Windows10のタスクバーの検索ボックスの使い方！ファイルやプログラム検索方法を解説！

Windows10を使っていて、PCの中に入っているファイルやアプリなどのプログラムを検索したいときの方法についてこの記事では解説します。

Windows10のタスクバーには検索機能があります。Windows10ではデフォルトの機能として、検索ボックスがタスクバーに設置されているのです。検索ボックスとはいっても、最初はわかりにくいので気が付かない人もいることでしょうが、この検索ボックスからWindows10のPCの中のファイルやプログラム、またWeb検索までできてしまうのです。

Windows10のタスクバーの検索ボックスから検索できるものには次のものがあります。

文書ファイルや画像ファイル、表計算のファイルなどPCではさまざまなファイルを作成します。どこに保存したのかわからなくなってしまったら、ファイルの名前を検索ボックスに入力すると一発でそのファイルを開くことができます。

アプリなどのプログラムも、検索ボックスで検索すれば一発で出すことができます。通常、アプリなどのプログラムはスタートボタンから「すべてのアプリ」で探しますが、「すべてのアプリ」にはたくさんプログラムがありすぎて探すのが大変です。

プログラムの名前がわかっているときには、検索ボックスから検索してしまえば一発でそのアプリにたどり着くことができます。

ファイルの種類で検索したいときには、拡張子でも検索することができます。ファイルやプログラムにはそれぞれファイル名の最後のコンマの後に、ファイルの種類を示す拡張子が付いています。文書ファイルならdoc、画像ファイルならjpg、jpeg、pngなどです。この拡張子で検索することで、同じ種類のファイルだけを一覧にして並べることができます。

ファイルを作成したり更新したりした日付で検索することができます。

検索ボックスからはWeb検索をすることができます。Windows10を販売しているMicrosoftではBingという検索エンジンを運営していることから、Windows10の検索ボックスからのWeb検索の検索エンジンはデフォルトの設定ではBingになっていますが。

しかし、「Windows10の検索ボックスのWeb検索を変更する」でお伝えするように、Googleに変更することもできます。

検索ボックスの使い方についてみていきましょう。タスクバーのどこに検索ボックスがあるのかわからない党いう人もいるみたいですが、実はタスクバーにある「〇」検索ボックスです。

上の画像の「〇」をクリックするとこのように検索ボックスがWindows10の画面に大きく開きます。

アプリのプログラムやドキュメント、Windows10の設定項目など、特定の項目について検索したい場合には、上の青く表示されている選択肢を選んでから検索することもできます。選択肢を選ばなくても、画面の下の方にある「ここに入力して検索」に検索キーワードを入力しても大丈夫です。

例えば「ネットワーク」と検索してみると、すべての検索結果ではこのように表示されます。

「アプリ」をクリックしてみると、Windows10でネットワークの設定を行うためのアプリのプログラムである「コントロールパネル」が検索結果に表示されます。

「設定」をクリックしてみると、Windows10でネットワークについての設定を行える「ネットワークと共有センター」が検索結果に表示されます。

「ウエブ」をクリックしてみると、Bingで検索した検索結果が表示されます。

Windows10の検索ボックスやエクスプローラーの検索機能を使っても、あるはずのファイルが見つからないことがあります。ファイルやプログラムがあるはずなのに、Windows10の検索機能がうまく機能しなくて、「検索条件に一致する項目はありません」と表示される場合には次の方法を試してみましょう。

Windows10のPCの中にあるはずのファイルが検索しても表示されない場合には、インデックスの再構築を行ってみましょう。

インデックス（index)というのは英語で「索引」「見出し」という意味です。Windows10のPCを長く使っていると、で何度もファイルを削除したり更新したり、新規保存したりを繰り返します。そのうちに、PCのデータベースの中にインデックスの情報が断片化して保存されてしまい、検索してもうまく情報を引き出せなくなってしまうのです。

インデックスを再構築することでインデックスの断片化が解消されるので、ファイル検索ができるようになる可能性があります。試してみて損はないのでファイル検索ができなくなった時には試してみましょう。

インデックスの再構築の方法は次の通りです。まずはWindows10の「スタートボタン」から「すべてのアプリ」＞「Windowsシステムツール」と進み「コントロールパネル」を開きます。

「コントロールパネル」を開いたら、「表示形式」を「小さいアイコン」に変更します。すると「インデックスオプション」が出てくるので、そちらをクリックします。

「詳細設定」をクリックします。

「トラブルシューティング」の「再構築」をクリックします。インデックスの再構築には時間がかかることがあるので、確認メッセージが表示されることがあります。大丈夫なら「OK」をクリックするとインデックスの再構築が始まります。

Windows10の検索ボックスはWindows10から搭載された機能のCortanaから呼び出すものになっています。タスクバーにある検索ボックスを呼び出すためのアイコン「〇」はCortanaのアイコンです。

もっとはっきりとわかりやすく、検索ボックスを大きく表示したいという人や、Windows10の検索機能は使わないから、検索ボックスもCortanaも非表示にしてほしい、という人もいます。タスクバーの検索ボックスの表示と非表示の切り替え方についてみていきましょう。

Windows10では検索ボックスの表示と非表示を切り替えることができます。検索ボックスやCortanaのアイコンの表示、非表示を切り替えたいときには、まずは「タスクバーの上で右クリック」をします。するとこのようなメニューが出てくるので、こちらから検索ボックスの表示、非表示を切り替えていきます。

「Cortana」が表示されている場合にはCortanaの機能で、CortanaがインストールされていないWindows10の場合にはCortanaの代わりに「検索」という項目があるので、そちらから表示と非表示を切り替えていきます。

「Cortana」の上にマウスカーソルを乗せるとこのようにタスクバーにどのように検索ボックスを表示するのか、というメニューが表示されます。「表示しない」とクリックすると、検索ボックスもCortanaのアイコンも表示されなくなります。

「Cortanaアイコンを表示」を選択すると、タスクバーに「〇」が表示されます。「検索ボックスを表示」を選択すると、Cortanaアイコンではなく大きな検索ボックスがタスクバーに表示されるようになります。

検索ボックスの表示と非表示、検索ボックスの大きさは簡単に変更することができます。必要性や好みに応じて変えてみましょう。

以前のWindowsでは検索ボックスから検索を掛けても、PC内のみの表示でした。Web検索はブラウザを使うので必要ないという人も少なくありません。そこで、Windows10の検索ボックスのWeb検索を変更してしまいましょう。

まずはWeb検索を無効にする方法です。これはProエディションのみ可能な方法で、HomeエディションではWeb検索をオフにすることができません。まずは検索ボックスで「gpedit.msc」と検索します。出てきた検索結果から「グループポリシーの編集」をクリックします。

左のツリーバーを「コンピューターの構成」＞「管理用テンプレート」＞「Windowsコンポーネント」＞「検索」と進んでいきます。「ウエブ検索をしたり〔検索〕にWeb検索の結果を表示しない」を右クリックして「編集」をクリックします。

「有効」にチェックを入れて「OK」をクリックします。

その後、PCを再起動すると検索ボックスからWeb検索されなくなります。

Windows10の検索ボックスからのWeb検索はBingですが、BingではなくGoogleを使いたい、という人も少なくありません。そこで、Googleに変更する方法をお伝えしようと思ったのですが、現在は変更できなくなっているようです。

以前はGoogleに変更可能だったのですが、Windows UpdateによってMicrosoftが変更できない設定にしてしまったとのこと。残念ですが仕方がありません。

Windows10の検索ボックスについてくわしくみてきました。Windows10で検索ボックスを活用できれば、見つけにくかったファイルやアプリを簡単に見つけられるようになります。ぜひWindows10の検索ボックスを活用して、あなたのPCライフの効率化を図ってみてください。