中国ではGoogleが使えない！通信規制で利用できない時の対処法は？

日本ではインターネットでGoogleの様々なサービスが自由に利用できますが、中国では自由に利用できません。留学や出張などで中国にい行く日本人も多くいますが、中国でインターネットを利用しようとすると、通信規制で使えないサービスも多く、とても不便な思いをします。今回は、通信規制でGoogleが利用できない時の対処法を解説していきます。

Googleで自由に調べごとをしたり動画や音楽を視聴したりして、インターネットが生活の一部になっている人も多い現代ですが、中国のインターネットでは中国当局による徹底された通信規制によって、日本でインターネットを使う時のように、Googleで自由に調べたり動画などを視聴したりできなくなっています。

中国当局に不適切だと判断されたサイトは閲覧できないように規制されています。サイトにアクセスすることすらできなかったり、検索できない言葉があったりと、現地の人にとっても不便なネット環境になっていると言えます。

中国ではGoogleの様々なサービスが閲覧できないように規制されていますが、Googleの他にも閲覧できないサイトが多く存在します。そしてYahoo検索などでは、政治的な言葉などを検索しても検索結果を閲覧できないように規制されています。

中国ではGoogleサービスに規制がかかり、自由に閲覧ができません。日本では普通に利用できるサイトなので、仕事などで中国に行く日本人は、現地に行ってGoogleで調べものをしようとして、とても不便な思いをします。規制されていることを知っていても、思った以上にサービスが使えなくて驚いたという声も多くあがっています。

それでは、Googleで利用できないサービスがどれくらいあるのかを、具体的に解説します。

Googleで最もよく利用されるウェブ検索は、Google自体にアクセスができないので、キーワード・画像・動画・ファイル・ニュースでの検索すべてが利用できません。

Googleマップも最もよく利用されるサービスの一つですが、このGoogleマップは2018年に中国のGoogleドメインの一部が規制解除されたために利用可能になりましたが、中国の地図は政治的な理由から意図的に不正確な地図に作られていて、とても利用できるという状況ではないようです。

GmailはGoogleのサービスの中でもとても重要なサービスですが、中国ではGmailに保存されている連絡先の情報が取得できなくなります。そのことを知らないままに中国に行ってしまうと、連絡先が分からないことによるトラブルに発展してしまいます。

Googleが提供している動画サービスのYouTubeも利用できません。しかし中国には他にも動画サイトは存在し、さらには映画の本編を配信してしまうなど、著作権を無視したサービスなどもあるようです。

中国ではデータのやり取りなどは中国当局の監視下に置かれ、中国で得たデータを勝手に国外へ持ち出すことが禁止されているため、Googleドライブも利用できません。

FacebookやTwitterに対抗するようにGoogleが提供を始めたSNSであるGoogleプラスも、中国では利用できません。こちらのサービスは2019年8月で終了しますが、中国では利用できないままに終わりを迎えてしまいます。

中国では様々なサービスが通信規制で利用できませんが、留学や出張などで中国に行っている人にとっては、調べ物などでGoogleサービスを使いたくなることもあります。そんな時、Googleサービスを利用する方法を解説します。

Google検索も規制の対象となり利用できませんが、中国には規制されていない検索エンジンも存在しています。調べ物などの際は規制されていない検索エンジンを利用してください。

中国では一般的な検索エンジン「百度」を使うととても便利です。検索方法も、キーワード・画像・ファイルでの検索ができます。しかし百度は日本語の識別機能が低く、少し使いずらいという難点があります。

日本語のウェブサイト、楽天ウェブ検索やgoo検索などは規制されておらず、日本にいるときのように利用できます。日本で一般的なサイトであるYahoo！Japanが2017年9月までは利用できましたが、現在は規制により利用できなくなっています。

規制されていないサイトを利用する以外の方法でGoogleサービスを利用する方法として、「VPN]を利用する方法があります。VPNに接続している間は日本にいるときと同様制限がなく、PCやAndroid・iPhoneを問わず利用できますので、VPNサービスはおすすめです。

インターネットの通信速度は、中国でインターネットを使用する環境によるのでVPNサービスを利用するからといって通信速度が速くなるとは限りません。またVPN利用者のアクセスが増える夜間などの時間帯には、通信速度が落ちることがあります。

中国当局の通信規制によって、仕事や留学などで中国に行く人がインターネットを使用する際にとても不便な思いをします。現地でGoogleを利用しなければならないような状況になった場合は、規制されていない検索エンジンかVPNサービスを活用してください。