁石の見方
コンパスモードではGoogeマップのデフォルト表示である上=北が解除され、上=進行方向(スマホの向き)に変わります。つまり、スマホの向きによって地図の方角が変わると言うことです。上の2つの画像は同じ場所でスマホの向きだけを変えたものです。赤い矢印の進行方向は常に上を向いており、Googleマップの表示が自動回転しているのが分かります。また、コンパスモードになると、スマホの画面上の方に方位磁石が表示されます。
方位磁石は赤=北、白=南ですので、左の画像では進行方向の方角は北東、右の画像では南東の方角をスマホが向いていることになります。普段目的地に向かって歩いている時に、目印を探しながら歩きますが、あまり方角は気にしないので方位磁石は使わないかもしれません。ですが何の目印もない場所で紙に書かれた地図しか手元にない時や、文章で道案内がされている時(北西に向かって200mなど)には方位磁石が必要な事もあります。
Googleマップの方位磁石の見方を知っておくに越したことはありません。
Googleマップの方角を北が上になるように戻すには?
紙面の地図は常に北が上に描かれています。途中までコンパスモードで歩いてきたけれど、手元の地図とGoogleマップを照らし合わせたい時に、地図とスマホを手にぐるぐる回るのも大変ですので、そのような時はコンパスモードからデフォルトの上=北に戻した方が楽です。
コンパスモードを解除する
Googleマップのコンパスモードを解除するには、画面右下のほうにあるコンパスのマークを1回タップするだけで上=北の表示に戻ります。当然、Googleマップの方角も上=北に変更されます。
北が上になるように固定することも可能!
Googleマップでは常に上=北に固定することが可能です。左上「三」>設定>ナビの設定>地図の項目にある「地図を北向きに固定」をオンにします。
Googleマップを北向きに固定に設定しても、コンパスモードに切り替えた場合、上=スマホの向きになりGoogleマップは自動回転して方角が変更されますし、Googleマップのデフォルトでは上=北ですので、わざわざ北向きに固定しなくても北向きに表示されています。
ではGoogleマップの何の機能を使っている時に「地図を北向きに固定」が有効になるかというと、「地図を北向きに固定」が「ナビの設定」項目に含まれていることからも分かるように、Googleマップのナビ機能を使っている時に北向きに固定が有効になります。
Googleマップのナビ機能は、スマホの画面では「経路」ボタンから設定を始めます。出発地と目的地を入力し、オプションで出発・到着時刻や交通機関が選べる便利なGoogleマップのナビ機能ですが、このナビ機能はデフォルトでは、コンパスモード同様、スマホの向きによってGoogleマップの方角が変わります。
このナビ機能を使用している時に、スマホの向きによって方角を変更させずに常に上=北の表示のままにさせたい場合に「地図を北向きに固定」をオンにします。
実際にナビ機能を使ってデフォルトのナビでの表示と北を固定させた場合のナビの表示を比較したものです。左がナビのデフォルト表示で、コンパスモードと同じくスマホの向きが上を向いています。一方、北を固定した後のナビの表示は地図が上=北に固定され、スマホの向きは三角矢印で方角が示されています。これも地図と照らし合わせながら進む場合に地図とGoogleマップの表示が同じ方が見比べながら進みやすいため便利です。
Googleマップの方角が変!対処法は?
Googleマップで自分の向きを確認したり、コンパスモードにしている時、表示される方角が明らかに実際と違うことがあります。その場合の対処法を紹介します。Googleマップが現在地や方角を表示する仕組みについてなどは、別途詳しく説明していますので、下記リンクを参照してください。
Wi-Fiのオン・オフを切り替える
Googleマップは4基以上の人口衛生(GPS)、スマホの基地局(A-GPS)、Wi-FiのMACアドレスから受け取る情報から位置・方角を割り出して表示しています。ビルが建ち並ぶオフィス街や地下など電波が届きずらい場所では、当然Googleマップも位置・方角の情報が正しく受け取れず間違った現在地や方角を示してしまう場合があります。
この場合、Googleマップで目的地へ向かっている時にわざわざ屋外や電波のしっかり届く場所への移動は難しいので、その場でできる対処法として、Wi-Fiのオン・オフがあります。Wi-Fiからの情報を一旦切断し、再度Wi-Fiに接続して情報を再取得することで、正しい方角に直ることがあります。また、Wi-Fiのオン・オフと同時に、Googleマップアプリを一度閉じ、再度開くというのも有効な対処法です。
スマホ本体を動かす
Wi-Fiのオン・オフをする以外に、スマホ本体を動かしてGoogleマップのコンパス機能を調節するという対処法があります。まずはGoogleマップの表示をコンパスモードに変更し、現在地として表示されている青い「●」をタップします。画面が右画像のような画面に切り替わるので、左下にある「コンパスの調整」をタップします。
コンパスの調整方法が表示されます。(実際の画面は動画です。)画面の動かし方に従って、スマホを持ったまま8の字を3回描き、完了をタップします。これでスマホ本体を動かして方角を調整するGoogleマップのコンパスの調整は完了です。
Googleマップの方角を変更して進行方向にしてみよう!
Googleマップは方角をコンパスモードに変更できたり、北を固定できたり、とても沢山の便利な機能を沢山備わっています。いつも進行方向が分からなくなってスマホを片手にぐるぐる向きを変えていた人も、方角の変更をすれば迷うことなく目的地へたどり着けますので是非活用してください。