Chromeのバックグラウンドで動作してるタスク・プロセスを終了させる方法！

Chromeで検索し終わった後、たいていは「×」ボタンを押してウインドウを閉じます。ブラウザを開いたままにしておくとタスクが残ってしまうため、ブラウザを閉じることでタスクを終了させたいからです。

しかし、Chromeのデフォルト設定では、ブラウザを閉じてもバックグラウンドで動作し続けています。そのため、ただウインドウを閉じただけでは、タスクを完全に停止させることができないのです。

この仕様には、ユーザーが次にChromeを開くときにスムーズに動作できるように準備する、という目的がありますが、そのせいでパソコンの動きが悪くなる場合があるようです。

パソコンの動きが遅くなる原因の一つに、バックグラウンドで多くのアプリやブラウザが動作していることが挙げられます。Google Chromeの場合、ページを閉じてもバックグラウンドで動作し続けることがあるようです。

Google Chromeがちゃんと終了しているか、タスクが残っていないかを確認する方法をご紹介します。

動作中のアプリを調べるには、タスクマネージャーを開く方法が有効です。Google Chromeだけでなく、アプリ全般に使える方法ですので、使いこなせるとパソコン操作が快適になります。
 

1. 「Ctrl」「Alt」「Delete」キーを同時に押す。
2. 「タスクマネージャー」を選択する。

1.「Ctrl」「Alt」「Delete」キーを同時に押す。

まずはキーボード上の3つのキーを入力します。同時に押して反応しないときは、「Ctrl」「Alt」を押したまま、「Delete」キーを押すようにすると簡単です。

2.「タスクマネージャー」を選択する。

うまく入力できると、青い画面に切り替わります。その中に「タスクマネージャー」というコマンドがありますので、そちらをクリックしてください。

すると、画像のような画面が出てきます。これがタスクマネージャーと呼ばれる画面であり、現在動作中のアプリの一覧を表示してくれるものです。

先ほどの画像をよく見ると、上から2つ目にGoogle Chromeが表示されているのが分かります。これは、パソコン上でGoogle Chromeが動作しているという意味です。

画像はGoogle Chrome起動中にスクショしたものなので、かなり大きな数字が出ています。もしもGoogle Chromeを閉じているのにタスクマネージャーに表示される場合は、バックグラウンドでプロセスが進行中です。

Google Chromeは、バックグラウンドで動作しているからこそ、次に起動するときに素早く開くことができます。しかし、あまりに長時間放置していると、システム全体の動きが悪くなってしまうのです。

では、そんなGoogle Chromeのバックグラウンド動作を停止させる方法をご紹介します。

まずは、Google Chromeの設定からバックグラウンド動作をさせない方法を見てみましょう。デフォルトではバックグラウンドで動作するように設定されているため、ここをOFFにすることで、バックグラウンド動作をさせないようにすることができます。
 

1. Chrome画面右上の「3つの点々マーク」をクリックする。
2. 開いたメニュー下部の「設定」をクリックする。
3. 別タブに開いたページの最下部「詳細設定」をクリックする。
4. 下から2つ目の「システム」項目の中の「Google Chromeを閉じた際にバックグラウンドアプリの処理を続行する」をOFFにする。

1.Chrome画面右上の「3つの点々マーク」をクリックする。

まず、Google Chromeを開きます。すると、画面右上の方に「…」が縦に3つ並んだボタンが出てきますので、そのボタンをクリックしてください。

2.開いたメニュー下部の「設定」をクリックする。

メニューが開くので、下の方にある「設定」をクリックします。

3.別タブに開いたページの最下部「詳細設定」をクリックする。

別タブで設定画面が開くため、開いたページの一番下にある「詳細設定」をクリックしてください。

4.下から2つ目の「システム」項目の中の「Google Chromeを閉じた際にバックグラウンドアプリの処理を続行する」をOFFにする。

下の方までスクロールすると、「Google Chromeを閉じた際にバックグラウンドアプリの処理を続行する」という項目があるため、そのスイッチをOFFにして完了です。

もう一つは、タスクマネージャーからGoogle Chromeを停止させる方法です。パソコンのシステムからプロセスを停止させるため、強制的にアプリを閉じることができます。

また、プロセスを停止させた後にシステムを終了することで、Chromeのバックグラウンド動作を完全に停止させることも可能です。こちらも画像を見ながら確認していきましょう。

まずはタスクマネージャーを開いてください。「Ctrl」「Alt」「Delete」キーを同時に押すと、タスクマネージャーを開く画面になります。

プロセスの中にあるChromeを「右クリック」してメニューを開き、「タスクの終了」をクリックしましょう。これでアプリを完全に閉じることができます。

アプリを終了させたら、パソコンをシャットダウンしてください。左下の「スタートアイコン」からスタートメニューを開き、「リンゴ」のようなマーク（電源）をクリックします。

「シャットダウン」を選択すると、一度パソコンの動きを終了させることができます。すぐに他の作業をしたい方は、「再起動」を選択し、一度終了させてから再び起動させましょう。

Google Chromeのバックグラウンド動作を終了させる方法をご紹介しましたが、一つでも実践できそうなものがありましたでしょうか。

何となくパソコンの動きが重くなってきたと感じたら、タスクマネージャーを開き、「Google Chromeを閉じているのにアプリが動いている」という状況がないかどうかを確認してください。その後、Chromeの設定からバックグラウンド動作をしないように設定し、アプリを終了、システムを完全終了させることで、重くなった動作をかなり軽くできるはずです。

Google Chromeのバックグラウンド動作は、パソコンに詳しくない人でも簡単に停止できますので、ぜひお試しいただけますと幸いです。