2019年10月17日更新
Amazonから見知らぬ商品が着払いで届いた!?代引き詐欺の返品方法を解説
Amazon(アマゾン)から着払いで代引きの商品が送りつけられたら詐欺商法を疑いましょう。犯人は嫌がらせで行っているかも知れませんが、被害に遭ったら返金要求が必要になります。Amazonの着払いで代金引換の商品が届いた時の対応についてまとめてみました。
目次
- 1Amazonから見知らぬ商品が着払いで届いた!
- ・代引き詐欺・送りつけ商法の可能性も
- ・詐欺と気づかず代金引換してしまうケースも
- ・ネットでは嫌がらせ被害の声多数
- 2Amazonでの着払いの代引き詐欺はどうして起こるのか
- ・代引き詐欺の手口
- ・個人情報が漏洩しているとは限らない
- ・犯人はAmazonポイントで利益を得ている?
- 3Amazonでの着払いの代引き詐欺にあった場合の返品・返金方法
- ・Amazonアカウントを持っていない場合
- ・Amazonアカウントを持っている場合
- ・返金はAmazonクーポンと銀行振込に対応している
- 4Amazonでの着払いの代引き詐欺に遭わないためには
- ・身に覚えのない荷物は受け取らない
- ・代引き利用をできるだけ使わない
- ・家族と荷物について情報を共有する
- ・ネットサービスのパスワードを変更する
- 5Amazonでの着払いの代引き詐欺の被害を最小限におさえよう
Amazonから見知らぬ商品が着払いで届いた!
インターネット通販が発達している現在、身の回り品をAmazon(アマゾン)で調達している人は多いでしょう。わざわざ時間を作って現物を扱っている店に出向くだけの時間的余裕のない人や手間をかけるのが嫌な人にとってAmazonの利便性は魅力です。しかしこの社会に広く受け入れられているAmazonというブランドを悪用して不審な行為が行われています。
Amazonから見知らぬ商品が着払いで届くという商法があるのです。とんでもない嫌がらせのようですがいったいどういうことでしょうか。
代引き詐欺・送りつけ商法の可能性も
何とも解せない出来事ですが、どうしてこのようなことが起きたのかと考えると2つの可能性が見えてきます。一つ目は代引き(代金引換)の場合すぐに現金を手に入れられることから、宅配業者を装った詐欺商法の可能性があります。この場合は着払いの代引きで支払った金額に見合う商品がダンボール箱の中に入っているかも疑われます。
しかし宅配業者の制服をごまかすのは難しいので実際には考えにくいでしょう。二つ目は送りつけ商法の可能性で、これは有無を言わさず商品を着払いで売りつけようというものです。この場合は代引きで支払った金額に見合う品物はダンボール箱の中に入ってはいるでしょうが、自分が欲しいものだとは限らないので嫌がらせになります。
詐欺と気づかず代金引換してしまうケースも
自分が注文したものならば、見知らぬ商品の場合には受け取りを拒絶することもできますが、自分以外の例えば家族が注文したものならばついつい代引きでも受け取ってしまうでしょう。そして後になってから宛名に書かれた人に「代金を立て替えておいたから」と言って品物を渡そうとしたら、「そのような物は注文していない」と言われて驚きます。
そこで詐欺商法に引っかかったことを知るのです。着払いの代金引換を利用した詐欺はAmazon(アマゾン)の配達に限らず通販等の配達上の盲点を上手く突いた犯罪と言えます。
ネットでは嫌がらせ被害の声多数
試しにネットで「Amazon(アマゾン)、着払い、代引き、被害」とインプットして検索してみたら、代引き(代金引換)詐欺の被害に遭ったという人の声が多数見つかります。これらの代引き詐欺の場合の騙し取られた金額は1件毎には高額ではありません。せいぜい1回につき数千円程度で、手元にある現金で支払えてしまう範囲内に留まっています。
これは余り高額にするとその場で引き取ってもらえない可能性があるからです。いずれにしても、自分が頼んでもいない商品を着払いで一方的に送りつけられて、しかも現金を取られてしまうのは不愉快な出来事です。ネット上でもこのような嫌がらせの被害者が、多数不満を申し立てています。
Amazonでの着払いの代引き詐欺はどうして起こるのか
自分が注文したものではない商品が着払いの代引き(代金引換)で送りつけられてしまうという詐欺商法は、どうして起こるのでしょうか。誰がどのような目的で行っているのか、考えられることを説明します。
代引き詐欺の手口
着払いの代引き(代金引換)で商品を送る場合は、受取人の住所と名前と電話番号が書かれていれば良いのです。従って何らかの方法によってこれらの個人情報を入手して商品を送りつけていると考えられます。詐欺を働いている人はAmazonサイトで手頃な商品を選んで、予め入手した個人住所へ代引きで送付するようにインターネット上で入力しているのです。
送付先の人が本当に必要な商品ではないことが多いのでほとんどの場合は嫌がらせと受け取められています。
個人情報が漏洩しているとは限らない
このような代引き詐欺商法があると、個人がAmazon(アマゾン)に届け出ている個人情報が流出して悪用されているのではないかと心配になるかも知れません。しかし実際の被害者の報告からすると送付伝票に記載されている送り先の住所は自分がAmazonに届け出しているものとは微妙に異なることがあるようです。
しかもAmazonとしては個人情報の流出には細心の注意を払っており、流出の事実は確認できないと説明しています。すると考えられるのは、アンケートやプレゼント等の名目で自分の個人情報の記載を求められ、軽い気持ちで書いてしまったものが流出したのかも知れません。もしもそうならば、今後自分の個人情報は厳しく管理する必要があります。
犯人はAmazonポイントで利益を得ている?
このようなことをして犯人にはどのような利益があるのでしょう。考えられるのは商品が配達されて代引き(代金引換)が完了すると、送付主にはAmazon(アマゾン)ポイントが付加されることです。犯人はこのAmazonポイントを狙っているようです。もしも受取人が詐欺に気付いてAmazonに連絡をする前ならば、このポイントを使ってしまえるのです。
1件1件は少額でも大量に送りつければ、多額のポイントを略奪できます。
Amazonでの着払いの代引き詐欺にあった場合の返品・返金方法
もしも自分のところにAmazon(アマゾン)での着払いでの代引き(代金引換)で商品が送られてきて、
家族などが代引きで受け取ってしまった後で、自分の身に覚えがないことから詐欺だとわかった場合には、Amazonに対して返品および返金を申請できます。具体的な手続きの対応方法について説明しましょう。
Amazonアカウントを持っていない場合
では、まず自分がAmazonアカウントを持っていない場合の返金の問い合わせ方法について説明します。今現在はAmazonの会員ではなく、一方的に商品が送りつけられた場合にはこちらが該当します。日頃Amazonとの付き合いがないので対応するのは敷居が高いかも知れませんが、早く連絡すれば被害をリカバリーしやすいので急ぎましょう。
アマゾンお問合せ窓口へ
Amazonの問い合わせの窓口の電話番号はなかなか探し出せないのですが、次の番号ですので、ここに電話をして対応を要請しましょう。フリーダイヤルの場合は0120-999-373です。また有料の場合の電話番号は011-330-3000となります。最初は自動音声でいくつか質問があります。
これをいくつか回答するとサービス担当者につながりますので返金を申し出ましょう。
Amazonアカウントを持っている場合
日頃からAmazonを利用している人ならばAmazonアカウントを持っているはずです。その場合には会員としてのサポート対応を得られますので、すみやかに連絡をしましょう。
アマゾンカスタマーサポートへ
Amazonのwebサイトのトップページの「ヘルプ」をクリックします。次に「問題が解決しない場合は」を選び「カスタマーサービスに連絡」の中の「お問い合わせの種類や内容」を選びます。すぐに連絡が欲しい場合は「3つのお問い合わせ方法」の中の電話を選んで、自分の電話番号を入力してから「今すぐ電話がほしい」との対応を選択すれば連絡が来ます。
返金はAmazonクーポンと銀行振込に対応している
Amazonは返金をしてくれる場合にAmazonクーポンで返してくれるか、返金を銀行振込にするかを選択できます。Amazonクーポンの場合はすぐにクーポンで返却してくれますが、銀鉱振込を選択すると約1ヶ月程度はかかってしまいます。Amazonをいつも使っている人ならばクーポン対応でも良いでしょう。
しかし今回代引き詐欺の被害者になっただけでAmazonは使ったこともないという人ならば、時間はかかるものの銀行振込で返金するのを選択することになります。
Amazonでの着払いの代引き詐欺に遭わないためには
自分がAmazonで注文をしていない商品がいきなり自分の不在の時に代引きで届いてしまうと、事情のわからない家族等が代わりに立て替えて払ってしまうことがあります。このような悪質な代引き詐欺に遭わないようにするにはどうしたら良いのでしょうか。
身に覚えのない荷物は受け取らない
もしも自分宛に身に覚えのない荷物が届いたら、きっぱりと断りましょう。万が一でも代引きで受け取ってしまうと、詐欺の被害に遭ってしまうかも知れません。好奇心で受け取ったらきっと後悔することになります。危ないことに巻き込まれないように、怪しいものは嫌がらせだと思って受け取らないようにしましょう。
代引き利用をできるだけ使わない
もしも自分が代引きで何かを注文していたら、たまたま詐欺の荷物が届いた時に自分が頼んだ荷物と勘違いして代引きで受け取ってしまうかも知れません。こういうことを避けるためには、そもそもできる限り代引きを使用しないようにしておいた方が良いでしょう。そうすれば間違って詐欺の荷物を受け取ることを防げるはずです。
家族と荷物について情報を共有する
そもそもAmazonの代引き詐欺は、本人以外の人が代金を立て替えて払ってくれるのをチャンスとみてやっている節があります。つまり本人ならば身に覚えがない荷物が届いても受け取りを拒否してしまうでしょうが、家族ならば事情がわからなくて良かれと思って代わりに代金を払って受け取る可能性が高いからです。
このようなことを避けるためには、家族との間で情報を共有しておくことが大切となります。例えば「代引きは使っていない」ということを周知しておけば、万一詐欺の荷物が来たときでもこれは嫌がらせなのだと拒否することが出来るのです。
ネットサービスのパスワードを変更する
もしかしてネットのパスワードが盗まれている可能性も考えられるので、念のためにパスワードを変更しておいた方が良いでしょう。ハッキングされるというのはあまり考えたくありませんが、何かのタイミングでパスワードが盗まれないとも限りませんので用心しておくのです。
Amazonでの着払いの代引き詐欺の被害を最小限におさえよう
Amazonは便利ですのでヘビーユーザーも多いでしょう。しかしこれだけAmazonが普及してくると、Amazonの着払いの代引きを利用した詐欺も横行してくるのです。自分が注文してもいない荷物がいきなり届けられて現金を支払えと言われるのは嫌がらせ同然ですし不愉快になります。
このような理不尽な詐欺に遭わないようにするためには、様々な対策を講じておくことが大切です。詐欺を防止するためには家族にも協力してもらって、詐欺犯につけ込まれる隙を作らないようにすることが大切です。そうして詐欺被害を最小限にしましょう。