Googleマイアクティビティに保存されてる検索・閲覧履歴の削除方法!
GoogleマイアクティビティとはGoogleアカウントに紐づけられたweb上の個人履歴です。Googleマイアクティビティで一括管理されている履歴を検索・閲覧・削除する方法を解説します。Googleマイアクティビティで一括管理された情報を有効活用しましょう!
目次
- 1Googleのマイアクティビティについて
- ・Googleマイアクティビティとは
- ・アクティビティ管理している項目
- 2GoogleのマイアクティビティとChromeの履歴機能の違い
- ・保存期間
- ・保存条件
- ・検索方法
- ・表示方法
- 3Googleマイアクティビティの使い方
- 4Googleマイアクティビティの履歴を削除する方法
- ・マイアクティビティの履歴を個別に削除
- ・マイアクティビティの履歴をグループ単位で削除
- ・マイアクティビティの全ての履歴を一括削除
- 5Googleマイアクティビティの履歴を保存しないようにするには
- ・Chromeのシークレットウィンドウを利用する
- ・アクティビティ管理で設定を変更する
- 6Googleマイアクティビティの履歴を管理しよう!
- ・Googleの記事が気になった方にはこちらもおすすめ!
Googleのマイアクティビティについて
Googleのマイアクティビティという機能を知っていますか?Googleマイアクティビティとは、自分のホームページ上の行動履歴を一括管理する機能のことですが、ブラウザの閲覧履歴とは違います。2016年7月よりサービスが開始されていますが、ブラウザの閲覧履歴ではフォローしきれていない情報も閲覧できるのです。
例えば、以前閲覧したホームページをもう一度開きたいと思ったとき、ブラウザの履歴を見てもうまく探せず、ホームページの名前もはっきり憶えていないのでキーワード検索もうまくいかない、という経験はありませんか?
時系列で履歴を追えるのは良いのですが、それだけでは探しきれないというときに便利なのが、このGoogleのマイアクティビティという機能です。
また、Googleは、Googleマイアクティビティの設定をGoogleユーザー(Googleアカウント保持者)自身が行うことで、個人が自分の情報を管理できるようにしています。
インターネットを利用する以上、ログ(履歴記録)の管理は無視できない要件です。管理方法を正確に理解して個人情報を管理しましょう。定期的に履歴情報を閲覧することで、必要な履歴、不要な履歴の判断もできます。履歴保存条件の設定はいつでも変更可能です。
今回はこのGoogleマイアクティビティの内容と取り扱い方について解説します。
Googleマイアクティビティとは
Googleマイアクティビティ(myactivity.google.com)とは、自分が過去にアクセスしたGoogleサービスの履歴のことで、必要に応じてそれらの情報を検索することができます。Googleマイアクティビティに履歴が残る条件として、Googleアカウントにログインしている必要があります。
Googleアカウントに紐づけられた検索や閲覧の履歴はいつでも確認できます。また、保存する内容もGoogleマイアクティビティで指定でき、Googleマイアクティビティとして保存された情報の削除も可能です(一括削除も可能)。
Googleマイアクティビティでは、検索内容、閲覧したホームページ、視聴動画などの情報を一括管理できます。こうした検索内容、閲覧したホームページ、視聴動画などの情報はGoogle サービスを使用する際の処理時間短縮などにも利用され、運用の効率化が図られます。
Googleマイアクティビティは、最近の情報から日付順でサービス項目別に表示されます。感覚的に閲覧できるように整理されていて、分かりやすい情報管理がなされています。
アクティビティ管理している項目
Googleマイアクティビティとして保存されるGoogleサービスは、Google検索(Web、画像、動画)、YouTube、Google Play、Google Maps、Googleショッピング、Googleブックス、Googleヘルプ、Google Developersなどがあります。
Googleアカウントに保存されるGoogleマイアクティビティデータの設定項目について解説します。
ウェブとアプリのアクティビティ
「ウェブとアプリのアクティビティ」とは、Googleサービスの機能向上・情報処理高速化を推進することを目的として、Google関連のサービスサイト・アプリ上の行動(アクティビティ)の記録を保存するという項目です。その記録には関連情報(位置情報など)も入ります。この情報はいつでも検索・閲覧が可能です。
保存する項目、過去の履歴の削除、「ウェブとアプリのアクティビティ」記録のオン・オフ設定はいつでも変更でき、ユーザーが一括管理できます。
「ウェブとアプリのアクティビティ」記録のオン・オフ設定を行うには、メイン画面上方の「三点マーク」より「アクティビティ管理」を選択します。
設定画面の「ウェブとアプリのアクティビティ」でオン・オフ設定を行います。オンにした場合は「Chrome の閲覧履歴とGoogleサービスを使用するウェブサイトやアプリでのアクティビティを含める」の条件の有効・無効設定を行います。
「Google Chromeの閲覧履歴」を保存するには「Chrome の閲覧履歴とGoogleサービスを使用するウェブサイトやアプリでのアクティビティを含める」の条件を有効(チェック入力)にする必要があります。
「ウェブとアプリのアクティビティ」をオンに設定した場合に保存される「検索履歴」としては、「Googleサービス上の検索内容」、「位置情報、言語、IPアドレス、参照したURL」、「使用した媒体(ブラウザかアプリか)」、「アクセスした広告、その広告で購入したもの」、「使用端末の諸情報(よく使用するアプリなど)」などがあります。
こうした情報の保存はオンラインのときだけではなく、オフラインのときでも保存される場合があります。
「ウェブとアプリのアクティビティ」をオンに設定した場合に保存される「閲覧履歴」としては、「使用したホームページ・アプリまたその使用内容」、「Google Chromeの閲覧履歴」があります。
ロケーション履歴
「ロケーション履歴」とは、端末を携帯して移動した場所の履歴を保存するという項目です。Googleサービス使用時でなくてもその記録は施行されます。この情報により、その時点の自分に合った有用な地図情報やその関連情報をGoogleから提供されるようになります。
スマートフォンを紛失した際はこの情報からサポートを受けることができます。他には、リアルタイムの交通情報、自分に関連する広告などが提示されます。
「ロケーション履歴」機能は、「Google アカウントにログイン」、「ロケーション履歴がオン」、「端末の現在地送信機能がオン」の3つの設定が揃うことで機能します。いずれの設定を欠いても機能は停止されます。
「ロケーション履歴」機能は、デフォルトではオフに設定されています。必要に応じてオンに設定変更しましょう。
端末情報
「端末情報」とは、Googleサービス全体の利便性・効率化を図るために、連絡先、カレンダー、アプリ、音楽などの端末に関する情報を一括管理して保存するという項目です。この情報は検索結果などの精度向上にも活用されます。
音声アクティビティ
「音声アクティビティ」とは、Googleアシスタントに「OK Google」などの発声コマンド(指示)を行ったときに音声が保存されるという項目です。また、音声保存に対応しているアプリで、マイク機能がオンに設定されているときも音声が保存されることがあります。
「音声アクティビティ」機能の目的としては、Googleアシスタントがユーザー自身の声を認識する、語句の発音を学習する、またGoogleサービス全体の音声対応機能の品質向上に活用するということが挙げられます。
YouTube の検索履歴
YouTubeの検索履歴を保存して一括管理します。こうした情報を保存することで、検索時間の短縮や推薦動画の精度の向上が図られます。YouTubeの検索履歴はいつでも閲覧可能です。検索履歴の削除、候補として表示される内容の削除のほか、検索履歴の記録停止の設定も可能です。削除された情報はその後の推薦動画などには反映されません。
YouTube の再生履歴
YouTube の再生履歴を保存して一括管理します。こうした情報を保存することで、一度再生した動画を探しやすくなり、推薦動画の精度も向上します。再生履歴は管理上、削除と一時停止の設定が可能です。履歴削除は個別に削除することも、一括で削除することもできます。履歴の保存が一時停止されているときは情報は保存されず、推薦動画にも反映されません。
GoogleのマイアクティビティとChromeの履歴機能の違い
GoogleマイアクティビティとChromeの履歴機能の違いについて説明します。両者、よく似た機能ですが、項目別に機能を比較するとそれぞれの長所・短所が分かります。
保存期間
保存期間については、Googleマイアクティビティはアカウント作成時からの履歴が継続して保存されるのに対し、Chrome履歴は保存期間を90日としています。Chromeでは保存期間を過ぎると自動的に履歴は削除されます。
保存条件
保存条件については、GoogleマイアクティビティはGoogleアカウントにログインしていること、Chrome履歴はブラウザとしてChromeを使用していること、となります。
つまり、Googleマイアクティビティはどのブラウザを使用してもGoogleアカウントにログインしていれば保存され、Chromeの履歴はGoogleアカウントにログインしなくても保存されるということです。
検索方法
検索方法については、Googleマイアクティビティはキーワード検索だけでなく日付検索も可能ですが、Chrome履歴はキーワード検索のみ可能です。
表示方法
表示方法については、Googleマイアクティビティは時系列表示だけでなく項目別(サービス別)表示も合わせて閲覧できますが、Chrome履歴は時系列の表示だけです。
Googleマイアクティビティの使い方
Googleマイアクティビティの使い方について説明します。Googleマイアクティビティ(myactivity.google.com)のページを開き、検索キーワードを入力します。「日付とサービスでフィルタ」の機能を使うと、期間やGoogleサービスを指定して検索ができます。「+」マークをクリックすると入力フォームが展開します。
必要に応じて、キーワード、日付、サービス項目を入力して「検索マーク」をクリックして検索します。
Googleマイアクティビティの履歴を削除する方法
Googleマイアクティビティの履歴を削除する方法について説明します。3通りのやり方があります。
マイアクティビティの履歴を個別に削除
Googleマイアクティビティの履歴を個別に削除する方法です。まず、それぞれの履歴で表示されている「詳細」をクリックします。
表示されたポップアップ右上の「三点マーク」をクリックし、「削除」をクリックして完了です。
マイアクティビティの履歴をグループ単位で削除
マイアクティビティの履歴をグループ単位で削除する方法です。履歴情報は日付ごとにサービスなどのグループで整理されているので、グループ枠右上の「三点マーク」をクリックし、「削除」をクリックして完了です。
また日付単位、検索結果単位でも削除が可能です。手順は同様に、それぞれの枠右上の「三点マーク」をクリックし、「削除」をクリックして完了です。
マイアクティビティの全ての履歴を一括削除
Googleマイアクティビティの全ての履歴を一括削除する方法です。
Googleマイアクティビティのメイン画面右上の「三点マーク」をクリックし、「アクティビティを削除する基準」をクリックします。
「全期間」、「すべてのサービス」を設定した後、「削除」をクリックして完了です。
Googleマイアクティビティの履歴を保存しないようにするには
Googleマイアクティビティの履歴を保存しないようにする方法もあります。2通りのやり方があります。
Chromeのシークレットウィンドウを利用する
Chromeのシークレットウィンドウを利用する方法を説明します。シークレットウィンドウとは、一時的に自分の作業履歴を残さないようにしたいときに使用する、シークレットモードのwebウインドウ(ページ)です。
シークレットウィンドウ上の作業行動(アクティビティ)はGoogleアカウントにログインしていない状態で作業したとみなされ、Googleマイアクティビティに履歴として保存されません。
設定手順は、Chromeメイン画面右上のにある「三点マーク」をクリックし、開いたメニューから「新しいシークレットウィンドウ」をクリックします。
「シークレットウィンドウ」が開きます。
アクティビティ管理で設定を変更する
「アクティビティ管理」で設定を変更する方法を説明します。「アクティビティ管理」とは、Googleマイアクティビティの設定を一括管理するコマンドメニューです。
設定の手順は、Googleマイアクティビティのメイン画面上方の「三点マーク」より「アクティビティ管理」を選択します。
設定管理ができるアクティビティ項目の一覧が表示されるので、履歴の記録を一時停止したい項目を選んでオフ設定に変更します。
表示されたポップアップ右下の「一時停止」をクリックして完了です。
Googleマイアクティビティの履歴を管理しよう!
Googleアカウントの所持者やGoogle Chromeの愛用者は、自分のより詳細な履歴情報を検索できるGoogleマイアクティビティを活用する価値はあります。
Googleマイアクティビティとは、Chromeの履歴以上に、多岐にわたって自分のホームページ上の行動(アクティビティ)を確認できる機能あり、記憶があいまいなときは有用なツールとしてユーザーをサポートしてくれます。自分に合った履歴保存条件をカスタマイズして、個人情報を管理しましょう。