2019年04月17日更新
Windows10の高速スタートアップを無効に設定する方法を解説!
Windows10の高速スタートアップを有効から無効にしたい人に設定の変更方法と無効にするメリットデメリットを解説します。Windows10の高速スタートアップを有効するメリットはPCの起動時間を速くしますが、無効にする方がメリットが多いことを説明します。
目次
Windows10の高速スタートアップを無効にするとは?
Windowsの高速スタートアップとは、Windows8からの機能です。Windows10には、終了させる方法には、「スリープ」「再起動」「シャットダウン」の3通りがあります。このシャットダウンには高速スタートアップが設定されています。高速スタートアップは、前回のCPUやメモリなどデバイスの状態を保存して、次回から読み込むことです。
Windows10では高速スタートアップが推奨されていて、デフォルトで有効になっています。Windows10の高速スタートアップを有効にしていることで、不具合の報告があります。ここでは、高速スタートアップを無効にすることでどうなるのか解説します。
高速スタートアップとは?
Windows10高速スタートアップとは、PCの起動時間に影響します。起動時間を短縮するために考え出されました。Windows10起動のときに初期化をしないことで、前回の直前の状態(メモリとCPUなど)をディスクに保存しておくことで、起動するときに読み込むようにすることで速く起動します。高速スタートアップを有効にするメリットをご紹介しましょう。
PCの起動を速くする
Windows10の高速スタートアップは、PCの起動を速くします。シャットダウンするときに、メモリやCPCの状態を記憶したまま保存してくれるので便利な機能です。高速スタートアップは、PCの起動を速くしますが、待機電力を消費します。PCがトラブルを起こしていたら、完全にシャットダウンすることで回復することもあります。そういう場合は、一時的に完全にシャットダウンすることもできます。
高速スタートアップが有効の場合は、Windows10の起動時間が早くなりますが、その代わりに電源を切るまで時間がかかることがあります。高速スタートアップは、例えば、前日に荷物の準備を済ませておくことで、翌日はすぐに出かけることができることです。
Windows10高速スタートアップを無効にするメリット・デメリット
Windows10高速スタートアップを無効にすることで、どんなメリットデメリットがあるのかをいくつか紹介したいと思います。Windows10高速スタートアップを有効にすることでは、メリットはPCの起動を速くしますが、デメリットは次回起動する場合は、前回のデバイスを読み込み時間短縮してくれますが、デバイス構成が同じ状態であることが必要です。
周辺機器の取り外しなどで変更するときは不具合が起こる可能性があります。それでは、高速スタートアップを無効に設定するメリットデメリットをいくつか上げていきましょう。
無効にするメリットとは
Windows10高速スタートアップを無効にするメリットです。主にPCの不具合が解決します。
- Windows Updateの更新プログラムが適用されない可能性が解消する
- USB機器が認識されない問題が起きる可能性が解決する
- インターネットに繫がらないトラブルが起こらない
- 記憶装置の共有で、認識しなかったり、最悪はデータが消えてしまう危険が起こらない
無効にするデメリットとは
Windows10高速スタートアップを無効にするデメリットです。PCの起動時間に影響します。
- PCのシャットダウンに多少の時間がかかります。
高速スタートアップを無効にするメリットとは、PCのトラブルを起こさないことが多いですが、無効にするデメリットは起動時間が遅くなることだけです。しかし、PCの起動時間が短縮されたとしても、PCの起動にトラブルが起きれば、結果的に起動時間は遅くなります。
また高速スタートアップを無効にていても、大きなアップグレードによって、有効になる可能性もあります。高速スタートアップを有効にしていると起動時間が短く、前回の状態でスタートできることはメリットにも見えますが、周辺機器に不具合が起きたり、インターネットに繫がらないなどのが起こります。
Windows10の高速スタートアップを無効する方法
Windows10高速スタートアップは、有効の設定では不具合の報告があります。ここでは、Windows10の高速スタートアップを無効にする方法をご紹介します。一時的に無効にする方法と常に無効にする方法があります。
一時的に無効にする方法
次回にWindows10のPCを起動する際には、高速スタートアップが無効な状態からスタートする方法です。
「スタートボタン」から「電源」をクリックします。
「Shift」キーを押しながら「再起動」をクリックします。「オプションの選択」が表示されますので、「PCの電源を切る」をクリックします。
無効にする方法
次以降に、PCを起動すると、高速スタートアップが無効でスタートする方法です。
「スタートボタン」をクリックすると、アプリ一覧が表示されます。「w」欄の「Windowsシステムツール」をクリックします。
「システムツール」から「コントロールパネル」をクリックします。
コントロールパネルから「システムとセキュリティ」をクリックします。
システムとセキュリティから「電源オプション」をクリックします。
「電源ボタンの動作の選択」をクリックします。
「システム設定」から「現在利用可能ではない設定を変更します」をクリックします。「シャットダウン設定」欄から「高速スタートアップを有効にする」のチェックを外して、「変更の保存」をクリックします。
Windows10高速スタートアップ無効化しないとシャットダウンできない?
Windows10の高速スタートアップを無効化しなくてもシャットダウンはできます。高速スタートアップを有効にする/無効にするの2通りのシャットダウンの方法があります。高速スタートアップを無効化すると、電源を切ってからPCの立ち上がりが短縮されますが、無効でも立ち上がり時間が僅かに延びますが、それほど長く起動に時間はかかりません。
シャットダウンは完全に電源がきれていない
Windows10の「スタート」ボタンからシャットダウンする人が多いでしょうが、これは完全に電源が切れていないのです。2通りのシャットダウンがありますが、シャットダウンで完全に電源が切れていない人は、完全にシャットダウンする方法を知りましょう。
シャットダウンの違い
Windows10のシャットダウンには、「普段から使っているシャットダウン」と「特定の条件で使うシャットダウン」があります。「普段から使っているシャットダウン」は、一部の機能を記憶したままWindows10を終了させます。「特定の条件で使うシャットダウン」は、PCの電源を完全に切ります。
Windows10のデバイスのCPCやメモリを記憶したままシャットダウンすることで、起動時間が短縮されるのが「普段からのシャットダウン」です。この「普段からのシャットダウン」で不具合が起きるときには、「完全なシャットダウン」を行う必要があります。不具合が起こっていないのであれば、普段は高速スタートアップを有効にしていても問題ありません。一時的に完全にシャットダウンする方法でも良いでしょう。
完全に電源を落とす方法
Windows10を完全にシャットダウンして電源を落とす方法は3パターンあります。
Shiftキーから操作
「Shift」キーを押しながら、シャットダウンします。
Windowsの設定から操作
Windows10の設定から「更新とセキュリティ」をクリックします。
「回復」から「PCの起動をカスタマイズする」へ進みます。「今すぐ再起動する」をクリックします。画面が青くなりますが、ここで「PCの電源を切る」を選んで電源を完全に切ります。
高速スタートアップを無効化する
ShiftキーとWindows10の設定からは、一時的な使い道ですが、常に完全に電源を切るシャットダウンの設定をすることもできます。その場合は、「高速スタートアップ」を無効にすることで完全にシャットダウンできます。
Windows10高速スタートアップ機能は、デフォルトでは有効になっています。コントロールパネルから設定を変更することができます。
コントロールパネルから「電源オプション」をクリックします。
「電源ボタンの動作を選択する」から「現在利用可能ではない設定を変更します」をクリックします。
「高速スタートアップを有効にする(推奨)」のチェックを外して、「変更の保存」をクリックして設定の変更ができます。
Windows10 高速スタートアップの無効設定にしよう!
Windows10の高速スタートアップとはどんな機能か、設定を無効にするとどんなメリットデメリットがあるのか、高速スタートアップの設定の変更方法などを紹介しました。
Windows10を常に完全に電源を切りたいという人は、高速スタートアップの設定を無効にしましょう。基本的に高速スタートアップのメリットは、起動の時間が短縮されることですので、電力の消費も減らせるので無効にする方がメリットが多いので設定を変更しましょう。