2024年04月09日更新
SIMフリー版iPhoneのお得な購入方法とSIMフリーのメリットデメリットを紹介!
SIMフリー版iPhoneのお得な購入方法とSIMフリーのメリット・デメリットを紹介します。SIMフリー版iPhoneは自由に格安SIMサービスを選べて縛りがなくなることがメリットですが、端末購入コストの負担が大きいというデメリットもあるので注意が必要です。
目次
- 1SIMフリー版のiPhoneとは
- ・キャリアのiPhoneはSIMロックがかかっている
- ・SIMフリー端末とSIMロック解除された端末の違い
- 2SIMフリー版iPhoneを使うメリット
- ・格安SIMが使えるようになる
- ・海外のSIMも使える
- ・買取時に高く売れる
- ・契約期間の縛りがなくなる
- 3SIMフリー版iPhoneを使うデメリットと注意点
- ・購入価格が高い場合がある
- ・SIMのサイズを知っておかないと使えない
- ・故障時のサポートが受けにくい
- ・通信速度が安定しない
- ・iPhoneに対応していないSIMもある
- 4SIMフリーiPhoneをお得に購入する方法
- ・中古のiPhoneを購入する
- ・ネットで購入する
- 5SIMフリーiPhoneを購入しよう
SIMフリー版のiPhoneとは
今回は、SIMフリー版のiPhoneについて、そのメリット・デメリットや安く購入する方法について解説します。「SIMフリー」と似た言葉に「SIMロック解除」という言葉がありますが、この違いにも触れていきます。
キャリアのiPhoneはSIMロックがかかっている
まず、SIMロックについて解説します。SIMロックとは大手携帯キャリア(docomo・au・softbank)が自社以外のSIMサービスを使用できないように端末(スマホ・タブレット)を設定する機能制御のことです。
つまり、大手携帯キャリアを通して入手した端末はSIMロックがかかっているので、その大手携帯キャリアで使い続けなくてはいけないことになります。
しかし、2015年、このSIMロックが解禁になりました。政府(総務省)の方針で端末はどの携帯キャリアのサービスも利用できるようにすることが義務づけられました。消費者が自由に携帯キャリアを選択できる環境を整えることで、価格競争を促進して、市場の活性化を促すことが目的です。
そのため、2015年5月以降に発売された機種に関しては、購入後180日間(6ヶ月)の経過が認められれば、無料で携帯キャリアがSIMロックを解除してくれます。この機能制御解除のことを「SIMロック解除」と言います。
SIMフリー端末とSIMロック解除された端末の違い
この「SIMロック解除された端末」に対して、「SIMフリー端末」とは、これまで一度もSIMロックされたことがない、SIM制御に関しては初期状態の端末のことを言います。
SIM制御は全くかけていないので、購入した時点でどの携帯キャリアのSIMカードも装着・利用でき、今後も特定の携帯キャリアのサービスに縛られることはありません。
ただこのSIMフリー・SIMロック解除の知識に関しては、必ずしも携帯キャリアの方から積極的に情報提供してくれるとは限らないため、個人でこれらの状況に対して理解を深め、自分で携帯サービスに活用するという姿勢が必要です。
SIMフリー版iPhoneを使うメリット
次に、SIMフリー版iPhoneを使うメリットについて解説します。
格安SIMが使えるようになる
SIMフリー版iPhoneを使うと、どのSIMカードも利用できるようになります。そのため、格安SIMと呼ばれる料金がリーズナブルなSIMカードを利用する際も、自由に自分の気に入ったサービスを選べます。
SIMロックがかかった端末では、格安SIMを選ぶ際も選択に制限があります。格安SIMの回線は元を辿れば大手携帯キャリアの回線を利用している場合がほとんどなので、SIMロックがかかっている端末であれば自ずと、docomoであればdocomo系の格安SIM、auであればau系の格安SIMという様に、同じ回線系統の格安SIMしか利用できません。
海外のSIMも使える
SIMフリー版iPhoneを利用する上でもう一つ大きなメリットは、海外のSIMを利用できる点です。海外で日本国内キャリアのSIMを利用して通信を行うと、通信サービスにかかわるキャリアが国内外でかさばるため、結果的に料金の負担が大きくなります。
SIMフリー版iPhoneであれば、海外で利用するときは海外で調達したSIMカードを利用できるので、現地で安い滞在期間限定のプリペイドSIMカードなどを購入して装着することで、リーズナブルな料金で通信サービスを利用できます。
買取時に高く売れる
SIMフリー版iPhoneの他のメリットとしては、買い取りに出す際に、SIMロックがかかっているiPhoneよりも高値で買い取ってもらえるという点です。SIMフリー版iPhoneは基本的にSIMロックがかかっているiPhoneよりも高値で売買されます。利用するSIMカードを自由に選べる点で付加価値がつくからです。
SIMロックを解除してから買い取ってもらえば同じという考えもありますが、「SIMロック解除された端末」は一度機能制御処理してから解除しているというプロセスを経ているので、トラブルは一切発生しないとは言い切れません。そのため、買い取り側としては全く機能制御処理していないSIMフリー版の方が好ましいと判断する可能性はあります。
契約期間の縛りがなくなる
SIMフリー版iPhoneを使って格安SIMを利用すると、契約期間の縛りから解放されるというメリットがあります。
格安SIMサービスを利用する場合は、大手携帯キャリアサービスのように一度契約すると2年間サービスを利用し続けなくてはいけないという契約の縛りが存在しません。あったとしても数か月の縛りなので、大手携帯キャリアのサービスに比べて契約変更の自由がききます。
SIMフリー版iPhoneを使うデメリットと注意点
次に、SIMフリー版iPhoneを使うデメリットと注意点について解説します。
購入価格が高い場合がある
SIMフリー版iPhoneの購入は、場合によっては割高になることがあります。大手携帯キャリアから端末を購入する際は、大抵無利息の24回払いで支払いプランが組まれ、毎月の携帯料金と一緒に支払いを済ませるというパターンが多く、毎月の支払いに割引が適応されることが常なので、結果的に端末代が安くなっています。
SIMフリー版iPhoneを購入する場合、最もオーソドックスな購入方法はAppleストアから購入するというやり方ですが、Appleストアから購入すると通常は分割支払いはなく割引もありません。定価で一括払いで購入するため、大手携帯キャリアから購入する場合と比べると購入コストの負担が大きいといえます。
SIMのサイズを知っておかないと使えない
SIMフリー版iPhoneを購入する際は、SIMカードのサイズ(規格)をよく確認する必要があります。SIMカードのサイズ(規格)には「標準・micro・nano」の3つの種類がありますが、このうちiPhoneは「nano」のサイズ(規格)しか装着できません。
格安SIMを選ぶときは「nano」サイズ(規格)のSIMカードの提供が可能か、事前に確認する必要があります。
故障時のサポートが受けにくい
SIMフリー版iPhoneで格安SIMを利用する場合は、故障時のサポートが受けにくいという点がデメリットです。格安SIMのサービスは料金体系がリーズナムルな分、大手携帯キャリアに比べて物理的なサービスを受けにくい面があります。
具体的にいうと、大手携帯キャリアは顧客対応・サービス用のショップが充実していますが、格安SIMのサービスは実店舗を持たず、電話やメールで顧客対応をこなすという営業体系をもつところ多いのが現状です。
故障時の対応や代替機の用意において十分なサービスが受けられないと、日ごろの生活や仕事に支障が出てしまうので、格安SIM側の緊急時の対応内容について良く確認しておきましょう。
通信速度が安定しない
SIMフリー版iPhoneで格安SIMを利用する場合の悩みの種の1つが、通信速度が安定しない場合があることです。状況にもよりますが、通信が込み合う時間帯は大手携帯キャリアの契約端末の方が優先的に回線を利用することになるので、そうした不便さは避けて通れません。
料金のリーズナブルさから、通信速度がときに不安定になる不便さを割り引いて、納得して利用していくほかないようです。
iPhoneに対応していないSIMもある
SIMフリー版iPhoneでは、ほとんどのSIMサービスの利用が可能ですが、まれに格安SIMサービスの機能表を見ると、iPhoneの対応が未確定になっているSIMサービスがあります。これは利用できないというのではなく、正常利用の検証が完了していないという意味合いのようです。
iPhoneによるサービス利用ができないというわけではないので、そうした格安SIMを選択する場合は、カスタマーサービスに状況をよく確認しましょう。
SIMフリーiPhoneをお得に購入する方法
次に、SIMフリー版iPhoneをお得に購入する方法について解説します。
中古のiPhoneを購入する
前述した通り、SIMフリー版iPhoneをAppleストアで購入すると購入金額が割高になりますが、できるだけ購入コストを抑えたい場合は、中古品の購入や未使用品を安く譲り受けるという方法があります。
中古品を購入する場合は、ソフマップやブックオフなどの実店舗を使うと、実物を確認して購入できます。未使用品を安く譲り受ける場合は、ヤフオクやメルカリなどのオークションサイトやフリマアプリを利用します。
ネットで購入する
他の方法としては、ネットショップの中に、割安でSIMフリー版iPhoneを販売しているショップがないか探してみることです。
その際は中古品なのか新品なのかをよく確認して、SIMフリー製品なのかSIMロック解除品なのかを明確にしておきましょう。もし購入後にトラブルが発生した場合、それらの情報を把握しておけばスムーズに対応できるからです。
SIMフリーiPhoneを購入しよう
iPhoneの導入を新規で考えている、もしくはiPhoneの買い替えを考えている場合は、SIMフリー版iPhoneの購入を検討してみましょう。iPhoneの毎月の携帯料金がいつも思ったより多額になり、負担になっている、もしくは格安SIMをいくつか試してみたいと考えている人は、SIMフリー版iPhoneの利用がおすすめです。
SIMフリー版iPhoneの使用に関してはメリット・デメリットがありますが、メリット・デメリットの内容を良く理解して、総評して自分が納得できるような使い方をしましょう。
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