プライベートブラウジング機能とは?Firefoxで解除・無効にする方法を解説!
Firefox等のブラウザにはプライベートブラウジング機能が付いています。プライベートブラウジングとはどのようなものなのでしょうか。この記事では、プライベートブラウジングの詳細についてと、Firefoxで起動したり解除したりする方法を解説します。
目次
- 1プライベートブラウジングとは?
- ・閲覧履歴やCookieなどを保存せずにWebの閲覧ができるモード
- 2プライベートブラウジングを利用した方がいい場合とは?
- ・他の人のパソコンやスマホを借りてブラウザを利用するとき
- ・検索や閲覧の履歴を他の人に見られたくないとき
- ・パーソナライズドされていない純粋な検索結果を表示したいとき
- 3Firefoxでプライベートブラウジングを利用する方法
- ・プライベートブラウジングを起動する方法
- ・常にプライベートブラウジングで起動するように設定する方法
- ・アドオンを利用できるように設定する方法
- 4Firefox以外のブラウザのプライベートブラウジングについて
- ・Microsoft Edge
- ・Google Chrome
- ・Safari
- 5プライベートブラウジングへの切り替えを上手に使おう!
プライベートブラウジングとは?
Firefoxなどのブラウザには、プライベートブラウジングモードという機能が搭載されています。この記事では、プライベートブラウジングとはどのようなもので、Firefoxではどのように利用すればいいのか、詳しく解説します。
閲覧履歴やCookieなどを保存せずにWebの閲覧ができるモード
プライベートブラウジングモードとは、閲覧履歴やCookie、Cacheなどを保存せずにWebサイトを利用できるモードです。通常のモードでは、「履歴」から過去に閲覧したサイトを見ることができます。
Cookieとは同じページを次に表示するときの表示速度を速くするために、画像などのデータを一時的に蓄積するものです。Cacheとは入力したパスワード等の情報を、再度入力する手間をかけないために保存するものです。
どれもサイトの利用を円滑にするためには欠かせない機能ですが、他の人に検索履歴や閲覧履歴を見られてしまう危険性もあります。プライベートブラウジングを利用すれば、履歴などの情報を一切残さないので、安心してWebサイトを利用できます。
プライベートブラウジングを利用した方がいい場合とは?
どのような場合にプライベートブラウジングを利用した方がいいのか解説します。プライベートブラウジングは、閲覧履歴や検索履歴を全く残さない方法ではありません。あくまでもブラウザに残さないと言うだけで、Googleなどの検索エンジンや契約しているプロバイダーにはその履歴が残っている可能性があります。
しかし、ブラウザに履歴を残さない方がいい場合もあります。それは次のような場合です。
他の人のパソコンやスマホを借りてブラウザを利用するとき
他の人のパソコンやスマホを借りてブラウザを利用する場合には、マナーとしてプライベートブラウジングを利用した方がいいでしょう。その理由は、他の人の閲覧履歴が残ってしまうと、後から違和感を感じてしまう方もいるためです。
後から持ち主が使うときのことを考えて、他の人の端末を借りるときにはできるだけプライベートブラジングを利用するように心がけましょう。
検索や閲覧の履歴を他の人に見られたくないとき
スマホやPCでは自分の隠れた趣味趣向を満たすためのページを見たり、家族にも内緒の副業をしたりしていることもあります。自分が持っているスマホやPCでも、他の誰かに万が一見られたら困る、というサイトを利用する場合には、プライベートブラウジングが大活躍します。
パーソナライズドされていない純粋な検索結果を表示したいとき
現在のGoogleやYahoo!に表示される検索結果は、パーソナライズドされたものになっています。検索結果のパーソナライズドとは、ブラウザに蓄積された情報を元にして、検索したユーザーが最も関心が高いと思われる情報を上位に表示する仕組みです。
個人的に検索結果を利用する時には便利ですが、検索する人によって検索結果が変わってしまいます。Webサイトの運営者でSEO対策が必要な場合には、パーソナライズドされてしまうのは少し困る機能です。
一人一人に最適化した検索結果ではなく、純粋にGoogleやYahoo!がどのような評価をそれぞれのサイトにしているのかを調べたいときには、パーソナライズドされないプライベートブラウジングでの検索がおすすめです。
Firefoxでプライベートブラウジングを利用する方法
Firefoxでプライベートブラウジングを利用する方法を解説します。Firefoxにはその都度プライベートブラウジングを起動する方法と、常に閲覧履歴などを保存しないプライベートブラウジングを利用するように設定する方法があります。それぞれの方法を解説します。
プライベートブラウジングを起動する方法
普段は通常のモードでFirefoxを利用して、プライベートブラウジングを使いたいときだけ理世する方法を解説します。
Firefoxの画面の右上の「≡」をクリックします。表示されたメニューの中の「新しいプライベートウィンドウ」をクリックします。
するとプライベートウィンドウが起動します。こちらのウィンドウで検索したキーワードや閲覧したサイトの情報は保存されません。
常にプライベートブラウジングで起動するように設定する方法
Firefoxでは、個人情報をブラウザに収集したくない場合には、常にプライベートブラウジングで起動するモードがあります。常にプライベートブラウジングで起動するモードの設定方法を解説します。
プライベートウィンドウを起動したときにクリックした、Firefoxの画面の右上の「≡」をクリックして「オプション」を開きます。
オプションの画面の左ペインの「プライバシーとセキュリティ」をクリックして「履歴」までスクロールします。「履歴」のところにある「常にプライベートブラウジングモード」にチェックを入れます。
すると、Firefoxがプライベートブラウジングモードで再起動します。その後は、Firefoxを利用した履歴を一切保存しないプライベートブラウジングモードで利用できます。
常にプライベートブラウジングで起動するのを解除する方法
常にプライベートブラウジングモードで起動するように設定すると、Amazonなどのログインが必要なサイトへ入るのに、その都度ログインを求められるなど、手間もかかります。常にプライベートブラウジングモードで起動するのを解除する方法も解説します。
プライベートブラウジングを解除したいときには、「オプション」の「プライバシーとセキュリティ」の「履歴」から「常にプライベートブラウジングモード」のチェックを外しましょう。チェックを外すとFirefoxが再起動して、通常モードに戻ります。
アドオンを利用できるように設定する方法
Firefoxではプライベートブラウジングモードの時にアドオンの追加はできません。しかし、アドオンごとに設定すれば、プライベートブラウジングを起動しているときでもアドオンを利用できるようにできます。プライベートブラウジングモードの時にアドオンを利用できるように設定する方法を解説します。
Firefoxの画面の右上の「≡」をクリックして「オプション」を開きます。プライベートブラウジングモードの時に利用したいアドオンの「管理」をクリックします。「プライベートウィンドウでの実行」の「許可する」にチェックを入れます。
そうすれば、通常モードの時と同じようにそのアドオンをプライベートブラウジングモードの時でも利用できるようになります。
Firefox以外のブラウザのプライベートブラウジングについて
Firefox以外のブラウザにも、プライベートブラウジングの機能が用意されています。利用者が多い主要なブラウザのプライベートブラウジングについて最後に触れておきましょう。
Microsoft Edge
Microsoft Edgeには「InPravateブラウズ」という名前でプライベートブラウジング機能が搭載されています。起動方法は、Edgeの右上の「…」をクリックして、「新しいInPravateウィンドウ」をクリックします。
Google Chrome
Google Chromeには「シークレットモード」というプライベートブラウジング機能が搭載されています。Chromeのシークレットモードの詳細はこちらの記事でご覧ください。
Safari
MacとiPhoneで利用できるSafariには「プライベートブラウズ」というプライベートブラウジング機能が搭載されています。Safariのプライベートブラウズの詳細はこちらの記事でご覧ください。
プライベートブラウジングへの切り替えを上手に使おう!
この記事では、Firefoxを中心にプライベートブラウズとはどういったものなのか解説してきました。完全にプラベートブラウズモードだけで利用するのは、その都度ログインを求められるなど少し大変です。通常のモードと上手に使い分けをするようにしていきましょう。