2019年03月17日更新
Windows10のWi-Fi接続が切れる対処法!無線LANとの接続が不安定な時は?
Windows10で無線LANの接続が不安定でWi-Fiが切れるという現象が頻発しています。Windows10でWi-Fi接続が不安定になり、切れる原因とはどんなものでしょうか。この記事ではその対処法について詳しく解説します。
目次
- 1Windows10のWi-Fiが切れる現象が頻発?!
- ・アップデート後に接続が不安定になる現象が頻発!
- ・原因は?
- 2Windows10のWi-Fiが切れる時の対処法~Wi-Fiルーターの確認~
- ・他の端末は接続できているか確認
- ・ルーターを再起動する
- ・無線LANのワイヤレスネットワークのプロパティの設定を確認
- 3Windows10のWi-Fiが切れる時の対処法~電源オプションを変更する~
- ・省電力機能をオフにすると改善することも
- ・省電力機能の設定の方法
- 4Windows10のWi-Fiが切れる時の対処法~その他の対処法~
- ・PCを再起動する
- ・Windowsネットワーク診断を実行する
- ・セキュリティソフトを無効にする
- 5Windows10のWi-Fiが切れることがあっても慌てずに対処を!
Windows10のWi-Fiが切れる現象が頻発?!
Windows10を使っている人の中で、Wi-Fi接続が不安定になり、よく切れるという現象が頻発しています。家や会社の中でPCをWi-Fi接続している人も多いので、Wi-Fi接続が不安定になり、頻繁に切れるようになると本当に困ってしまいます。この記事では、Windows10でWi-Fiが切れる現象の原因と、対処法について解説します。
アップデート後に接続が不安定になる現象が頻発!
Windows10を使っていると、頻繁にアップデートが行われます。基本的にMicrosoftではアメリカ時間での毎月第2火曜日をアップデートの日としています。Windows10を使っていても、Wi-Fiや無線LANに特に問題がなかったのに、ある時突然、Wi-Fi接続が不安定になってしまった、という声が多発しています。
これはWindows 10 ver.1709でのアップデートが原因だと考えられています。このWindows10のアップデートでは、無線LANのデバイスドライバの使用の変更が行われました。この変更された新しいデバイスドライバに対応していないPCで、Wi-Fiに接続できない、接続が不安定になる、という現象が良く起きています。
原因は?
Windows 10 ver.1709のアップデートで変更された無線LANドライバに対応していないPCだというのが、Wi-Fi接続が不安定になる原因と考えられます。このアップデートでの無線LANドライバの使用の変更に対応していないPCというのは、Windows7やWindows8.1からアップグレードした古いPCに多いようです。
Windows7や8.1で使っていたデバイスドライバをそのままWindows10へアップグレードした後でも流用し続けていた場合、Windows10のアップデートでの仕様変更へ対応できないことがあります。
その場合には、PCのメーカーからWindows10に対応したデバイスドライバをインストールする必要があるのですが、メーカーサポートが終了しているPCの場合には、Windows10に対応したデバイスドライバが配布されていない場合もあります。
この記事ではWi-Fiが切れるときの対応策をご紹介していきますが、自分でできる対応策をやっても接続が不安定になる場合には、PCを使い続けるのは無理かもしれません。買い替えを検討したほうがいいでしょう。
Windows10のWi-Fiが切れる時の対処法~Wi-Fiルーターの確認~
デバイスドライバの問題に関しては、それぞれのPCのメーカーのサポートページを確認してもらうのが一番ですが、その他にも自分でできる対策がいろいろとあります。Windows10で無線LANとのWi-Fi接続が不安定になるときに、自分でできる対応策についてみていきましょう。まずは無線LANルーターの確認方法です。
他の端末は接続できているか確認
まず無線LANルーターとインターネットが接続できているかどうかを確認します。スマホや他のPCなど、他の端末が同じ無線LANルーターとのWi-Fi接続できているかどうか確認しましょう。他の端末もWi-Fi接続できていないようなら、原因はWindows10の問題ではなく、Wi-Fiルーターとインターネット接続になります。
インターネットのモデムとWi-FiルーターがLANケーブルでしっかりと接続されているかどうかを確認しましょう。それでも改善しない場合には、インターネット接続を契約しているプロバイダに問い合わせて、接続に障害が出ていないか確認しましょう。
ルーターを再起動する
念のためにいったん無線LANルーターの電源を切って、ルーターを再起動させてみましょう。ルーターの再起動で接続が改善されることもあります。
無線LANのワイヤレスネットワークのプロパティの設定を確認
無線LANのワイヤレスネットワークのプロパティの設定も確認しておきましょう。Windows10のスタートボタンをクリックして歯車マークの「設定」を出します。「ネットワークとインターネット」>「ネットワークと共有センター」と進み、接続しているWi-Fi接続をダブルクリックします。
「ワイヤレスネットワークのプロパティ」をクリックします。
「接続」のタブを開いて「SSID」の横の文字列を確認します。メモを取っておきましょう。
「セキュリティ」のタブを開いて「セキュリティの種類」「暗号化の種類」「ネットワークセキュリティ」をそれぞれ確認します。
「パスワードの文字を表示する」にチェックを入れるとパスワードが表示されます。確認して必要に応じてメモを取りましょう。「Wi-Fiの状態」と「ネットワーク接続」を閉じたら確認終了です。
Windows10のWi-Fiが切れる時の対処法~電源オプションを変更する~
次に電源オプションを改善するという対処法を見ていきましょう。Windows10の電源オプションを変更したことで改善したという声も多く上がっています。
省電力機能をオフにすると改善することも
Windows10でWi-Fi接続が不安定になり切れるようになってしまったときに、PCの省電力機能をオフにしたら改善した、という声が上がっています。省電力機能を設定している人は、オフにして改善するかどうか試してみましょう。
省電力機能の設定の方法
Windows10の省電力機能の設定方法は次の通りです。Windows10の「設定」から「システム」に入り「電源とスリープ」をクリックします。
「関連設定」の「電源の追加設定」をクリックします。
「省電力」になっていたら「高パフォーマンス」を選択しましょう。Wi-Fi接続が改善すれば電源設定が原因だったということになります。
Windows10のWi-Fiが切れる時の対処法~その他の対処法~
無線LANルーターやWi-Fi接続の設定を確認して、電源オプションを変更してもWindows10でWi-Fiが切れる問題が解決しない場合には、その他の対処法を試してみましょう。
PCを再起動する
もっとも原始的なやり方かもしれませんが、PCを再起動させてみましょう。また、無線LANルーターの他にも周辺機器の電源も一度落として再起動させてみましょう。
Windowsネットワーク診断を実行する
Windowsネットワーク診断を実行すると、PCのWi-Fi接続に問題が生じていた場合には、問題を検知すると自動修復を行ってくれます。Windowsネットワーク診断を試してみましょう。
Windows10でネットワーク診断を行う方法は、PCの画面の右下にある「Wi-Fiのマーク」を右クリックして「問題のトラブルシューティング」をクリックします。
ネットワーク接続の状態をWindowsが自動で調べてくれます。問題があれば自動で検知して修復できるものは修復してくれます。
問題が解決したら「解決済み」と画面に出ます。そうしたらWi-Fi接続できるかどうか試してみましょう。問題が解決していない場合には、さらなる解決法の提案が表示されるので、そちらを指示に従って行ってみましょう。
セキュリティソフトを無効にする
何らかのセキュリティソフトをPCに入れているかと思いますが、セキュリティソフトのファイヤーウォールがWi-Fi接続を誤検知すると接続をブロックしてしまうことがあります。セキュリティソフトのファイヤーウォールをオフにしてから、もう一度Windows10でWi-Fi接続をしてみましょう。
これで接続できた場合には、セキュリティソフトの設定を変更する必要があります。ファイヤーウォールをオフにしていると、ネットからPCへの悪意ある侵入や、ウイルスやスパイウエアを防げないこともあります。セキュリティソフトのマニュアルに沿って、通常の接続は問題なくできるように設定した上で、安全にネットを使えるように設定を変更しましょう。
Windows10のWi-Fiが切れることがあっても慌てずに対処を!
Windows10でWi-Fi接続ができなくなった時の対処法をご紹介してきました。これらの対処法を行っても、Wi-Fi接続ができない場合には、モデムかWi-Fiルーターの故障かPCの不具合が考えられます。他の端末がWi-Fiに繋がっているのにどう対処してもPCがWi-Fiに繋がらない場合には、PCの買換えを検討したほうがいいでしょう。
ただし、これらの対処をしてもWi-Fiに繋がらないPCというのは、Windows7の初期モデルのかなり古いPCのことが多いようです。万が一無理だと分かったときには、PCの寿命だと諦めたほうがいいでしょう。Windows10がWi-Fiに繋がらなくても、慌てずにできる対処をすることが大切です。