2019年04月20日更新
Windows10をUSBメモリから起動する方法!PCが起動できない時は?
ブータブルUSB作成とはUSBメモリにWindows10を作成して起動する方法です。Windows10をUSBにインストールし、ブータブルUSBを作成すると、アップグレード時にもWindows10のブート(起動)、新規インストール時にも便利です。
目次
Windows10を起動するブータブルUSBメモリの作り方
1.Windows USB/DVDダウンロードツールを使用
Windowsインストール用のブータブルメディアを作成する信頼性の高い方法です。また、Windows10でも動作します。
- Windows USB /DVD Download Tools をWindows10 PC ダウンロード,インストール
- インストールが完了したら実行
- ISOブートファイルを用意する
- ブータブルUSBインストーラーを作成
2.メディア作成ツールを使用
Windows 7&8 ユーザー向けのWindows 10 ブータブルUSBを作成する方法です。
1.マイクロソフトの公式HPからWindows USB /DVD Download Toolsをダウンロード
2. [実行する操作を選んでください]画面で二番目の[他のPC用にインストールメディアを作る]を選択し[次へ]
3.[使用するメディアを選んでください]画面でインストール用のメディアを選択します。USBメモリーを作成する場合は「USBフラッシュドライブ」を選び、[次へ]
※USBメモリは8GB以上を用意してください
※USBメモリはフォーマットされてしまいます。大切なデータが入っているUSBメモリは使わないようにしてください。
4.USBドライブの保存先を指定してください
5.「次へ」を選択すると、ダウンロードが始まります
6.「次へ」を選択すると、ダウンロードが始まります。
6.検証が終ると、以下の画面になります
ダウンロードしたファイルのUSBメディアへの変換作業がはじまります。 変換作業が終了したら終わりです。
3.サードパーティ製のソフトを使用
無料バックアップソフトを使用してUSBメディアに保存する方法です。ネットで話題の「AOMEI Backupper」を使用します。
公式HPからダウンロードをしてください。細かい説明はこちらで確認ください。高度なバックアップも出来る有料版もあります。
https://www.backup-utility.com/jp/free-backup-software.html
1.AOMEI Backupper Standardを起動(ブート)
ユーティリティを選択して「ブータブルメディアの作成」をクリック
2.「Windows PE に基づいていブータブルメディアを作成」にチェックして「次へ」
3.PEブートモードを下記の通りに選択
4.USBメディアを選択
5.USBメディアに保存するに「はい」
※USBメモリはフォーマットされてしまいます。大切なデータが入っているUSBメモリは使わないようにしてください。
7.ブータブルメディアを作成中
※終わるまで PC をシャットダウンしたり、USBメモリを取り外したりしないでください
8.ブータブルメディア作成終了
※完了を押してUSBメディアを抜いてください
4.コマンドプロンプトを使う
フリーソフトを使わずコマンドプロンプトを使用してブータブルUSBを作成することが可能です。手順が複雑なので確認しながら進めてください。
1.検索メニューから「cmd.exe」と入力,コマンドプロンプトを開く
2.DISKPARTと入力し、さらにlist diskと入力
3.select disc#と入力し、Enterキーを押し、USBドライブを選択
4.cleanと入力し、Enterキーを押し、USBドライブを消去
5.Create partition primaryと入力しEnterを押して、ブータブルパーティションを作成
6.fs=fat32 formatと入力し、Enterを押し、USBドライブをフォーマット
5. 作成したパーティションを選択する必要があるので、select partition 1と入力し、activeと入力し、Enterキーを押します
7. assignと入力し、USBドライブに文字を割り当てます。exitと入力しプログラムを閉じます
8.最後に、Windows 10のファイルを丸ごとコピーし、USBドライブに貼り付けます
Windows To GoでWindows10をUSBメモリから起動する方法
Windows To GoのUSBメモリ作成手順
1.Windows10のISOファイルをインストール
※BIOSで起動ドライブをUSBドライブに変更をしておいてください
2.フリーソフト「Hasleo WinToUSB」を使用します。
下記URLからダウンロードして下さい
https://www.easyuefi.com/wintousb/index.html
3.ダウンロードしたISOファイルを読み込み、Windowsのエディションを選択して「次へ」をクリック
4.使用するUSBドライブを選択
※転送速度が速いUSB3.0がおススメです
5.インストールモードはVHDを選択、作成するディスク容量を決めて「次へ」をクリック
6.約30分~1時間掛かるので完了まで待ちます
7.完了後、BIOSでブートをUSBメモリに優先に変更して再起動。デバイスの準備→Windowsの初期設定画面が開きますので、通常通りの手順でインストールします。これで「Windows To Go」は完成です。
BIOSのブートをUSB優先にして起動
- パソコンを起動してロゴが出たらF8を押す
- ブートデバイス選択画面になります。設定が記憶されず、その時だけの起動デバイスを選択できます
- USBメモリを選択してENTERキーを押します
Windows10をUSBメモリから起動できない場合
USBメモリを最上位に設定する
- BIOSを立ち上げて「Boot」タブに移動
2.「Boot priority order」の1が[USB HDD]などの外部デバイスになっていない場合は[↓]キーで項目を選択し、[F5][F6]キーで順序を入れ替えます。
※「Boot Mode」が[Legacy]になっていると項目の移動ができないので[UEFI]に変更します。
3.設定を終えたら「Boot Mode」に項目を合わせ[Enter]キーを押します。
[↑][↓]キーで[Legacy]を選択し、[Enter]キーで[Legacy]に変更します
4.「Secure Boot」を[Disabled]に変更します。
5.起動用USBデバイスを接続します。キーボードの[F10][Enter]キーの順に押すとBIOSの設定が保存され再起動するので、USBデバイスから起動がおこなわれるか確認してください。
USBメモリからWindows10を起動できるようにすると便利
クラウドサービスが当たり前になり光学ドライブを必要としないノートPCが出てきている状況で、USBメモリの本来の用途は外付けストレージが一般的だが、OSを格納したUSBメモリを作成し、OSの再インストールやトラブル時の緊急ブートに備えるといった使い方が今後広がることが予想されます。