Gmailの受信拒否する設定方法!特定のアドレスをブロックするには?
Gmailに届くメールを受信拒否したいと考えた方も多いのではないでしょうか。Gmailで特定のアドレスからのメールを受信拒否したい時は、ブロック機能とフィルタ機能を使用しましょう。それぞれの機能の設定方法や、設定した後の解除方法もご紹介します。
目次
Gmailで受信拒否設定できる?
GmailはGoogleが提供するメールサービスで、Googleものアカウントを作成していれば、誰でもすぐに利用できるサービスです。使い勝手の良さから、仕事でもプライベートでも使用している方は多いのではないでしょうか。
Gmailを使用していると「このアドレスはすぐにごみ箱に移動させたい」「受信したくないメールができた」などの悩みが出てきます。また、他のサービスと同様、不審なアドレスから迷惑メールが届くといった悩みを持っている方もいるでしょう。
そんなときに迷惑メールの受信拒否設定をしたいと考えるでしょうが、Gmailには受信拒否リストの設定はありません。キャリアメールのように、特定のドメインを迷惑メールとして受信拒否する設定もありません。しかし、Gmailにはリストでの受信拒否設定がないかわりに、以下のような方法で受信拒否と同等の設定にできます。
- 特定のアドレスを「ブロック」して迷惑メールとして処理する
- 特定のアドレスに対し「フィルタ」を作成し、メールを自動削除する
2つの機能にどのような違いがあるのか、機能の違いや設定方法についてもご紹介します。
Gmailの「ブロック」機能とは
Gmailのブロック機能では、「特定のメールアドレスを受信拒否し、迷惑メールに振り分ける」ように設定できます。この機能を設定すると、Gmailで受信した特定のメールアドレスからのメールは、受信トレイではなく迷惑メールフォルダに自動的に移動されます。
都度確認しなくてもいいメールアドレスをブロックしておけば、受信トレイを開くたびに確認しメールを削除する手間が省けます。ユーザーの目に触れることがないという点では、受信拒否設定と言えるでしょう。
また、迷惑メールフォルダに振り分けられたメールは、受信してから30日間はフォルダ内に保管されています。そのため、都度確認したくないがたまに確認するというメールアドレスを設定しておくという使い方もできます。
Gmailで特定のアドレスをブロックして受信拒否
Gmailの特定のアドレスのブロック設定は、iPhone・iPad、Android、PCの全てで設定できます。操作画面の違いがあるので、それぞれの端末の種類ごとにブロック機能の設定方法をご説明します。
なお、iPhone・iPadとAndroidはアプリの操作、PCはブラウザの操作手順となりますのでご注意ください。iPhone・iPadとAndroidのブラウザ版Gmailで設定を行いたい場合は、PC版の表示にすると多くの機能の設定ができます。
PC
1.ブラウザ版のGmailにアクセスし、ブロックしたいメールアドレスから送られてきたメールを開き、右上の”三点”アイコンをクリック
2.表示された項目の中から”「〇〇(アドレスの名前)」をブロック”をクリック
これで受信トレイでのメールの受信を拒否する設定になりました。この設定を行う前に届いているメールについては、受信トレイに残ったままとなります。
iPhone・iPad
1.Gmailアプリを開き、ブロックしたいメールアドレスから送られてきたメールの中の右上の”三点”アイコンをタップ
※その上にも三点アイコンがありますが、メールアドレスの横に表示される三点アイコンをクリックしてください
2.表示される項目の中から一番下の”「〇〇(アドレスの名前)」さんをブロック”をタップ
これで受信トレイでのメールの受信を拒否する設定になりました。この設定を行う前に届いているメールについては、受信トレイに残ったままとなります。
Android
1.Gmailアプリを開き、ブロックしたいメールアドレスから送られてきたメールの中の右上の”三点”アイコンをクリック
※その上にも三点アイコンがありますが、メールアドレスの横に表示される三点アイコンをクリッスしてください
これで受信トレイでのメールの受信を拒否する設定になりました。この設定を行う前に届いているメールについては、受信トレイに残ったままとなります。
Gmailでフィルタを作成して受信拒否する方法
Gmailには、受信時の条件をメールアドレスごとに個別に設定できる「フィルタ」という機能があります。この機能は、Gmailで特定のメールアドレスのメールを受信したときに、「既読にする」「スターやラベルを付ける」「迷惑メールフォルダに振り分けない」などが設定できるものです。
この機能の中にある「削除する」を選択しておくと、設定したメールアドレスからのメールは受信トレイに表示されることなく自動的にごみ箱に送られるので、受信拒否と同様の役割を果たします。不審なアドレスからの迷惑メールといった、Gmailに届くメールを確認したくないメールアドレスを拒否する設定にしておけば、削除する手間が省けます。
1点注意しておきたい点は、iPhone・iPad・AndroidのGmailアプリからは設定できないという点です。フィルタ機能を使用して受信拒否のように設定したい場合は、PCブラウザ版のGmailからしか設定できないのでご注意ください。
【設定方法】
1.ブラウザ版のGmail右上にある”歯車”アイコンをクリックし、設定に移動
2."フィルタとブロック中のアドレス"をクリックし、中央部にある”新しいフィルタを作成”をクリック
3.Fromの項目にフィルタを設定したいアドレスを入力し、”フィルタの作成”をクリック
4.表示される項目の中から”削除する”のチェックボックスをクリックし、チェックを付ける(この時、他に設定したい条件がある場合は、その項目をクリックしてチェックを付けてください)
チェックを入れたら、右下の”フィルタを作成”をクリック
これで設定したアドレスからのメールは、自動的に削除されてごみ箱に移動します。この設定を行う前に届いているメールについては、受信トレイに残ったままとなります。
Gmailで設定した受信拒否を解除する方法
ブロック機能やフィルタ機能を設定したアドレスからのメールを再び受信したい場合は、ブロック機能とフィルタ機能を解除すれば再び受信できるようになります。それぞれの設定の解除方法についてご説明します。
「ブロック」を解除する
ブロックの受信拒否設定の解除は、iPhone・iPad・AndroidのアプリとPCのブラウザ版全てで変更できます。
【iPhone・iPad・Androidの場合】
1.Gmailアプリを開き、ブロックしているメールアドレスから送られてきたメールの中の右上の”三点”アイコンをクリック
※ブロックを設定した時と同様、メールアドレスの横の三点アイコンをクリックしてください
2.表示された項目の中から一番下の”「〇〇(アドレス名)さんのブロックを解除」”をタップ
【PC(ブラウザ版)の場合】
1.ブラウザ版Gmailの右上に表示されている”歯車”アイコンをクリックし、設定に移動
2."フィルタとブロック中のアドレス"をクリックし、ブロック設定されているアドレスの中から解除したいアドレスの”ブロックを解除”ボタンをクリック
ブロックしているメールアドレスの一覧から該当のアドレスが削除されれば解除完了です。
「フィルタ」を解除する
フィルタ機能の解除は設定時と同様、PCブラウザ版のGmailのみで解除できます。スマホのブラウザから変更したい場合は、ブラウザでGmailにアクセスし、ページの設定を「PC版を表示」に変更すると操作できます。
【フィルタの解除手順】
1.ブラウザ版Gmailの右上に表示されている”歯車”アイコンをクリックし、設定に移動
2."フィルタとブロック中のアドレス"をクリックし、フィルタが設定されているアドレスの中から解除したいアドレスの”解除”ボタンをクリック
フィルタを設定しているメールアドレスの一覧から該当のアドレスが削除されていれば解除完了です。
Gmailで受信拒否の設定の仕方を覚えておこう
ご紹介した2つの機能はどちらも受信拒否設定ができるものですが、違いは「メールの保管先」です。「受信トレイに表示したくないがたまに届いたメールを確認したい」という場合はブロックを、「メールを確認する必要もないのですぐに削除したい」という場合はフィルタを使うとようでしょう。
受信拒否にできる機能をうまく活用してGmailでのメールの受信をコントロールすると、より快適にGmailを利用できるようになるでしょう。