2019年03月26日更新
Windows10でホームグループが削除!ファイル共有するための対処法は?
Windows10ではホームグループが見つからないことに気づきます。ホームグループがない中、どのようにしてファイル共有をしていくのか対処法を紹介していきます。ホームグループの意味とWindows10でホームグループと同じ機能を補うことができるものを解説します。
目次
- 1Windows10で削除されたホームグループとは?
- 2Windows10ではホームグループは見つからない
- ・表示されないので注意
- 3Windows10でホームグループの代わりにファイル共有する対処法「その1」
- ・エクスプローラーでファイルを共有
- ・アプリを使ってファイル共有
- ・OneDrive を使ってファイル共有
- ・メールでファイルを送信
- 4Windows10でホームグループの代わりにファイル共有する対処法「その2」
- ・ホーム ネットワーク経由でファイル共有
- ・ワークグループ・ドメインでファイル共有
- ・Bluetooth・Wi-Fiを使って近くのデバイスとファイル共有
- 5Windows10で削除されたホームグループの代わりになる方法をマスターしよう
Windows10で削除されたホームグループとは?
Windowsにはかつて存在していたホームグループという機能があります。実はこのホームグループはWindows10には存在しません。ホームグループの表示がないため、見つからないと不安に感じる方もいます。ホームグループはPC内のどこにあるのか探す前に、以下ではホームグループの役割を説明します。
ホームグループ機能は、Windows10のPCに保存してあるデータやメディア、デバイスなどを同じネットワーク上で共有することができる機能のことを言います。ホームグループで共有すると、印刷機などを複数の端末から操作して起動させることもできます。そのためホームグループは複数端末で操作する場合は便利です。以上がホームグループ機能です。
ホームグループの機能を使ってプリンターや画像などのメディアを共有していなかった方は、ホームグループという用語は忘れた上で、機能をマスターしていきましょう。
Windows10ではホームグループは見つからない
Windows10でホームグループの機能はどこに存在するのか探している方はこちらをお読みください。以前の端末で使用していたホームグループは、どこを探しても見つかりません。というのも、ホームグループの機能は削除されてしまったためです。過去のOSでホームグループがある場合でもアップデートでホームグループは削除されます。
表示されないので注意
Windows10タスクバーのCortanaなどの検索枠に「ホームグループ」と入力すれば検索結果に表示されないことがわかります。ホームグループという名前の機能は完全に削除されたということになります。Windows10でホームグループを探すよりも、ホームグループの機能の代わりになる設定など、対処法を探していく方が効率的です。
Windows10でホームグループの代わりにファイル共有する対処法「その1」
ここからはWindows10でホームグループの代わりになる対処法を紹介していきます。ホームグループの機能が無くてもホームグループのようにファイル共有をすることは可能ですので、安心してください。ホームグループの代わりになる対処法はたくさんありますので1つずつ見ていきます。
基本的にはホームグループの代わりになるものは、すべてWindows10の中にもともと搭載されている設定や機能を駆使することで対処できます。対処法を試してホームグループの名前が無くても従来どおり快適なWindows10にしてください。
エクスプローラーでファイルを共有
ホームグループの代わりとなる機能があり、最初に紹介する対処法は、エクスプローラーを使ったファイル共有方法です。エクスプローラーは、お使いのWindows10のPCに保存されているデータをすべて管理できるアプリのことを指します。ホームグループのように共有を行いたい場合は、まずその特定のファイルを探してください。
特定のファイルを表示させましたら、それを選択して右クリックしてください。右クリックするとメニューが一覧で表示されます。この中から「共有」をクリックしてください。共有をクリックすることで好きな共有方法を選択できます。指示に従ってファイルを共有できる状態にしてください。これがエクスプローラーを使用したファイルの共有方法です。
基本的にエクスプローラーを使ってファイルの共有を行っていきます。以下は、それぞれの手段を選択した場合の手順を紹介していきます。ホームグループの概念を捨てて、Windows10で共有方法を選ぶ前に、エクスプローラーを起動し、ファイルの選択まで済ませてください。
アプリを使ってファイル共有
ホームグループとは異なり、Windows10の端末内にインストールしたソフトやアプリを使用してファイル共有をすることが可能です。独自でインストールしたアプリが端末に存在していれば特定のアプリを選択して、共有してください。ホームグループのように共有するにはファイルをクリックして共有を選択する必要があります。
ホームグループのように共有するため、アプリを選択するには、共有画面の下部分にアプリが表示されるようになります。アプリが表示されない場合は、そのファイルを送信する設定や機能が備わっていないことが原因として考えられます。この場合は別の方法を試しましょう。いずれの方法でもホームグループと同じように機能を使うことはできます。
ここで注意したいのが、ホームグループとは共有の仕組みが異なる点です。従来のホームグループでは、特定のネットワークを構築して、他の端末と共有を行っていましたがWindows10では、ホームグループはありませんので個別に選択して、希望の共有を選択するということです。そして従来のホームグループではフォルダ指定で共有が行えました。
しかし、ホームグループとは違い、フォルダではなくその中のファイルを選択する必要があります。共有したいファイルを1つのフォルダにまとめておくと、より便利に共有することが可能です。共有は右クリックでもできますがタブで表示されることが多いので、そちらでも結構です。
OneDrive を使ってファイル共有
アプリを使った共有方法の1つになりますが、ホームグループの代わりに、OneDriveを使用するという方法があります。Windows10では、ホームグループが削除されてもOneDriveが良い働きをしてくれます。OneDriveというのは、Microsoftが提供しているクラウドストレージです。このストレージ上に保存をすればホームグループと同じ役割を果たします。
OneDriveには一旦ストレージに保管する必要があるので、ホームグループのように直接データが送信されるというよりは、そちらからリンクにしてデータの送信をするというイメージです。共有リンクは、メールの本文にペーストして送信してもかまいません。このようにOneDriveを使うことでWindows10でもホームグループの代用ができるというわけです。
メールでファイルを送信
ホームグループのようなスマートな方法ではありませんが、ホームグループが削除されてしまった以上は、この方法で共有をするのも手です。シンプルな方法を好む方はメールでファイルを送信してください。エクスプローラー上のファイルで「共有」を選択した後の表示から「メール」を選択します。このようなメール送信でもホームグループ機能を果たします。
Windows10でホームグループの代わりにファイル共有する対処法「その2」
ここまでは、ホームグループの代わりとしてエクスプローラーを利用しました。ここからはWindows10でホームグループの代わりにファイルを共有する別の方法を解説していきます。Windows10より前の機種をアップデートしてホームグループが削除され、見つからない場合もこちらの方法でホームグループの代用ができます。
ホーム ネットワーク経由でファイル共有
ネットワーク共有がアップデートによって大幅に仕様が変わりました。Windows10であっても、改変前のWindows10であれば、ホームグループでネットワーク構築が表示されていますが、改変後ホームグループが表示されず、見つからない原因はこれにあります。こちらではホームネットワーク経由でファイル共有をしていきます。
ホームグループのようにネットワークを作る方法です。Wi-Fiなどインターネットで同じ回線に接続してから設定することになります。ホームグループはWindows10の中で設定が完結しますが、ホームグループが削除されてからは、このようにご自身でネットワークを構築すればホームグループと同じネットワーク共有ができます。
ネットワーク構築の設定は、接続機器の仕様により異なりますので、慣れている方が行ってください。回線が見つからない際はBluetoothでの共有を試してください。
ワークグループ・ドメインでファイル共有
ホームグループが見つからない場合、難易度が高い方法ですが、ワークグループからの共有ができます。理解できる方のみ試してください。「コントロールパネル」内の「システム」を表示し、「設定の変更」をクリックします。「変更」をクリックして「ワークグループ」を設定します。共有先のPCでも同じ名称に設定してください。
Bluetooth・Wi-Fiを使って近くのデバイスとファイル共有
近くに別のWindows10など、デバイスが存在する際はBluetoothやWi-Fiを使用して直接データの送受信を行うことが一番効率的です。同じ室内、家の中にパソコンが存在する場合は、こちらの方法で行いましょう。Windows10の「設定」から「システム」を選択し、「共有エクスペリエンス」をクリックします。
最後に「次の場所からコンテンツを共有または受信できます」をクリックして、デバイスを許可することが可能です。同じ接続ができましたら、後はデータの送受信が好きなだけ行えますので、クラウドストレージを介す手間などが発生しません。
Windows10で削除されたホームグループの代わりになる方法をマスターしよう
Windows10で削除されたホームグループの代わりになる機能は複数あることがわかります。近くに別の端末がある上で、ホームグループが見つからない場合は、設定からネットワークに接続した上でBluetooth共有を行ってみてください。