2019年04月17日更新
WindowsPCのCドライブ拡張方法!容量不足のディスクの空き容量を増やす方法を解説!
WindowsのCドライブの容量が不足した時には、Cドライブを拡張することで空き容量を増やすことができます。この記事ではWindowsPCのディスクのパーティション割合を変えるなどの方法で、Cドライブを拡張して空き容量を増やす方法についてお伝えします。
目次
- 1Cドライブの拡張が必要?どうしたらいい?
- ・WindowsPCのCドライブの容量が不足する原因
- 2Cドライブの容量不足への対処法
- ・ディスクのクリーンアップやファイルの削除では間に合わない
- ・Cドライブのパーティションを拡張する
- 3Cドライブの拡張方法【フリーソフトを利用する】
- ・AOMEI Partition Assistantを利用する
- ・ソフトを使った拡張方法
- 4Cドライブの拡張方法【Dドライブを削除する方法】
- ・Dドライブの削除で空き容量を増やす場合の注意点
- ・Dドライブの削除で空き容量を増やす方法
- ・Dドライブを再度作成
- ・Dドライブが削除できないときには?
- 5Cドライブを拡張して快適にPCを使えるようにしよう!
Cドライブの拡張が必要?どうしたらいい?
WindowsPCのCドライブには、Windowsを動かすためのシステムファイルがすべて入っています。しかし、マイドキュメントやマイピクチャなどに保存したファイルもCドライブにデフォルトの設定ではCドライブに保存するようになっています。
気が付くと保存したファイルが増えてCドライブの容量が不足してしまうことがあります。Cドライブの容量が不足した時の対処法の一つにCドライブの拡張があります。
WindowsPCのCドライブの容量が不足する原因
WindowsPCのCドライブの容量が不足する原因にはどんなものがあるのでしょうか。
大容量ファイルを保存していないのに容量が不足する
容量の大きな動画や画像、音楽をたくさんダウンロードして、WindowsのCドライブの容量が不足するのなら理解できます。
しかし、心当たりのあるファイルやアプリをWindowsPCから削除しても削除しても、あっという間にCドライブがいっぱいになってしまうことがあります。Cドライブを拡張しなくてはいけなくなる場合というのは、そのような場合に有効な方法です。
Windows Updateのシステムファイルの蓄積が原因
大容量ファイルを保存していないのに、WindowsPCのCドライブの容量があっという間に不足してしまう、という場合の原因というのは、Windows Updateにあります。Windows Updateは1カ月に2回行われますが、不要になったファイルは基本的にアップデートとともに削除されるようになっています。
しかし、原因は不明ですが、不要になったシステムファイルが削除されずに、いつまでもPCの中に蓄積していく場合があります。このような場合に、Cドライブの空き容量が不足した場合には、Cドライブの拡張が友好的な方法になります。
Cドライブの容量不足への対処法
Cドライブの空き容量の不足に対する対処法は、Cドライブを拡張することです。Cドライブを拡張するというのはどういうことなのか見ていきましょう。
ディスクのクリーンアップやファイルの削除では間に合わない
WindowsPCには、Windows Updateの蓄積ファイルや一時ファイルなどを一括して削除するための、ディスクのクリーンアップという機能があります。ディスクのクリーンアップを頻繁に行っている人もいることでしょう。
また、こまめに不要なファイルを削除している、という人も少なくありません。しかし、頻繁にディスクのクリーンアップやファイルを削除しても、Cドライブの空き容量の不足が間に合わないことがあります。このような場合には、Cドライブを拡張するしかありません。
Cドライブのパーティションを拡張する
PCには必ず記憶領域用のディスクが搭載されています。HDDもしくはSSDと呼ばれるものです。OSのシステムや、インストールされているアプリ、作成したり編集したりした文書や画像、ダウンロードした動画や音楽など、PCを利用する上で必要になるシステムやコンテンツは全てディスクの中に保存されています。
通常はディスク領域はCドライブとDドライブ、それから未割当の領域といったパーティションに分割されています。Dドライブを縮小したり、未割当の領域をCドライブに割り当てることでCドライブのパーティションを拡張して増やすことができます。
Cドライブのパーティションを拡張することで、Cドライブに保存できるデータ量が大幅に増えるので、容量不足に対応することができます。
Cドライブの拡張方法【フリーソフトを利用する】
ここからはCドライブの空き容量を増やすために拡張する具体的な方法についてみていきましょう。まずはフリーソフトを使って拡張する方法です。
AOMEI Partition Assistantを利用する
PCのドライブのパーティションを管理できるソフトには「AOMEI Partition Assistant」があります。こちらからダウンロードすることができます。すべての機能を利用するためには、有料版にする必要がありますが、無料で使える体験版でも大丈夫です。
上の画像の「窓の杜からダウンロード」をクリックするとダウンロードできます。ダウンロードしたファイルをクリックするとセットアップのための言語を選ぶことができます。日本語を選んで「OK」をクリックすると、有料版への案内が出てきます。こちらはスキップしてしまっても大丈夫です。
するとセットアップウイザードが始まるので、「次へ」をクリックしてセットアップします。
ライセンスへの同意や、保存場所の確認などが続きますが、それぞれ確認しながら進んでいくとセットアップが完了します。
ソフトを使った拡張方法
「AOMEI Partition Assistant」を使ってCドライブを拡張していきましょう。今回は未割当の領域と結合してみます。「AOMEI Partition Assistant」を開いてCドライブを右クリックします。表示されたメニューから「パーティションを結合」をクリックします。
するとどの領域と結合するのか選択することができます。今回はなにも使われていない未割当の領域のパーティションをCドライブと結合するので選択して「はい」をクリックします。
すると未割当だったパーティションがCドライブと結合して、Cドライブが拡張されました。
Cドライブの拡張方法【Dドライブを削除する方法】
未割当の領域がない場合には、Dドライブをいったん削除してから、Dドライブと結合してCドライブに余裕を持たせたうえで、Dドライブを再度作る、という方法があります。Dドライブ削除からCドライブを削除する方法についてみていきましょう。
Dドライブの削除で空き容量を増やす場合の注意点
Dドライブを削除してから空き容量を増やす場合の注意点には次のものがあります。
Dドライブのバックアップは必ず取ること
Dドライブを削除すると、Dドライブの中のファイルは全て削除されます。バックアップを取っていないと復元することもできなくなります。外付けHDDなどに大切なファイルは必ずバックアップしてから、Dドライブの削除をしましょう。
Dドライブの削除で空き容量を増やす方法
Dドライブのバックアップができたら、Dドライブを削除してCドライブの空き容量を増やしてみましょう。
Dドライブの削除
「コントロールパネル」を開いて「システムとセキュリティ」>「管理ツール」>「コンピューターの管理」と進みます。コントロールパネルの場所はこちらの記事をご覧ください。
「コンピューターの管理」を右クリックして「管理者として実行」をクリックします。
左サイドバーから「ディスクの管理」をクリックして、「ディスク」の「ボリューム(D:)」を右クリックします。「ボリュームの削除」をクリックするとDドライブが削除されます。
Dドライブが削除されて、その部分が空き領域になりました。
空き領域を右クリックして「パーティションの削除」をクリックしてその部分を「未割当の領域」にします。
「未割当の領域」ができました。
Cドライブの拡張
次はCドライブを拡張します。Cドライブを右クリックして「ボリュームの拡張」をクリックします。
すると「ボリューム拡張ウイザードの開始」が立ち上がります。進んでいくと、Cドライブに結合するドライブを選択します。こちらで選択されているのは、未割当の領域です。すべてCドライブにしてしまって大丈夫なときにはそのまま「次へ」をクリックします。
後からDドライブを再度作成する場合には、「ディスク領域を選択」で今回Cドライブに割り当てる領域の容量を入力します。残りの容量を後からDドライブにすることができます。
内容を確認したら「完了」をクリックします。
するとCドライブが拡張されました。
Dドライブを再度作成
Dドライブを作成できるように「未割当の領域」を残してある場合には、そちらにDドライブを再度作成します。
「未割当の領域」で右クリックをして「新しいシンプルボリュームを作成」をクリックすると、Dドライブを新しく作成することができます。
Dドライブが削除できないときには?
Dドライブが削除できないときというのは、Dドライブを仮想メモリとして割り当てている場合です。コントロールパネルから「システムとセキュリティ」>「システム」>「システムの詳細設定」と進んでシステムのプロパティを出します。「詳細設定」のタブを開いて「パフォーマンス」の「設定」をクリックします。
「詳細設定」の「仮想メモリ」の「変更」をクリックします。
「すべてのドライブのページングファイルのサイズを自動的に管理する」からチェックを外して「D:」をクリックします。「ページングファイルなし」にチェックを入れたら「OK」をクリックします。
これでPCを再起動したらDドライブを削除できるようになりました。
Cドライブを拡張して快適にPCを使えるようにしよう!
Cドライブの容量が足りなくなった時に、拡張する方法についてみてきました。Cドライブを拡張する方法は、ちょっと難しいように感じるかもしれませんが、やってみると案外簡単にできます。ぜひCドライブを拡張して、より快適にPCを使えるようにしましょう。