2021年01月30日更新
iPhone12/12 Pro/12 Pro Maxのカメラの使い方や機能について解説!
iPhone12シリーズではiPhone12、mini、Pro、Pro Maxの4機種が発売されました。カメラ機能の使い方はどうなっているのでしょうか。この記事では、特にiPhone12 ProとPro Maxで進化しているカメラの機能や使い方を解説します。
目次
- 1iPhone12シリーズのカメラの機能と性能について
- ・iPhone12シリーズの超広角と広角レンズ・フロントカメラは共通の仕様
- ・iPhone12 ProとPro Maxは望遠レンズもついて倍率幅10倍以上も!
- ・ProとPro Maxは大型センサーとLiDARスキャナ搭載で画質がアップ!
- 2iPhone12シリーズのカメラをiPhone11と比較してわかる進化について
- ・超広角と広角は画質の処理が若干アップ
- ・インカメラの性能はほとんど変わりなし
- ・ナイトモードでの撮影は画質が大幅に向上
- 3iPhone12シリーズのカメラの使い方
- ・倍率の切り替え方
- ・狙った被写体にピントを合わせる方法
- ・写真の明るさを調整する方法
- ・グリッドを表示して水平を保つ方法
- 4iPhone12シリーズでもカメラを使いこなしてみよう!
iPhone12シリーズのカメラの機能と性能について
2020年10月にiPhone12シリーズが発売されました。iPhone12は、iPhone12、mini、Pro、Pro Maxの4機種が同時に発売されて、それぞれのカメラ性能が気になっている方も多いようです。
この記事では、iPhone12シリーズに搭載された機能や性能、iPhone12シリーズのカメラの、特にProとPro Maxで強化された機能について詳しく解説します。まずは、iPhone12シリーズのカメラ性能の詳細一覧です。
iPhone12 | iPhone12 mini | iPhone12 Pro | iPhone12 Pro Max | |
搭載レンズ | 超広角・広角 | 超広角・広角 | 超広角・広角・望遠 | 超広角・広角・望遠 |
光学ズーム倍率 | 2倍 | 2倍 |
2倍のズームイン |
2.5倍のズームイン 2倍のズームアウト 最大ズームレンジ5倍 |
最大ズーム倍率 | デジタルズーム最大5倍 | デジタルズーム5倍 | デジタルズームレンジ最大10倍 | デジタルズームレンジ最大12倍 |
LiDARスキャナ | なし | なし | 搭載 | 搭載 |
iPhone12シリーズの最も大きな特徴は、iPhone12とiPhone12 mini、iPhone12 ProとPro Maxにはカメラ性能に大きな差をもたせたという点です。iPhone12とminiは超広角レンズと広角レンズのデュアルレンズなのに対して、ProとPro Maxは望遠レンズも搭載したトリプルレンズです。
iPhone12シリーズの超広角と広角レンズ・フロントカメラは共通の仕様
iPhone12シリーズのすべての機種に搭載されている超広角と広角レンズは、4機種すべてに同じレンズが搭載されています。
超広角レンズがまた、自撮りで使うフロントカメラのレンズも4機種同じものが搭載されています。超広角と広角レンズ、自撮りでのレンズでの性能は4機種に大きな差はありません。
iPhone12 ProとPro Maxは望遠レンズもついて倍率幅10倍以上も!
トリプルレンズのiPhone12 ProとPro Maxには望遠レンズが搭載されています。ズームインもズームアウトもできるので、望遠レンズも利用した光学での倍率の幅は、Proでは0.5倍から2倍の最大の4倍幅、Pro Maxでは0.5倍から2.5倍までの最大5倍の幅で倍率を変更できます。
iPhone12のProとPro Maxでは、光学倍率がProで4倍、Pro Maxで5倍と勘違いしている方もいるようですが、倍率自体が4倍と5倍になるわけではありません。iPhone12シリーズで最小の倍率の0.5倍と比較すると、最大倍率の幅がProで4倍、Pro Maxで5倍になるという意味です。
デジタルズームでの倍率も掛け合わせると、倍率はProで最大4倍、Pro Maxは最大5倍の倍率になります。最小の倍率と比較すると、iPhone12のProでは10倍もの倍率レンジで、Pro Maxでは12倍もの倍率レンジでの撮影を楽しめます。
ProとPro Maxは大型センサーとLiDARスキャナ搭載で画質がアップ!
スマホやデジタルカメラの性能を決める要素には、レンズ性能の他にイメージセンサーもあります。iPhone12シリーズのカメラ性能の特徴として、ProとPro Maxに搭載されているセンサーが大型化している点も見逃せません。
センサーはレンズで捉えた画像を映し出して処理するものです。画像を映し出す画面が大きければ大きいほど、細部までより正確に処理できるので、より美しい画像を撮影できます。iPhone12シリーズでは、センサーの違いによる、画像の細部の表現力の違いが大きく現れます。
また、ProとPro MaxにはLiDARスキャナーも搭載されている点も見逃せません。LiDARスキャナーとは、レーザー光線で被写体との距離を瞬時に測るものです。このLiDARスキャナーは暗いところでも使えるので、ナイトモードでの撮影では、今までのiPhoneやiPhone12と比べ物にならないほどきれいな写真を撮影できます。
iPhone12シリーズのカメラをiPhone11と比較してわかる進化について
iPhone11と比較すると、iPhone12シリーズのカメラ性能はどのくらい進化したのか解説します。
超広角と広角は画質の処理が若干アップ
昼間、通常の風景やポートレートを撮影するのであれば、iPhone11とiPhone12シリーズの画質の違いに大きな差は感じられません。しかし、画像の処理能力が若干アップしているために、iPhone11ではボケてしまう事が多かったドリンクのストローがはっきりと映せるようになりました。
また、セーターの網目などの細かい部分が影になる部分がiPhone11では見えなくなってしまっていました。しかし、iPhone12では多少暗くても細かい模様や網目もしっかりと表現できるようになっています。
昼間の撮影で、超広角と広角レンズを使う撮影では、画像処理能力に若干の進化を感じます。
インカメラの性能はほとんど変わりなし
自撮りで使うインカメラの性能にはほとんど進化は感じません。カメラの使い勝手や、画像の質はiPhone12でもiPhone11とほとんど同じです。
ナイトモードでの撮影は画質が大幅に向上
iPhone11と比較した場合のiPhone12の大きな進化はナイトモードで撮影した写真の画像に現れます。高機能なイメージセンサーを搭載しているProとPro Maxだけではなく、iPhone12とminiでも、ナイトモードで撮影した写真の鮮やかさが格段にアップしています。
上記の画像はiPhone12のナイトモードで撮影した画像ですが、夜、わずかな光しか当たらない場所で撮影したとは思えないほど鮮やかな写真です。ProとPro Maxではこれ以上に美しい写真を撮影できます。
ナイトモードの利用が多い方は、iPhone11からiPhone12への乗り換え必須です。できることなら、最も美しい夜景の設営ができるiPhone12 Pro Maxを購入しましょう。
iPhone12シリーズのカメラの使い方
iPhone12シリーズのカメラはデュアルカメラやトリプルカメラなので、使い方に悩む方のいるようです。倍率の切り替え方などどうやって使うのか、使い方を解説します。
倍率の切り替え方
まずは倍率の使い方について解説します。iPhone12シリーズでは、使うレンズを自分で切り替える事はできません。倍率を切り替える使い方をすることで、自動でレンズも切り替えられます。
光学での倍率の切り替え方
レンズだけで倍率を切り替える光学で倍率を切り替える使い方は次の通りです。iPhone12でカメラを起動して、アウトカメラを被写体に向けます。すると、iPhone12の画面に移されているファインダーの下の方に倍率が表示されます。
iPhone12シリーズでは「.5 1× 2」と表示されます。表示される倍率は、機種によって変わります。Pro Maxでは「2.5」も表示されます。撮影したい倍率の数字をタップするとその倍率のレンズで撮影されます。
デジタル倍率の切り替え方
デジタルズームを使う場合には、ファインダー画面の下に表示されている倍率ボタンを長押しします。すると倍率を光学ズームよりも細かく指定できるコントローラーが表示されます。コントローラーのゲージを指でドラッグすると、デジタルズームの倍率を変更できます。
狙った被写体にピントを合わせる方法
iPhone12では自動でピントが合いますが、時々、狙った被写体とは別のモノにピントが合ってしまい困ることがあります。そのようなときには、ピントを合わせたい被写体をファインダー画面で長押しします。すると、黄色い枠が表示されます。黄色い枠がピントをあわせる部分になります。黄色い枠をピントを合わせたい部分に重ねて撮影します。
写真の明るさを調整する方法
撮影した写真が思ったよりも暗くなってしまった、光が入りすぎてしまった、という場合には明るさを調整することもできます。ピントを合わせたい部分を長押しします。すると、ピントを合わせるための黄色い枠の他に、画面の横に太陽のマークが表示されます。太陽のマークが明るさの調整です。上下にゲージをスライドさせることで調整できます。
グリッドを表示して水平を保つ方法
写真が水平ではなく曲がってしまった、という経験もあるでしょう。iPhone12では、ファインダーにグリッドを表示することで、水平かどうかを確認して撮影できます。
iPhone12の「設定」アプリを開いて「カメラ」の設定経入ります。「グリッド」をオンにすると、写真を撮影するときにファインダー画面に縦横の線が表示されます。グリッド線で水平や配置のバランスを確認しながら写真を撮影できます。もちろん、写真にはグリッド線は映りません。
iPhone12シリーズでもカメラを使いこなしてみよう!
この記事では、iPhone12のカメラについて詳しく解説しました。iPhone12シリーズでは特にProとPro Maxのカメラ性能に注目が集まっています。しかし、Proほどではなくても、iPhone12やminiでも十分なカメラ性能があります。ぜひ、iPhone12でも高機能なカメラの性能を十分に生かして、撮影を楽しんでみましょう。