2021年01月16日更新
VCF形式(携帯のアドレスデータ)をCSV形式に変更する方法を解説!
携帯電話からスマホに乗り換えるときにはアドレスデータのファイルをVCF形式からいったんCSVに変換しなくてはいけません。この記事では、Windows10とMacそれぞれのVCF形式のファイルを一括してCSVに変換する方法について詳しく解説します。
目次
VCFファイルをCSVに変換する必要がある場合とは?
VCF形式のファイルをCSVファイルに変換するにはどうしたらいいのか困っている方がいるようです。この記事では、VCFファイルとはどのような種類のファイルで、どのようにCSVファイルに変換すればいいのか解説します。
VCFファイルとは?
VSFファイルとは、携帯電話で使われているアドレス帳データのファイル形式です。携帯電話とは、現在主流で使われているスマホではなく、ガラケーのことです。ガラケーで利用されているアドレスデータのファイル形式がVCFという名刺管理ツールに使われているファイル形式です。
携帯電話からスマホへ乗り換えでアドレス帳を移すときにファイル形式の変換が必要
VSFファイルをCSVファイルに変換する必要がある場合とは、ガラケーからスマホに機種変更する場合です。携帯電話ショップなどでデータ移行ツールを利用できれば簡単にアドレス帳のデータを移行できます。しかし、データ移行ツールを利用しない場合には、手動で移行する必要があります。
スマホと携帯電話ではアドレス帳で利用されているファイル形式が違うために、いったんPCでCSV形式に変換しないと移行できないのです。
VCF形式のファイルをCSVデータに一括変換する方法
VCF形式のファイルをCSV形式のファイルに一括して変換する方法について詳しく解説します。
Windows10ではフリーソフトで使えるものはある?
Windows10でVCFからCSVに変換する方法で、フリーソフトを使っての変換を勧めているサイトがいくつか見つかりました。筆者が試しにおすすめされているソフトをダウンロードして変換してみようとしたところ、Vectorなどで配布されているソフトの中で、Windows10で使えそうなものはありませんでした。
VCFからCSVに変換できるフリーソフトでWindows10に対応しているものはなく、多くがWindows XPなど向けで更新がストップしています。現在、VSFからCSVへの変換用フリーソフトでWindows10に対応しているものはないと考えたほうがいいでしょう。
Googleコンタクトを使って変換する
しかし、VCFからCSVに変換する方法がまったくないのかというと、そういうわけでもありません。Googleコンタクトのファイル変換機能を利用すれば簡単にVCFファイルをCSVファイルに変換できます。
フリーソフトはWindows向けのものばかりで、Mac用のものは以前もありませんでした。しかし、Googleアカウントさえ持っていれば、WindowsでもMacでも関係なく変換できるので、Googleコンタクトを利用する方法がおすすめです。
Googleコンタクトとは、Googleアカウントで利用できるアドレス管理ツールです。ファイル形式の変換機能もあるので、この機能を使ってVCF形式のファイルをCSVファイルに変換できます。
まずは、携帯電話からSDカードにバックアップしたアドレス帳をPCに保存します。PCでSDカードを開いて、[vcf」と検索すれば見つかります。VCFファイルを保存したら、Googleコンタクトにアクセスします。
Google Chromeで上記のリンクからGoogleコンタクトに入り、「インポート」をクリックします。ファイルを選択できる画面が開くので、先程、PCへ保存したVCFファイルを選択します。ファイルを選択すると「連絡先をインポート」という画面が開くので「インポート」をクリックします。
GoogleコンタクトにインポートされたVCFファイルはまだVCFファイルのままなので、今度はエクスポートでCSV形式で書き出します。
Googleコンタクトのトップページから「エクスポート」を選択します。「エクスポートする連絡先」で先程インポートしたファイルを選択して、「エクスポート形式」で「Outlook CSV形式」を選択します。「エクスポート」をクリックすると、VCF形式のファイルがCSVに変換されて書き出されます。
書き出されたファイルは、ダウンロードフォルダもしくはChromeで設定したダウンロード先へダウンロードされます。
VCF形式のファイルをCSVに書き出してみよう!
この記事では、VCFファイルをCSV形式に変換する方法について解説してきました。最近では携帯電話を利用している方も少なくなってきたので、フリーソフトなども利用できるものがないようです。しかし、この記事でご紹介した方法なら文字化けもせずに簡単に変換できるので、ぜひ試してみて下さい。