Windows10には、Home、Pro、Enterprise、Educationと4つのエディションがあります。それぞれ、どのような違いがあるのでしょうか。この記事では、Windows10のその違いと、Educationへのアップグレード方法をお伝えします。
Windows10には、Home、Pro、Enterprise、Educationと4つのエディションがあります。それぞれ、利用する場面が異なります。そのため、基本的なWindows10としてのベースの機能は同じですが、微妙に利用できる機能に違いがあります。
この記事では、Windows10の4つのエディションの違いについて、主に解説します。まずは4つのエディションの価格等の違いを、一覧表でご覧下さい。
対象ユーザー | 価格 | 用途 | 特徴 | |
Windows10 Home | 個人 | 19360円~ | 個人が家庭で利用する | 価格が安く個人利用に最適 |
Windows10 Pro | 個人もしくはビジネス | 28380円~ | 小規模企業で利用するビジネス用 | ドメイン管理やリモートデスクトップが利用できる |
Windows10 Enterprise | ビジネス | 個別契約 | 中規模以上の企業で利用するビジネス用 | ドメイン管理やリモートデスクトップが利用できる |
Windows10 Education | 教育 | 個別契約 | 教育機関向け | ドメイン管理やリモートデスクトップが利用できる |
Windows10の、それぞれのエディションの詳細を解説します。
個人が家庭で利用するのであれば、Windows10 Homeがおすすめです。価格は最も安く、Proと比べると1万円近く安く導入できます。OfficeなどのソフトもProなどと、遜色なく利用できます。PCのスペックによっては、仕事で使う専門的なソフトの利用にも支障はありません。
ドメイン管理やリモートデスクトップといった機能が必要なければ、個人事業主の仕事用のPCとしても問題ありません。
Windows10 Proはビジネスの現場で、組織での利用を前提にして作られているOSです。ドメイン管理や、リモートデスクトップなど、複数人で管理することを前提とした機能が搭載されています。PC1台ごとの購入になる点が、Enterpriseとの大きな違いです。
こちらもProと同様に、ビジネスの現場での利用を前提にしているエディションです。Proとの違いは、1台ごとの購入ではなく、組織としてまとまった台数で契約する点です。そのため、価格は契約ごとに変わります。
Proよりも組織での管理という点で利用できる機能が、強化されています。中規模から大企業で利用されています。
Windows10には、教育用のEducationエディションもあります。Windows10 Educationの機能は、ProやEnterpriseと同じで、PCを複数人で管理できる機能や、遠隔操作できるリモートデスクトップ機能があります。
学生が学校からWindows10 Educationのライセンスをもらって、自宅のWindows10 Homeからアップグレードする場合があります。Windows10 HomeからWindows10 Educationへアップグレードする方法を、解説します。
Windows10 Educationは、個人では購入できません。学校等の教育機関が、組織として契約します。学生や教師には、学校からライセンスキーが配布されるため、そちらをまずは入手しましょう。
Windows10 Educationのライセンスキーを入手したら、
1台のPCに複数のOSを入れている場合などに、アップグレードに失敗する場合があるようです。複数のOSを入れていることが原因だと考えられる場合は、Windows以外のOSをアンインストールしてから、再試行しましょう。
どうしてもうまくいかない場合は、ライセンスキーを発行している学校の担当者に相談してみることをおすすめします。
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