Windows10のコンピュータ名の確認方法！デバイス名の変更方法も解説！

Windows10のデバイスのコンピュータ名はWindows10のOSをインストールするときに自動的に決められてしまいます。このWindows10のデバイスのコンピュータ名は変更することができます。Windows10のコンピュータ名の変更方法についてこの記事では詳しく解説します。

Windows10のPCのコンピュータ名を変更するメリットとは、デバイスごとの区別をつけられるようになる、という点にあります。

家庭などで1台のWindows10のPCだけを使っている場合には特にコンピュータ名を替えなくても問題はありません。しかし、デフォルトでデバイスに割り当てられるコンピュータ名というのは「PC-××××」や「Desktop-××××」といったもので、同じような名前を割り当てられてしまいます。

事業所などで複数のWindows10のデバイスを共有ネットワーク上で運用している場合、同じような何台もあるPCが同じような名前だと区別が付けにくくなってしまいます。使用者や使用している部署名などをコンピュータ名にすることで、デバイスの区別をしやすくすることができるようになります。

PCのコンピュータ名を確認する方法です。コンピュータ名を確認するためにはまずはWindows10のPCの左下にある旗のマークの「スタートボタン」をクリックします。

歯車マークのWindows10の「設定」をクリックします。

「システム」をクリックします。

左サイドバーの「バージョン情報」をクリックします。

画面を下の方にスクロールすると「デバイスの仕様」のところに「デバイス名」が表示されています。これであなたがお使いのPCのコンピュータ名を確認できます。

Windows10のコンピュータ名を変更する方法についてみていきましょう。まずはPCの設定から確認する方法について解説します。

PCの設定から確認する方法は、Windows10のコンピュータ名を確認した時と同じ手順でWindows10の設定から「バージョン情報」を出します。Windows10のコンピュータ名を確認した場所のすぐ下に「このPCの名前を変更」があります。

こちらをクリックするとこのようにPCの名前を変更できる画面が出てきます。使える文字は半角の英数字及びハイフンです。任意の名前を入力して「次へ」をクリックします。

するとPCを再起動するか確認する画面が出てきます。Windows10のコンピュータ名の変更は再起動後に完了するので、できるだけ早く再起動させてしまいましょう。

Windows10の設定からではなく、コントロールパネルからコンピュータ名を変更する方法もあります。

Windows10のコントロールパネルから変更する方法です。まずはWindows10でコントロールパネルを出します。コントロールパネルをだすためには、Windows10のスタートボタンをクリックして「すべてのアプリ」をクリックします。

「すべてのアプリ」から「Windowsシステムツール」をクリックします。

Windowsシステムツールのフォルダが開くとその中に「コントロールパネル」があるのでクリックします。

「コントロールパネル」を開いたら「システムとセキュリティ」をクリックします。

「システム」の中にある「コンピューターの名前の参照」をクリックします。

「コンピューター名、ドメインおよびワークグループの設定」の「設定の変更」をクリックします。

「コンピューター名」のタブの「変更」をクリックします。

するとコンピュータ名を変更することができます。新しい名前を入力して「OK」をクリックしたら再起動を促す画面が出てきます。コンピュータ名の変更はPCを再起動したら適用されます。

Windows10のコンピュータ名の変更は、GODModeから変更することもできます。

GODModeというのはWindows10から採用された隠し機能です。Windows10のPCの設定を行う機能は、Windows10ではスタートボタンからすぐに出すことができる「設定」と、以前のWindowsでは簡単にアクセスすることができた「コントロールパネル」があります。

よく使う設定は「設定」からアクセスして、詳細な設定を行いたいときには「コントロールパネル」から設定する、といった使い分けをしていますが、コントロールパネルを頻繁に使いたい、という人には現在のコントロールパネルの場所はたどり着くのにちょっと不便です。

「GODMode」というのは、PCのデスクトップに設置したフォルダから簡単にコントロールパネルの設定項目にアクセスできるようにする機能のことです。この「GODMode」を使うことで、Windows10のコンピュータ名を変更することができます。

「GODMode」からコンピュータ名を変更するためには、PCに「GODMode」を設定する必要があります。「GODMode」を設定する方法は次の通りです。まずはPCのデスクトップの任意の位置で右クリックをして「新規作成」をクリックします。

「新規作成」から「フォルダ」をクリックしてデスクトップ上に新しいフォルダを作ります。

新規で作成したフォルダ名のところに次の文字をコピペで入力します。

「GodMode.{ED7BA470-8E54-465E-825C-99712043E01C}」

「Godmode」の部分は変更しても構いませんが、そのあとの文字列は間違えないようにしましょう。

するとそのフォルダがこのように青いアイコンに変わります。

このアイコンをクリックするとコントロールパネルで変更できる設定がフォルダの中身として一覧になって表示されます。この中から「このコンピュータの名前を参照」をクリックします。

すると、コントロールパネルからコンピュータ名を変更した時と同じ画面が表示されます。こちらから先ほどと同じ手順でコンピュータ名を変更することができます。

Windows10のコンピュータ名を変更することはメリットばかりではありません。デメリットが生じる場合もあるので、次の点に注意しましょう。

Windows10のコンピュータ名を変更することでデメリットが生じた、という声もあります。コンピュータ名の変更で生じるデメリットというのは、Windows10で利用しているアプリでエラーが生じる可能性がある、ということです。

Windows10で利用できるプログラムの中には、起動する前にコンピュータ名を確認してから起動するものがあります。そのようなプログラムはコンピュータ名を変更したことが原因で起動することができなくなります。

オンライン上で運用するアプリの場合には、PCを識別するためにコンピュータ名が重要になってきます。そのような場合には、アプリが使えなくなってしまいます。サーバーの設定を変更するか、コンピュータ名を元に戻すしかありません。

コンピュータ名を変更したことでエラーが生じる可能性がある場合には、コンピュータ名を変更するタイミングが大切です。特に共有ネットワークにつないで運用する可能性があるPCの場合には、アプリを設定する前にコンピュータ名を変更してしまいましょう。

Windows10のOSをインストールした直後、他のアプリをインストールしたり設定したりする前にコンピュータ名を変更してしまえば、その後の運用に問題が生じることはありません。

会社などで使っているPCの場合には、コンピュータ名の変更を禁じている場合もあります。共有ネットワーク上でPCを運用する必要があるときや、会社から貸与しているPCの場合には、個人の勝手でコンピュータ名を変えるわけにはいきません。

コンピュータ名の変更が禁止されている場合には、むやみやたらに変更することはやめておきましょう。ネットワーク上でコンピュータ名が重複していて困る場合になどには、ネットワークの管理者にまずは相談することが大切です。

コンピュータ名を変更する方法は意外に簡単です。会社などで共有ネットワーク上で運用するPCの場合には、やはりPCを識別しやすくするために、コンピュータ名を変更することは大切です。ぜひコンピュータ名を変更することで、PCを識別しやすくして、より快適なネットワーク環境を構築していきましょう。