Windows10で特定のフォルダやファイル、ドライブに「場所が利用できません」というエラーでアクセスできないことがあります。この記事では、「場所が利用できません」になってしまった場合にできる対処法について詳しく解説します。
Windows10を利用していると、様々なエラーに悩まされます。Windows10を利用する上では、多くのエラーとお付き合いする必要がありますが、今回は、「場所が利用できません」というエラーが出てしまった場合の対処法について解説します。
「場所が利用できません」のエラーとは、ファイルやフォルダが開けなくなってしまうエラーです。必要なファイルが取り出せなくなること様々な支障が生じてしまいます。
「場所が利用できません」のエラーとは、ファイルやフォルダ、外付けHDDやUSBメモリなどのリムーバブルデバイスへのアクセスが拒否されてしまうことです。アクセスを拒否されてしまうと、必要なファイルを開いたり、取り出したりできなくなります。
「場所が利用できません」が起きる原因は、USBメモリとの接続に物理的な不具合が生じている場合など、特定できることもあります。しかし、多くの場合には原因は特定できません。特定できないので多くの方がどうやって解決したらいいのか困っています。
「場所が利用できません」のエラーが起きた場合には、まずはPCを再起動してみましょう。その他のWindows10の多くのエラーが、再起動するだけで解決します。「場所が利用できません」のエラーでも再起動だけで、何事もなかったかのように開けるようになることがあります。
まずPCを再起動して、「場所が利用できません」のエラーが解決するか確認してみましょう。もしも、PCの再起動だけでは解決できない場合には、次からお伝えする対処法を1つずつ試してみましょう。
Windows10には高速スタートアップという機能が搭載されています。高速スタートアップとは、PCの電源を入れた時の起動を高速化するために、前回のシャットダウン直前のPCの状態をメモリやCPUに記憶させておく機能です。
高速スタートアップをオンにしておくと、高速スタートアップに対応していない周辺機器が読み込まれなかったり、BIOS変更などをしたあとで正常に起動しなかったりする不具合が起こります。
高速スタートアップが原因でエラーが起こりやすくなっている時には、USB接続されているUSBメモリや外付けHDDの読み込みにも失敗して、「場所が利用できません」のエラーの原因になる場合があります。
高速スタートアップが「場所が利用できません」の原因だと考えられる場合には、高速スタートアップを無効化しましょう。
タスクバーの左端にあるMicrosoftの旗のマークの「スタート」を右クリックして「電源オプション」をクリックします。
「電源の追加設定」>「電源ボタンの動作の選択」>「現在利用可能ではない設定を変更します」とクリックします。「高速スタートアップを有効にする」からチェックを外して、画面の下の「変更の保存」をクリックします。これで高速スタートアップが無効化されました。
Windows10のファイルシステムに、何らかのエラーが発生したことが「場所を利用できません」のアクセス拒否の原因になっている場合があります。ファイルシステムのエラーが原因の場合の対処法は次の通りです。
ドライブのエラーが原因だと考えられる場合には、chkdskコマンドを実行して、ドライブのエラーの修復を行いましょう。chkdskとは、Windows10のファイルシステムのエラーをチェックして修復を行うためのプログラムです。
chkdskコマンドは、コマンドプロンプトで実行します。Windows10の「スタート」をクリックして、「Windowsシステムツール」から「コマンドプロンプト」を右クリックします。「その他」>「管理者として実行」とクリックします。デバイスへの変更の許可を求められるので許可すると、管理者権限でコマンドプロンプトが開きます。
「chkdsk /r」と入力してEnterキーを押します。すると「次回の起動時にこのボリュームのチェックをスケジュールしますか(Y/N)」と表示されます。「Y」を押すと、次回のPCの起動時にチェックが始まります。chkdskには時間がかかります。PCを使わない、時間の余裕のあるときに実行しましょう。
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