2020年03月19日更新
Windows Live メールからOutlookへの移行方法を解説!
Windows10では、Windows Liveメールが利用できないため、Outlookへ移行する必要があります。しかし、メールの移行方法がわからない方も、少なくありません。この記事では、Windows LiveメールからOutlookへの移行方法を解説します。
目次
- 1Windows10ではWindows Liveメールが使えないため要注意!
- ・他のメールソフトへ移行する必要がある
- 2Windows Live メールからの移行におすすめ!Outlookとは?
- ・Microsoft Officeの中の個人情報管理ソフト
- ・メール機能も組み込まれている
- 3Windows Live メールからOutlookに移行する方法
- ・アドレス帳を移行する方法
- ・メールメッセージを移行する方法
- ・メールアカウントを移行する方法ないので手動設定が必要
- 4Windows Live メールからの移行におすすめのメールソフト
- ・Windows標準のメールアプリ
- ・Thunderbird
- 5Windows Live メールを安全に移行しよう!
Windows10ではWindows Liveメールが使えないため要注意!
Windows7のサポートが終了し、本格的にWindows10へ移行を考えている方も増えています。Windows7からWindows10へ移行する際は、様々なファイルや設定の移行が必要です。中でもメールの移行方法には、注意が必要です。
Windows7では、無料で利用できる「Windows Live おすすめパック」や「Windows Essensial」といったフリーソフトパックが配布されていました。メールソフトは、この中に入っていたWindows Liveメールを利用していた方も多かったようです。
しかし、Windows10では「Windows Live おすすめパック」や「Windows Essensial」のソフトは一切利用できなくなりました。当然、Windows10ではWindows Liveメールも使えません。Windows7からWindows10へ移行する場合は、メールの移行をどうすべきか考える必要があります。
他のメールソフトへ移行する必要がある
Windows7からWindows10への以降は、PCを乗り換えずにそのままアップグレードする方も多いです。多くのソフトは、Windows10へアップグレードしてもそのまま利用できるため、データの移行も簡単です。
しかし、同じPCをアップグレードする場合でも、Windows10ではそもそもWindows Liveメール自体が利用できません。PCをWindows10へアップグレードする場合は、新たにメールソフトを用意する必要があります。
Windows Live メールからの移行におすすめ!Outlookとは?
Windows Liveメールの移行先として、特におすすめなソフトは、同じMicrosoftから公開されているOutlookです。メールソフトは数多くの種類がありますが、Outlookとはどんなソフトなのか解説します。
Microsoft Officeの中の個人情報管理ソフト
Outlookは、Microsoftが販売しているMicrosoft Officのソフトの一つです。Microsoft Officeには、ワープロソフトのWord、表計算ソフトのExcel、プレゼンテーションのためのスライド作成ソフトのPowerPoint、メモ管理ソフトのOneNote等が入っています。Outlookはその中の、個人情報を管理するためのソフトです。
メール機能も組み込まれている
Outlookには、電子メール機能があります。電子メールの他に、カレンダーや連絡先の管理、タスク管理、メモの管理等の機能が組み込まれています。
Outlookといえば、メールソフトだと認識している方も多いです。しかし、メール機能だけではありません。Outlookは自分と他の人とのグループワークを、より円滑に進める機能を一元化したソフトウエアとして、開発されています。
Windows Live メールからOutlookに移行する方法
Windows LiveメールからOutlookに、メールを移行する手順を解説します。
アドレス帳を移行する方法
Windows Liveメールのアドレス帳を、Outlookに移行する手順を解説します。
- Windows Liveメールを起動
- ショートカットの「アドレス帳」を開く
- 「ホーム」のタブが開いていることを確認したら「エクスポート」をクリック
- エクスポートする形式が表示されるため、「カンマ区切り(.CSV)」をクリック
- アドレス帳をCSV形式でエクスポート
次にアドレス帳をWindowsのアドレス帳に移します。
- Windowsの検索から「アドレス帳」を検索
- アドレス帳のフォルダを開く
- 「インポート」をクリックし、先ほどエクスポートしたアドレス帳のCVSファイルを指定
- 名前や姓、住所などインポートする項目が表示されるため、必要な項目にチェックが入っているか確認し、「完了」をクリック
次に、Outlookにインポートします。
- Outlookを立ち上げ「開く」をクリック、「インポート」を開く
- 「インターネットメールやアドレスをインポート」を選択して「次へ」をクリック
- インポート元から「Windows Mail」を選択
- 「メールのインポート」からチェックを外して「アドレス帳のインポート」のみにチェックを入れ「完了」をクリック
メールメッセージを移行する方法
メールメッセージを移行する方法は、次の通りです。
- Windows Liveメールを起動
- 「Windows Liveメール」のボタンをクリックし、「電子メールのエクスポート」>「電子メールメッセージ」と進む
- Windows Liveメールエクスポートが表示される
- 「Microsoft Exchange」を選択して、次の画面で「OK」をクリック
- 全てのフォルダーを移行する場合は、「すべてのフォルダー」
- 特定のフォルダーだけを移行する場合は、「選択されたフォルダー」にチェックを入れる
- 「選択されたフォルダー」の場合は、移行するフォルダーを選ぶ
- 「OK」をクリックすると、Windows LiveメールがOutlookに移行される
メールアカウントを移行する方法ないので手動設定が必要
メールを送受信するために、メールアカウントの設定も必要です。メールアカウントをWindows LiveメールからOutlookに移行する方法は、ありません。Outlookに手動で設定しましょう。
アカウントを設定するために、
- Outlookを開いて「アカウントの追加」をクリック
- メールアドレスとパスワードを入力すると、メールアカウントが設定可能
Windows Live メールからの移行におすすめのメールソフト
最近では、Microsoft Officeに代わる、格安や無料のOfficeソフトの使い勝手が向上したことから、Microsoft Officeを購入しない方が増えています。
無料のオンライン版のMicrosoft Officeでは、Outlookは使えません。有料のMicrosoft Officeを購入しない場合は、他にメールソフトを探す必要があります。こちらでは、特におすすめしたいメールソフトをご紹介します。
Windows標準のメールアプリ
Windows10のスタートメニューを開くと、「メール」アプリがタイルで表示されています。もしくは「全てのメールを1か所で管理」タイルがあります。
こちらは、Windows10に標準搭載されているメールアプリです。こちらのアプリは、Windows10を利用していれば、無料で利用できるメールアプリです。GmailなどのWebメールを利用していれば、アカウントの設定はメールアドレスとパスワードだけで簡単にできます。
メールのエクスポートも自動で同期されるため、複雑な手続きは必要ありません。通常のメール機能だけで十分であれば、こちらのメールソフトで十分です。
Thunderbird
Thunderbirdは、ブラウザのFirefoxを開発したMozillaが開発したメールソフトです。機能性が高いメールソフトを探している方は、Windowsの標準ソフトよりもThunderbirdがおすすめです。Thunderbirdは、拡張機能がとても充実しているからです。
メールの管理や作成に役立つ、様々なアドオンを無料で利用できます。メールソフトに多機能性を求めたいのなら、Thunderbirdをおすすめします。Thunderbirdの具体的な使い方は、以下の記事を参考にしてください。
Windows Live メールを安全に移行しよう!
この記事では、Windows LiveメールからOutlookへの移行方法と、Windows Liveメールの移行先として利用できるメールソフトをご紹介しました。アップデートができなくなったWindows7を使い続けるのは、もはやリスクでしかありません。
メールを移行する際は、アカウントの設定やアドレスやメッセージのエクスポートなど、手間がかかります。しかし、PCの安全性などを考え、できるだけ早く、Windows10のOutlookへの移行をおすすめします。