2024年09月19日更新
Antimalware Service Executableのメモリ使用率が高い!4つの対処方法を解説
PCが重い時、Antimalware Service Executableがメモリやディスクの使用率を圧迫している場合があります。そこでこの記事では、Antimalware Service ExecutableによりPCが重い時の詳しい原因や対処方法、注意点を解説!メモリやディスク使用率の確認方法も紹介します。
目次
- 1Antimalware Service Executableとは?
- 2Antimalware Service Executableがディスク使用率やCPU負荷が高くなる原因
- ・リアルタイムスキャン
- ・定期的な自動スキャン
- ・自己スキャンの問題
- 3Antimalware Service Executableのメモリ使用率が高い時の対処法4選
- ・対処法①:PCへの負担が少ないセキュリティソフトを導入する
- ・対処法②:Antimalware Service Executableのリアルタイム保護を一時停止する
- ・対処法③:Antimalware Service Executableの優先度を下げる
- ・対処法④:MsMpEng.exeをAntimalware Service Executableの除外リストに入れる
- 4PCへの負担が少ないセキュリティソフトなら「ESET」がおすすめ
- 5Antimalware Service Executableのメモリ使用率が高い!まとめ
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あなたは今、このような症状で困っていませんか?
Windowsに標準搭載されているセキュリティシステムの「Antimalware Service Executable」。Windowsユーザーからは「メモリ使用率が高くて困る」といった声がありました。
Antimalware Service Executableのメモリ使用量が異常に高いです。
常時タスクマネージャーの上位の方に表示されています。
対処法教えてください。
上記のように、Antimalware Service Executable のメモリ使用率が高く、パソコンが重くなってしまうことにストレスを感じている方もいるはず。
結論、Antimalware Service Executableのメモリ使用率が高くPCが重くなる原因は、セキュリティ保護の観点から常にPCの監視を行っていたり、不具合で同じファイルを何度もスキャンしてしまうからだと言われています。
この記事では、Antimalware Service Executableのメモリ使用率が高い時の対処法を4つ紹介していきます。
さらに、Antimalware Service Executableの替わりにPCへの負担が少ないセキュリティソフトを紹介していますので、参考にしてみてください。
では解説していきます。
Antimalware Service Executableとは?
Antimalware Service Executableは、Windowsの標準的なセキュリティ機能「Windows Defender」(現在は「Windowsセキュリティ」とも呼ばれる)に組み込まれたプロセスです。
このプロセスの実行ファイルは「MsMpEng.exe」という名前で、パソコンのリアルタイム保護機能を担当しています。
具体的には、インターネットからダウンロードしたファイルやインストールされたアプリケーションなどをスキャンし、ウイルスやスパイウェア、その他の悪意あるソフトウェアからパソコンを保護します。
また、リアルタイムで脅威を監視するため、常にバックグラウンドで動作しています。
Antimalware Service Executableがディスク使用率やCPU負荷が高くなる原因
Antimalware Service Executableは、特にスキャン中にリソースを多く消費することで知られています。
ディスク使用率やCPU負荷が高くなる原因は以下の通りです。
ディスク使用率やCPU負荷が高くなる原因 |
・リアルタイムスキャン ・定期的な自動スキャン ・自己スキャンの問題 |
1つずつ解説します。
リアルタイムスキャン
ダウンロードやアクセスするファイルを即座にスキャンし、マルウェアやウイルスをチェックするため、ディスクやCPUを消費します。
例えば、大きなファイルやプログラムを開く際にスキャンが長引くことがあります。
定期的な自動スキャン
Windows Defenderは定期的にPC全体をスキャンします。
これがPCがアイドル状態のとき(作業していないとき)でも実行され、リソースを消費しますが、時にはパソコンを使用している最中にもこのスキャンが行われ、パフォーマンスに影響を与えることがあります。
自己スキャンの問題
Antimalware Service Executableは、時には自分自身をスキャンしてしまうことがあります。これが原因で、無駄に多くのリソースを消費してしまう場合があります。
この問題はWindows Defenderのフォルダ「C:\Program Files\Windows Defender」がスキャン対象に含まれていることが原因です。
Antimalware Service Executableのメモリ使用率が高い時の対処法4選
Antimalware Service Executableのメモリ使用率が高い時は、以下の対処法を試してみてください。
メモリ使用率が高い時の対処法4選 |
①PCへの負担の少ないセキュリティソフトを導入する ②Antimalware Service Executableのリアルタイム保護を一時停止する ③Antimalware Service Executableの優先度を下げる ④MsMpEng.exeをAntimalware Service Executableの除外リストに入れる |
1つずつ、解説していきます。
対処法①:PCへの負担が少ないセキュリティソフトを導入する
Antimalware Service Executableのメモリ使用率が高い時の対処法1つ目は「PCへの負担の少ないセキュリティソフトを導入する」ことです。
AntimalwareServiceExecutableのメモリ使用率が高い場合、これから解説する、「機能の一時停止」や「Antimalware Service Executableの優先度を下げる」といった対処法を取ることが多いですが、セキュリティの観点上、好ましくありません。
そのため、Antimalware Service Executableの代わりに、PCへの負担が少ないセキュリティソフトを導入することが最もおすすめです。
当サイトのおすすめは、メモリ使用量が低く、動作が軽いことで有名な「ESET」というセキュリティソフトです。
「PCへの負担が少ないセキュリティソフトなら「ESET」がおすすめ」の章で詳しく解説していますので、気になった方は参考にしてみてください。
対処法②:Antimalware Service Executableのリアルタイム保護を一時停止する
Antimalware Service Executableのメモリ使用率が高い時の対処法2つ目は「Antimalware Service Executableのリアルタイム保護を一時停止する」ことです。
PCを使いたいのに、Antimalware Service Executableが原因でPCが重い場合は、Antimalware Service Executableが常にPC内を監視する「リアルタイム保護」を一時的に停止してみましょう。
Antimalware Service Executableのリアルタイム保護を一時停止することで、PCが重たくなるのを防ぐことができます。
Antimalware Service Executableのリアルタイム保護を一時的に停止する手順は以下の通りです。
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1.Windows10の「設定」を開く
2.「更新とセキュリティ」を開く
3.「Windowsセキュリティ」>「Windowsセキュリティを開く」とクリックする
4.「ウイルスと脅威の防止」>「設定の管理」と開く
5.「リアルタイム保護」をオフにする
上記の手順で、Antimalware Service Executableのリアルタイム保護を一時的に停止できます。
ただし、Antimalware Service Executableのリアルタイム保護を常に停止しておくことはセキュリティの観点上お勧めできません。
作業が終わったら、リアルタイム保護は「オン」にしておきましょう。
対処法③:Antimalware Service Executableの優先度を下げる
Antimalware Service Executableのメモリ使用率が高い時の対処法3つ目は「Antimalware Service Executableの優先度を下げる」ことです。
セキュリティ保護のため、Antimalware Service Executableは他のタスクよりも優先して動作するように設定されています。
Antimalware Service Executableの優先度を下げることで、他のタスクが優先され、PCが重たくなるのを防ぐことができます。
Antimalware Service Executableの優先度を下げる手順は以下の通りです。
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上記の手順で、Antimalware Service Executableの優先度を下げることができます。
こちらも、セキュリティの観点から平常時はAntimalware Service Executableが優先して動作することが望ましいです。
作業が一通り終わったら、Antimalware Service Executableの優先度を上げておきましょう。
対処法④:MsMpEng.exeをAntimalware Service Executableの除外リストに入れる
Antimalware Service Executableのメモリ使用率が高い時の対処法4つ目は「MsMpEng.exeをAntimalware Service Executableの除外リストに入れる」ことです。
Antimalware Service Executableでは、「MsMpEng.exe」というファイルが繰り返しスキャンされてしまうというバグが発生しています。「MsMpEng.exe」のスキャンが何度も繰り返されることで、メモリ使用率が高くなり、PCの動作が重くなっています。
「MsMpEng.exe」をスキャンの除外リストに入れておくことで、上記のバグを解消し、PCの動作を軽くすることができます。
「MsMpEng.exe」をスキャンの除外リストに入れる手順は以下の通りです。
「MsMpEng.exe」をスキャンの除外リストに入れる手順 |
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上記の手順でMsMpEng.exeをAntimalware Service Executableの除外リストに入れることができます。
以上4つがAntimalware Service Executableのメモリ使用率が高い時の対処法です。
メモリ使用率が高い時の対処法4選 |
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先ほども解説した通り、最もおすすめな対処法はPCへの負担が少ないセキュリティソフトを導入することです。次の章では、おすすめのセキュリティソフトを紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
PCへの負担が少ないセキュリティソフトなら「ESET」がおすすめ
PCへの負担が少ないセキュリティソフトを導入したい方は、「ESET」というセキュリティソフトがおすすめです。なぜなら、「ESET」はセキュリティソフトの機能を評価する第三者機関「AV-TEST」において動作が軽いと評価を受けているからです。
実際に「Antimalware Service Executable」と「ESET」を同じPC環境で利用したところ、「ESET」のメモリ使用率は「Antimalware Service Executable」の10分の1程度に抑えられているとの報告がありました。メモリ使用率が低いことから、「ESET」の動作は非常に軽いことが分かります。
以下のサイトで詳しい検証が行われていますので、気になる方は参考にしてみてください。
ESETは年間6,160円で最大3つのデバイスまで保護が可能です。さらに、3年分をまとめて購入すると年間およそ3,000円で利用できます。PCセキュリティを保護しながら、スムーズに使えるのであればお得だと言えるでしょう。
「本当に良いのか不安」という方は、30日間の無料体験版も用意されていますので、無料体験版を利用してから続けて利用するか決めることもできます。
以下のページは「ESET」の公式ページです。気になった方はまず、無料体験版から試してみてください。
Antimalware Service Executableのメモリ使用率が高い!まとめ
この記事では、Antimalware Service Executableによるメモリ使用率が高くなり、PCが重くなる問題について、その原因と対処法を詳しく解説しました。
リアルタイム保護や定期スキャンによるリソース消費が原因となる場合が多いですが、優先度を下げたり、MsMpEng.exeを除外リストに追加することで、負荷を軽減できます。
Antimalware Service Executableのメモリ使用率が高い時の対処法は以下の4つ。
メモリ使用率が高い時の対処法4選 |
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セキュリティ上の観点から、PCへの負担が少ないセキュリティソフトを導入することがおすすめです。
必要に応じて負担の少ないセキュリティソフトを導入することも対策の一つです
快適なPC環境を保つために、適切な対策を実施し、安全かつスムーズにPCを使用できるようにしましょう。