タイムツリー(Timetree)の危険性と使い方!共有機能や位置情報がバレるのか調査
タイムツリーというカレンダー共有アプリがスケジュール共有に役立つと話題になっていますが、危険性はないのでしょうか。この記事では、タイムツリーの危険性と安全性についてと、実際に使える機能や、利用している方の評判などについて詳しく解説します。
目次
- 1タイムツリーとは?
- ・Timetreeはカレンダー共有アプリ
- ・こんなときに使うと便利!
- ・タイムツリーの使い方
- 2タイムツリーには危険性がある?
- ・危険性があると言われる点
- ・危険性の心配はない?安全性について
- ・タイムツリーを安全に使うためには?
- 3タイムツリーを上手に使いこなすコツとは?
- ・予定の色分けをする
- ・参加者を把握できるようにしておく
- ・キープ機能を活用する
- ・予定ごとに利用できるチャット機能を活用する
- ・参加者への通知機能を活用する
- ・集合場所のリンクを貼る
- 4タイムツリーを使う上での注意点
- ・AlexaやSiriでの読み上げには対応していない
- ・大量の通知が届くことがある
- ・共有したくないときには個人用カレンダーを作成しよう
- 5タイムツリーの口コミ・評判について
- ・良い口コミや評判
- ・悪い口コミや評判
- 6タイムツリーの危険性は頭に入れて使えば安心!
タイムツリーとは?
タイムツリー共有カレンダーアプリがとても便利だと話題になっています。カレンダーアプリといえば、GoogleカレンダーやOutlookを利用している方が圧倒的に多いのですが、タイムツリーがとても使い勝手がいいので乗り換える方もたくさんいるようです。
しかし、タイムツリーには危険性があるのではないかという声もあります。実際にタイムツリーには危険性があるのか、安全性はどうなっているのか、ということについてこの記事では検証してみます。まずはタイムツリーとはどのようなアプリなのか具体的にお伝えします。
Timetreeはカレンダー共有アプリ
タイムツリーとはカレンダー共有アプリです。家庭や仕事などのスケジュールをメンバーと簡単に共有できます。タイムツリーが他のカレンダー共有アプリと比べて使いやすいと言われる理由は、特に次のような機能に優れているためです。
登録無しで利用可能
他の多くのカレンダー共有アプリを利用するためには、どのような条件で使うにしろ、アカウントを登録しなければ利用できません。しかし、タイムツリーであればアプリをダウンロードするだけで、登録なしでも利用できます。
もちろん、複数端末での同期やバックアップといった機能を完全に使うためにはアカウントを登録した方がいいのですが、アカウント登録なしでも始められるというのは、とても便利なことです。
広告表示がない
完全無料で利用できるアプリの多くは、広告収入で利益を得ています。タイムツリーも広告表示はありますが、最もよく使うカレンダーやイベントスケジュール内での広告表示がありません。
そのために、間違えて広告に触ってしまって、商品ページに飛んでしまうという煩わしさをほとんど感じることなく利用できるという点は、ありがたい機能です。
すでに使っているカレンダーアプリと同期もできる
カレンダーアプリといえば、すでにGoogleカレンダーやOutlookを利用している方も少なくないでしょう。タイムツリーは、すでに一般的に利用されていてユーザーの多いカレンダーアプリの多くと同期できます。
例えば、会社ではOutlookを使っているので、プライベートなスケジュールもOutlookに入れていたら、家ではタイムツリーをみんなで使うことになった、という場合もあるでしょう。
こんな時でもタイムツリーに新しくスケジュールを入力する必要はありません。プライベートのスケジュールをタイムツリーに同期させることも簡単にできます。
使う目的によってカレンダーを切り替える機能が便利!
タイムツリーの便利な機能には、カレンダーの切り替え機能があります。一人の人でも、仕事用のカレンダー、家庭用のカレンダー、趣味用のカレンダーなど、複数のカレンダーを利用していることでしょう。カレンダーの内容によって、共有している相手も違うはずです。
タイムツリーでは1つのアプリの中で、複数のカレンダーを簡単に切り替える機能があります。使う目的によってカレンダーを切り替えられるのはとても便利だと話題です。
共有機能がとても便利!
タイムツリーの便利な機能には、共有機能があります。カレンダーを家族や趣味仲間と共有しておけば、誰かがカレンダーに予定を入力すると、共有しているメンバー全員に通知が届きます。
予定が変更になったときなどは、タイムツリーのカレンダーで予定を変更するだけで相手に伝わるので、メールやLINE、チャットなどで伝える必要がなくなりとても便利です。
また、家族やカップルなど、相手の予定を知りたいという場合には、それぞれが自分の予定をタイムツリーに投稿するだけで、お互いの予定を把握できます。
写真を保存できる
タイムツリーの便利な機能には、写真を保存して共有できる機能もあります。タイムツリーの予定欄には写真を投稿できます。写真はそのままタイムツリーに保存されるので、予定を写真つきの思い出の記録として残すこともできます。
予定を共有している場合、写真もメンバーと共有されるので、家族やカップルの思い出の写真や趣味仲間のイベントの様子などを残しておくことができます。
なお、タイムツリーには動画は投稿できません。
こんなときに使うと便利!
タイムツリーはどのようなときに使うと便利なのでしょうか。タイムツリーを使った方がいい場合について解説します。
家族と予定を共有したい時
タイムツリーを使うのがおすすめな場合は、家族と予定を共有したいときです。家族それぞれが帰宅する時間がバラバラだと、夕食の用意をどうすればいいのか迷ってしまうことがあります。そのような場合に、それぞれの夜の予定がわかると、夕食の担当者としてはとても助かります。
また、家族でお出かけする予定や、親戚の結婚式や法事の予定など、家族や親戚のイベントなどの予定をタイムツリーで共有できると何かと便利です。
デートの予定合わせに
カップルならデートの予定を合わせるのにタイムツリーを使うと便利です。お互いに仕事が忙しいと、なかなか会う時間を合わせるのが難しいものです。お互いの仕事や職場の飲み会の予定などをタイムツリーで共有できれば、いつデートできるのか簡単に予定を合わせることができるでしょう。
趣味仲間との情報共有ツールとして
タイムツリーは趣味仲間との情報共有ツールとしても活用できます。趣味でハンドメイドをしている場合など、タイムツリーの写真共有機能を使うと、趣味仲間と簡単に写真を共有できます。オフラインやオンラインのイベントを開催するときも、タイムツリーを使えば予定を調整しやすいでしょう。
タイムツリーの使い方
タイムツリーの使い方はこちらの記事で詳しく解説しています。使い方の詳細はこちらの記事をご覧ください。
タイムツリーには危険性がある?
他のカレンダーアプリと比べると、タイムツリーには危険性があるのではないかと不安を感じる方もいるようです。本当にタイムツリーには危険性があるのかどうか、逆に安全性はどうなのか、詳しく検証してみます。
危険性があると言われる点
タイムツリーに危険性があると言われる点は次のような点です。
セキュリティロックの機能がない
タイムツリーの危険性については、セキュリティロックの機能がない点が危ないと言われています。確かにタイムツリーには、カレンダーごとにセキュリティロックをかける機能がありません。そのために、カレンダーの内容を人に覗かれてしまう危険性があります。
ただし、アプリそのものにセキュリティロックの機能がなくても、端末にロックをかけておけば、他の人にアプリを覗かれる心配はあまりありません。端末のセキュリティを強化しておくように心がければ大丈夫でしょう。
カレンダーの管理人がアプリ削除してしまうと内容の編集が不可能になってしまう
タイムツリーでは、カレンダーの作成者がスケジュールの削除やメンバーの追加などの編集権限を持っています。万が一カレンダーの作成者がそのカレンダーから退出した場合には、最も古い参加者が自動的に編集権限を持ちます。
しかし、カレンダーの作成者が自分の端末から全てタイムツリーを削除してしまった場合には、誰にも編集権限が譲渡されません。他の人がカレンダーに他の人を追加したいと思っても、誰にも操作できなくなってしまうという点が危険性がある点だと言われています。
共有先を間違えると位置情報や予定がバレる危険性も!
タイムツリーの危険性として、カレンダーの共有先を間違えてしまうと、間違えて送信してしまった人には予定や写真、位置情報を覗き見されてしまいバレてしまうという点も挙げる声もあります。
確かにカレンダーの予定や位置情報を知られたくない人に送信してしまった場合には、とても危険性が高いでしょう。しかし、この危険性はタイムツリーに限ったことではありません。
Googleカレンダーなどでも、招待する予定がない人を招待してしまった場合には同様の危険性があります。タイムツリーで予定を共有する場合には、参加メンバーをよく確認した上で送信しましょう。
スパムメールも共有してしまうことがある
iPhoneユーザーの場合、iOSのメールに記載された日時をタイムツリーに自動で登録する機能を利用できます。この機能は、メールで通知された会議などの予定をカレンダーに自動入力できるのでとても便利な機能です。しかし、スパムメールに記載された日時もタイムツリーに共有されてしまうことがあります。
登録した覚えがない、変な予定が登録されていた場合には、スパムメールの予定の可能性が高いので、iPhoneのメールアプリでスパムメールフォルダを確認してみましょう。
タイムツリー上でスパムメールを共有しないようにするためには、タイムツリーの設定アイコンからスパムメールが共有されてしまうカレンダーの「Found in Mail」をオフにしましょう。
危険性の心配はない?安全性について
逆に、タイムツリーの安全性はどのようになっているのか、安全性についても解説します。
セキュリティは厳重に管理されている
タイムツリーに入力したスケジュールや予定は、タイムツリーの運営会社が管理しているサーバーに保存されています。この情報はとてもしっかりしたセキュリティで厳重に管理されています。
ユーザーが操作を間違えない限り、サーバー上から間違えて情報が流出する事はありえません。上記でお伝えした危険性の多くは、アプリの機能上の問題というよりも、ユーザーの使い方によるところが大きいでしょう。
端末を覗き見されないようにロックをかける、招待する人はしっかりと確認した上で送信する、といった基本的なことをしっかりと守った上で利用すれば、安全に使えるアプリです。
タイムツリーを安全に使うためには?
タイムツリー自体には危険性はありません。しかし、使い方によっては危険性が生じてしまうアプリであることは確かです。タイムツリーを安全に使うためにはどうしたらいいのでしょうか。タイムツリーの危険性を回避して安全に使うためのコツについてみていきましょう。
共有先を間違えないようにしよう
タイムツリーの危険性が最も高まるのは、カレンダーを共有する相手を間違えたときです。共有する相手を間違えると、タイムツリーで共有できるメールや写真、位置情報などの情報がすべて間違えた相手に伝わってしまいます。
タイムツリーでカレンダーの共有をするときには、必ず共有する相手が正しい相手かどうかをよく確認した上で共有しましょう。
使わなくなったときにはデータも完全削除しよう
タイムツリーを使わなくなったときには、データを完全に消去しましょう。スマホからアプリを削除しただけではデータは残り続けてしまいます。万が一、保存した写真などが流出する可能性もゼロとは言えません。タイムツリーを使わなくなったときには、残しておきたい写真などは事前に保存した上で、タイムツリーの情報を完全に削除しましょう。
タイムツリーの情報は、カレンダー削除とアカウント削除でできます。アカウントを完全削除するのなら、作成したすべてのカレンダーを削除してからアカウント削除するといいでしょう。
カレンダーが必要なくなった場合には、カレンダーだけ削除することもできます。タイムツリーで作成したカレンダーを削除する手順は次のとおりです。
- タイムツリーのアプリを開き画面左上の「≡」をタップする
- 共有カレンダーの「編集」をタップする
- カレンダーの一覧が表示されるので削除するカレンダーの左側の「-」をタップする
- 「削除」をタップする
- 削除の確認メッセージが表示されるので「OK」をタップする
するとそのカレンダーを完全に削除できます。
タイムツリーのアカウントを削除する方法は次のとおりです。
- タイムツリーのアプリを開き画面左上の「≡」をタップする
- 画面左上のアカウント名をタップする
- 画面右上の「…」をタップする
- 「退会してアカウントを削除」をタップする
- 退会理由を入力して「退会してアカウントを削除」をタップする
するとタイムツリーのアカウントを完全に削除できます。
タイムツリーを上手に使いこなすコツとは?
Timetreeをうまく使いこなすためにはいくつかコツがあります。タイムツリーを使いこなすためのコツをご紹介します。
予定の色分けをする
タイムツリーではカレンダーや予定を色分けすることができます。カレンダーを色分けすれば、一目でどのカレンダーなのかがわかりやすくなります。
さらに、カレンダーの中で予定を種類別に色分けすると、よりわかりやすくなるでしょう。例えば、家族の共有カレンダーなら家族それぞれで色分けしておくと、誰の予定なのか、家族全員の予定なのかがよくわかります。
ぜひ、カレンダーや予定の色分け機能を使いこなしてみましょう。
参加者を把握できるようにしておく
イベントの予定を投稿したときには、参加者を把握できる機能を使いこなすと便利です。飲み会や趣味の集まりなどを開くときには、共有しているメンバーが参加するかどうかを投稿できる機能があります。
その機能を使うと、誰が参加するのか簡単に把握できるのでとても便利です。
キープ機能を活用する
将来的に予定があることは決まっているけれども、日時が決まっていない、という場合にはキープ機能を使うと便利です。キープとは、メモのような機能で日時に関係なく投稿できます。キープを活用すれば、まだ詳細が決まっていない予定などもカレンダーにメモしておけるのでおすすめです。
予定ごとに利用できるチャット機能を活用する
タイムツリーには、予定ごとにチャットのように使えるコメント機能があります。コメント機能でカレンダーを共有しているメンバーと会話をすることができます。お互いに予定をすり合わせたり、予定の詳細を詰めたりするのに、ぜひ活用してみましょう。
共有していないカレンダーではメモとして活用することもできます。
参加者への通知機能を活用する
予定を忘れてしまう恐れのあるメンバーが居る場合には、通知機能を活用しましょう。タイムツリーには登録した予定から前の時間を指定して、メンバーに通知を送れる機能があります。通知を送ることで、予定を忘れてしまう恐れも少なくできるでしょう。
集合場所のリンクを貼る
タイムツリーには集合場所のリンクを貼ることができます。また、位置情報を共有することもできます。集合場所がお店や駅の場合には、お店のURLのリンクを貼ったり、住所から位置情報を共有すれば、迷子になる心配も少ないでしょう。
タイムツリーを使う上での注意点
タイムツリーを使う上で、危険性以外に注意したほうがいい点をお伝えします。
AlexaやSiriでの読み上げには対応していない
iPhoneに標準搭載されているカレンダーアプリやAndroid二標準搭載されているGoogleカレンダーは、SiriやAlexa、OK Googleでの読み上げ機能に対応しています。しかし、タイムツリーのカレンダーは、AIアプリでの読み上げ機能には対応していません。
また、AIアプリからの登録にも対応していません。SiriやAlexaでカレンダーアプリを使いこなしている方は、タイムツリーではAIは使えない点に注意しましょう。
大量の通知が届くことがある
タイムツリーに一度に大量の予定を登録してしまうと、カレンダーを共有している相手に一度に大量の通知が届いてしまいます。
例えば、月のはじめに1ヶ月の予定をまとめて登録したときなど、登録した予定の通知がすべて共有相手に届きます。通知をオフにしておけば届きませんが、そうすると予定の直前の通知も届かなくなるので不便です。
一度に大量に予定を登録するときには、カレンダーの共有相手にも通知が大量に届くことをあらかじめ伝えておいたほうがいいでしょう。
共有したくないときには個人用カレンダーを作成しよう
タイムツリーでは、カレンダーを共有できる機能が便利ですが、共有したくない予定もあります。そのような場合には、個人用カレンダーを作成しましょう。
タイムツリーで作成するカレンダーのすべてを誰かと共有しなければいけないわけではありません。共有したくない予定は、個人用カレンダーで自分だけで管理することも可能です。
タイムツリーの口コミ・評判について
タイムツリーのユーザーはどのような感想を持っているのか、こちらではユーザーの評判をまとめてみました。
良い口コミや評判
まずは使ってみて良かったという評判です。
「家族とスケジュールを共有するのがとても便利になりました。相手の位置情報や行動履歴も記録できるようになるともっと便利になります。」
「色々なカレンダーアプリを使ってみたけれども、単純に使いやすいアプリはタイムツリーが一番です。しかも、運営会社側の、ユーザーの声を聞いてもっと改善したいという魅力も感じます。今後の改良が楽しみです。」
「年配者の自分でもとても使いやすいのが気に入っています。タイムツリーのメモ機能にチェックリストがついたので、このアプリだけで簡単に予定をチェックできるようになったのが素晴らしいです。質問をしても休日でもすぐに返事が届くのがすごくいい会社だと思いました。」
「家族で地図やURLを共有して管理できるのがとても便利です。」
「完全無料でこれだけの機能はすごいと思います。」
悪い口コミや評判
使ってみたけどイマイチだった、という声もあります。
「仕事で同じようなタイトルの予定をいくつも入れるけれども、そのたびに時間や場所が予測変換で出てくるのが煩わしい。この機能をオンオフできるようにしてほしい。」
「Googleカレンダーの使っているので、同期するように設定しているのですが、Googleカレンダーの表示が気がつくといつもオフになっています。この点は改善して欲しいです」
「原因がわからないが、アプリが良く固まる。」
ここ最近、CMで大々的に宣伝していること、急激にユーザーが増えて対応しきれていない点もあるようです。今後の改善に期待しましょう。
タイムツリーの危険性は頭に入れて使えば安心!
この記事では、タイムツリーの危険性について詳しく解説してきました。タイムツリーはスケジュールを共有してみんなで管理するのにとても便利なアプリです。しかし、この記事の中でもお伝えしたように、ユーザーの使い方ひとつで危険性が高まってしまいます。
この記事でお伝えした危険性は、他のカレンダーアプリを使っていても同じです。タイムツリーに限らずカレンダーアプリを利用する場合には、使い方によっては危険性があるということを認識した上で、しっかりと自分自身で管理するように心がけましょう。