2019年03月19日更新
Windows10で廃止されたガジェットをデスクトップに表示する方法!
Windows7では、ガジェットという機能を使用できましたがWindows10ではガジェットを使用することができなくなりました。今回はWindows10を使って、従来のガジェットのようにデスクトップに表示できるフリーソフトを紹介します。
目次
- 1Windows10でガジェット廃止された!
- ・ガジェットが廃止された理由
- ・Windows10ではガジェットの代わりにアプリが用意されている
- 2Windows10でガジェットをデスクトップに表示するには?
- ・8GadgetPack
- ・Desktop Gadgets
- 3Windows10でガジェットを表示する方法〜8GadgetPack〜
- ・8GadgetPackをインストール
- ・ガジェットを表示する
- 4Windows10でガジェットを表示する方法〜Desktop Gadgets〜
- ・Desktop Gadgetsをインストール
- ・ガジェットを表示する
- 5Windows10でガジェットをデスクトップに表示する注意点
- ・セキュリティの危険性
- 6Windows10でガジェット使用する場合は自己責任で!
Windows10でガジェット廃止された!
まずはガジェットについて説明します。ガジェットというのは1つの機能、ツールのことを言います。Windows7で主に使用されていました。ガジェットはどのようなものなのかというと、デスクトップに様々な便利ツールを配置して使用することができる機能です。Androidのスマホで言う「ウィジェット」のような位置づけのものです。
ガジェットは、Windows7を始め過去のバージョンのパソコンで多用されていたものの、Windows10のような最新端末ではガジェットは存在しなくなりました。つまり完全に廃止されたというわけです。廃止ということはつまりそのためガジェットのメニューも無くなったわけです。
ガジェットが廃止された理由
便利な機能の1つであったにもかかわらず、Windows10からはガジェットが無くなってしまう結果となりました。実は、これにはとある理由が生じたため廃止する運びとなってしまいました。その大きな理由となるのが、セキュリティの問題です。Windows7において、ガジェットを使用するということは危険な存在ということが判明しました。
便利な機能であれば、そのまま残すか、さらに改良してガジェットは使用されますが、セキュリティの問題に関しては重大なものだったことがうかがえます。ガジェットが原因で、悪用されてしまいお使いのWindows10のパソコンが不具合を引き起こすなどトラブルに見舞われる恐れがあるということがMicrosoftの公式サイトでも発表されています。
ガジェットには、アナログ時計やカレンダーなど生活に必要な機能を直接デスクトップに配置することができました。いつもガジェットを使用していた方にとってみればデスクトップですぐに確認が不可能になってしまうため、効率が下がってしまうなど少し悩ましい点もあります。しかしガジェットの無いWindows10では、代わりになるものが存在します。
Windows10ではガジェットの代わりにアプリが用意されている
Windows10でガジェットの代わりとなる新機能が「アプリ」です。このアプリにより細かい便利ツールをパソコンにインストールして使用することができます。ガジェットの代わりとなるものですが、ガジェットの上位互換とも言えるほどのクオリティになっているのがアプリという仕組みです。スマホでもあるアプリと同じようなものと考えてください。
ガジェットでよく活用されるのが、アナログ時計やカレンダーなど目視ですぐにチェックできるものが一般的でした。しかし、アプリではそのような機能の他に、ありとあらゆる機能をWindows10にインストールすることができます。ガジェットが廃止になっても不自由のないどころか、寧ろより多彩な機能が追加されて、利便性が向上したと言えます。
ただ、Windows10でアプリを使うには、ガジェットのような方法では使用できません。アプリをインストールするために「ストア」にアクセスする必要があります。Microsoftのアプリストアは、Windows10に元々入っていますので、ウェブサイトからダウンロードする手間はかかりません。ショッピングバッグのアイコンがストアになります。
Windows10のアイコンが書かれたショッピングバッグのアイコンをクリックしてストアを開き、追加したい機能などをキーワード検索してください。その機能を搭載したアプリが見つかれば、Windows10にインストールすることができます。この点はiPhoneやAndroidのスマホと同じような仕組みですので、特別な作業は不要です。
iPhoneやAndroidのアプリストアと同じような仕組みと言いましたが、まさにその通りで、無料のアプリだけでなく、有料のアプリも存在します。使いたい機能を手軽に追加できるのがメリットの1つです。サイトでダウンロードできる有名なソフトもWindows10でアプリ化されているケースが多いので、まとめてインストールでき、便利です。
とはいうものの、ガジェットを長い間使用してきた方にとってはガジェットをこれまで通り使っていきたいという場合もあります。Windows7のようにガジェットを使用することはできるかと悩むWindowsユーザーもいます。結論から言うと、実はWindows10でも従来のようなガジェットを使用することができます。次で詳しく紹介しますのでご覧ください。
Windows10でガジェットをデスクトップに表示するには?
Windows10でも、ガジェットをデスクトップに表示させて使っていきたいという悩みを解決できる方法をここかは解説していきます。とはいってもWindows7のガジェット機能をそのまま復活させて使うというわけではありません。ガジェットを使用するために、フリーソフトをインストールする必要があります。ここでは2つのガジェットソフトを紹介します。
ガジェットを使うことは、脆弱性の問題から前述のようにMicrosoft側も推奨していません。もし、これから紹介するガジェットの代わりとなる機能を持つ2種類のフリーソフトをインストールして使う際は、セキュリティ面など自己責任で行ってください。
8GadgetPack
廃止されたガジェットの代わりとなる1つ目のフリーソフトは、「8GadgetPack」です。このフリーソフトはインストールすることで、用意されているいくつかの機能をガジェットとして使用することができます。実際にインストールして使うと、Windows Vistaや7で使われていたような基本的なガジェットが搭載されていることがわかります。
Desktop Gadgets
そしてガジェットの代わりとなるもう1つのフリーソフトは、「Desktop Gadgets」と呼ばれるものです。こちらも基本的なガジェット機能を使用することはもちろん、新しいガジェットを追加して使うこともできます。このフリーソフトはバージョンのアップデートはされていませんが、不具合なくガジェットを使用することができます。
Windows10でガジェットを表示する方法〜8GadgetPack〜
Windows10でガジェットの代わりになるフリーソフトを2つピックアップしました。Windows10でも従来のようにガジェットを使ってみたいというユーザーの方は、実際にインストールして使っていきましょう。ここからは、Windows10にフリーソフトをインストールしてデスクトップにガジェットを表示する方法を解説していきます。
8GadgetPackをインストール
まずは、8GadgetPackをダウンロードし、お使いのパソコンにインストールすることから始めます。8GadgetPackのデータは、以下のリンクからアクセスし、ダウンロードしてください。インストールまで完了させた方は、ガジェットが使用可能になります。インストーラ自体も英語表記ですが、そのまま進めてください。
ガジェットを表示する
次は、ガジェットを表示させてみましょう。デスクトップ上で右クリックしてメニューを表示させてください。このメニューの中に「ガジェット」という部分が追加されているのがわかります。「ガジェット」をクリックすると、ソフトが稼働し選択画面が表示されます。ここで使いたいガジェットを選びます。ガジェットの上を右クリックで追加できます。
ガジェットはWindows10で使うことができますが、これらのほとんどが外国語表記のガジェットになっています。そのため日本語で設定画面を表示することができない場合が多くあります。外国語表記となってしまっても、従来のようにガジェットを使いたいという目的は達成できます。
サイドバーに表示する
次にガジェットをサイドバーに表示してみましょう。ガジェットの中にある「7 sidebar」を見つけてください。このガジェット上で右クリックして「設定」を選択してください。ガジェットを表示するサイドバーの位置を左右から選択でき、デザインなども設定できます。お好みの状態にガジェットのサイドバーを設定できたら完了です。
ガジェットのサイドバーを他の画面があっても常に全面に表示させる設定や、ガジェットのサイドバーを自動的に表示させるような設定も可能です。先ほど説明したデザインの設定では、スキンの具合なども調整することができます。細かい部分をカスタマイズできるので、ユーザーの使い勝手に合わせたガジェットサイドバーを作り上げられます。
8GadgetPackの内部に入れて使用できるガジェットは、個別にダウンロードして追加することができます。ガジェットは様々なサイトからダウンロードすることができますので、色々とガジェットを試してみるものお勧めです。また、フリーソフトですのでセキュリティ面にも気を付けて使用していってください。
Windows10でガジェットを表示する方法〜Desktop Gadgets〜
次に、廃止されたガジェットの代わりとなるフリーソフト2つ目の「DesktopGadgets」についてガジェットの表示方法を解説します。
Desktop Gadgetsをインストール
Desktop Gadgetsもまずは、サイトからダウンロードとインストールを行います。フリーソフトなので無料で導入することができますが、ソフト自体のアップデートが最近行われていないという点があります。そのため、ソフト自体の脆弱性など、セキュリティ面には一層注意した上で使っていく必要があります。まずはソフトを入れましょう。
ガジェットを表示する
ソフトのインストールが完了すればいよいよガジェットをデスクトップに表示していきましょう。インストールした時点でのガジェットは、Windows VistaやWindows 7で使っていたガジェットとほぼ同様のものが入っていますので、すぐに使えます。もちろん基本的なガジェットだけでなく、個別で追加することも可能です。
デスクトップ上で右クリックしてください。すると「ガジェット」のメニューがありますのでこれをクリックします。するとDesktop Gadgetsによりガジェット一覧が表示されます。ここではCPUメーターやアナログ時計、カレンダーなど標準装備のガジェットが使えます。ここで使いたいガジェットがあればそのまま追加しても結構です。
ガジェットを追加する
標準のガジェット以外で使いたいガジェットを探すには、「オンラインで追加のガジェットを取得」をクリックしてください。アクセスしたDesktop Gadgets公式サイト内から、お好みのガジェットを探して追加することができます。この他にもガジェットのダウンロードサイトが複数存在しています。この場合はご自身の判断で追加を行ってください。
Desktop Gadgetsの公式サイトからガジェットをダウンロードする場合の方法は、サイトにアクセス後特定のガジェットを見つけてください。そのガジェット表示の下部分にある「Download」をクリックしてください。Desktop Gadgetsの中に追加されますので、デスクトップにも配置することができます。
Windows10でガジェットをデスクトップに表示する注意点
ここまで、Windows10でも廃止されたガジェットの代わりとなる2種類のフリーソフト「8GadgetPack」と「Desktop Gadgets」の紹介と、それらの使い方について紹介してきました。いずれも従来通りのガジェットを再現できるため、特定のユーザーには非常に嬉しいソフトです。
今まで解説してきた中に織り交ぜて記載しましたが、デスクトップにガジェットの代わりになるものを配置して使う上での注意点についてまとめておきます。改めてチェックしてからダウンロード、追加をして使っていきましょう。
セキュリティの危険性
何度か説明の中でも触れましたが、セキュリティの脆弱性についてはしっかりと理解しておく必要がありますガジェットが廃止になった大きな理由でもあるので、一番注意しなければなりません。セキュリティに脆弱性があることにより、Windows10が攻撃されるリスクが高まります。攻撃されてしまうと、お使いのWindows10のトラブルにつながります。
ガジェットが必須なユーザーはこちらの方法でインストールして使ってください。もしセキュリティ面に不安があるようでしたら、ウイルスバスター系のソフトなどのセキュリティ対策ソフトを導入し、万全な環境を作り上げた上でガジェットを使うようにしましょう。最近では、無料でも十分な機能を備えたセキュリティソフトが多く存在しています。
Windows10でガジェット使用する場合は自己責任で!
Windows10では廃止されているガジェット機能は、フリーソフトをインストールすることで代わりのガジェットを補うことができます。その際は、セキュリティに細心の注意を払いながら使用していきましょう。