2019年07月31日更新
Windows10でCortanaを完全削除(アンインストール)する方法を解説!
Windows10のAI機能であるCortanaの完全削除についての特集になります。Windows10のCortanaを完全削除、アンインストールの方法と、無効化のやり方、そしてCortanaを復活させる方法も併せて解説します。
目次
Cortanaを完全に削除する際の注意点
今回Windows10に標準搭載されているCortanaという機能に関して解説を進めていきます。解説に入る前にCortanaについてよくわからないという方もいますので、説明からしておきます。CortanaはWindows10のパソコンに標準搭載されている機能になります。AI機能で様々な操作を可能にしてくれています。
色々な操作をしてくれるCortanaですが、使わない方にとっては全く使わない機能でもあります。そのため、Cortanaが煩わしく感じる場合があります。Cortanaは自分で削除することが可能です。今回は、このCortanaを削除していきましょう。アンインストールする際の注意点から紹介しますので、まずは覚えておいてください。
復元ポイントの作成を行っておく
Cortanaをアンインストールする際の注意事項としてまず挙げておくのが、復元ポイントの作成をしておくということです。復元ポイントを作成しておけば、リスキーな操作をした場合の救済になります。復元ポイントは積極的に用意しておきましょう。復元ポイントの作成方法については、下の記事にまとめられていますので参考にしてください。
検索ボックスが使えなくなる
また、Windows10のパソコンでCortanaを削除する場合にもう1点注意しなければならないことがあります。それは検索ボックスが使えなくなるということです。Windows10のCortanaは、パソコンの検索ボックスの役割を果たしています。従来のように利用していた検索枠と同様の機能がありますので利用していた方は特に気をつけてください。
Cortanaの無効化も検討する
Cotanaのアンインストールを検討している方は、Cortanaの無効化も検討してください。Cortanaの機能を使わない程度の理由であれば、アンインストールまでしなくても済みます。機能を無効化することで、他の機能でトラブルが発生する恐れがなくなります。Cortanaの無効化はアンインストールよりも簡単ですので是非検討してください。
Cortanaを削除する前に!無効化する方法
ここまでWindows10のパソコンでCortanaをアンインストールする際の注意点について解説してきました。難しい操作に慣れていない方は、Cortanaを無効化してみましょう。ここからは、Cortanaの機能を削除せずに無効化する方法を解説していきます。アンインストールするよりもリスクは少なく済みますので、安心して進めてください。
Windows10のバージョンにより手順が異なる
Cortanaの無効化方法の説明になりますが、Windows10のバージョンによって手順が異なります。同じWindows10のパソコンでもバージョンに合った操作方法で無効化していきましょう。今回はWindows10のバージョン別に3種類の無効化方法を紹介しますので、お使いのパソコンに合致した部分をチェックしてください。
バージョンの確認方法
Windows10のCortanaを無効化する前段階として、お使いのWindows10のパソコンのバージョンをチェックしておきましょう。Windows10のパソコンでバージョンを確かめるには、設定を起動します。メニューから「システム」をクリックしてください。左側の項目から「バージョン情報」をクリックするとバージョンが表示されます。
無効化の手順
お使いのWindows10でバージョン情報をチェックできましたら、Cortanaの無効化作業に入りましょう。バージョン別に3種類の無効化方法を解説していきます。お使いのWindows10のバージョンにあったやり方で進めてください。
Windows10 バージョン1607より前での手順
まずはWindows10のパソコンでバージョン1607より前のものを利用している場合のCortanaの無効化方法です。このバージョンのWindows10では、Cortanaを起動してください。Windows10のタスクバーにCortanaが表示されている場合は、Cortanaの設定メニューからいつでも無効化することが可能です。
Windows10 バージョン1607での手順
バージョン1607のWindows10を使用している方の場合は、無効化のやり方が少し難しくなっています。「ファイル名を指定して実行」に「gpedit.msc」と入力して実行します。「コンピューターの構成」から「管理用テンプレート」をクリックして、「Windowsコンポーネント」の検索部分から「Cortanaを許可する」を無効にしてください。
Windows10 バージョン1703・1803での手順
最後に、Windows10のバージョン1703もしくは1803のパソコンを使っている場合のCortanaの無効化方法です。このバージョンを使っている方は、Windows10の設定などから操作するよりは少し違うやり方で無効化していきます。以下をご覧ください。
フリーソフトを使う
Windowes10で1703もしくは1803のバージョンを使っている場合は、設定などから操作するのではなく、フリーソフトを使ってみましょう。Cortanaを無効化できる機能が搭載されているフリーソフトとして「Windows設定変更ツール」を使用します。以下のリンクからダウンロード、インストールして活用してください。
Cortanaを完全削除する方法
ここまで、Cortanaを無効化する方法を説明してきました。Windows10でも無効化の方法は異なります。適切な方法でCortanaをオフにしてください。ここからは、Cortanaをどうしても完全削除したいという方向けの操作方法を紹介します。少し応用的な操作になりますのでWindows10に慣れている方がすることをおすすめします。
Uninstall Cortana for Windows10を使ってアンインストール
Windows10でCortanaを削除したい方は、フリーソフトを活用するというのも1つの手段です。「Uninstall Cortana for Windows10」というアプリを使ってCortanaをアンインストールできます。お使いのWindows10のパソコンで「Uninstall Cortana for Windows10」をインストールするには、以下のリンクを活用してください。
Uninstall Cortana for Windows10のソフトをインストールしたら、パッケージを展開します。その後このソフトを実行することでCortanaを完全削除できるようになっています。Cortanaが消えたかどうかチェックして完了です。
【参考】Cortanaを復活する方法
Uninstall Cortana for Windows10を使ってCortanaを完全削除するということを提案しましたが、ここでCortanaを復活させたい場合はどうするのかということを解説します。Cortanaは、以下の方法で復活できますが、いずれも若干手間のかかる作業になります。Cortanaを復活させることが想定される方は、できれば無効化がおすすめです。
メジャーアップデート
完全削除したCortanaを復活させるには、メジャーアップデートをかけるということです。Windows10で定期的に配信される更新パッケージを利用するということです。もしお使いのWindows10が古い状態のままであればWMicrosoftの公式サイトからアップデートをすることで復活できます。
リフレッシュの実行
完全削除したCortanaを復活させるもう1つの手段としてリフレッシュの実行があります。今の状態を維持したまま機能を初期化することを言います。「設定」から「回復」を選択します。次に「このPCを初期状態に戻す」の部分から「個人用ファイルを保持する」をクリックすることで、復活できます。
初期化の実行
Cortanaを復活させる方法として、初期化もあります。これはWindows10のパソコンをリセットすることになりますので、バックアップなどがしっかりとできていること前提になります。リスキーな操作になりますので、準備が適切にできた方が実行してください。
Cortanaの削除は求めているPCのパフォーマンスに合わせて行おう
Windows10のパソコンでCortanaを無効化する方法、完全削除する方法について解説してきました。Cortanaは標準装備されている機能ですので、無理な操作はせずに無効化で済む場合はそちらで十分です。どうしても削除したい方は、フリーソフトを利用しましょう。お使いのPCでのパフォーマンスに合わせて適切に操作していきましょう。