2019年03月16日更新
Windows7のバックアップと復元方法!自動での設定や外付けHDDへの保存は?
Windows7でバックアップでは自動でバックアップを取るように設定することができます。ファイルだけのバックアップではなく、システムイメージとしてWindows7全体を外付けHDDにバックアップすることもできます。詳しい方法についてみていきましょう。
目次
Windows7のファイルをバックアップ・復元する方法
PCを使っていると、何が起こるかわかりません。ある日突然、Windows7のハードディスクが壊れて保存してあったファイルが全滅する可能性もあります。雷が落ちて、PC自体が全滅してしまうこともあります。
何が起こるかわからないWindows7の中の大切な中身を守るためには、こまめにバックアップを取るしかありません。この記事ではWindows7のPCでファイルのバックアップを取る方法について詳しく見ていきましょう。
ファイルをバックアップする
Windows7でファイルをバックアップするにはどうしたらいいのでしょうか。Windows7でバックアップを取るためには、まずはバックアップを取るバックアップ先をPCに接続します。今回は外付けHDDにバックアップをしてみましょう。バックアップ先となる外付けHDDをWindows7のPCにまずは繋ぎます。
外付けHDDをWindows7のPCにつないだら、コントロールパネルを開きます。コントロールパネルの中の「バックアップと復元」を使います。コントロールパネルを開いたら「システムとセキュリティ」の中の「バックアップの作成」をクリックします。
バックアップ先を確認したら「今すぐバックアップ」をクリックするとバックアップが始まります。
バックアップしたファイルを復元する
外付けHDDにバックアップしたファイルを復元するにはどうしたらいいのでしょうか。Windows7でバックアップをした時と同じコントロールパネルの「バックアップと復元」の画面を下にスクロールします。すると「復元」が下の方にあります。バックアップした外付けHDDを接続した状態で「ファイルの復元」をクリックします。
バックアップファイルを選択する画面が出てくるので、「フォルダの検索」をクリックするとバックアップが作成されている場所が表示されます。外付けHDDは今回はGドライブとなっているので、Gドライブを選択します。Windows7全体をバックアップしてある場合には「C:のバックアップ」と表示されるので、そちらを選択して「フォルダーの追加」をクリックします。
バックアップを復元するファイルを確認したら[次へ]をクリックします。
バックアップを復元する場所を洗濯したら「復元」をクリックすると、バックアップしたファイルをWindows7へ復元することができます。
Windows7のシステムイメージをバックアップするには
ここまでお伝えしてきた方法は、通常のWindows7のバックアップと復元方法ですが、システムイメージを作成してバックアップする方法もあります。システムイメージとはそのままWindows7の中のファイルや設定をコピーしてバックアップするのではなく、丸ごとデータ化した上でバックアップすることです。
通常のバックアップと違い、システムイメージを作成した上でのバックアップは、Windows7の設定や状態を全て同時にバックアップすることができます。再セットアップを行う前には、システムイメージを作成することをおすすめします。
バックアップの種類
システムイメージを作成したバックアップの種類には次の2つの種類があります。
システムイメージ
システムイメージを作成するバックアップというのは、Windows7の中身をすべて丸ごとコピーすることです。ファイルだけではなく、Windows7の設定やアプリケーションソフトまで全て丸ごとコピーされることです。
システム修復ディスク
システム修復ディスクというのは、万が一Windows7のシステムが全く動かなくなってしまった時に、Windows7を起動させて修復するためのものです。CDなどにシステム修復ディスクを作っておくと、万が一HDDからWindows7が起動できなくなってしまっても、システム修復ディスクのCDから起動することができるようになります。
バックアップに用意するもの
バックアップに必要なものは次のものです。
外付けHDD
システムイメージでWindows7のバックアップをする時には、バックアップファイルのサイズが大容量になります。外付けHDDを用意しましょう。Windows7のバックアップには1TBも必要ありません。500GBあれば十分です。
CD-R
Windows7のシステム修復ディスクは光学ディスクにしか作ることができません。USBメモリや外付けHDDには作れないので注意しましょう。DVD-Rでも作れますが、容量はCD-Rで十分です。DVDではもったいないのでCDを用意しましょう。
Windows7のシステムイメージをパックアップ・復元する方法
Windows7のシステムイメージをバックアップ、復元する方法についてみていきましょう。
外付けHDDへパックアップする
まずはバックアップを作成します。
システム修復ディスクの作成
システム修復ディスクの作成方法です。システム修復ディスクを作成するCD-RをPCへ挿入したら、Windows7のコントロールパネルを開きます。「バックアップと復元」を開いたら左のサイドバーから「システム修復ディスクの作成」をクリックします。
ディスクを作るドライブを選択する画面が出てきますが、DVDドライブしか選択できないのでこちらを選択します。「ディスクの作成」をクリックするとシステム修復ディスクが作成されます。
バックアップイメージの作成
システムイメージを作成するためには、バックアップ先となる外付けHDDをPCへ接続してから「バックアップと復元」の左サイドバーから「システムイメージの作成」をクリックします。
バックアップ先を選択します。今回は外付けHDDになります。
バックアップに含める内容を選択します。よくわからない時には全て選択すれば良いでしょう。
バックアップする内容を確認したら「バックアップ開始」をクリックします。するとバックアップが始まります。
外付けHDDから復元する
バックアップを復元する方法です。
システム修復ディスクの挿入
Windows7が起動しない時には、システム修復ディスクを使って起動させます。Windows7が起動しないPCの電源を入れていったんシステム修復ディスクをPCのDVDドライブへ入れてから、電源ボタンを長押ししてPCの電源を切ります。
10秒ほど待ってから電源を入れると、システム修復ディスクが立ち上がります。指示に従って設定を進めていくと、Windows7を立ち上げることができます。
システムイメージの選択
システムイメージから復元させる方法は次の通りです。コントロールパネルから「バックアップと復元」を開いたら、画面を一番下にスクロールして「システムの復元またはコンピューターの回復」をクリックします。
「高度な回復方法」をクリックします。
「以前に作成したシステムイメージを使用してコンピューターを回復する」をクリックして、指示に従って進むと、システムイメージからWindows7を復元することができます。
Windows7でバックアップを自動で行う方法
Windows7では定期的にバックアップを実行するように設定することもできます。
定期的なスケジュールでバックアップ
定期的に自動でバックアップするように設定しましょう。
自動に設定する
コントロールパネルの「バックアップと復元」の「バックアップ」の「スケジュール」を確認しましょう。「設定の変更」をクリックすると自動でバックアップするスケジュールを作成することができます。
バックアップ先を選択して[「次へ」をクリックします。
「バックアップの対象」を選択して「次へ」をクリックします。
バックアップの内容を確認したら「スケジュールの変更」をクリックします
バックアップの頻度を設定する
バックアップスケジュールは「頻度」から選びます。頻度は「毎日」「毎週」「毎月」から選ぶことができます。それぞれ、曜日や日にち、時間を選択できます。スケジュールを設定したら「OK」をクリックします。
「設定を保存して終了」をクリックすると、決めたスケジュールで自動でバックアップを取る設定が保存されます。その時間にPCを立ち上げて、バックアップ先と接続されていたら、必ずバックアップが実行されます。
次回のスケジュールを確認する
自動バックアップのスケジュールは「バックアップと復元」の「スケジュール」から確認することができます。
Windows7でバックアップをとろう!
この記事ではWindows7でバックアップを取る方法と、復元する方法についてみてきました。Windows7のサポート終了が間近になる中、Windows10へアップグレードするためにバックアップを取る人もいることでしょう。Windows7をバックアップする手順はそれほど難しいものではありません。
バックアップや復元の方法を間違えないようにして、しっかりとバックアップを取って、万が一の事態や、OSのアップグレードに備えるようにしましょう。