2019年03月31日更新
Windows10でファイルの拡張子を表示/非表示・変更する方法を解説!
Windows10でファイルの拡張子を表示/非表示にする方法を解説します。Windows10でファイルの拡張子を表示するメリットを知って、Windows10のパソコンワークで拡張子を活用しましょう。Windows10では拡張子の表示の切り替えは簡単に行えます。
目次
Windows10のファイルの拡張子表示するメリットは?
Windows10でファイルの拡張子を表示するメリットについて解説します。
拡張子について
「拡張子」と聞いて「ファイル名の末尾についているアルファベット」と理解している人は多いと思いますが、「拡張子の意味」を聞かれて正確に答えられる人は意外に少ないかもしれません。
フォルダ内のファイルの種類を区別する
「拡張子」とは、フォルダ内のファイルの種類を区別する「ラベル」のようなものです。Windows10は拡張子を基にファイルの取り扱い方を識別しています。
アプリごとに拡張子が異なる
また、「拡張子」はファイルの形式も表しており、「拡張子」を見ればどのアプリで対応できるか判断がつくようになっています。
Windows10でファイルの拡張子を表示/非表示にさせる方法
Windows10で「拡張子」を表示しておくとファイルの種類を判別できて便利ですが、同じ種類のファイルを並べて整理するときは「拡張子」の表示がない方がファイル名がシンプルにまとまって見やすい・扱いやすい場合もあります。そうした点も含み、以下、Windows10でファイルの拡張子を表示/非表示にする方法をまとめました。
ファイルの拡張子を表示/非表示にさせる方法
Windows10でファイルの拡張子を表示/非表示にさせる方法は主に2つあります。1つはWindows10のエクスプローラーの設定から変更する方法、もう1つはWindows10のレジストリの設定から変更する方法です。
エクスプローラーの設定から変更する
Windows10のエクスプローラーの設定から変更する場合は、エクスプローラーウインドウの上方にあるタブから「表示」タブを選択し、メニューバーの「ファイル名拡張子」にチェックを入れると拡張子が表示されます。
また、エクスプローラーウインドウのメニューバーの右上にある「オプション」をクリックしてポップアップを表示させて設定することもできます。
ポップアップ画面で「表示」タブを選択し、メニューの中にある「登録されている拡張子は表示しない」のチェックを外して「適用」をクリックすると拡張子が表示されます。
レジストリの設定から変更する
Windows10のレジストリの設定から変更する場合は「コマンドプロンプト」を使用します。Windows10で「コマンドプロンプト」を立ち上げ、以下のコマンドを入力して実行すると、拡張子を表示する設定に変更できます。「reg add "HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Explorer\Advanced" /v "HideFileExt" /t REG_DWORD /d "0" /f」
拡張子を非表示設定する場合は「reg add "HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Explorer\Advanced" /v "HideFileExt" /t REG_DWORD /d "1" /f」と入力して実行します。
いずれも、コマンド実行後すぐに反映されず、設定を反映するにはWindows10を再起動する必要があります。
Windows10でファイルの拡張子の変更するメリット・デメリット
Windows10でファイルの拡張子を表示させるメリット・デメリットについて解説します。
ファイルの拡張子を表示させるメリット
Windows10でファイルの拡張子を表示させるメリットとしては、ファイルの種類が判別しやすくなると同時に、ファイルの取り扱い方のヒントになるという点があります。
例えば、なにかのはずみでWindows10にダウンロードしたファイルがあったとします。そのファイルの拡張子が「jpg」であればただの画像ファイルなので開いても特にWindows10に害はありませんが、「exe」となっていれば明らかにプログラムファイルなので憶えのないファイルはセキュリティー上、実行してはいけません。
ところが、拡張子が表示されていないと、ついアイコンのイメージで安易にクリックしてしまう危険があります。そういう意味で、ある程度拡張子に慣れていれば、拡張子の表示がある方がファイルの取り扱いで間違いが起こりにくくなります。
ファイルの拡張子を表示させるデメリット
Windows10でファイルの拡張子を表示させるデメリットは、ファイル名を変更するときにうっかり拡張子も変更してしまうと、アプリが対応できなくなることがある点です。拡張子を基にWindows10やアプリはファイルを識別するので、拡張子が変わるだけでWindows10やアプリはファイルを認識できなくなる可能性があります。
Windows10でフォルダ内のファイルの拡張子を表示させよう!
Windows10でフォルダ内のファイルの拡張子を表示させてみましょう。普段、Windows10でファイルの拡張子を表示していない人も、ある程度拡張子に慣れると、ファイルの拡張子を表示した方が都合が良い場合もあることに気づくはずです。自分の時々の状況に合わせて、Windows10でファイルの拡張子を活用してみてください。