2019年03月22日更新
Windows10のスタートアップアプリを登録!自動起動アプリの削除/変更方法も解説!
Windows10でパソコン起動と同時に自動起動するアプリの登録の仕方について説明します。またWindows10のスタートアップアプリを有効化/無効化する方法や、追加したスタートアップアプリの削除方法についても解説します。
目次
- 1Windows10でスタートアップアプリを設定して自動起動させよう!
- ・スタートアップアプリとは?
- ・スタートアップアプリを変更するには
- 2Windows10でスタートアップアプリを追加登録する
- ・ログイン中のユーザーのアプリを追加登録する方法
- ・全ユーザーのアプリを追加登録する方法
- 3Windows10でスタートアップアプリを無効にする
- ・タスクマネージャーからアプリを無効にする方法
- ・設定からアプリを無効にする方法
- 4Windows10でスタートアップアプリを削除する
- ・ログイン中のユーザーのアプリを削除する方法
- ・全ユーザーのアプリを削除する方法
- 5Windows10でスタートアップアプリ設定後は確認しよう
- ・PCを再起動させる
- 6Windows10でスタートアップアプリを設定しよう
Windows10でスタートアップアプリを設定して自動起動させよう!
スタートアップとは、Windows10搭載のパソコン起動時にアプリを同時に起動する機能のことを指します。Windows10でスタートアップ機能を使用してアプリを自動起動させる方法を説明します。
スタートアップアプリとは?
スタートアップアプリとは、パソコンを起動してサインインをすると自動で起動されるアプリのことです。スタートアップさせるには、事前に「スタートアップ」に登録することで自動起動することができます。
例えば自宅でパソコンを起動してすぐ利用するのがブラウザであればブラウザを、職場などでOutlookなどを利用するならメールアプリを自動起動する設定をすれば、起動後にわざわざアプリを起動しなくてもすぐに利用することができます。
スタートアップアプリを変更するには
Windows10のスタートアップアプリの変更には、追加、無効、削除があります。
アプリを追加する
スタートアップアプリは、現在サインインしているユーザーだけにアプリを追加したり、全ユーザーアカウントにアプリを追加したりすることができます。
アプリを無効にする
スタートアップアプリは、タスクマネージャーから無効にしたり、設定アプリ無効にしたりすることができます。
アプリを削除する
スタートアップアプリは、現在サインインしているユーザーだけのアプリを削除したり、全ユーザーアカウントのアプリを削除したりすることができます。
Windows10でスタートアップアプリを追加登録する
Windows10でスタートアップアプリを追加登録するときは、現在サインインしているユーザーに対してアプリを追加登録する方法と、全ユーザーアカウントに対して登録されているのアプリを追加登録する方法があります。
スタートアップするアプリを「Google Chrome」を例に説明します。
【事前準備】
Windows10でスタートアップアプリを追加登録するときには、アプリのショートカットが必要となります。追加登録するアプリのショートカットを事前に作成しましょう。
"スタート(Windowsマーク)"をクリックして、スタートメニューを開きます。アプリの一覧からスタートアップアプリとするアプリを右クリックして、表示されたコンテキストメニューから「"その他"-"ファイルの場所を開く"」をクリックします。
スタートメニューのプログラムフォルダーが表示されるので、ショートカットを作成するアプリを右クリックすると表示されるコンテキストメニューから、「"送る"-"デスクトップ(ショートカットを作成)"」をクリックします。
デスクトップにアプリのショートカットが作成されたことを確認します。ショートカットが作成できたら、スタートアップを追加登録します。
ログイン中のユーザーのアプリを追加登録する方法
現在サインイン(ログイン)中のユーザーに対して、スタートアップアプリを追加登録するときは、次の手順で行います。
「ファイル名を指定して実行」ウィンドウを表示して"shell:startup"と入力し、"OK"ボタンをクリックします。
「ファイル名を指定して実行」ウィンドウは、以下の2通りの方法で開けます。
- キーボードで"Windows"キー+"R"キーを押す
- "スタート(Windowsマーク)"をクリックして、「"Windowsシステムツール"-"ファイル名を指定して実行"をクリック
ユーザーごとのスタートアップアプリが管理されているフォルダーを開きます。このフォルダーのパスは以下となります。エクスプローラーからパスを辿る場合、「\AppData」以降は隠しフォルダとなっているので表示されていないときは隠しファイルや隠しフォルダーを表示する設定に変更してください。
PCドライブ:\Users\ユーザー名\AppData\Roaming\Microsoft\Windows\Start Menu\Programs\Startup
最初にデスクトップに作成しておいたショートカットを、クリックして"Ctrl"キーを押しながらユーザーごとのスタートアップアプリが管理されているフォルダーにドラッグ&ドロップでコピーすれば、スタートアップアプリの追加登録は完了です。
ショートカットのコピー時、管理者権限を求められた場合は、"続行"ボタンをクリックしてください。また管理者パスワードを求められた場合は管理者アカウントのパスワードを入力してください。
ユーザーごとのスタートアップアプリが管理されているフォルダーに追加登録したアプリがあるかを確認します。
全ユーザーのアプリを追加登録する方法
Windows10に設定されている全ユーザーアカウントに対してスタートアップアプリを追加登録するときは、エクスプローラから次の手順で行います。
タスクバーのフォルダーマークをクリックしてエクスプローラーを起動します。
エクスプローラーを開き、以下のスタートアップアプリの管理フォルダーを開きます。
ドライブ名:\ProgramData\Microsoft\Windows\Start Menu\Programs\Startup |
「\ProgramData」は隠しフォルダーのため表示されていない場合は隠しフォルダーを表示するか、上記のアドレスをコピーしてアドレスバーに貼り付けてください。
※「ドライブ名」はOSがインストールされているドライブです。
【隠しフォルダーの表示方法】
エクスプローラー画面の"表示"タブをクリックし、"隠しファイル"にチェックを付けると隠しフォルダーが見えるようになります。
最初にデスクトップに作成しておいたショートカットを、クリックして"Ctrl"キーを押しながらスタートアップアプリが管理されているフォルダーにドラッグ&ドロップでコピーすれば、スタートアップアプリの追加登録は完了です。
ショートカットのコピー時、管理者権限を求められた場合は、"続行"ボタンをクリックしてください。また管理者パスワードを求められた場合は管理者アカウントのパスワードを入力してください。
スタートアップアプリが管理されているフォルダーに追加登録したアプリがあるかを確認します。
Windows10でスタートアップアプリを無効にする
Windows10でスタートアップアプリを無効にするときは、タスクマネージャーから無効にする方法と「設定」から無効にする方法があります。
タスクマネージャーからアプリを無効にする方法
タスクバーのアイコンが表示されていない箇所で右クリックするとコンテキストメニューが表示されるので、"タスクマネージャー"をクリックします。
「タスク マネジャー」画面が表示されるので、"スタートアップ"タブをクリックします。
「タスク マネジャー」画面に「スタートアップ」タブが表示されていない場合は、"詳細"をクリックすると表示されます。
スタートアップを無効にするアプリを右クリックすると表示されるコンテキストメニューから、"無効にする"をクリックすると、スタートアップが無効となります。パソコンを再起動すると、無効に設定したアプリは、自動で起動しなくなります。
設定からアプリを無効にする方法
スタートアップアプリを変更する場合は、アプリごとにスタートアップを有効とするか無効とするかを設定します。
設定を開くには、以下の手順で行います。
"スタート(Windowsマーク)"をクリックし、"設定(歯車マーク)"をクリックします。
「設定」画面が表示されるので、"アプリ"をクリックします。
「アプリと機能」画面が表示されるので、"スタートアップ"をクリックして「スタートアップ」画面を開き、スタートアップを無効とするアプリを"オフ"に変更すると、スタートアップが無効となります。パソコンを再起動すると、無効に設定したアプリは、自動で起動しなくなります。
Windows10でスタートアップアプリを削除する
Windows10でスタートアップアプリを削除するときは、現在サインインしているユーザーに対して登録されているアプリを削除する方法と、パソコンに設定されている全ユーザーアカウントに対して登録されているアプリを削除する方法があります。
スタートアップから削除するアプリを「Google Chrome」を例に説明します。
ログイン中のユーザーのアプリを削除する方法
現在サインイン(ログイン)中のユーザーのスタートアップアプリを削除するときは、次の手順で行います。
「ファイル名を指定して実行」ウィンドウを表示して"shell:startup"と入力し、"OK"ボタンをクリックします。
「ファイル名を指定して実行」ウィンドウは、以下の2通りの方法で開けます。
- キーボードで"Windows"キー+"R"キーを押す
- "スタート(Windowsマーク)"をクリックして、「"Windowsシステムツール"-"ファイル名を指定して実行"をクリック
ユーザーごとのスタートアップアプリが管理されているフォルダーを開きます。このフォルダーのパスは以下となります。エクスプローラーからパスを辿る場合、「\AppData」以降は隠しフォルダとなっているので表示されていないときは隠しファイルや隠しフォルダーを表示する設定に変更してください。
PCドライブ:\Users\ユーザー名\AppData\Roaming\Microsoft\Windows\Start Menu\Programs\Startup
削除するスタートアップアプリをクリックして"Del"キーを押すか、「ホーム」タブにある"削除"の右横にある"▼"をすると表示されるコンテキストメニューから"ゴミ箱に移動"または"完全に削除"を選択すれば、スタートアップアプリの削除は完了です。
全ユーザーのアプリを削除する方法
Windows10に設定されている全ユーザーアカウントからスタートアップアプリを削除するときは、エクスプローラから次の手順で行います。
タスクバーのフォルダーマークをクリックしてエクスプローラーを起動します。
エクスプローラーを開き、以下のスタートアップアプリの管理フォルダーを開きます。
ドライブ名:\ProgramData\Microsoft\Windows\Start Menu\Programs\Startup |
「\ProgramData」は隠しフォルダーのため表示されていない場合は隠しフォルダーを表示するか、上記のアドレスをコピーしてアドレスバーに貼り付けてください。
※「ドライブ名」はOSがインストールされているドライブです。
削除するスタートアップアプリをクリックして"Del"キーを押すか、「ホーム」タブにある"削除"の右横にある"▼"をすると表示されるコンテキストメニューから"ゴミ箱に移動"または"完全に削除"を選択すれば、スタートアップアプリの削除は完了です。
Windows10でスタートアップアプリ設定後は確認しよう
Windows10でスタートアップアプリの設定を変更したときは、変更した内容が反映されているかを確認しましょう。
PCを再起動させる
スタートアップアプリを変更した後は、パソコンを再起動して変更した内容でアプリが自動起動しているかどうかや削除したアプリが自動起動していないかを確認します。
Windows10でスタートアップアプリを設定しよう
数多く登録してしまうと起動時に時間がかかってしまうスタートアップアプリですが、起動後すぐに利用するアプリが決まっているときはWindows10でスタートアップを有効にしておくとパソコン起動後に作業を効率的に進められます。
自宅や職場など利用するパソコンに合わせてスタートアップアプリを設定してパソコン利用時の手間を省いてみましょう。