DMM FXのデモ口座取引がおすすめできない理由！メリットデメリットを解説！

DMM FXは、2009年の7月にDMM.com証券が開始したFXサービスです。タレントのローラさんがイメージキャラクターを務めており、2019年7月に10周年を迎えます。

DMMという名前を聞くと、多くの方は成人向けの動画・オンラインゲームなどのコンテンツを配信している会社というイメージを持つことでしょう。しかしDMMはオンライン英会話や太陽光発電事業など様々な分野のビジネスに挑戦しており、とりわけ株式取引やFX、仮想通貨に代表される金融事業に力を入れています。

2019年1月時点で、DMM.com証券の累計口座数（DMM FXと外為ジャパンFXの口座の合計数）が70万を突破。これは日本国内のFX業者の中でナンバーワンの数値であり、日本で最も人気のあるFXサービスと言えるでしょう。

DMM FXが日本国内のFXトレーダーから圧倒的な支持を得ている理由の一つとして、業界最狭水準の低スプレッドが導入されている点が挙げられます。買値と売値の差額にあたるスプレッドが狭いFX業者ほどトレードコストを安く抑えられるため、トレーダーは利益を得やすくなります。

また、DMM FXには他にも以下のようなメリットがあります。

DMM FXの取引ツールは、使いやすさに定評があります。チャートや発注パネルなど、FX取引に必要な機能を一画面にまとめたパソコン用ツール。約30種類のテクニカル指標を搭載したプレミアチャートや、自分の取引傾向をグラフ化できる取引通信簿など、ヴィジュアル性に長けた機能も使えます。

iPhoneやAndroidスマホ上でFX取引を行えるスマホアプリも用意されています。画面を見ながら片手でも簡単に発注できるため、スピーディーな取引が可能です。屋外でもFXトレードを行いたい現代人に最適なツールと言えるでしょう。

DMM FXでトレードを行うと、新規取引1Lot（1万通貨）ごとに所定のポイントが付与されます。1,000ポイント以上貯めるとポイント交換が可能になり、現金化したり取引資金として使ったりすることが可能です。（ポイントの有効期限は1年間。）

また、過去の取引実績に応じて「ランク」が決まり、ポイント付与率が変動するシステムになっています。FX取引をすればするほどポイントが貯まりやすくなり、福利効果を得られるのが魅力的です。

• ブロンズランク：一般FXトレーダー
• シルバーランク：前月の新規取引回数が200回以上、もしくは前月までの3か月間連続で月間の新規取引回数が10回以上
• ゴールドランク：直近3か月間連続で月間の新規取引回数が200回以上

DMM FXでは、デモ口座を開設してFXトレードの雰囲気を無料で体験することが出来ます。リアル口座と違い、本人確認書類の提出といった面倒な申請作業は不要。メールアドレスがあれば、最短1分でデモ口座の開設が完了します。

「FXに興味はあるが、損失リスクが怖くて二の足を踏んでしまう」という初心者の方でも、デモ口座を使って自由にFXトレードの練習を行える魅力があります。

DMM FXのデモ口座は、これからFXを始めたいと思っている初心者の方はもちろん、リアル口座開設前にDMM FXのトレード環境をチェックしてみたいと思っているFX経験者の方でも自由に使えるメリットがあります。

DMM FXのデモ口座の使い方を見ていきましょう。

DMM FXのデモ口座を使うためには、最初にデモ口座の開設が必要です。まずは以下のリンクにアクセスして、「ユーザー登録」のボタンをクリックしてください。

「デモ取引口座 お申込みフォーム」が表示されます。利用規約に目を通したらチェックボックスをオンにし、自分のニックネーム・メールアドレス・パスワードを入力してメール配信の有無を設定してください。

確認画面の内容に目を通し、問題が無ければ「登録する」ボタンをクリックしてください。

登録したメールアドレス宛に、デモ取引口座情報が記載されたメールが送られてきます。メールボックスを確認してください。

DMM FXのデモ取引口座開設完了のお知らせメールに、ログインIDとパスワードが記載されています。忘れないようにメモしておきましょう。

DMM FXのデモ取引口座は、3つのプラットフォームに対応しています。それぞれの取引ツールのメリットやおすすめポイントなどを見ていきましょう。

DMMFX VIRTUALは、スマートフォンでDMM FXのデモ取引口座を利用するためのツールです。iPhone用とAndroid用の2種類があります。

スマホアプリながら、PC版のトレードツールに引けを取らない機能性が実装されています。チャート画面を見ながらワンタップで発注可能。チャート画面の分割や横全画面チャートなど、画面表示のカスタマイズ性にも長けています。

レートや経済ニュースなど最新のマーケット情報を素早くチェックできるメリットがあり、スマホでFXトレードを行いたい方におすすめです。

DMMFX DEMO/STANDARDは、パソコンおよびiPadでDMM FXのデモ取引口座を利用するためのツールです。基本機能を一画面に網羅したシンプルなレイアウトになっており、メニューバーの展開などを行わなくても各種操作を実行できるメリットがあります。

通貨ペアや注文設定もワンクリックで切替可能。FXトレードの一通りの流れを覚えたい時におすすめのツールであり、初心者向けのプラットフォームと言えるでしょう。

DMMFX DEMO/PLUSは、パソコンでDMM FXのデモ取引口座を利用するためのツールです。高度な機能を搭載した最上位版のプラットフォームであり、上級者向けのソフトと言えるでしょう。

他の取引ツールとの一番の違いは、取引画面のカスタマイズ性にあります。必要な画面だけ別ウィンドウで表示できるポップイン・ポップアウト機能などレイアウトを自由自在に調節でき、自分のやりやすい環境でFXに専念できるメリットがあります。

それでは、DMM FXのデモ口座で取引する流れを具体的に見ていきましょう。

まずは以下のリンクにアクセスして、「デモ口座 ログイン」のボタンをクリックしてください。

「DMMFX DEMO/STANDARD」か「DMMFX DEMO/PLUS」、どちらか好きな方のツールを選択してください。初心者の方には、左側の「DMMFX DEMO/STANDARD」の方がおすすめです。

ログイン画面が表示されたら、IDとパスワードを入力して「デモ ログイン」をクリックしてください。自分の指定した取引ツールが起動し、取引画面に移動します。

FX取引の基本的な流れは以下の通りです。
 

1. 各通貨ペアのチャート画面や経済ニュースを見て、今後値上がりしそうだと思ったら「買 Ask」を、値下がりしそうだと思ったら「売 Bid」を選択してポジションを持つ
2. 取引数量が多いほど利益額が増えるが、その分多くの取引資金を必要とすることに注意
3. ある程度ポジションの含み益が貯まってきたら、決済（反対売買注文）を行って利益を確定する
4. もしも自分の予想と反対方向に相場が動いて含み損が増えてきた時は、早めに決済（反対売買注文）を行って損切りする
5. この作業を繰り返して、長期的な収支をプラスにすることを目指す

DMM FXには以下のような注文方法があり、状況に応じて最適なものを選択する必要があります。各注文方法の違いをしっかり理解しておきましょう。
 

• ストリーミング：現在価格で即座にポジションを持つ注文（スリッページが発生して約定レートがずれる可能性あり）
• 指値：現在価格より有利なレートを指定して約定を待つ注文（エントリー時や利益確定時に使う）
• 逆指値：現在価格より不利なレートを指定して約定を待つ注文（エントリー時や損切り時に使う）
• IFD：新規注文と決済注文をセットで同時に発注できる注文（長時間チャートを見ている暇がない時に便利）
• OCO：種類の異なる二つの注文をセットし、どちらか一方が成立したらもう一方が自動的にキャンセルされる注文（値上がりするか値下がりするか、今後の値動きが読めない時に両方の展開に備えて使う）
• IFO：新規注文と決済注文（利益確定と損切り）をセットで同時に発注できる注文（IFDとOCOを組み合わせたもの）

基本的なシステムは同じでも、DMM FXのリアル口座とデモ口座は全くの別物です。デモ口座を利用する際には、そのメリット・デメリットをよく考えてから開設することをおすすめします。

デモ取引システムにも多額の設備投資費・維持費がかかるため、無料デモ口座を顧客に提供していないFX業者は珍しくありません。DMM FXでバーチャルトレードを行えるメリットを見ていきましょう。

DMM FXのデモ取引口座ではプレミアチャートが使えませんが、それ以外の点に関してはほぼリアル口座と同じ取引環境が構築されています。配信される為替レートも、実際の為替相場の値動きと同じです。

公式サイトを見れば各取引ツールのマニュアルなどを参照することは可能ですが、実際に操作してみないと分からないことが少なくありません。リアル口座を開設する前にリアル口座の取引環境を詳細にチェックできるのは大きな魅力です。

FXのルールは非常にシンプルですが、初心者がFXの注文方法や取引タイミングの見極め方を習得するにはかなりの経験を要します。初心者がいきなりリアル口座で無謀な投資を行うと、その経験が身につく前に軍資金が底をついてしまう可能性があります。

その点、DMM FXのデモ取引口座には500万円の仮想資金が入金されています。通貨ペアによっては100Lot近い数量の取引も可能であり、本番さながらの環境でFXトレードの練習が可能です。

FXのテクニックは、頭で理解していても実戦の場で行動に移せるとは限りません。いろいろな状況を自分の体で経験することで着実にトレードスキルを磨けるデモ取引口座は、初心者にとってこの上ない修行場です。

FXのデモ取引口座にはいくつかの制約があり、必ずしもFXトレーダーの要望に沿った使い方が出来るとは限りません。バーチャルトレードのデメリットを見ていきましょう。

開設したリアル口座は基本的に何年でも利用し続けられますが、DMM FXのデモ取引口座は3か月経過すると自動的に削除されます。したがって、半年あるいは一年以上のスパンを意識した長期トレードの練習が出来ないという問題があります。

ちなみに、3か月の利用期限が切れた後で再登録することは可能です。その場合、新規アカウントを作り直すことになるため、それまでに獲得した利益や保有中のポジション等のデータは何一つ引き継がれません。

デモ口座だけでは、FX初心者が長期的に利益を出していく技術を習得するのは難しいでしょう。

デモ口座に用意されている資金は、あくまでバーチャルトレード専用の仮想資金です。いくら負けても自分の懐が痛むことはありません。同様に、デモトレードで利益が出ても銀行出金することも出来ません。厳しい言い方をすれば、デモトレードで頑張るだけ時間の無駄です。

とはいえ、DMM FXは不定期にデモトレードキャンペーンを開催しており、デモ取引の実現利益額で参加者の上位に入れば豪華賞品を貰える場合もあります。バーチャルトレードで実利を求める方には、こうしたキャンペーンを利用することをおすすめします。

DMM FXのデモ取引は、FX初心者のトレード練習にうってつけのサービスです。しかし、デモ取引に専念するのはあまりおすすめ出来ません。FX初心者がデモ口座を利用する際に注意すべきことをご紹介しましょう。

DMM FXのデモ取引口座には、最初から500万円の取引資金が用意されています。これだけの資金があれば、やみくもに取引を繰り返しているだけでも十分に勝てるでしょう。

しかし、FX初心者の中に500万円もの取引資金を用意できる方がどれだけいるでしょうか？数万～数十万円程度の少額資金でリアル取引を行った場合、バーチャルトレードの時とは金銭感覚が大きくずれます。また、証拠金不足で建玉を強制ロスカットされてしまうリスクにも注意を払わなければならなくなります。

自分の身の丈に合った金額で投資感覚を養わないと、リアル取引に移行した時に大変苦労することになるでしょう。

DMM FXのデモ取引口座は、純資産額が50万円を割り込むと自動的に500万円が入金される仕様になっています。いくら負けてもやり直し出来るので、ゲーム感覚の取引になりがちです。

その点、リアル取引で損失が確定すると、実際に自分のお金が減っていきます。「待った」や「リセット」などあろうはずがなく、神経を削られていくような緊張感を味わうことになります。だからこそ、負けないためのスキルを必死に習得しようとするモチベーションに繋がるのです。

FXではメンタル管理が大きく物を言います。負ける怖さを学べないバーチャルトレードではFXを甘く見る気持ちが湧いて、将来大怪我をするリスクにつながってしまうことでしょう。

どれほどチャート分析に長けている熟練のプロトレーダーでも、為替相場の値動きを完璧に予測するのは不可能です。経済指標、要人発言、自然災害など、突発的な出来事が切っ掛けで相場が急変することは珍しくなく、あらゆる可能性を想定したリスク管理が不可欠になります。

デモ取引とリアル取引は、例えるなら「竹刀」を使った稽古と「真剣」を使った稽古の差に似ています。最初から安全が保証されているデモ取引の環境で、相場の急変リスクを察知する鋭い感性が身に付くはずがありません。

「デモ取引では勝てるのにリアル取引では勝てない」という方が多いのは当然です。FXは運だけでも勝てますが、運に頼っていてはいずれ取り返しのつかない大敗を喫します。デモ取引だけ続けていても、初心者の域を脱することは難しいでしょう。

リアル取引とデモ取引の違いをしっかり認識していれば、バーチャルトレードを自分のスキルアップに活かすことも十分に可能です。初心者がDMM FXのデモ口座を活用する際に意識すべき心掛けをご紹介しましょう。

DMM FXのデモ口座を開設する際には、併せてリアル口座の開設手続きも進めておくことをおすすめします。リアル口座の開設には申請から数営業日ほど時間がかかるので、その数日間だけデモ口座取引に専念しましょう。その際には、以下の3点を意識することが大切です。
 

• 取引ツールの操作性を試す
• 各注文方法の使い方をマスターする
• チャート分析の手法を試しながら、各通貨ペアの値動きの特徴を調べる

今回は、DMM FXのデモ取引口座の使い方や注意点などをご紹介いたしました。最後に本記事の要点をまとめると、以下の5点が挙げられます。
 

• DMM FXには無料で開設できるデモ取引口座がある
• チャートが見やすいパソコン用取引ツールや、直感的な操作が可能なスマホ用取引ツールを自由に使えるため、初心者のトレード練習におすすめ
• バーチャルトレードなら自分のお金を失うリスクが無く、限りなくリアル口座に近い環境を体感できる
• ただしデモ口座は3か月間しか利用できず、安全過ぎるがゆえにリスク管理術が身につきにくいというデメリットもある
• バーチャルトレードはあくまでリアル口座に移行するための練習場と割り切って利用するべき

なお、DMM FXは2019年7月31日まで「10周年キャンペーン」を開催しており、期間中に新規口座開設を完了して新規取引を200Lot以上行った方の中から抽選で1,000名に10万円が進呈されます。FXに興味のある方は、この機会にDMM FXをチェックしてみてはいかがでしょうか。