Microsoft Compatibility Telemetryとは?重い時の停止・無効化する方法を解説

Windows10のディスクの使用率が高くてPCが重いときには、Microsoft Compatibility Telemetryが原因の場合があります。この記事ではMicrosoft Compatibility Telemetryへの対処法をお伝えします。

Microsoft Compatibility Telemetryとは?重い時の停止・無効化する方法を解説のイメージ

目次

  1. 1Windows10が重い!Microsoft Compatibility Telemetryの正体とは?
  2. ユーザビリティ向上のための情報収集プログラム
  3. 遠隔操作のテレメトリでMicrosoftが使用状況などを調べている
  4. 2Microsoft Compatibility Telemetryがディスク使用率を上げすぎている場合の対処法
  5. 削除はできない
  6. 無効化して停止する
  7. 3Microsoft Compatibility Telemetryは必要に応じて停止しよう!

Windows10が重い!Microsoft Compatibility Telemetryの正体とは?

Windows10の動作が妙に重くなって、タスクマネージャーでその原因を調べたら、Microsoft Compatibility Telemetryというプログラムがディスクの使用率を上げている、という場合があります。

この記事では、Microsoft Compatibility Telemetryとはどのようなもので、Windows10が重いときには無効や停止できるのか、詳しく解説します。

まずはMicrosoft Compatibility Telemetryの正体とはどのようなものなのか解説します。

ユーザビリティ向上のための情報収集プログラム

Microsoft Compatibility Telemetryとは、どのようなプログラムなのかというと、Microsoftがユーザーの使用状況を収集するための情報収集のためのプログラムです。

特にWindows10をユーザー側が利用するのに必要なプログラムではありません。しかし、Microsoftが今後のWindows10のユーザビリティを向上させるために、必要な情報を集めるのにMicrosoft Compatibility Telemetryは必須のプログラムです。

遠隔操作のテレメトリでMicrosoftが使用状況などを調べている

Microsoft Compatibility Telemetryはテレメトリで、匿名化した情報をMicrosoftに送信しています。テレメトリとは遠隔操作で必要な情報をコントロールセンターに送信することです。例えば、電気やガスのメーターや自動販売機の売上を、コントロールセンターに自動で送信するのに使われています。

Microsoft Compatibility Telemetryもインターネットを介したテレメトリで、匿名化した情報をMicrosoftに送信しています。情報は個人情報を含まない匿名化したものなので、特に個人を特定されるようなものではありません。

Thumbsvchost.exeプロセスとは?Windowsが重い/CPU使用率が高い時の停止方法を解説!
Windows10が重くて困っている時に、svchost.exeプロセスがバックグラウンドで...

Microsoft Compatibility Telemetryがディスク使用率を上げすぎている場合の対処法

Microsoft Compatibility Telemetryがディスクの使用率を上げすぎて、Windows10が重い場合の対処法についてお伝えします。

削除はできない

まず、Microsoft Compatibility Telemetryを削除できないのかという声もあります。Microsoft Compatibility Telemetryの削除はできません。

Windows10ではMicrosoft Compatibility Telemetryは標準プログラムの一つとして搭載されています。Microsoft Compatibility Telemetryを削除してしまうと、Windows10の動作にどのような影響が出るのか全くわかりません。

Microsoft Compatibility Telemetryがもしも削除できたとしても、絶対に削除してはいけません。

無効化して停止する

どうしてもMicrosoft Compatibility Telemetryが原因でPCが重すぎる場合には、Microsoft Compatibility Telemetryを無効化して停止することはできます。Microsoft Compatibility Telemetryを無効化する方法をお伝えします。

Microsoft Compatibility Telemetryとは?

Windows10のスタートボタンを押して「Windows管理ツール」から「タスクスケジューラ」を開きます。

Microsoft Compatibility Telemetryとは?

左側のフォルダツリーを「タスクスケジューラライブラリー」>「Microsoft」>「Windows」>「Application Experience」と開きます。

Microsoft Compatibility Telemetryとは?

Microsoft Compatibility Appraiser」をクリックして青く反転させて選択状態にします。画面の左側に、選択している項目に対する操作画面が表示されています。こちらで「無効化」をクリックします。するとMicrosoft Compatibility Telemetryが無効化されて起動しなくなります。

ThumbWMI Provider Hostとは!停止方法や重い・CPU使用率が高い時の対処法を解説!
Windows10のPCが重い場合に、WMI Provider HostがCPUの使用率を大...

Microsoft Compatibility Telemetryは必要に応じて停止しよう!

Microsoft Compatibility Telemetryは長い目で見れば、Windowsの使い勝手を向上するのに必要なプログラムです。しかし、Microsoftが情報を収集するのに、手元にあるPCの使い勝手が悪くなるのは本末転倒です。

どうしてもMicrosoft Compatibility Telemetryが原因でPCが重くなるのなら、この記事でご紹介した手順で無効化して、使いやすくしましょう。

関連するまとめ

Original
この記事のライター
K.C
皆様のお役に立てる情報をお届けするために日々精進していきます。どうぞよろしくお願いします。