Windows10の起動を高速化させる方法！遅いスタートアップの対処法は？

Windows10の起動が遅くて気になってる人はいませんか。「最近、Windows10の起動が遅くなったな」と思っても、一度慣れてしまうと放っておきがちです。今回はWindows10の起動を高速化する方法を解説します。

Windows10の起動が遅い・時間がかかる原因は複数考えられますが、基本的な不具合原因であるCPU・HDDの損傷・スペック不足やOSシステムプログラムの損傷などをあえて除外すると、主な要因は３つに絞られます。

その3つとは「スタートアッププログラムの数がかさんでいる」「バックグラウンドで起動しているタスクが多い」「Windows10の起動設定の不備」です。

上記の3つの原因を踏まえて、以下、Windows10の起動を高速化する方法を説明します。

まず、Windows10の起動設定として、「高速スタートアップ」を設定しましょう。Windows10の「高速スタートアップ」とは、Windows10をシャットダウンするタイミングでシャットダウン時のハードウェア設定を記憶し、スタートアップ時の時間短縮に役立てる機能です。

設定の手順はまず、Windows10の「スタートメニュー」から「Windowsシステムツール」→「コントロールパネル」を開きます。

「コントロールパネル」の画面が開いたら、「ハードウェアとサウンド」を選択します。

「ハードウェアとサウンド」の画面に切り替わったら、「電源オプション」を選択します。

「電源オプション」の画面に切り替わったら、画面左メニューの「電源ボタンの動作を選択する」を選択します。

次の「システム設定」の画面で、「シャットダウン設定」の項目の「高速スタートアップを有効にする」のチェックボックスにチェックを入れて「変更の保存」をクリックします。以上で、Windows10の「高速スタートアップ」を設定できました。

合わせて不要なスタートアッププログラムをアンインストールすることで、Windows10の起動時間を速められます。不要なスタートアッププログラムをアンインストールするにはまず、「コントロールパネル」の画面で「プログラムをアンインストール」を選択します。

次の画面で、表示されているプログラム一覧から不要なスタートアッププログラムを選択し、カーソルをあてて右クリックして表示される「アンインストール」をクリックすると、プログラムのアンインストールが開始されます。ここでアンインストールしたプログラムは後で復元できないので、よく吟味した上でアンインストールを行いましょう。

現在起動しているスタートアッププログラムをアンインストールせずに、必要ないプログラムを停止状態にしておくこともできます。現在起動しているスタートアッププログラムを確認するには、まず、Windows10の「スタートメニュー」を右クリックして「タスクマネージャー」を選択します。

「タスクマネージャー」のウィンドウが開いたら、画面左下の「詳細」のプルダウンをクリックします。

「タスクマネージャー」の詳細画面が表示されるので、画面上方のタブメニューから「スタートアップ」タブを選択し、不用なプログラムを選択して「無効にする」をクリックします。ここで無効にしたプログラムはいつでも有効に戻せます。不用なスタートアッププログラムを無効にすることでWindows10の起動時間がさらに速くなります。

Windows10の起動を高速化する際の注意点について解説します。

Windows10の起動設定として「高速スタートアップ」を設定したことが、かえって不具合を起こす原因になることがあります。

「高速スタートアップ」はシャットダウン時のハードウェア設定を記憶する機能ですが、これがあだとなり、外付けHDDや外付けDVDドライブなどを接続しても認識されない場合があります。外部デバイスと頻繁に接続を行う場合は「高速スタートアップ」は無効に設定しておく方が無難でしょう。

「高速スタートアップ」を無効に設定するには、「コントロールパネル」から前述の「電源オプション」の「システム設定」の画面まで進み、「現在利用可能ではない設定を変更します」をクリックした後、「シャットダウン設定」の項目の「高速スタートアップを有効にする」のチェックを外し、「変更の保存」をクリックします。

Windows10を高速に起動させて快適に使用しましょう。Windows10の起動設定を整えて、不用なプログラムを無効化すれば、Windows10の起動時間の短縮をはっきりと体感できるはずです。それぞれの対処方法・手順は簡単に行えるので、Windows10の起動時間が遅いと感じたらぜひ一度試してみてください。