2019年04月06日更新
Windows10がフリーズ・応答なしの対処法!起動後に固まる原因は?
windows10にアップグレードしてからフリーズ・応答なしになって対処方法が分からないという方は多いのではないでしょうか。本記事では、Windows10のフリーズの原因と対策を詳しく解説していきますのでWindows10ユーザーの方は必見です。
目次
- 1Windows10のUpdateでフリーズが頻発!
- ・MicrosoftもUpdate後のフリーズを認める!
- 2Windows10がフリーズする!PCが動かない原因とは?
- ・周辺機器の故障
- ・PCの内部の部品の故障
- ・システムファイルの破損
- ・ドライバやアプリの影響
- 3Windows10のフリーズ!PCが固まるときへの対処法
- ・周辺機器を取り外す
- ・PCの自己診断機能を使う
- ・セーフモードで起動させてみる
- ・アプリを停止してみる
- 4対処法を試してもWindows10のフリーズが頻発するときには?
- ・ディスク領域を解放する
- ・システムファイルチェッカーを実行する
- ・全部のデバイスドライバを更新する
- ・メモリ診断を実行する
- 5Windows10がフリーズ!応答なしでも安全に再起動する方法
- ・キーボードで再起動
- ・グラフィックドライバをリセット
- ・どうにもならないときには強制終了
- 6Windows10のフリーズも対処法で解決を!
Windows10のUpdateでフリーズが頻発!
Microsoftは、2015年7月29日にWindows10の無償アップグレードの提供を開始しました。しかし、自動的にアップグレードするようになっており、Windows7からアップグレードした方は、大きな仕様変更に戸惑いを覚えたことは記憶に新しいでしょう。アップグレード後、元のOSに戻した方もいるくらいです。
Windows10を使用している方は分かると思いますが、MicrosoftはWindows10を発売してから約1年後にWindows10 Anniversary Updateを発表しました。しかし、アップデートしてからインターネットの速度が落ちたり、PC本体の設定がリセットされたり、更にはPCが固まる等の症状が頻発しているのです。
MicrosoftもUpdate後のフリーズを認める!
Windows10の様々な不具合が頻発していることに関してMicrosoftは、Windows10 Anniversary Updateをインストール後にフリーズすることを正式に認めました。
Microsoftの調査によると、システムをSSDに置き、別のドライブにアプリを移動させていた場合に、フリーズが頻発に起こることが判明したと回答しています。そして、該当する場合は再インストールすることを推奨しています。
また、Windows10 Anniversary Updateをインストールしてから10日以内であれば、元の状態に戻すことが可能であり、その方法は2つあるようです。
操作方法①
1:PCを再起動⇒サインイン画面で、Shiftキーを押しながら電源⇒再起動を選択します。
2:PCが再起動後、トラブルシューティング⇒詳細オプション⇒以前のビルドに戻すを選択します。
操作方法②
1:PCを再起動⇒サインイン画面で、Shiftキーを押しながら電源⇒再起動を選択します。
2:PCが再起動後、トラブルシューティング⇒詳細オプション⇒スタートアップ設定⇒再起動を選択します。
3:PCが再起動すると、オプション一覧が表示されるので、4かF4キーを選択してセーフモードでPCを起動します。
4:設定アプリ⇒更新とセキュリティ⇒回復を選択します。
5:以前のビルドに戻すの下に開始するが表示されているので、それをクリックします。
Windows10がフリーズする!PCが動かない原因とは?
では一体、Windows10が固まる・動かない・応答なし等の症状は何故頻発に起きるのでしょうか。その原因について解説していきます。
周辺機器の故障
Windows10が頻発に固まる・動かない・応答なし等の原因としてまず考えられるのが、周辺機器の故障です。周辺機器とは、マウスやキーボード・USBメモリ等のことです。この周辺機器が故障すると、Windows10内のドライバが不安定になり、その影響でWindows10が頻発に固まる症状が起きるのです。
PCの内部の部品の故障
Windows10内部にある部品が故障すると、頻発にフリーズが起きます。内部にある部品とは、HDD等が挙げられます。このHDDは消耗品なので経年劣化は当然あります。劣化することにより、頻発に固まる・動かない・応答なし等の症状が起きるのです。
システムファイルの破損
Windows10で更新プログラムがうまくできなかった場合等、更新が完了していない状態で強制終了を行うとシステムファイルが破損してしまい、その結果、動かない・固まる・応答なし等の症状が頻発に出るのです。
ドライバやアプリの影響
Windows10でシステムファイルが破損していない場合、Windows10内のドライバやアプリが原因となって動かない・固まる・応答なし等の症状が頻発に起きます。
Windows10のフリーズ!PCが固まるときへの対処法
Windows10が固まる・動かない・応答なし等の症状の原因は、周辺機器の故障・PCの内部の部品の故障・システムファイルの破損・ドライバやアプリの影響の4つが考えられます。1つずつ対処法を確認していきましょう。
周辺機器を取り外す
周辺機器が故障している場合、動かない・固まる・応答なし等の症状は起きます。対処法としてまずは、周辺機器を取り外していきましょう。
対処法手順
①Windows10に接続している周辺機器を取り外します。
②取り外した状態でフリーズが起きるか確認します。
③②でフリーズが起きなければ、周辺機器の故障が原因であることが分かります。
④周辺機器を取り外してもフリーズが起きる場合は、ドライバを最新にしてから再度周辺機器を接続してフリーズが起きるか確認します。それでもフリーズが起きる場合は、周辺機器の故障が原因であることが分かります。
PCの自己診断機能を使う
Windows10内部にあるHDD等の部品が故障すると、動かない・固まる・応答なし等の症状は起きます。部品が故障していないかハードウェア診断をして確認しましょう。
対処法手順
①ハードウェア診断をしてWindows10内部の部品に故障がないか確認します。(PCメーカー毎に操作方法が異なります)
②①で故障となれば、修理依頼をして下さい。
ハードウェア診断
Lenovo:電源ボタン⇒F10キーを連打⇒Lenovo Diagnosticsを起動させます。
富士通:電源ボタン⇒F12キーを連打⇒サポートボタン⇒起動メニューの中からDiagnostic Programを起動させます。
HP:電源ボタン⇒ESCキーを連打⇒F2キーでハードウェア診断を起動します。
DELL:電源ボタン⇒F12キーを連打でハードウェア診断を起動します。
セーフモードで起動させてみる
Windows10でシステムファイルが破損していると、動かない・固まる・応答なし等の症状が出る場合があります。Windows10をセーフモードで起動して、ファイルが破損している場合は修復しましょう。
対処法手順
①Windows10をセーフモードで起動します。
②①の状態でフリーズが起きるか確認し、起きた場合はシステムファイルが破損していることが分かります。
システムファイルの修復
①Windows10画面左下にある、検索マークの所にpowershellと入力⇒enterキー⇒Windows PowerShellを右クリック⇒管理者として実行をクリックします。
②PowerShellが起動したら、dism.exe /Online /Cleanup-image /Restorehealthと入力⇒enterキー
③Windows10を再起動して症状が改善したか確認します。
アプリを停止してみる
Windows10で周辺機器の故障・PCの内部の部品の故障・システムファイルの破損いずれにも該当しない場合、Windows10内のドライバやアプリが原因となって動かない・固まる・応答なし等の症状が起きている可能性があります。原因となっているアプリを停止しましょう。
対処法手順
①Windows10を起動した時に立ち上がるアプリを何か1つ停止します。
②①の状態でフリーズが起きるか確認します。
③フリーズが起きなくなるまでアプリを1つずつ停止していき、原因になっているアプリを特定します。
アプリの停止
①Windows10画面左下にあるスタート⇒設定⇒アプリをクリックします。
②スタートアップと入力⇒Windowsの起動時に自動的に開始するプロセスを表示をクリックします。
③一覧が表示されるので、停止するアプリを選択して無効にするをクリックします。
④Windows10を再起動して、症状が改善したか確認します。
対処法を試してもWindows10のフリーズが頻発するときには?
Windows10のフリーズ原因に対して、周辺機器を取り外す・PCの自己診断機能を使う・セーフモードで起動させてみる・アプリを停止してみる、この4つの対処法を試しても、動かない・固まる・応答なし等の症状が改善しない場合はどうしたらいいのでしょうか。他の対処法についても解説していきます。
ディスク領域を解放する
Windows10のディスク領域が不足している場合、フリーズが起こる可能性があります。ファイルを削除してディスクの空き容量を増やしましょう。
ファイルの削除
①Windows10画面左下のある設定をクリック⇒システム⇒ストレージをクリックします。
②ローカルストレージの下にあるPC(C)⇒一時ファイルをクリックします。
③削除するファイルにチェックを入れてファイルの削除をクリックします。
システムファイルチェッカーを実行する
Windows10のシステムファイルが破損している場合は、フリーズが起こると説明しましたが、破損しているかを確認することができます。システムファイルチェッカーを実行して破損しているか確認して、破損している場合は修復しましょう。
システムファイルチェッカーの実行
①Windows10画面左下にあるスタートを⇒Windowsシステムツールをクリックします。
②コマンドプロンプトを右クリック⇒その他⇒管理者として実行をクリックします。
③画面にsfc /scannowと入力⇒Enterキーを押します。(sfcと/の間は半角スペースを空けます)
④スキャンが終わり、画面にWindowsリソース保護により、破損したファイルが見つかり、それらは正常に修復されましたと表示されたら、破損したファイルがあり修復も完了したことになります。逆に、Windowsリソース保護は、整合性違反を検出しませんでしたと表示された場合は、破損しているファイルはなかったことになります。
全部のデバイスドライバを更新する
Windows10のデバイスドライバを更新していない場合、フリーズ・動かない等の症状が起きます。全てのデバイスドライバを更新して最新のバージョンにしましょう。
デバイスドライバの更新
①キーボードのWindowsキーを押しながらXキー⇒デバイスマネージャーをクリックします。
②更新するデバイスを選んでダブルクリックします。(ここではディスプレイアダプター)
③デバイスドライバを右クリック⇒ドライバーの更新をクリックします。
④ドライバーソフトウェアの最新版を自動検索(S)をクリックして更新します。ドライバーが正常に更新されましたと表示されたら更新完了です。
⑤①~④の作業を繰り返してデバイスドライバ全てを更新します。
メモリ診断を実行する
Windows10で、メモリに不具合がある場合、フリーズ・動かない等の症状が起きます。メモリに異常がないか確認しましょう。
メモリ診断
①Windows10画面左下にあるスタートをクリック⇒Windows管理ツール⇒Windowsメモリ診断をクリックします。
②今すぐ再起動して問題の有無を確認する(推奨)をクリックします。Windows10の再起動後、メモリ診断が行われます。
Windows10がフリーズ!応答なしでも安全に再起動する方法
Windows10がフリーズした時に、すぐに出来る対処法が再起動です。しかし、PCが壊れたりしないか等不安に思われるでしょう。ここでは、再起動を安全に行う方法を解説していきます。
キーボードで再起動
キーボードを使用して再起動する方法が一番簡単です。
再起動手順1
①キーボードのAltキーとF4キーを同時に押します。
②シャットダウンの画面が開いたら、次の中から選んでくださいの下部にあるボックスの中から、再起動を選んでOKをクリックします。
再起動手順2
①キーボードのCtrlキー・Altキー・Deleteキーを同時に押します。
②Windows10画面右下にある電源マークをクリック⇒再起動を選択します。
グラフィックドライバをリセット
PCを再起動しても、フリーズが改善しない場合はグラフィックドライバを再起動してみましょう。
再起動手順
①キーボードのWinキーCtrlキーShiftキーBキーを同時に押します。
②2~3秒で再起動が完了します。
どうにもならないときには強制終了
どの対処法を試しても症状が改善しない場合は、強制終了がありますが、強制終了をするとHDD内のデータが破損したりする可能性があります。そこで、安全に強制終了する方法を解説していきます。しかし、これは最終手段なので、どうにもならない場合のみにしましょう。
強制終了手順
①HDDのアクセスランプが点滅・点灯していないか確認します。点滅・点灯している間は、データの読み書きが行われていますので消えるまで待ちます。
②HDDのアクセスランプが消えている状態で、電源ボタンを長押しして強制終了します。
HDDのアクセスランプが点滅・点灯している時に強制終了をすると、HDDデータが破損したり、最悪PC本体が起動しなくなってしまいますので充分注意して行って下さい。
Windows10のフリーズも対処法で解決を!
Windows10がフリーズ・応答なしの対処法を解説しました。フリーズの原因は様々です。原因に応じて対処法も変わってきますので、一度色んな対処法を試してみましょう。試した結果、どうしても改善しなかった場合は、強制終了があります。しかし、強制終了は最終手段なので、どうにもならない場合のみにしましょう。