ブラウザでWebサイトにアクセスしたときにDNS_PROBE_FINISHED_NO_INTERNETと表示されてアクセスできないことがあります。この記事では、DNS_PROBE_FINISHED_NO_INTERNETの原因と解決法を解説します。
Windows10でGoogle Chromeなどのブラウザを使ってWebサイトにアクセスしようとすると、DNS_PROBE_FINISHED_NO_INTERNETというエラーが表示されてアクセスできないことがあります。
DNS_PROBE_FINISHED_NO_INTERNETが起きるということは、PCがインターネットに全く接続できていない状態です。DNS_PROBE_FINISHED_NO_INTERNEの原因としては、次のようなことが考えられます。
DNS_PROBE_FINISHED_NO_INTERNETのエラーの解決法を解説します。上から1つずつ順番に試してみましょう。
PCやモデム、Wi-FiルーターのLANケーブルを確認してみましょう。抜けていたり、断線が起きていたりしていないか確認します。
キャッシュとはWebページの情報を一時的に保存したものです。次回に同じページにアクセスしたときの表示を速めるための仕組みです。キャッシュファイルの破損がDNS_PROBE_FINISHED_NO_INTERNETの原因になることがあります。ブラウザからキャッシュをクリアしてみましょう。
利用者が最も多いGoogle Chromeのキャッシュクリア方法はこちらの記事を参考にして下さい。
PCに生じた一時的なバグがDNS_PROBE_FINISHED_NO_INTERNETの原因になることが有ります。一時的なバグであれば、PCを再起動することで解決します。
ARPキャッシュとは、インターネット上に存在するすべてのデバイスを識別するためのMacアドレスを取得するためのプロトコルです。定期的にクリアされるように設定されているはずですが、クリアされずに古いARPキャッシュが残っていることがあります。
古いARPキャッシュが残っていると、インターネット接続に不具合が生じて、DNS_PROBE_FINISHED_NO_INTERNETの原因になることがあります。ARPキャッシュをクリアしてみましょう。
ARPキャッシュのクリア方法は、コマンドプロンプトを管理者権限で起動して次のコマンドを入力してEnterキーを押します。
「arp -d」
DNSキャッシュとは、DNSからIPアドレスやドメイン名をDNSサーバーに問い合わせた結果を保管したものです。短期間に同じ内容を問い合わせしないようにするために一定期間保存するようにしています。
しかし、DNSキャッシュのファイルに何らかの不具合が生じてしまうと、インターネット接続に不具合が生じて、DNS_PROBE_FINISHED_NO_INTERNETの原因になります。PCに保存されているDNSキャッシュをクリアすることも解決方法の一つです。
DNSキャッシュのクリア方法は、コマンドプロンプトを管理者権限で起動して次のコマンドを入力してEnterキーを押します。
「ipconfig /flushdns」
IPアドレスとは、インターネット上でデバイスを識別するための住所です。TCP/IPとは、インターネット通信で用いられているプロトコルです。IPアドレスを再取得して、TCP/IPスタックをリセットすることで、DNS_PROBE_FINISHED_NO_INTERNETが解決することがあります。
IPアドレスを再取得するには、コマンドプロンプトを管理者権限で起動して次のコマンドを入力してEnterキーを押します。
「ipconfig /renew」
続いてTCP/IPスタックをリセットするために次のコマンドを入力します。
「netsh winsock reset」
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