2020年10月14日更新
ExcelのCOUNTIF関数で空白以外のセルをカウントする方法を解説!
Excelで空白以外のセルをカウントしたい場合には、COUNTIF関数を使うと便利です。この記事では、ExcelのCOUNTIF関数やCOUNTIF関数以外の関数を使って空白以外のセルをカウントする方法を具体的にお伝えします。
目次
ExcelのCOUNTIF関数で空白以外のセルをカウントする方法
Excelなどの表計算ソフトで表を作成すると、データを入力していない空白だけのセルができてしまうことがあります。入力ミスなどではなく、正しい表への入力の結果として空白セルが生じた場合には、どのくらいの数のセルに数値が入力されているのか数えたい場合があります。
Excelで空白以外のセルを数える方法にはいくつかありますが、この記事では主にCOUNTIF関数を使って空白以外のセルを数える方法をお伝えします。COUNTIF関数を使う場合の空白以外のセルのカウント方法をぜひ理解しましょう。
なお、この記事ではExcelではなくExcelと互換性のあるWPS Spreadsheetsを使っています。多少表示などが違う点があっても、ExcelとCOUNTIF関数の使い方はほぼ同じなのでぜひ参考にしてください。
比較演算子を使って空白以外のセルを数える
比較演算子を使ってCOUUNTIF関数を使って空白以外のセルの数を数える方法をまずお伝えします。比較演算子とは、「=」「<」「>」などの、2つの数量の関係を調べるための記号です。
プログラミングなどの世界では、「=」で「等しい」、「>=」で「以上」、「<=で「以下」の他に、「不一致」を表す「≠」「!=」「<>」があります。COUNTIFで空白以外のセルを数える場合には、「<>」を条件で指定すると、カウントできます。
COUNTIF関数を使う方法は次の通りです。Excelなどの表計算ソフトで空白以外のセルをカウントしたい表を用意します。今回は上記のような表を用意して、COUNTIF関数を使ってテストをすでに受けて点数がわかっている人数を調べてみましょう。
表の外の空白のセルにカーソルを置いて、上部のメニューバーから「数式」>「すべての関数」>「COUNTIF」をクリックします。
範囲で今回空白以外のセルを数える「C4」から「C12」のセルをドラッグします。検索条件に空白を意味する「<>」を入力して「OK」をクリックします。
すると空白以外のセルの数が5個あるとCOUNTIF関数でカウントされました。
ワイルドカードを使って空白以外のセルを数えられるか検証してみる
上記と同じ表で、同じ手順でCOUNTIF関数を使って、今度は「検索条件」にワイルドカードの「*」を入力してみました。
すると結果が「0」になってしまい、空白以外のセルがカウントされていません。この理由は、ワイルドカードで検索できるのが文字列のみのためです。今回は数値で点数が入力されているセルを検索しました。数値はワイルドカードでは拾えないので、結果が0になってしまったのです。
一方の「<>」を使った時には、文字列も数字も関係なくセルが埋まっていればカウントできます。演算子を使った場合とワイルドカードを使った場合に違いについて注意しましょう。
ExcelのCOUNTA関数で空白以外のセルをカウントする方法
空白以外のセルを数える時には、COUNTIFよりももっと便利な関数があります。それが「COUNTA」です。COUNTAは元々が空白以外のセルの数を数えるための関数です。
比較演算子を使わなくてもCOUNTA関数だけで簡単に空白以外のセルを数えられるので、COUTNA関数の使い方も身につけておきましょう。
空白以外のセルを数えたい表の外にカーソルを置いて、「数式」>「すべての関数」>「COUNTA」を選択します。
「値1」で、空白以外のセルをカウントしたい範囲を表をドラッグして指定します。その他にも指定したい値があれば、値2も選択します。範囲を選択したら「OK」をクリックします。
すると、空白以外のセルの数がこのように計算されます。
ExcelのCOUNTIF関数で空白以外のセルをカウントしてみよう!
この記事では、主にCOUNTIF関数を使って空白以外のセルを数える方法をお伝えしました。COUNTIF関数は空白以外のセルをカウントする以外にも、条件に一致するセルをカウントするための関数です。
空白以外のセルをカウントするだけであれば、COUNTA関数の方が便利ですが、状況によってはCOUNTIF関数を使った方が良い場合もあるでしょう。ぜひCOUNTIF関数で空白以外のセルをカウントする方法も覚えておきましょう。