Googleマップの緯度経度の表示方法!位置座標の検索や指定方法も解説!
Googleマップは緯度経度の情報でも地図を表示させることができます。この記事では、Googleマップを使った緯度経度の取得方法から、位置座標の調べ方、座標を地図上に指定する方法、緯度経度情報の共有方法まで、詳しくご紹介します。
目次
- 1Googleマップで緯度経度(位置座標)を表示する方法
- ・指定した場所の緯度経度を表示させる方法
- ・検索欄に入力した住所の緯度経度を表示させる方法
- 2Googleマップで緯度経度(位置座標)から住所を表示させる方法
- ・検索欄に緯度経度を入力して地図を表示させるには
- ・検索欄に入力した緯度経度の住所を表示させるには
- 3Googleマップで緯度経度(位置座標)を指定して地図を表示させる方法
- ・GoogleマップのURLから緯度経度を指定する
- ・地図のズームレベルの確認やレベルを変更するには
- ・緯度経度の住所を表示させるには
- ・Googleマップで指定した緯度経度(位置座標)のURLを共有する方法
- ・PCでの共有方法
- ・スマホでの共有方法
- ・Googleマップで自分の位置を緯度経度で見てみよう
- ・Googleの記事が気になった方にはこちらもおすすめ!
Googleマップで緯度経度(位置座標)を表示する方法
Googleマップの緯度経度の表示方法についてご紹介する前に、緯度経度の表記「10進法」と「60進法」の違いについて簡単にご説明させて頂きます。何故かというと、Googleマップ上では緯度経度の表記が「10進法」と「60進法」で混在している為です。
「10進法」と「60進法」の違い
下記の数字は、どちらも同じ緯度経度を指しています。
「10進法」35.806753, 139.452859
「60進法」35°48'24.3"N 139°27'10.3"E
簡単に言うと「10進法」は”度”表記、「60進法」は”度分秒”表記です。「緯度 60進法 変換」などで検索すると、相互変換できるサイトがヒットするので、片方しかわからず困った場合に便利です。
指定した場所の緯度経度を表示させる方法
それでは本題に入ります。まずは、Googleマップ上で指定した場所の緯度経度を表示させる方法について、PC・スマホそれぞれご紹介します。「住所はわからないけれど周囲の建物などを参考に大体の場所はイメージできる」ときなどに有効です。
PCでの表示方法
Googleマップ上で、緯度経度を知りたい場所にカーソル先端を合わせて右クリックするとこのような小メニューが出ます。メニュー内”この場所について”をクリックします。
すると、クリックした場所に画像の赤丸部分のような灰色のマーカーが表示され、画面下部に赤枠部分のような情報画面が表示されます。
赤枠部分を拡大しました。赤線部分が緯度経度の情報です。
スマホでの表示方法
Googleマップのアプリを使ってご紹介します。このような初期画面の状態で、緯度経度を知りたい場所を”長押し(2秒程)タップ”します。(※機種はiPhoneです)
長押しをすると、赤丸部分のように赤いマーカーが指定した場所に立ちます。同時に、画面下部に詳細情報が出てきますので、赤枠周辺をタップして表示させます。タップすると、画像右側の画面になります。赤枠の部分が緯度経度の情報です。
検索欄に入力した住所の緯度経度を表示させる方法
住所が判明している場合、任意の場所へGoogleマップを動かす手間が省けます。次は、住所から緯度経度を表示させる方法について、PC・スマホそれぞれご紹介します。
PCでの表示方法
まず初めに、Googleマップ上の検索欄に住所を入力します。しかし、その検索欄が隠れてしまっている場合は、上記画像の矢印部分をクリックします。
先ほどの矢印部分をクリックすると、画面左側上部にこのような検索欄が出てきますので、住所を入力し、”エンターキー”または”虫眼鏡をクリック”します。
クリックすると、このような画面になります。指定した住所についての詳細情報が左側に表示され、地図上では指定した住所の位置に赤いマーカーが立ちます。
ここからは、地図上から緯度経度を表示した場合と同様です。赤いマーカーの先が地図に接しているポイントを右クリックし、表示されたメニューの”この場所について”をクリックすると、画面下部に緯度経度情報が表示されます。
(※赤いマーカーを表示させていても、右クリックで指定した位置は赤いマーカー枠に自動で合わさるようなことはなく、あくまでクリックした場所について情報表示するようです。例えば赤いマーカーの上端をクリックした場合、道路に近い位置の緯度経度情報が表示されてしまいます。)
スマホでの表示方法
まずは、Googleマップのアプリ上部にある検索欄をタップします。
タップすると、画像左端のような画面になるので、そのまま住所を入力します。入力後、”検索”をタップすると、真ん中のような画面になります。住所の位置に赤いピンが立ち、下部に詳細情報が出てきますので、タップして拡大します。拡大表示された画面が右端です。赤線部分が緯度経度の情報になります。
Googleマップで緯度経度(位置座標)から住所を表示させる方法
Googleマップの検索欄に直接緯度経度を入力して、指定の場所を表示させることもできます。ただし、緯度経度情報として一般的な「北緯35度53分05秒 東経139度47分29秒」という表記では検索することができません。Googleマップに適応した表記に変更する必要があります。
ここからは、Googleマップに適応した緯度経度の表記の説明と、具体的な操作手順をご紹介します。
検索欄に緯度経度を入力して地図を表示させるには
例として「北緯34度19分32秒 東経139度12分11秒」という情報を持っているとします。
Googleマップに適応した表記にするには、上記の情報の「度分秒」表記を「°(度)」「'(分)」「"(秒)」に入れ替えるだけです。
変換後:「34°19'32"139°12'11"」
数字の後に「°(度)」「'(分)」「"(秒)」の記号がきちんと入っていれば大丈夫です。北緯東経の表記や、間のスペースやカンマ等は不要です。(スペースやカンマがあっても検索できます。)
先ほどの「34°19'32"139°12'11"」をGoogleマップの検索欄に入力し検索した結果、このように地図が表示されました。
※しかし、緯度経度(位置座標)の情報が「度分秒」ではなく「度分」や「度」の場合は、これからご説明する表記でないと表示されません。簡単に、入力時意識するポイントをまとめてみました。
・「度」表記の場合
「34.325556,139.203056」
※度と小数点以下をドットで区切り、北緯東経の間をカンマで区切ります。
・「度分」表記の場合
「34 19.53,139 12.18」
※度と分の間をスペースで区切り、分と小数点以下をドットで区切り、北緯東経の間をカンマで区切ります。
このように表記のルールを守れば、度表記や度分表記でもGoogleマップの検索欄で検索可能です。
検索欄に入力した緯度経度の住所を表示させるには
緯度経度の情報から、住所を割り出すこともできます。ただし、スマホのGoogleマップアプリの場合は、町名や番地等は「plus code」という独自の表記に変換されており、詳しい住所が出ません。手っ取り早く調べたい場合は、PCを使用する事を推奨します。
PCでの表示方法
Googleマップの検索欄に緯度経度を入力し、検索するとこのような詳細画面が表示されます。赤枠部分に郵便番号と住所が表示されます。
スマホでの表示方法
PCの時と同じく検索欄に緯度経度を入力し、検索すると左のような画面になります。詳細部分をタップすると右のような画面になり、赤枠部分が住所となります。「WF5M+95」が「plus code」という独自表記の部分です。
「plus code」を含んだスマホ版の住所情報をPC版Googleマップの検索欄で検索したところ、きちんと表示されました。また、赤枠の通り「plus code」で分からなくなっていた町名と番地が表示されています。
Googleマップで緯度経度(位置座標)を指定して地図を表示させる方法
GoogleマップのURLから直接座標とズームレベルの確認・変更をすることができます。ここからは、その手順についてご紹介します。
GoogleマップのURLから緯度経度を指定する
緯度経度の指定は、赤いマーカー有り無しの2パターン選べます。両者ともURLを入力することには変わりありませんが、URLの形式が少し異なっていますので、それぞれのパターンをご紹介します。
マーカーあり
①「https://www.google.com/」
②「maps?q」
③「=35.629654,139.8836872」
以上の3つを繋げたURLで検索すると、マーカーを落とした状態で地図を表示させることが出来ます。(検索完了後、URLは複雑なものに変わってしまうようです。)③の部分を、指定したい座標に適宜変更します。(10進法=度表記のみ反応します。)
マーカーなし
①「https://www.google.com/」
②「maps/」
③「@35.629654,139.8836872」
④「,17z」※ズームレベル
以上の4つを繋げたURLで検索すると、マーカーを落とさずに地図を表示させることができます。マーカーありと同様③に指定したい座標を入力します。ただし、マーカーなしの場合は、④のズームレベルの指定が必要になります。それではズームレベルについて、次項にてご紹介します。
地図のズームレベルの確認やレベルを変更するには
地図のズームレベルを上下することで、地図の縮尺の変更が出来ます。広域図が見たければ、ズームレベルを下げ、細い道路など狭い範囲の詳細な情報が見たければ、ズームレベルを上げます。地図上では、このように画面右下の「+」「-」ボタンを押すことによって、上げ下げができます。
ここからは、URLから直接ズームレベルを確認・指定する方法についてご紹介します。
ズームレベルを確認する
URLの最後の部分(赤線部分)に、「15.53z」という表記があります。こちらが、ズームレベルを数値に表している部分です。MAX「21z(細い道路まで見える)」MIN「2z(丸い地球が見える)」といったような「21z~2z」の範囲でズームレベルを指定することができます。
ちなみに航空写真にすると、先ほどのズームレベルの部分が標高表記に変わっています。こちらの航空写真は、標高1871mです。
ズームレベルを指定する
指定するには、先ほどご紹介したズームレベル部分を任意の数値に変更します。
現在「15z」です。広域図です。
「20z」にしてみました。殆ど建物です。
「17z」にしてみました。ほどほどに詳細で、かつ俯瞰もできる地図が表示されました。このように、URL末尾の部分を「21~2」の間で数値を変更することで、画面右下のボタンを使用しなくても、ズームレベルを変更することができます。
緯度経度の住所を表示させるには
URLから指定した緯度経度の住所表示については、先にご紹介した「①緯度経度を知りたい場所を右クリック」「②”この場所について”をクリック」と同様です。
ただし、マーカーなしの指定方法ですと、指定した緯度経度の場所が可視化していないので、大きくずれてしまう可能性もあります。ですので、マーカーありで検索し、赤いピンが地面と接している部分を指定すると誤差が少なくなります。
Googleマップで指定した緯度経度(位置座標)のURLを共有する方法
最後に、Googleマップで指定した緯度経度情報を誰かに共有する手順について、PC・スマホそれぞれご紹介します。
PCでの共有方法
検索欄に緯度経度情報を入力し検索ボタンを押すと、指定した場所にマーカー(赤いピン)が立ちます。そして、画面左側に詳細情報が表示されます。詳細情報内にある”共有”をクリックします。
すると、このように共有画面が出てきます。共有リンクを送って、相手にGoogleマップを使って位置を確認してもらったり、FacebookなどのSNSで位置情報を投稿したりすることもできます。
スマホでの共有方法
PCと同様に、緯度経度情報を検索欄に入力し、マーカーを表示させます。詳細画面に「共有ボタン」がありますので、タップして、任意の共有方法を選んでください。
試しに、メッセージアプリで共有してみました。このようにメッセージが届き、メッセージのリンクをクリックすると、指定した地図が表示されました。
Googleマップで自分の位置を緯度経度で見てみよう
住所で表現できないような曖昧な位置情報でも、緯度経度で表すことによって共有可能になります。是非、待ち合わせなどで自分の位置を共有しましょう。