2020年10月18日更新
Windows10のMicrosoftアカウントをGmailのアドレスで作成する方法!
Windows10でMicrosoftアカウントを作成する必要がある場合には、Microsoftでメールアドレスを作成しなくても、Gmailで作成できます。この記事では、GmailでMicrosoftアカウントを作成する方法をお伝えします。
目次
MicrosoftアカウントはGmailでも作れる!
PCの代表的なOSと言えば、WindowsとMacですが、世界中にあるPCのOSシェア率を見てみるとMicrosoftのWindowsを使っている人が87%と、大多数を占めています。スマホやタブレットは、iPhoneやiPadといったApple製品を使っている方でも、PCはWindowsという人も少なくありません。
PCユーザーの多くが使っているWindowsを利用するためにはユーザーアカウントを作成しなくてはいけません。Windowsのユーザーアカウントの1種類に、Microsoftアカウントというものがあります。
Microsoftアカウントを取得しなくても、Windows PCを使うのに特に問題はありません。しかし、OneDriveを利用したりMicrosoftストアで何らかのアプリを無料でも取得するためには、Microsoftアカウントが必要になります。
Microsoftアカウントを取得するためには、メールアドレスの登録が必要です。しかし、実はMicrosoftアカウントを取得するのに、Microsoftのメールアドレスである「outlook.com」を取得しなくても大丈夫です。多くの方が利用しているGmailでも、Microsoftアカウントは作成できます。
この記事では、MicrosoftアカウントをGmailで作成するメリットと、Gmailを使ってMicrosoftアカウントを作成する方法について詳しくお伝えします。
Microsoftのメールアドレスを作成しなくても大丈夫!
GoogleではメールアドレスのGmailを無料で取得できます。実はMicrosoftでも同じように無料でメールアドレスを取得できます。しかし、GoogleではGoogleアカウントの取得が、メールアドレスの作成とイコールになるのに対して、Microsoftアカウントはそういうことはありません。
MicrosoftアカウントはログインIDとして利用するためのメールアドレスを、「outlook.com」に設定しなくても大丈夫です。普段からGmailを利用している方は、そのままGmailを利用できます。
メールアドレスを分散させなくても良い!
Gmailを普段から利用しているのであれば、Microsoftアカウントを作成するにあたって、メールアドレスを分散させなくても良くなります。普段利用しているGmailをそのままMicrosoftアカウントに利用できるので、複数のメールアドレスを管理する必要がありません。
MicrosoftアカウントをGmailで作るメリット・デメリット
Microsoftアカウントを作成するのに、Microsoftの「outlook.com」のメールアドレスを作成せずに、Gmailを利用することには、メリットもあればデメリットもあります。どのようなメリットデメリットがあるのかお伝えします。
メリットは1つのメールアドレスだけで済む
まずメリットについてみていきましょう。MicrosoftアカウントをGmailで作成するメリットは、メールアドレスは一つのアドレスだけで済むことです。
特に、Androidスマホを利用している方なら、スマホを利用するときのGoogleアカウントと、PCでGoogle ChromeなどのGoogleのサービスを利用するときのGoogleアカウントと、Microsoftアカウントと、全て1つのGmailだけで済んでしまいます。
メールアドレスをいくつも管理するのが大変だと感じている方には大きなメリットになります。
デメリットはアカウント情報が流出したら被害が拡大する
ただし、Microsoftアカウントの作成にGmailを利用した場合に、GmailのメールアドレスやGoogleのアカウント情報が流出したら、被害は拡大してしまいます。AndroidデバイスやGoogleドライブの内容だけではなく、Microsoftアカウントで利用できるOne Driveにも影響があるかもしれません。
パスワードなどのログイン情報は違うものを使おう!
普段使っているGmailをMicrosoftアカウントにも利用する場合には、万が一のことを考えてあらかじめ対策を施しましょう。パスワードの使い回しはいけません。また、2段階認証を設定するなど、セキュリティ対策は万全にしておきましょう。
MicrosoftアカウントをGmailで作成する方法
Windows10でMicrosoftアカウントをGmailで作成する方法はどのような方法なのか、詳しくお伝えします。
まずは、Windows10にユーザーを追加します。Windows10の「設定」を開いて、「アカウント」>「家族とその他のユーザー」を開きます。「家族のメンバーを追加」もしくは「その他のユーザーをこのPCに追加」のどちらかの「+」をクリックします。
Microsoftアカウントへのサインイン画面が開きます。「このユーザーのサインイン情報がありません」をクリックします。
「アカウントの作成」の画面が開くので、メールアドレスの入力欄にMicrosoftアカウントに利用したいGmailを入力します。入力したら「次へ」をクリックします。
パスワードを設定して「次へ」をクリックします。
名前を登録して「次へ」をクリックします。
国と生年月日を登録します。
登録したGmailにMicrosoftアカウントの認証コードを記載したメールが届きます。Gmailを確認して、認証コードを入力して「次へ」をクリックします。そのあとでMicrosoftの規約への同意の確認などがありますが、必要なところだけチェックして進みましょう。これでMicrosoftアカウントの作成に成功しました。
Windows10のアカウントの種類とは?
Microsoftストアからアプリを入手したり、OneDriveを利用したり、WordやExcelをモバイル版と同期したりする場合には、Microsoftアカウントが必要です。しかし、アプリの入手やWordやExcelを利用しない場合には、Microsoftアカウントを作成しなくても、Windows10の利用に問題はありません。
Microsoftアカウントを作成しない場合でも、ユーザーとしてのアカウントを作成しなければ、Windows10は利用できません。Windows10を利用するための、Microsoftアカウント以外のアカウントの種類をご紹介します。
ローカルアカウント
Windows10を利用するためのアカウントには、ローカルアカウントがあります。ローカルアカウントとは、Windows10にログインするために必要なアカウントです。ローカルアカウントを作成するのに、インターネットに接続する必要はありません。
ローカルアカウントはWindows95から設定されているアカウントで、そのパソコンでだけ利用できるアカウントです。ローカルアカウントで設定して設定を、新しいパソコンに引き継ぐことはできません。
OneDrive等は利用できませんが、インターネットを介してPCへのログイン情報が漏洩する可能性がとても低いというメリットがあります。
ドメインアカウント
ドメインアカウントとは、ドメインに参加しているユーザーのことです。企業や学校などでネットワークで管理されているPCを利用している場合には、ネットワークの管理者がそれぞれのユーザーを把握している必要があります。ネットワーク管理者がネットワーク上のユーザーに割り当てるアカウントがドメインアカウントです。
ドメインアカウントを介してPCを管理したり、ファイルへのアクセス権を相互に付与することで、ネットワーク上のPCを一元管理します。場合によっては、ドメインに参加している他のPCやサーバーに、他のPCからログインして操作することがあります。
MicrosoftアカウントもGmailで作ると便利!
この記事では、MicrosoftアカウントをGmailで作る方法について詳しく解説してきました。Gmailを使う方法でも、とても簡単にMicrosoftアカウントは作成できます。Microsoftアカウントを作成するために、わざわざoutlook.comのメールアドレスを作成する方もいますが、やはりいつも使っているGmailで作成できればとても便利です。
ぜひこの記事でご紹介した方法で、GmailでのMicrosoftアカウントの作成もしてみましょう。くれぐれも、パスワードの使い回しだけはしないように気をつけて、セキュリティーには万全の対策を施した上で、ぜひMicrosoftアカウントもGmailで作成してみましょう。