WindowsImageBackupで作成したシステムイメージの削除・復元方法を解説！

Windows10にはWindowsImageBackupという機能が搭載されています。WindowsImageBackupとは、バックアップという言葉が入っていることからも分かる通り、Windows全体のイメージファイルを作成してバックアップを取るための機能です。

Windowsのバックアップや復元というと、復元ポイントの作成を挙げる方もいます。復元ポイントの作成は、レジストリの状態をバックアップするためのものです。Windowsそのものに何らかの不具合が起きてしまうと、完全に復元できません。

万が一のことを考えたら、WindowsImageBackupでシステムイメージを作成しておいたほうがいいでしょう。

WindowsImageBackupを使って、Windowsのシステムイメージを管理する方法を解説します。

まずはWindowsImageBackupでシステムイメージを作成してバックアップを取る方法を解説します。Windows10の「設定」から「更新とセキュリティ」＞「バックアップ」と開きます。

「[バックアップと復元]に移動（Windows7）」をクリックします。

「バックアップの設定」をクリックします。

バックアップのシステムイメージを保存する保存先を指定して「次へ」をクリックします。

バックアップの対象を自動で設定するか自分で設定するか選択します。今回は自動で設定します。

バックアップの内容を確認したら、「設定を保存してバックアップを実行」をクリックします。するとバックアップが始まります。

Windows10の「スタート」から「Windowsシステムツール」＞「コントロールパネル」＞「システムとセキュリティ」の「バックアップと復元(Windows7)」と進みます。

「ファイルの復元」をクリックします。すると、バックアップで作成されたシステムイメージからPCの状態を復元できます。

WindowsImageBackupのシステムイメージを削除したいという声が多くあります。WindowsImageBackupで作成したシステムイメージは削除しても大丈夫なのか、削除するにはどうしたらいいのかお伝えします。

WindowsImageBackupで作成したシステムイメージを削除したい理由は、システムイメージの容量がとても大きいためです。WindowsImageBackupで作成したシステムイメージは、Windowsの状態を丸ごと写し取ったものなので、ファイル容量がとても大きくなります。

WindowsImageBackupでの復元のところでご紹介した画像では、バックアップサイズが73GBにもなっています。PCの内部や他の用途にも使っている外付けHDDにバックアップした場合には、かなり容量を圧迫することになります。

最新のバックアップファイルだけを残して、古いものはどんどん削除していったほうがいいでしょう。

WindowsImageBackupで作成したバックアップファイルの削除方法は次の通りです。まずは「コントロールパネル」で「バックアップと復元(Windows7)」を開きます。

「領域を管理します」をクリックします。

「システムイメージ」の「設定の変更」をクリックします。

「最新のシステムイメージのみを保持し、バックアップの使用領域を最小にする」にチェックを入れて「OK」を押します。こうすれば、バックアップをするたびに古いシステムイメージが削除されて、常に最新のファイルだけが保存されるようになります。

この記事では、WindowsImageBackupの使い方について詳しく解説しました。Windowsには大切なファイルが沢山保存されています。万が一のことを考えたら、こまめにWindowsImageBackupでバックアップを取っておいたほうがいいでしょう。

しかし、バックアップしたファイルは容量が大きいのでドライブの空き領域を圧迫します。ぜひ、バックアップファイルの管理から、古いファイルを削除するように設定して、ドライブを圧迫せずにバックアップできるように設定しておきましょう。