2019年04月17日更新
Windows7のCドライブ容量不足の対処法!不要ファイル削除で空き容量を確保!
Windows7のCドライブの容量が不足してしまうことがよくあります。Windows7のCドライブの空き容量が不足した時には、ストレージを圧迫している不要ファイルの削除などで対処する必要があります。この記事ではその対処法について詳しく解説します。
目次
- 1Windows7のCドライブの容量不足の原因とは?
- ・保存しているファイルが多すぎる
- ・Windows Update等で発生したバグファイルが圧迫
- 2Windows7のCドライブの容量不足の解消法【不要ファイル削除】
- ・使用しているファイルを他のドライブの空き領域に移す
- ・ゴミ箱を空にする
- ・使わないアプリを削除する
- 3Windows7のCドライブの容量不足の解消法【ディスククリーンアップ】
- ・ディスクのクリーンアップとは?
- ・アクセサリーからディスククリーンアップを実行
- 4Windows7のCドライブの容量不足の解消法【Updateのゴミを削除】
- ・Windows Updateを一時停止にしてから
- ・2つのフォルダからファイルを削除
- 5Windows7のCドライブの容量不足の解消法【その他対処法】
- ・一時ファイルを削除
- ・本来削除されるべきファイルが削除されていないことも
- 6Windows7のCドライブの容量不足は意外なところに原因があるかも!
Windows7のCドライブの容量不足の原因とは?
Windows7のCドライブの容量が不足して困っている人が多いようです。映画などの大容量のファイルを大量にダウンロードした、ということであればCドライブの容量が不足してしまっても仕方がないでしょう。
しかし、実際には大容量のファイルやソフトをダウンロードして保存した覚えがないのに、いつのまにかCドライブの容量が不足していた、という人もいますWindows7のCドライブの空き容量が不足してしまう理由とはいったいどんなものがあるのでしょうか。
保存しているファイルが多すぎる
自分ではそれほどたくさんのファイルを保存しているつもりはなくても、実はCドライブの容量を圧迫するほどの大量のファイルを保存していることがあります。特に、いつの間にかCドライブのストレージ容量を圧迫しがちなファイルが、スマホなどで撮りためた写真や動画です。
写真や動画をスマホに保存したままでは、スマホのストレージがあっという間にいっぱいになってしまいます。そのため、こまめにPCにスマホ繋いで同期やバックアップしている人もいます。しかし、そうするとスマホのストレージ容量はスッキリと整理できますが、気が付くとPCの容量が圧迫されてしまいます。
グーグルフォトなど、容量無制限で無料で使えるクラウドサービスもあるので、写真や動画が多すぎる場合には、PCの外に保存する様にして、Windows7の容量を圧迫しないように気を付けましょう。
Windows Update等で発生したバグファイルが圧迫
Windows7の容量が不足する最も大きな原因が、Windows Updateなどで発生したバグファイルやごみファイルなどの不要なのになぜか削除されないファイルです。Windows7は発売されてからもう10年が過ぎています。この間、何度も何度もWindows Updateやインストールしてあるソフトウエアのアップデートが行われてきました。
アップデートする時に、不要になった以前の設定が削除されればいいのですが、削除されずにそのままWindows7のPCの中に残ってしまっている場合があります。最初の頃は大した量ではなくても、年月が経つにつれてCドライブの容量を圧迫して、容量不足の原因となってしまいます。
このバグファイルやごみファイルの削除の方法はこの記事の中でご紹介しますので、やったことがない人はぜひ試してみましょう。
Windows7のCドライブの容量不足の解消法【不要ファイル削除】
Windows7のCドライブの容量不足を解消する方法を見ていきましょう。まずはCドライブの中に保存しておく必要がないファイルを移動したり、不要なファイルを削除したりする方法についてみていきます。Windows7のCドライブというのは、PCのシステムを動かすためのファイルやアプリケーションを格納しているストレージです。
PCを動かすためのシステムファイル以外のものはCドライブに入れておく必要はありません。Cドライブから移動させてストレージの空き容量を少しでも作りましょう。
使用しているファイルを他のドライブの空き領域に移す
Windows7のHDDは複数のドライブに分割することができます。通常はCドライブとDドライブに分割されています。Windows7のデフォルトの設定では、特に保存する場所を指定しなければCドライブに保存されてしまいます。これをDドライブに保存する様に設定することで、Cドライブの空き容量を増やすことができます。
通常、ファイルが保存されるフォルダの「マイ ドキュメント」や「マイ ピクチャ」をDドライブに移動させることができるので、Cドライブに移動して、そちらに保存する様にしましょう。マイ ドキュメントをDドライブに移動する方法は次の通りです。
まずは適当にフォルダを開いて左サイドバーにある「マイ ドキュメント」を右クリックして「プロパティ」をクリックします。
上のタブで「場所」をクリックして「移動」をクリックします。
「移動先の選択」で「コンピュータ」から「ローカルディスク(D:)」を選択して、「適用」をクリックします。
すると全てのファイルを映してもいいのか確認のメッセージが表示されるので「はい」をクリックします。
するとフォルダのコピーが始まりファイルが移動します。「マイ ピクチャ」や「マイ ミュージック」も同じように移動させることができます。
ゴミ箱を空にする
また、ゴミ箱も空にしてみましょう。不要なファイルは気が付いたら削除していると思いますが、実は通常の方法でファイルを削除しても、PCから完全に削除されたわけではありません。通常の削除というのは、PCの中のゴミ箱というベルのフォルダに移動されただけです。
ゴミ箱を空にしないと、ゴミ箱の中の容量がどんどんと溜まっていき、いずれCドライブを圧迫する様になります。こまめにゴミ箱は空にしましょう。
ゴミ箱を空にする方法は、ゴミ箱をダブルクリックして開いて、「ゴミ箱を空にする」をクリックします。もしくはデスクトップのゴミ箱のアイコンを右クリックすると「ゴミ箱を空にする」と出てくるので、そちらをクリックします。
使わないアプリを削除する
色々と気になるアプリを見つけると、ついついダウンロードしてインストールしてしまうものです。アプリにもデータ容量があるので、Cドライブのストレージを圧迫する原因になります。不要なアプリは削除して、Cドライブに余裕を持たせるようにしましょう。
使わないアプリを削除する方法は、まずは「コントロールパネル」を開きます。「プログラムのアンインストール」をクリックします。
インストールされているアプリが一覧で表示されるので、削除したいアプリをクリックします。
すると本当にそのアプリをアンインストールしても良いのか、確認メッセージが表示されるので、削除しても大丈夫だったら「はい」をクリックします。
するとそのアプリがアンインストールされて、PCから削除されます。
Windows7のCドライブの容量不足の解消法【ディスククリーンアップ】
Windows7のCドライブの容量不足を解消する方法には、ディスククリーンアップもあります。ディスククリーンアップの方法についてみていきましょう。
ディスクのクリーンアップとは?
ディスクのクリーンアップとは、アプリが作成する一時ファイルや、インターネットのキャッシュなど、いつの間にかWindows7のCドライブの中に保存されている不要で、ストレージを圧迫するファイルを削除して空き容量を増やすWindows7の機能です。
尚、ディスククリーンアップで削除したファイルは復元ができないので、この方法で削除するファイルを選ぶ時には気を付けましょう。
アクセサリーからディスククリーンアップを実行
ディスククリーンアップを実行する方法です。ディスククリーンアップはWindows7の「スタートボタン」から「すべてのプログラム」を開いて「アクセサリ」>「システムツール」と開いていくとあります。
「ディスククリーンアップ」をクリックすると、この画像のようにどのドライブで実行するのか確認されるので、Cドライブを選択したら「OK」をクリックします。すると不要ファイルなどのCドライブを圧迫しているファイルの削除が削除されて空き容量が増やせます。
すると空き容量をどのくらい増やすことができるのか計算が始まります。しばらく待つと、削除できるファイルが表示されます。本当に削除してしまってもいい不要ファイルなのかどうか確認してチェックを入れたら「OK」をクリックして、Cドライブを圧迫しているファイルを削除してしまいましょう。
Windows7のCドライブの容量不足の解消法【Updateのゴミを削除】
次はWindows7のアップデートをしたことで生じたごみファイルを削除する方法についてみていきましょう。Windows Updateで生じたごみファイルはディスククリーンアップでも削除できるはずなのですが、出来ないことが時々あります。その時には手動で削除する必要があります。
Windows Updateを一時停止にしてから
Windows Updateのごみファイルを削除する前に、Windows Updateの自動更新をしないように設定しておきましょう。自動更新の一時停止は、コントロールパネルを開いて「システムとセキュリティ」>「Windows Update」>「自動更新の有効化または無効化」もしくは「設定の変更」と進みます。
「重要な更新プログラムを確認しない」を選択して「OK」をクリックします。尚、この設定は推奨されていない危険な設定なので、Cドライブを圧迫しているファイルの削除が出来たらすぐに自動で確認する設定に戻しましょう。
2つのフォルダからファイルを削除
Windows Updateの自動更新の確認を一時的に停止出来たら、2つのフォルダからファイルを削除します。尚、こちらの2つのフォルダにファイルがGBレベルでファイルが溜まっている時だけ削除するようにしましょう。1GB以下の場合にはあまり削除しない方がいいとされています。
1つ目のフォルダには次のように進みます。
「ローカルディスク(C:)」>「Windows」>「SoftwareDistribution」>「Download」と進み、そのフォルダに入っているファイルを全て削除しましょう。
もう1つ削除したいフォルダがあります。そちらのフォルダへは次のように入ります。
「ローカルディスク(C:)」>「Windows」>「System32」>「catroot2」と進みます。「catroot2」のフォルダの中のファイルを全て削除してしまいましょう。
Windows7のCドライブの容量不足の解消法【その他対処法】
ここまでご紹介した方法の他に、Windows7のCドライブの空き容量を増やす方法には次の方法があります。
一時ファイルを削除
ディスクのクリーンアップでも削除されるはずですが、一時ファイルだけを単独で削除することもできます。一時ファイルというのは、PC上でアプリが作業を行っている時に、一時的に保存しておく必要があるファイルを一時的に保存しておいたものです。
通常はアプリを終了した時に削除されるはずですが、何らかの理由で削除されずにPCの中に残って蓄積されてしまうことがあります。場合によっては数十GBレベルで一時ファイルが溜まってしまうこともあるので、定期的に一時ファイルの削除を行いましょう。
一時ファイルを削除する方法は、Windows7のスタートボタンをクリックすると出てくる「プログラムとファイルの検索」の検索窓に「%temp%」と入力して検索します。すると「Temp」というフォルダが出てくるのでそちらのフォルダを開きます。
この中のファイルはすべて削除してしまっても大丈夫なので、「Ctrl+A」で全選択して削除しましょう。削除した一時ファイルはゴミ箱に移動するので、ゴミ箱を空にすると完全にPCから削除することができて、空き容量を作ることができます。
本来削除されるべきファイルが削除されていないことも
特にPCを使いこんでいる訳でもないのに、なぜか不要ファイルが増えていき、空き容量がすぐになくなってしまう、という場合には、本来削除されるべきファイルが削除されずに蓄積していることがあります。
これは「Windows Module Installer Service」で利用される「CBS.log」を圧縮するときに作成される一時ファイルが、圧縮完了後に削除されるはずのものが削除されずに蓄積してしまう、という問題です。
「Windows Module Installer Service」自体はWindows Updateに必要なものなので停止することはできないのですが、不要な一時ファイルが空き容量を圧迫していくのも困ります。
この現象に対する対処法は、Microsoftのサポートページで詳しく解説されています。Tempフォルダにファイルが蓄積していくときも、削除せずに移動させた方がいい場合もあるようです。詳しい説明は、サポートページで詳しく解説しているので、そちらをご覧ください。
Windows7のCドライブの容量不足は意外なところに原因があるかも!
Windows7のCドライブの容量がなぜか圧迫されていく、という問題は多くの人が抱えている問題のようです。Windows7のサポート終了が迫っていますが、法人向けでは有償でのサポートも続くことが決定しました。まだまだwindows7を使い続ける必要がある人にとっては、なんとしても解決したい問題でしょう。
この記事でご紹介した方法を今で知らなかった、という人もいることでしょう。空き容量を増やす方法は、それほど難しい操作が必要なことはあまりないので、ぜひご紹介した方法を試してみて、不要なファイルを削除してください。スッキリと空き容量が増えたPCにしてみましょう。