WinSAT.exe(Windowsシステム評価ツール)を無効化する方法を解説！

Windows7からWindowsのPCを利用してきた方の中には、定期的にPCが重くなる原因となるWinSAT.exeに悩まされているという方も少なくありません。WinSAT.exeはWindows10にも搭載されていることから、WinSAT.exeがバックグラウンドで起動することがないように無効化したいという方もいます。

この記事では、WinSAT.exeとはどのようなプログラムで、Windows10で無効化しても大丈夫なのか詳しく解説します。

WinSAT.exeとは、別名「システム評価ツール」とも呼びます。システム評価ツールということなので、WinSAT.exeはPCのシステムの性能を評価するためのツールとなります。PCの性能を決めるのは、CPUやメモリ、グラフィックカードなどのパーツのスペックです。

オンラインゲームや動画の処理を頻繁に行うのであれば、高度なグラフィック処理に耐えるスペックのパーツを搭載したPCが必要です。しかし、スペックの高いPCは消費電力が多くなります。

文書作成やWebでの調査が主な利用用途だという場合には、必要以上に高スペックなPCはオーバースペックになります。

WinSAT.exeを利用すると、利用目的に対して適正なスペックのPCであるかを評価できます。また、PCが不調になったときに、どこに原因があるのかを、CPUやメモリごとに性能を評価できるので、簡単に調べることができます。

WinSAT.exeはWindows VistaからWindows似搭載されるようになり、Windows7までは定期的にバックグラウンドで実行されていました。しかし、WinSAT.exeの起動中はCPUやメモリのスペックを大量に使うことから、PCの利用に支障をきたすほどPCが重くなってしまいます。

そのために、Windows8以降はコマンドプロンプトから手動で実行するようになりました。コマンドプロンプトを管理者権限で起動して、「winsat formal」のコマンドを入力してEnterキーを押します。すると、WinSAT.exeが起動して、PCの性能を評価します。

WinSAT.exeはWindows10ではバックグラウンドで自動的に起動することはなくなりました。しかし、タスクスケジューラを確認すると、WinSAT.exeがスケジュールに組み込まれているので、Windows7までのPCが重くなる経験をしている方は、不安に思う方もいるようです。

こちらでは、WinSAT.exeを無効化しても大丈夫なのか、無効化するにはどうしたらいいのか解説します。

WinSAT.exeはタスクスケジューラから無効化しても問題ありません。タスクスケジューラから無効化しても、コマンドプロンプトから手動で実行できます。自動でバックグラウンドで起動するのが不安な方は、自動で起動しないように無効化してしまいましょう。

WinSAT.exeを無効化する手順は次の通りです。Windows10のタスクバーの左端のMicrosoftの旗のマークの「スタート」から「Windowsシステムツール」＞「タスクスケジューラ」をクリックします。

「タスクスケジューラライブラリ」＞「Microsoft」＞「Windows」＞「Maintenance」とクリックして進みます。「Maintenance」を開くと、タスクスケジューラの画面の中央に「WinSAT」が表示されているので、右クリックします。

「無効」をクリックすると、タスクスケジューラでWinSAT.exeが無効化されます。これでバックグラウンドで自動で起動する心配はありません。

この記事では、WinSAT.exeを無効化する方法について解説してきました。WinSAT.exeが起動すると、スペックの低いPCでは作業にならなくなります。バックグラウンドでの起動が不安な場合には、ぜひ無効化してしまいましょう。