2019年04月10日更新
Windows10の文字化けの直し方!フォントが四角や記号になる対処法は?
Windows10のOSやアプリの日本語のフォントが四角や謎の記号に文字化けしてしまうことがあります。Windows10のアプリなどが文字化けしてしまったときの直し方はどうしたらいいのでしょうか。この記事では文字化けの対処法についてお伝えします。
目次
Windows10でOSやアプリが文字化けした!
Windows10を使っていたら、OSやアプリに表示される文字が四角や記号、他の言葉の文字に文字化けしてしまった、ということがあります。Windows10で文字化けが起こる原因にはどんなことが考えられるのでしょうか。また、Windows10での文字化けの直し方についてもこの記事では見ていきましょう。
フォントが四角や記号に文字化けした原因
文字化けというのは、日本語や英語などでちゃんとした文章で書かれているはずのWebページや文書ファイル、アプリの説明など、PCに表示される文字が、四角や記号、他の言語の文字などで表示されてしまうという現象です。
日本語や英語で書かれていて、ちゃんと読めるはずなのに、文字化けしてしまうと意味不明の文字列になってしまうので読むことができなくなってしまいます。Windows10で文字化けが起こる原因には次のようなものがあります。まずはWindows10で文字化けが起こる原因についてみていきましょう。
システムロケールの設定
「ロケール(locale)」というのは、もともとは「現場」とか「場所」という意味を持つ言葉です。IT分野ではソフトウエアを利用する上での言語や国、地域の設定のことを言います。システムロケールというのは、PCなどの端末のシステムを動かす上での言語の設定のことです。
Windows10のシステムロケールを英語に設定した場合、日本語で文字化けが起こることがあります。Windows10のシステムロケールでの言語の変更が原因で、文字化けが起きてしまうのです。
アップデート
Windows Updateが何らかのバグを起こして文字化けが起こることがあります。この場合には、Windows Updateをもう一度やり直してみることで、直ることがほとんどです。
フォントの不具合
Windows10のPCに日本語で文字を表示したり、日本語で入力するためには、Windows10のPCに日本語のフォントをインストールしておく必要があります。インストールされているフォントが何らかの不具合を起こしてしまうと、日本語が正しく表示されなくなり、四角や記号ばかりの文字化けを起こすことがあります。
Windows10の文字化けの直し方!〜システムロケールの設定〜
ここからは具体的にWindows10のPCで起きた文字化けの直し方についてみていきましょう。Windows10で文字化けが起こる原因は3つありました。まずはWindows10のシステムロケールの設定で文字化けを直す方法を見ていきましょう。
システムロケールの設定を確認する
まずはシステムロケールの設定を確認しましょう。Windows10のシステムロケールの設定はコントロールパネルから確認することができます。コントロールパネルの開き方は、Windows10の「スタートボタン」>「すべてのアプリ」>「Windowsシステムツール」>「コントロールパネル」で開くことができます。
「時計と地域」をクリックします。
「地域」をクリックします。
「管理」のタブをクリックして「システムロケールの変更」をクリックします。
すると地域と言語を選択できる画面になります。そちらで日本語以外の言語が選択されていないか確認します。
システムロケールの設定を変更する
もしもシステムロケールで必要がないのに日本語以外の言語が選択されていた場合には、日本語に変更してください。日本語に変更したら「OK」をクリックしてから「適用」、「OK」をクリックします。
Windows10の文字化けの直し方!〜アップデート〜
Windows10で日本語が四角や記号で表示されてしまう文字化けの直し方では、システムロケールを確認して、日本語以外の言語が選択されていた場合には、日本語に設定し直すがまずやるべき操作です。それでも直らない場合の次の直し方は、Windows Updateを行うことです。
理由はよくわかりませんが、Windows Updateを行うことで文字化けが直ることがよくあります。まずはWindows Updateを試してみましょう。
アップデートする
Windows Updateの方法です。まずはWindows10の「スタートボタン」をクリックして、歯車マークの「設定」をクリックします。
「Windowsの設定」から「更新とセキュリティ」をクリックします。
「Windows Update」をクリックして、「更新プログラムのチェック」をクリックします。更新するべきアップデートがあれば、こちらでアップデートされるはずです。
その後、文字化けが直ったかどうかを確認してみましょう。
Windows10の文字化けの直し方!〜フォントの不具合〜
Windows Updateをしても四角などが表示される文字化けが直らないときには、フォントの不具合が原因だとかんがえていいでしょう。フォントの不具合の直し方には次の方法があります。
日本語フォントを再インストールする
フォントの不具合からWindows10の文字化けを直す直し方では、日本語フォントの再インストールをしてみましょう。Windows10のスタートボタンから歯車マークの「設定」をクリックして、「Windows10の設定」>「時刻と言語」>「言語」と進みます。
「言語の追加」から英語などをいったんインストールして、その言語を「Windowsの表示言語」として設定した後で日本語を削除します。その後、「言語の追加」から日本語を選択してインストールして、「Windowsの表示言語」に設定してから、いったんPCを再起動します。
次にコントロールパネルを起動します。オプション機能から「日本語補助フォント」を削除して、もう一度PCを再起動させればフォントの再インストールは完了です。その後文字化けが直ったかどうかを確認してください。
フォントキャッシュを削除する
文字化けの原因となるフォントの不具合の一つに、フォントキャッシュの破損があります。フォントキャッシュのファイルを削除することで、Windows10の文字化けが解決することがあります。フォントキャッシュのファイルはシステムファイルにあります。
エクスプローラーを開いて、「ローカルディスク(C:)」>「Windows」>「system32」と進むとsystem32のフォルダの中に「FNTCACHE.DAT」のファイルがあります。
そちらがフォントキャッシュのファイルなので、「FNTCACHE.DAT」のファイルを削除して、PCを再起動しましょう。それで文字化けが解消されているかどうか確認してください。
同じフォントが複数ある場合
Windows10に同じフォントが違うファイル名で2つ以上インストールされてしまっている場合、文字化けが起きてしまうことがあります。その場合には文字化けの原因となるフォントをアンインストールして1つだけPCに残すことで文字化けが解消されます。
フォントをアンインストールする
複数インストールされてしまっているフォントをアンインストールする方法です。まずは日本語補助フォントをアンインストールします。コマンドプロンプトを管理者権限で立ち上げて次のコマンドを実行します。
「DISM.exe /Online /Get-Packages」
Windows10にインストールされているパッケージの一覧が表示されるので、次の名前が含まれているパッケージを探します。
「 Microsoft-Windows-LanguageFeatures-Fonts-Jpan-Package」
コマンドプロンプトを一番下までスクロールして、次のコマンドを実行すると日本語補助フォントをアンインストールします。
「DISM.exe /Online /Remove-Package /PackageName:Microsoft-Windows-LanguageFeatures-Fonts-Jpan-Package~31bf3856ad364e35~amd64~~10.0.10586.0」
パッケージのIDは先ほど確認したIDをコピペしたら、Enterキーを押すと、アンインストールします。その後、PCの再起動を促されたら再起動します。
PCが再起動したら、複数インストールされているフォントをアンインストールします。エクスプローラーを開いて、「ローカルディスク(C:)」>「Windows」>「Fonts」と開いていきます。
対象のフォントをクリックすると上に表示されるメニューに「削除」と出てくるので、そちらをクリックすれば、そのフォントがWindows10から削除されます。
Windows10の文字化けを直そう!
Windows10で文字化けが起きた時の対処法についてお伝えしてきました。文字化けしてしまうと、何が書いてあるのかわからなくて困ってしまいますが、解決することはできます。ぜひこの記事でご紹介した方法を試してみて、解決を図ってみましょう。