【Windows】リモートデスクトップで再起動/シャットダウンする方法を解説!

リモートデスクトップ接続先のPCに異常が発生した場合、スタートボタンやコマンドプロンプトを使って接続元PCから再起動・シャットダウン操作を行えます。リモートデスクトップ接続先のPCを再起動・シャットダウンする方法を各Windows OSごとにまとめました。

【Windows】リモートデスクトップで再起動/シャットダウンする方法を解説!のイメージ

目次

  1. 1Windowsのリモートデスクトップ接続とは?再起動はできる?
  2. 2リモートデスクトップでのクライアントPCの再起動・シャットダウン方法
  3. 3リモートデスクトップでの接続先PCの再起動・シャットダウン方法
  4. 4リモートデスクトップを再起動・シャットダウンする時のOS別の違い
  5. 5リモートデスクトップでの再起動・シャットダウンの注意点
  6. 6リモートデスクトップでの再起動やシャットダウンは起動方法も考えよう!

Windowsのリモートデスクトップ接続とは?再起動はできる?

Windowsのリモートデスクトップ接続とは

Windows PCやMacなどのコンピュータに「リモートデスクトップ(または画面共有)」と呼ばれる機能が搭載されていることを御存知でしょうか?

ここでは、リモートデスクトップの概要について解説していきます。

リモートデスクトップとは

リモートデスクトップとは、インターネット接続を利用して遠隔地にあるPCを手元のPCで操作できる機能のことです。

通常、Windows PCやMacなどのコンピュータを操作する際には、端末の電源を入れた後で、デバイスに接続されているディスプレイを見ながら手元のマウスやキーボードをコントロールします。

しかしリモートデスクトップ機能を利用すると、接続先(ホスト)PCのデスクトップ画面の情報が接続元(クライアント)PCのディスプレイに表示されます。遠隔操作が可能になるため、現地に居る必要がありません。

Windows PCにはリモートデスクトップ機能が標準搭載されており、PC名やユーザーアカウントなどを設定するだけで簡単にリモートデスクトップ接続を行えます。

また、他にも以下のようなリモートデスクトップサービスが有名です。
 

リモートデスクトップサービス名 概要
ARD(Apple Remote Desktop) macOS用のリモートデスクトップソフト。ネットワーク上のMacの監視・ファイル共有などの操作が可能。
Chromeリモートデスクトップ Googleが開発したリモートデスクトップソフト。拡張機能を追加したGoogle Chromeを使ってアプリ制御やファイル共有などの操作が可能。
RealVNC オープンソースのリモートデスクトップソフト・Virtual Network Computingの後継。複数の端末にアクセス可能。
Brynhildr(ブリュンヒルデ) エンジニアのIchiGeki氏が開発した日本製リモートデスクトップソフト。フリーソフトながら、クリップボード共有やマルチモニター等いろいろな機能に対応。
Symantec pcAnywhere シマンテック社が開発したリモートデスクトップソフト。2015年4月に販売終了。

リモートデスクトップ接続機能の使い方

リモートデスクトップ接続機能の使い方

Windows 10のリモートデスクトップ機能を使って別のPCを遠隔操作するためには、接続先(ホスト)PC、接続元(クライアント)PC、両方の端末で以下の設定を行う必要があります
 

接続先(ホスト)PC
  1. 「スタート」→「設定」→「システム」→「リモート デスクトップ」と順番に選択し、「リモート デスクトップを有効にする」をオンにする
  2. 「このPCに接続する方法」に表示される「PC名」をメモする
接続元(クライアント)PC
  1. 「スタート」→「Windowsアクセサリ」→「リモート デスクトップ接続」を選択する
  2. 「コンピューター」に接続先PCの「PC名」を入力し、「接続」をクリックする

Windows 10 Homeでリモートデスクトップ接続を使う方法

なお、Windows 10のエディションが「Windows 10 Home」の場合、そのデバイスはリモートデスクトップ接続の接続先(ホスト)PCとして設定できません。(接続元(クライアント)PCとしては利用可能。)

Windows 10 PCでリモートデスクトップ接続機能をフル活用したい場合は、「Windows 10 エディションのアップグレード方法」のリンクをクリックしてWindows 10 Proにアップグレードしてください。

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接続中に再起動・シャットダウンをしたい!

リモートデスクトップ機能を使用している最中、接続先(ホスト)PCの動作が不安定になって、再起動・シャットダウンを実行したくなることがあります。

はたして、遠隔地のPCをリモートデスクトップ機能で再起動・シャットダウンすることは可能なのでしょうか?

再起動メニューは用意されていない

リモートデスクトップの再起動時に「切断」メニューしか表示されない

結論から申し上げますと、リモートデスクトップ機能で接続先(ホスト)PCを再起動・シャットダウンさせることは可能です。

しかし、ローカルPCを操作している時と同様の方法では再起動・シャットダウンできない可能性があることに注意が必要です。

例えば接続先(ホスト)PCのOSがWindows 7以前の場合、接続先(ホスト)PCのスタートメニューを展開すると、驚くべきことに「再起動」や「シャットダウン」の項目が見当たりません。

これは、リモートデスクトップ接続中に誤って接続先(ホスト)PCの電源を切ってしまうことを防ぐための仕様です。故障ではないのでご安心ください。

ファイル名を指定してWindowsセキュリティを呼び出す

リモートデスクトップの再起動時に「切断」メニューしか表示されない

接続先(ホスト)PCのOSがWindows XP・Vista・7の場合、以下の方法で接続先(ホスト)PCを再起動・シャットダウンすることが可能です。
 

  1. 接続先(ホスト)PCのスタートメニューを開いて「Windows セキュリティ」という項目をクリックする
  2. セキュリティダイアログが表示される
  3. メニュー一覧の中から「再起動」または「シャットダウン」を選択する

リモートデスクトップでのクライアントPCの再起動・シャットダウン方法

リモートデスクトップ接続機能を長時間使っているとデバイスに負担をかけるため、接続元(クライアント)PCの動作が不安定になってしまうことが珍しくありません。

ここでは、リモートデスクトップ接続中に接続元(クライアント)PCを再起動・シャットダウンする方法、その注意点について解説していきます。

クライアントPCを再起動・シャットダウンする方法

リモートデスクトップの接続元(クライアント)PCの再起動・シャットダウン方法は、普段PCの電源を落とす時と同じです。

まずは、使用中のアプリを全て閉じてください。保存していないデータがある場合は、HDD等に保存してからアプリを終了しましょう。その際、リモートデスクトップ接続を遮断するのも忘れないようにしてください。

後は、スタートメニューから「再起動」または「シャットダウン」を選択すればOKです。

切断後もリモートデスクトップ先は動く

「リモートデスクトップ接続時に接続元(クライアント)PCの電源を落として大丈夫なのか」と不安に感じる方がいるかもしれませんが、心配無用です。

接続元(クライアント)PCと接続先(ホスト)PCは別々の環境であり、接続元(クライアント)PCの電源をシャットダウンしても接続先(ホスト)PCには一切影響がありません。

セッションを終了しないで再起動・シャットダウンした場合、接続先(ホスト)PCで稼働中のアプリ・サービス等はそのまま何事もなく動作し続けます。安心して接続元(クライアント)PCの再起動・シャットダウンを行ってください。

リモートデスクトップでの接続先PCの再起動・シャットダウン方法

リモートデスクトップの接続先(ホスト)PCを再起動・シャットダウンする方法には様々なやり方があります。

それぞれの方法をチェックしながら、自分の実行しやすい方法を覚えましょう。

電源ボタンから操作する

リモートデスクトップの接続先(ホスト)PCを再起動・シャットダウンする方法

接続先(ホスト)PCのOSがWindows 10の場合、一般的には通常のGUI操作で再起動・シャットダウンを行えます。

画面左下のスタートアイコンをクリックし、電源ボタンを押してから「再起動」または「シャットダウン」を選択してください。

接続先(ホスト)PCのOSがWindows 10以外の場合、スタートメニューの表示が若干異なる場合があります。(各OSごとの再起動・シャットダウン方法の違いは後述。)

コンテキストメニューから操作する

リモートデスクトップの接続先(ホスト)PCを再起動・シャットダウンする方法

接続先(ホスト)PCのOSがWindows 10の場合、スタートメニューのコンテキストメニューから再起動・シャットダウン操作を行えます。

画面左下のスタートアイコンを右クリックし、「シャットダウンまたはサインアウト」の項目にマウスカーソルを合わせてください。一覧の中から「再起動」または「シャットダウン」を選択すればOKです。

キー操作で行う

キーボード操作によって接続先(ホスト)PCを再起動・シャットダウンさせる方法もあります。

接続元(クライアント)PCのマウスの調子が悪い時は、キーボードを有効活用しましょう。

Ctrl+Alt+Endの場合について

リモートデスクトップの接続先(ホスト)PCを再起動・シャットダウンする方法

一つ目のキー操作は、Ctrlキー + Altキー + Endキーの組み合わせです。

接続元(クライアント)PCでリモートデスクトップウィンドウをアクティブにし、CtrlキーとAltキーを押しながらEndキーを押すと、接続先(ホスト)PCの再起動・シャットダウン画面が表示されます。

ShiftキーとTabキーを押し、画面右下の電源アイコンをアクティブにした状態でEnterキーを押してください。↑↓キーを押して「再起動」または「シャットダウン」を選択してEnterキーを押せばOKです。

なお、Ctrlキー + Altキー + Deleteキーを押すと、接続元(クライアント)PC側で再起動・シャットダウン画面が表示されてしまいます。よく似たコマンドなので間違えないようにしましょう。

Alt+F4の場合について

リモートデスクトップの接続先(ホスト)PCを再起動・シャットダウンする方法

二つ目のキー操作は、Altキー + F4キーの組み合わせです。

Windows PCのOSや機種によっては、Ctrlキー + Altキー + Endキーの組み合わせコマンドを使えない場合があります。その場合、デスクトップ上でAltキーとF4キーを押すと、Windowsのシャットダウン画面が表示されます。

このコマンドを応用すれば、以下の手順で接続先(ホスト)PCを再起動・シャットダウンすることが可能です。
 

  1. 接続元(クライアント)PCにて、リモートデスクトップを全画面表示にする
  2. Windowsロゴキーを押しながらDキーを押し、接続先(ホスト)PCのデスクトップを表示する
  3. Altキーを押しながらF4キーを押す
  4. ↑↓キーを押して「再起動」または「シャットダウン」を選択してEnterキーを押す

コマンド操作で行う

CUIに慣れている方は、コマンド操作によってWindows OSに接続先(ホスト)PCの再起動・シャットダウンを行わせることが可能です。

これは上級者向けの方法なので、Windows初心者の方は注意してください。

コマンドプロンプトの場合について

リモートデスクトップの接続先(ホスト)PCを再起動・シャットダウンする方法

リモートデスクトップ画面上で、スタートメニューから「コマンドプロンプト」を選択し、管理者として実行してください。

コマンドプロンプト上で以下のコマンドを入力してEnterキーを押せば、接続先(ホスト)PCの再起動・シャットダウン操作を実行できます。
 

  • shutdown /r /t 0:今すぐ再起動する(0の箇所を10にすれば10秒後に再起動コマンド実行)
  • shutdown /s /t 0:今すぐ電源をシャットダウンする(0の箇所を10にすれば10秒後にシャットダウンコマンド実行)

PowerShellの場合について

リモートデスクトップの接続先(ホスト)PCを再起動・シャットダウンする方法

コマンドプロンプトより高度なコマンド機能を使えるPowerShellでも、接続先(ホスト)PCの再起動・シャットダウン操作が可能です。

リモートデスクトップ画面上で、スタートメニューから「PowerShell」を選択し、管理者として実行してください。

PowerShell上で以下のコマンドを入力してEnterキーを押せば、接続先(ホスト)PCの再起動・シャットダウン操作を実行できます。
 

  • Restart-Computer:今すぐ再起動する
  • Stop-Computer:今すぐ電源をシャットダウンする

リモートデスクトップを再起動・シャットダウンする時のOS別の違い

Windows PCのデスクトップ画面は、インストールされているOSによって大きく異なります。電源メニューにも違いがあるため、再起動・シャットダウンする際には注意が必要です。

ここでは、リモートデスクトップ接続時のPCの再起動・シャットダウン方法を各OSごとに見ていきましょう。

Windows10の場合について

Windowsの最新OS・Windows 10の場合、自分で設定を変更していない限り、接続元(クライアント)PC・接続先(ホスト)PC、どちらのデバイスでも画面左下のスタートメニューから直接再起動・シャットダウン操作を行えます。

ただしOSのバージョンによっては「切断」しか表示されない場合があります。その際は、Altキー + F4キーを使う方法が最も確実です。

Windows 8.1の場合について

Windows 8の場合、接続元(クライアント)PCではチャームから再起動・シャットダウン操作を行えます。

画面の右端にマウスポインターを合わせてチャームを表示し、「設定」→「電源」から再起動またはシャットダウンを選択してください。

一方、接続先(ホスト)PCではチャームから再起動・シャットダウン操作を行えない場合があります。また、Ctrlキー + Altキー + Endキーの組み合わせコマンドも使えない可能性が高いので、Altキー + F4キーを使う方法が最も確実です。

Windows 7とWindows Vistaの場合について

Windows 7・Vistaの場合、接続元(クライアント)PCでは画面左下のスタートメニューから再起動・シャットダウン操作を行えます。

一方、接続先(ホスト)PCではスタートメニューに再起動・シャットダウンの項目が表示されません。

スタートメニューの「Windows セキュリティ」という項目をクリックし、表示されたダイアログにて、再起動またはシャットダウンを選択してください。

Windows XPの場合について

Windows XPの場合、接続元(クライアント)PCでは画面左下のスタートメニューから「終了オプション」を選択して再起動・シャットダウン操作を行えます。

一方、接続先(ホスト)PCでは終了オプションに再起動・シャットダウンの項目が表示されません。

スタートメニューの「Windows セキュリティ」という項目をクリックし、表示されたダイアログにて、再起動またはシャットダウンを選択してください。

Windows Server 2003・2008・2008 R2の場合について

個人的にWindowsを利用しているユーザーの場合、Windows Server OSを使用する機会はほとんどないでしょう。

職場などに設置しているWindows Serverを再起動・シャットダウンさせたい場合は、コマンドプロンプトのshutdownコマンド等を使用するのが一般的です。

上級者向けのやり方なので、不安な方は担当の技術者に確認した方が良いでしょう。

リモートデスクトップでの再起動・シャットダウンの注意点

リモートデスクトップ接続時に接続元(クライアント)PC・接続先(ホスト)PCの電源をシャットダウン・再起動する方法はそれほど難しくありません。

しかし、実際に再起動・シャットダウン操作を行う際には、以下の2点に注意する必要があります。

起動できなくなる可能性がある

一つ目の注意点は、電源を入れ直せなくなる可能性があることです。

接続元(クライアント)PCはユーザーの手元にあるので、間違って電源をシャットダウンしてもすぐに電源ボタンを押すことができます。

しかし現在地から何十、何百kmと離れている遠隔地に接続先(ホスト)PCがある場合、うっかり電源をシャットダウンするとデバイスを起動できなくなってしまいます。

リモートデスクトップ機能を使っても、電源がオフになっているデバイスをコントロールすることは出来ません。接続先(ホスト)PCの電源をシャットダウンする際には、本当に電源を落として良いのかしっかり確認してください。

接続元(クライアント)PCと接続先(ホスト)PCを間違える可能性がある

もう一つの注意点は、操作ミスです。

リモートデスクトップ接続中だからといって、ローカル環境での操作が全て接続先(ホスト)PCに反映されるとは限りません。

接続元(クライアント)PCの電源を一時的にシャットダウンするつもりだったのに、間違って接続先(ホスト)PCの電源を落としてしまったというヒューマンエラーは頻繁に起こり得ます。

特にキーボード操作で接続先(ホスト)PCをコントロールする場合、リモートデスクトップウィンドウを最大化しておくようにしましょう。

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リモートデスクトップでの再起動やシャットダウンは起動方法も考えよう!

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今回は、リモートデスクトップ接続時のWindows PCの再起動・シャットダウン方法とその注意点などをご紹介いたしました。最後に本記事の要点をまとめると、以下の5点が挙げられます。
 

  • 接続先のPCを遠隔操作できるリモートデスクトップ機能を使えば、接続先(ホスト)PCを再起動・シャットダウンさせることも可能
  • 接続元(クライアント)PCを再起動・シャットダウンしても、接続先(ホスト)PCの動作には基本的に影響がない
  • 接続先(ホスト)PCを再起動・シャットダウンする方法として、スタートメニューを使う・キーコマンドを使う・コマンドプロンプトやPowerShellを使う、などのやり方がある
  • OSによって、リモートデスクトップ時に使える再起動・シャットダウン方法が異なる
  • リモートデスクトップ接続時にシャットダウン操作を行う際には、本当に接続先(ホスト)PCの電源を落として良いのか、接続先(ホスト)PCと接続元(クライアント)PCの操作を間違えていないか、などに注意する必要がある

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Windowsのリモートデスクトップ機能を使えば、遠方にあるPCをローカル環境同様に操作できるため作業能率が高まります。

シャットダウン操作を間違えると非常に面倒なことになるので、ぜひ本記事を参考にして正確な再起動・シャットダウン方法をマスターしてください。

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この記事のライター
シンタロー
おすすめアプリやWebサービスの使い方など、IT関連の気になるテーマを分かりやすく解説いたします。

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