Amazonに限らず、ブランドの偽物商品（コピー商品）は、市場に多く出回っています。Amazonで商品を購入している人は、本物と見分けが付かない偽物商品を購入してしまうケースが発生しています。Amazonには、Amazon以外の業者も販売しているので出品者を確認してから購入することをおすすめします。

ここでは、Amazonにブランドの偽物（コピー）商品が販売されていたら、どのように対処すれば良いのか、この記事では、コピー商品への対処法を解説していきます。

Amazonで販売しているのは、Amazonだけではなく、Amazon以外の業者も商品を販売しています。Amazon以外の法人化されている企業や個人が販売しているのは、マーケットプレイスの方です。このマーケットプレイスを利用する際には、出品者や商品を購入した購入者のレビューを確認する必要があります。不安があれば、念のために取引の記録をスクリーンショットなどで残しておきましょう。

Amazon以外の業者が利用しているAmazonマーケットプレイスでは、法人化されている企業のみではなく、個人も商品をAmazon利用者に販売できます。このマーケットプレイスは、同じAmazonの商品サイトで商品を購入できます。マーケットプレイスの場合は、商品価格の下に、販売元の名前が記載されています。

Amazonでの販売方法は、Amazon直販とマーケットプレイスを含めると3パターンあります。偽物商品を購入しないためにも、販売方法について知っていきましょう。ここでは、Amazonの販売方法3パターンについてご説明します。

Amazonが直接商品を仕入れて、Amazonの倉庫から商品を発送している方法です。サイトの商品情報では、「この商品は、Amazon.co.jpが販売、発送します」と記載されています。Amazonが仕入れをしているので、安全性・信頼性が高いです。

プライム会員の場合は、無料でお急ぎ便で買い物できるので、プライムマークの商品を購入するのが安全です。偽物商品を購入したくない人は、Amazonが直接販売・発送する商品を購入しましょう。

Amazon以外の業者がマーケットプレイスに商品を出品登録をして、Amazonの倉庫に商品在庫を保管し、Amazonの倉庫から商品を発送している方法です。サイトの商品情報では、「この商品は、XXXXが販売し、Amazon.co.jpが発送します」と記載されています。

マーケットプレイス業者が販売・Amazonが発送する場合は、商品を仕入れているのは、マーケットプレイスに商品出品をしている業者です。この場合は、別の商品が届く可能性があります。

Amazon以外の業者がマーケットプレイスに商品を出品登録をして、業者が商品を発送している方法です。サイトの商品情報では、「この商品は、XXXXが販売、発送します」と記載されています。

この場合は、商品を仕入れている・販売している・発送しているのは、マーケットプレイスに商品出品をしている業者です。氏名や住所などの個人情報も、Amazon以外の業者が確認できるので、他の詐欺被害に遭う可能性もあります。

Amazonでは偽物販売以外にも、詐欺の手口には、お金を騙し取ること、個人情報の収集が目的であることがあります。Amazonマーケットプレイスでは、購入者に商品が届かない場合は、出品者にお金は入金されず、購入者に最大30万円まで返金される「Amazonマーケットプレイス保証」制度があります。

マーケットプレイス保証で返金は行われますが、個人情報は保護できないのでマーケットプレイスを利用する際は出品者以外の詐欺の手口にも注意が必要です。

Amazonで本物もしくは偽物の商品の支払いを済ませた後に、商品が届かない場合があります。出品者側のミスや詐欺・事故などの可能性がありますが、詐欺の場合は、商品自体を発送をしていないことがあります。Amazonマーケットプレイスは、購入者に商品が届かない場合は、返金の保証があるので、申請すれば適用されます。この制度を知らない場合は、購入者に返金が行われないので注意しましょう。

本物のブランドか偽物（コピー）商品である以外にも、商品自体届かない詐欺の場合は、商品の注文後に数日経過して、在庫がないという理由でキャンセルのメッセージが届きます。この手口では、キャンセル手続きも行わないため、マーケットプレイスの保証申請期間が過ぎるのを待ちます。また、商品も届かず、返金も行われないです。Amazonからの「キャンセルのため返金します」とメールを装うこともあるので注意しましょう。

詐欺には、個人情報の収集する目的もあります。価格が極端に安い場合は、注意が必要です。送料を高額にしている可能性もあり、収集した個人情報で、出品者として偽物商品の詐欺に利用される可能性があります。

Amazonサイトを装ったフィッシング詐欺の場合もあります。Amazonそっくりな偽物のウェブサイトが表示されて、メールアドレスやパスワードが盗まれることがあります。個人情報は、Amazonでは保護してもらえないため注意しましょう。

Amazonで偽物商品が販売されていることもあり、安全性と信頼性が高いAmazon直販で購入するのがおすすめです。また、Amazonで偽物商品を販売する出品者には見分け方があります。ここでは、Amazonで偽物商品を販売する出品者の特徴についてご説明します。

Amazonでブランドのコピー商品を販売している出品者は、商品の価格を異常に低く設定していることがあります。個人情報の収集の目的もあり、偽物商品や詐欺の可能性があるので注意しましょう。

Amazonでブランドのコピー商品を販売している出品者は、住所が架空であったり、他人の住所を使用している可能性があります。業者に注文する前に、電話を掛けても繫がらない場合があります。住所には、バーチャルオフィスでレンタルすることもできますが、詐欺にも利用できるので注意しましょう。

Amazonでブランドのコピー商品を販売している出品者のレビューには、低評価が多数付けられていることがあります。商品の最新のレビューを確認してみましょう。サクラレビューサイトでは、さくらレビューを調べることができます。

「サクラチェッカー」とは、Amazonでサクラレビューを見つけるサービスです。以下のリンクに、Amazon製品のURL・商品名を入力することで、Amazonのサクラレビューを調べることができます。

サクラレビューサイト「さくらチェッカー」の分析項目は、以下の8項目です。8項目からサクラ度を分析します。

1. 価格・製品
2. ショップ情報・地域
3. ショップレビュー
4. レビュー分布
5. レビュー日付
6. レビューとレビューアー
7. レビュー本文(日本語の怪しさ)
8. ライバル社からの悪評レビュー

サクラレビューサイト「さくらチェッカー」では、さらに、詳細なサクラ度を確認することができます。

Amazonで怪しい出品者の見分け方について解説しました。出品者に不審な点が見られない場合もあります。それでは、Amazonでの商品の本物と偽物の見分け方はどうすればいいのか、ここでは、商品の本物と偽物の見分け方についてご説明します。

Amazonでブランド品の偽物商品を購入したくない場合は、マーケットプレイスではなく、プライムマークのみ購入することです。つまり、中古商品とマーケットプレイスを購入・利用しないことです。

Amazonで本物を購入したつもりが偽物だったとレビューしている人には、Amazonサイトを利用できていないことが多いです。プライム商品は、プライム会員以外でも購入できて、マーケットプレイスはAmazon以外も出品していることを知らない方も多くいます。

Amazonのマーケットプレイスには、偽物商品が多いジャンルがあります。商品を購入する際に気をつけるのは、商品の価格です。純正品が安く売られているのは、高確率で偽物商品です。オークションなどで大量に仕入れができるジャンルも知っておきましょう。

Amazonで偽物商品を購入してしまうこともあります。Amazonで偽物商品を出品している方も手口は巧妙です。本物のブランドと思い込んでしまい、マーケットプレイスで氏名や住所を出品者に流してしまうこともあります。

ここでは、Amazonで本物ではなく、偽物商品を購入してしまった場合の対処法についてご説明します。

Amazonの偽造品の取り組みで規約を確認できます。

Amazonで、本物ではなく偽物商品を購入してしまった場合は、「取引の記録を保存」する必要があります。Amazonサイトに通報する際には、取引について詳細な情報が必要です。取引した画像やメッセージなどをスクリーンショットを証拠として添付しましょう。

Amazonサイトに通報する方法は、Amazonの問い合わせからテクニカルサポートに連絡します。Amazonでは、「メール」「電話」「チャット」などから選択します。テクニカルサポートは、トップページの下から「テクニカルサポートにお問い合わせ」をクリックします。「どのサービスに対するお問い合わせですか？」＞「Amazon出品サービス」を選択します。「その他」＞「ガイドラインおよび規約違反の報告」を選択します。

Amazonのテクニカルサポートに連絡をして、商品をどうすればいいのか確認します。偽物商品は、返送して、その後は返金手続きに入ります。Amazonでは、出品者が返品拒否をした場合でも購入者への保証があります。

この記事では、Amazonで本物のブランドではなく偽物（コピー）を購入してしまった場合の対処法、本物と偽物商品の見分け方、怪しい出品者の見分け方について解説しました。

Amazonでコピー商品を購入しないようにするには、Amazonが仕入れて、Amazonが発送している商品を購入することです。マーケットプレイスは、頻繁に商品発送でミスが起きやすいことも挙げられます。

Amazonでは、ブランドの偽物に対して、返品と返金を行っています。サクラレビューを調べてくれるサイトもあります。もし、コピー商品を購入してしまった場合は、Amazonのテクニカルサポートに連絡して、返品と返金手続きを進めてもらいましょう。