2020年10月24日更新
Excel(エクセル)の空白行/セルをまとめて一括削除する方法を解説!
Excel(エクセル)で表への入力を繰り返していると、空白行ができてしまいます。Excelで不要な空白行をまとめて一括削除するにはどうしたらいいのでしょうか。この記事では、エクセルで不要になった空白行を削除する3つの方法をお伝えします。
目次
Excel(エクセル)の不要な空白行はまとめて消せる!
エクセルに表を作成して、多くのデータを入力したり削除したり修正したりしていると、空白行が生じてしまうことがよくあります。最初のうちは空白行の存在がそれほど気にならない程度で、手動で削除しても間に合うでしょう。
しかし、データの量が増えると空白行の数もかなり多くなり、1つ1つ手動で削除するのは手間が掛かりすぎてしまいます。そのような時には、空白行だけをまとめて一括削除することをおすすめします。この記事では、エクセルで不要な空白行をまとめて消す方法について詳しく解説します。
なお、筆者はExcelではなくWPS Spreadsheetを利用しています。表示は若干エクセルと違いますが、基本的な機能はほぼ同じです。
エクセルの空白行をオートフィルタを使ってまとめて削除する方法
まずは、オートフィルタを使ってエクセルの空白行をまとめて一括削除する方法をお伝えします。オートフィルタとは、条件に合うデータだけを抜き出して表示できる機能です。条件に空白行を指定して表示して、その行を全て削除すれば、空白行を一括して削除できます。
エクセルで空白行を消したいシートを表示したら、まずは空白行を削除したい表の範囲を指定します。次に、メニューから「データ」>「フィルタ」>「オートフィルタ」と進みます。
すると、表の1行目に上記の画像の様に「▼」が表示されます。「▼」をクリックします。
すると、その列の空白のセルだけが抽出されます。他の列にデータが入っている場合には、その列でも空白でフィルタを掛けます。何度か繰り返すと、空白行だけが抽出できます。空白行が抽出出来たら、表示されている空白行を一括して削除します。これで空白行の一括削除ができます。
エクセルの空白行をジャンプと選択オプションを使って一括削除する方法
エクセルの「ジャンプと選択」のオプションを使って、空白セルを一括削除する方法もお伝えします。
空白行を削除したい列を選択したら、ショートカットキーで「Ctrl+G」を押します。すると、「ジャンプ」のダイアログが出ます。「空白セル」にチェックを入れて「OK」を押します。
するとシート全体の空白セルが選択されます。選択されている空白セルの中の任意のセルの上で右クリックして「削除」をクリックします。すると「削除」のダイアログが表示されます。「行全体」にチェックを入れて「OK」をクリックします。すると、空白行を一括削除できます。
Excelで空白セルをまとめて削除する方法
それぞれの行のすべての列に、必ずデータが入力されているか、空白かどちらかであることが確実な場合には、空白セルをまとめて削除することで、行全体の削除もできます。行全体の削除の方法が難しいと感じたり、上手く操作できない場合には、こちらの方法も使ってみましょう。
ショートカットキーで「Ctrl+G」で「ジャンプ」を開きます。「空白セル」にチェックを入れて「OK」をクリックします。ここまでは、オプションの「ジャンプと選択」で空白行を一括削除する方法と同じです。
選択された空白セルの上で右クリックして「削除」をクリックします。「セルを上に移動」にチェックを入れて「OK」をクリックします。
するとすべての空白セルが削除されて、他のセルは上に詰まります。セルを上に詰めても行が崩れない場合には、この方法もおすすめです。しかし、どこかの行に1つだけデータが入っていたりすると、行と列のデータがずれてしまうので注意しましょう。
Excelで空白行を削除してみよう!
この記事では、オートフィルタを使う方法と、ジャンプと選択のオプションを使う方法のそれぞれで、エクセルで空白行を一括してまとめて削除する方法をお伝えしました。どちらの方法も、エクセルの使い方に慣れていないと大変かもしれませんが、慣れてしまえば簡単です。ぜひ使いこなせるようにしてください。