ツイキャスのビットレートを設定して高画質配信する方法を解説!
ツイキャスではビットレートを設定すれば超高画質での配信も可能です。この記事では、ツイキャスでの配信のビットレートの設定方法や超高画質配信の設定方法、「ビットレートが高すぎます」というエラーで配信が切れる場合の対処法を解説します。
目次
ツイキャスで通常のビットレートを設定する方法
ビットレートとは、1秒間に送信される情報量のことです。動画配信やライブ配信ではビットレートが高ければ映像や音声の質がよくなりますが、消費するデータ通信量が増えて、配信者だけではなく視聴者のパケットを圧迫することがあります。
ビットレートが低い動画配信やライブ配信では、パケットを圧迫する量は減りますが、画質や音質は低下します。
ツイキャスでは配信者がビットレートの設定を行って、標準画質と超高画質配信での配信を選択できます。この記事では、ツイキャスでの標準画質と超高画質のそれぞれのビットレートの設定方法を解説します。まずは標準画質での設定方法を解説します。
OBSでの最適なビットレートの設定方法
ツイキャスで標準画質での配信を行うときには、ツイキャスでの配信の設定でビットレートの設定は特に行いません。配信の設定ページの「画質」で「標準」を選択すれば、自動でビットレートの設定が行われます。
ツイキャスを標準画質で配信する時には、OBSを使用する場合には、OBSの方のビットレートの設定が必要です。OBSで最適なビットレートを設定する方法を解説します。
OBSを起動して、「自動構成ウィザード」が表示された場合には「キャンセル」をクリックします。「設定」に入り「配信」の「サービス」を「カスタムストリーミングサーバー」にします。ツイキャスの配信ページから入手したサーバーのURLとストリームキーを入力します。
次に「出力」を開き、「出力モード」を「詳細」にします。「配信」のタブを開き、「エンコーダ」を「x264」に、「レート制御」を「CBR」、「ビットレート」を「704kbps」に設定します。
「音声」のタブを開き、「音声ビットレート」を「96」に設定します。
「映像」を開き「出力 (スケーリング) 解像度」を「640x360」に設定します。「縮小フィルター」でランチョスを選択します。ここで、標準画質の時に高解像度に設定すると、却って画質が悪くなります。標準画質の時にはこの解像度が最適です。
ツイキャスの標準画質での配信では、ビットレートの合計が800kbps以下になるように設定しましょう。これで、ビットレートの設定ができました。後は、マイクやゲームなどの設定を行えば配信できます。
ツイキャスで「ビットレートが高すぎます」で配信が切れる場合の対処法
ツイキャスで配信していると「ビットレートが高すぎます」というエラーで配信が切れてしまうことがあります。「ビットレートが高すぎます」になってしまった場合の対処法をお伝えします。
OBSのビットレートの設定が高すぎる
「ビットレートが高すぎます」のメッセージが表示された場合には、OBSのビットレートの設定が高すぎることが原因です。その場合の対処法には次の2つの方法があります。
OBSのビットレートを下げる
OBSのビットレートが高すぎることが原因なので、OBSのビットレートを下げましょう。「設定」の「出力」>「配信」の「ビットレート」と、「音声」の「音声ビットレート」の合計が800を超えないように数字を調整しましょう。
超高画質配信で配信する
出力と音声のビットレートの合計が800を超えないようにすると、画質や音質が悪くなりすぎるという場合には、超高画質配信で配信することも検討しましょう。超高画質配信なら、もっといい画質や音質での配信が可能になります。
ツイキャスのビットレート設定で超高画質配信も可能に!
ツイキャスでは2018年から超高画質での配信も可能になりました。超高画質配信なら、今まではぼやけてしまったゲーム配信の細かい部分などもくっきりと視聴者に見てもらえる様になります。ここからは、超高画質配信の特徴と設定方法について解説します。
上限のビットレートが6Mbpsに設定も可能!
標準画質での配信では、それぞれの配信のビットレートの上限は800kbpsですが、超高画質配信の上限は6Mbpsに設定できます。6Mbpsは6000kbpsですから、実に標準画質の7倍以上のビットレートでの配信が可能になります。
HD配信・フルHD配信も可能に!
ツイキャスの標準配信では画質がそれほどよくないSD配信でした。しかし、超高画質配信にすれば、より画質の高いHD配信やフルHD配信も可能になります。SD配信では、潰れてしまってよく見えなかった文字や、細かい部分も、HD配信やフルHD配信にすることでくっきりと視聴者に見せることが可能になります。
配信可能枠の上限に注意を!
ただし、超高画質配信はツイキャスのサーバーや通信回線にとてもに負荷を掛けるものです。そのために、配信の上限枠が設定されています。超高画質配信は誰でも利用できますが、超高画質で配信できるかどうかは、配信するときにならないとわかりません。
配信者が配信したいときに、超高画質配信の枠が埋まってしまっていたら、超高画質配信はできないので注意しましょう。
ツイキャスでビットレートを設定して超高画質配信をする方法
ツイキャスでビットレートを高く設定して、超高画質配信をする方法を解説します。標準画質での配信の時には、ツイキャス側での画質やビットレートの設定は必要ありませんでした。しかし、超高画質配信の時には、ツイキャスのビットレートの設定も必要になります。ツイキャスでの設定方法と、OBSでの設定方法をそれぞれみていきましょう。
ツイキャスでの設定方法
ツイキャスを超高画質配信に設定してみましょう。まずは配信に使うPCのネット回線が銚子画質配信に適しているかどうかを確認します。ツイキャスの配信設定の「画質」で「超高画質」の横にある「?」をクリックします。
するとツイキャスの超高画質配信の解説ページに飛びます。このページに回線速度のチェックボタンがあります。「回線速度のチェックを開始」をクリックして、回線速度をチェックします。「配信可能です」と表示されれば、超高画質配信ができます。
配信の設定ページに戻り「超高画質配信」にチェックを入れます。すると、「超高画質配信では再エンコードにより視聴時の画質が最適化されます。」と表示されるので「OK」をクリックします。
OBSにコピペするサーバーURLとストリームキーが変更されます。
OBSでのビットレートや解像度の設定方法
次にOBSでビットレートの設定を行います。OBSの「設定」を開いて、「配信」を「カスタムストリーミングサーバー」にします。ツイキャスの配信ページからサーバーURLとストリームキーをコピペします。
「出力」を開いて「配信」の「映像ビットレート」を「5400」、「エンコーダ」を「x264」に、「音声ビットレート」を「320」に設定します。
「映像」を開いて「基本(キャンパス)解像度」と「出力(スケーリング)解像度」をそれぞれ「1920×1080」に、「FPS共通値」を「30」に設定します。
これで、ツイキャスの超高画質配信の設定は完了です。後は、ゲームなどをOBSに接続して配信を開始します。
ツイキャスでビットレートを設定してみよう!
この記事では、ツイキャスでビットレートを設定して画質を調整する方法を解説しました。ツイキャスでは標準画質と超高画質で、それぞれ設定できるビットレートが変わります。
超高画質での配信は、配信の上限がある点と、回線速度を事前に測定する必要がある点に注意しましょう。
快適な配信を行うためには、ビットレートを適切に設定することが大切です。ぜひ、ビットレートの設定値を間違えることなく、正しく設定してください。