2019年10月25日更新
MacへのPythonインストール方法!開発環境を構築してコマンドを実行する!
MacへのPythonインストール方法、開発環境を構築してコマンドを実行する方法についてまとめました。Pythonは世界的にも有名なプログラミング言語で今回はMacに対応した、コードの書き方、コマンドの実行方法を紹介していきます。
目次
- 1Pythonのコードを実行するためには
- ・開発環境とは
- 2MacのPythonでの開発環境を構築(入門編)
- ・プログラミングに必要な準備
- 3公式サイトからPythonをMacにインストールする
- 4MacにPythonを公式以外からインストールするには
- ・Homebrewのインストール
- ・pyenvのインストール
- ・Pythonのインストール
- ・brewコマンド使用でインストール
- 5Pythonを使うためMacでターミナルを開く
- 6複数バージョンのPythonをMacで管理しよう
- 7MacのPythonでコードを実行する
- 8MacのPythonを使ってコマンド実行してみよう
- ・Macの記事が気になった方にはこちらもおすすめ!
Pythonのコードを実行するためには
今回の記事ではPythonのコードを実行する方法についてまとめていきます。Pythonという言語は世界的にも人気なプログラミング言語として確立していますが、まだまだ覚えるのは難しい言語としても有名です。Pythonの開発環境を構築するのも簡単にできることではないので、まずはじめに開発環境のローカル環境についてまとめていきます。
開発環境をスムーズに構築するのに必要な知識なのでいつでもPythonコードが実行できるよう準備しましょう。
開発環境とは
ここでは開発環境について紹介していきます。一般にPythonの開発環境を構築するためには環境が必要で、自分のコンピューターで開発をする環境をローカル開発環境といい、開発するために用意することを環境構築といいます。ローカル環境を構築して自分のコンピューターがあればどこでもPythonのコードを実行することができ、自分の好みにあったプログラムを開発することができます。
次は実際にMacを使った具体的な環境構築方法の入門、必要なものについてまとめていきます。コンピュータの設定やプログラミングぼ基礎知識が必要になるところでもあるので事前の準備は怠らずにしましょう。
MacのPythonでの開発環境を構築(入門編)
ここではMacのPythonでの開発環境を構築(入門編)を紹介します。MacのPython環境を構築するための準備、必要なツールの役割紹介、知識を紹介します。また、プログラミングの知識不足という方は上の画像にもあるProgateでの基礎知識を身につける必要があります。こちらのツールはプログラミング初心者には最適な内容になっており、すぐに知識を蓄えられます。
また、Progateを使えば以下の文で紹介する内容も簡単に理解できるようになり。講義を受けつつ開発環境を構築することができるので、独自で勉強するよりもスムーズにプログラミングの知識が身につき、早くPythonを使いこなせるようになります。
プログラミングに必要な準備
まず、プログラミングについてまとめていきます。プログラミングは(コンピューターへの指示書プログラム執筆)です。目的を達成するためにどのように何の順番で準備するのか決めて実行することがプログラミングです。また、2020年から初等教育でプログラミングの科目が必修になり、日本でのプログラミングの価値が上がってきています。そして、プログラミングのスキルが常識になる時代になりつつあるので、身につけましょう。
MacのPythonでの開発環境を構築するにあたり、プログラミングの知識は絶対に必要になります。プログラミングに経験の方はProgateで学習することをおすすめします。それではプログラミングに必要な準備を紹介します。まずはじめにプログラミングのコードを書くためのノート的存在が必要になります。そこで、今回はコンピュータを操作するのに必要なツールであるターミナルを使用してMacのPythonでの開発環境の構築をしていきます。
ターミナルとはMacのOSで使える命令文(コマンド)を利用してMacの設定や操作をするためのツールです。コマンドプロンプトというウィンドウズの場合に使うツールと似たような役割です。ターミナルの使い方は、キーボードを使うだけで、トラックパッドやマウスをしようせずに編集が可能です。ターミナルは基本(アプリケーションフォルダ)の中の(ユーティリティフォルダ)内にインストールされています。
起動も簡単で、ターミナルのアカウントをクリックするだけです。起動すると、ノートのような真っ白な画面が表示され、時間が経つと、日付や時刻が表示されます。それ以外にもコンピュータ名やディレクトリ(現在のフォルダ)なども表示されます。文章はは基本英文なので、英語のスキルがあると理解しやすいです。また。ターミナルの環境設定も可能で、一般のアプリケーションと同じ方法で設定が可能です。
また、上の画像のように、ターミナルの画面で(python --version)と入力して、pythonやその他のプログラミング言語のバージョンを確認することができます。最新版にインストールする必要があるか、それともすでにインストールされ最新版なのか確認する必要があります。今回は最新版のpythonで話を進めていきます。
公式サイトからPythonをMacにインストールする
ここからは、公式サイトからPythonをMacにインストールする方法についてまとめていきます。現在のMacのOSでは、2.7バージョンがインストールされていますが、Python 2.7 はすでに古いバージョンであり、利用は最新バージョンでする必要があります。最新バージョンはPython3でダウンロード、インストールするために、Pythonの公式サイトを開いてMacで使えるように対応します。
ダウンロード方法
ここからはPythonの公式サイトからPythonをダウンロード、インストールする方法についてまとめていきます。まずはじめにダウンロード方法にまとめていきます。MacOSでPython公式サイトを開いた場合は上の画像にも表示されている黄色いボタンの(Downoad Python 3.x.x)をクリックし、最新版のPythonインストーラをダウンロードします。
また、最新版ではなく、旧バージョンをダウンロード、インストールする場合は画面下のバージョン別のダウンロードページからPythonをダウンロードします。この別バージョンも多くの種類があるので自分がダウンロード、インストールしたいバージョンを理解、確認してからダウンロード、インストールをしましょう。
インストール方法
Python公式サイトからPythonのダウンロードが完了すると、上の画像が表示され、ページの案内にしたがって、パッケージを実行します。(はじめに)→(大切な情報)→(使用許諾契約)→(インストール先)→(インストールの種類)→(インストール)→(概要)の順番で完了です。パッケージの本文の内容は全て英文なので理解が難しいですが、Python公式サイトのパッケージの指示通りに進めて問題ありません。
SSL証明書のインストール方法
Python3.6バージョン以降は、インストールが完了後にネットワーク通信に使うSSL証明書をアプリケーションフォルダからインストールします。手順としては、(ファインダー)→(アプリケーションフォルダ)→最新バージョンのPythonのフォルダをダブルクリックしてフォルダを開きます。そして、(Install Certificates.command )ファイルをダブルクリックして証明書のインストールを実行します。
完了
最後にSSL証明書のインストールが完了すると、上の画面のように、ターミナル上に英文、数字が表示されます。この画面が表示されたらインストールが完了の合図になるのでPythonの最新版の使用が可能になります。ここのインストールが完了すると、コマンドを利用して実行し、開発環境の構築が可能になります。
MacにPythonを公式以外からインストールするには
ここでは、MacにPythonを公式以外からインストールする方法についてまとめていきます。インストールする内容はHomebrew、pyenv、Python、brewなど多くのPythonを使用するためのツールがあります。ダウンロード、インストールする手順は、(Homebrew)をダウンロード、インストール→(pyenv)ダウンロード、インストール→(pyenv)を使ってPythonをインストールします。
それでは、まずは(Homebrew)のインストールから始めていきます。(Homebrew)のインストールには、XCode、Apple DeveloperサイトからのXCodeのコマンドラインツールのダウンロード、インストール、Macへの安定したインターネット環境が接続できなければ、使用が可能になります。
Homebrewのインストール
Homebrewをダウンロード、インストールするまえにダウンロード、インストールされているかを確かめます。ちなみに他の言語の環境構築などをしたことがある場合にはすでにダウンロード、インストールされてるケースが多いため、ターミナルで brew -v というコマンドを入力します。
もし、コマンドを入力して、ターミナル上に( brew: command not found) と表示された人はHomebrewがダウンロード、インストールされていないので、ダウンロード、インストールをしていきましょう。また、(brew: command not found )とは表示されず、(Homebrew 1.6.2)(数字の部分は異なるケースがあります)と表示された場合(Homebrew)がダウンロード、インストールされています。
手順
Homebrewをダウンロード、インストールするには、/usr/bin/ruby -e "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/master/install)"コマンドをコピーしてターミナルで実行します。このコマンドはHomebrewのホームページにも乗っているので、コピーしてペーストしましょう。そして、インストールの途中に(Enterキー)を押します。
また、途中でパソコンにログインする時に使っているパスワードの入力も必要です。ここではキーボードを押しても表示されませんので注意して操作してください。
しかし、正常に入力されているのでパスワードを入力し、(Enterキー)を押してください。少し時間がかかりますが上の画像のようにInstallation successfulが表示されればHomebrewのダウンロード、インストールが完了です。
インストール完了
Homebrewのインストールは完了です。 brew -vのコマンドを実行して、Homebrewと数字が表示されれば、Homebrewは正常にインストールが完了しコマンドの実行が可能になります。
pyenvのインストール
ここでは、pyenvのインストール方法について紹介していきます。上の項目でダウンロード、インストールしたHomebrewを使って(pyenv)をダウンロード、インストールします。ここではHomebrewと同じようにpyenvがダウンロード、インストールされているのかから確認していきます。ターミナルでpyenv -vコマンドを実行してダウンロード、インストールされているのか確認します。
コマンドを実行して、(pyenv: command not found )と表示された人はpyenvがダウンロード、インストールされていないので、ダウンロード、インストールをしていきましょう。そして、(pyenv: command not found )が表示されず、pyenv 1.1.0(数字が異なる場合があります)のように表示される場合はpyenvがダウンロード、インストールされています。
手順
pyenvのダウンロード、インストールの手順を紹介していきます。ターミナルでbrew install pyenvコマンドを実行してください。ダウンロード、インストールが完了すると、上の画像のような英文が表示されれば、pyenvのダウンロード、インストールは完了になります。インストールが完了しているのかの確認でpyenv -vコマンドを実行してください。ターミナルでpyenvと数字が表示されれば完了です。
pyenvの設定
Pythonをダウンロード、インストールするのにpyenvの設定は必要になってくるので紹介していきます。全部で3つのコマンドを順にターミナルで実行していきます。(echo 'export PYENV_ROOT="$HOME/.pyenv"' >> ~/.bash_profile)→(echo 'export PATH="$PYENV_ROOT/bin:$PATH"' >> ~/.bash_profile)→(echo 'eval "$(pyenv init -)"' >> ~/.bash_profile)この3つがコマンドです。
以上のコマンドを実行することにより、(.bash_profile)ファイルにpyenv設定用のコードが追加されます。設定用のコードの追加が完了すると、設定をコンピュータに表示するため、source ~/.bash_profileコマンドを実行します。以上でpyenvのダウンロード、インストール設定は完了です。
Pythonのインストール
ここでは以上でダウンロード、インストールしたpyenvを使ってPythonのインストールを紹介していきます。pyenvは多くのバージョンのPythonをダウンロード、インストールて使用することができます。どのバージョンのPythonがダウンロード、インストールできるのかターミナルでpyenv install --listコマンドを実行しましょう。
pyenv install --listコマンドを実行するとターミナルに多くの文字や数字が表示されます。ターミナルをスクロールすると上の画像のように多くの数字が表示されます。上の画像に表示されている数字がインストール可能なPythonのバージョンで、最新版のPythonをダウンロード、インストールできます。pyenv installコマンドを実行することで、最新のバージョンをダウンロード、インストールできます。
ダウンロード、インストールの処理には長時間がかかりますが画像が表示されれば、Pythonのダウンロード、インストールは完了です。
インストール完了
現在ダウンロード、インストールされているPythonのバージョンを一覧する方法についてまとめていきます。pyenv versionsコマンドを実行します。次にpyenv global 3.6.5コマンドを実行することでインストールしたバージョンのPythonを使用できるように設定を変更します。
brewコマンド使用でインストール
brewコマンド使用でインストールする方法についてまとめていきます。Pythonの2系、3系を切り替えたい場合はbrewコマンド使用が便利です。手順としては(インストール可能なバージョン確認するために、(homebrew-versions)を使用できるようにします。次に(brew search)コマンドを使ってインストール可能なバージョンをチェックします。また、2系Pythonをインストールする場合は (brew install python)を使用します。
Pythonを使うためMacでターミナルを開く
Pythonを使うためMacでターミナルを開く方法についてまとめていきます。ターミナルはプログラミングをする上で必要なツールです。パソコンの開発環境の構築などによく使われます。ターミナルの検索、表示の仕方はspotlighを使ってターミナルを立ち上げます。また、フォルダのユーティリティの中にターミナルがあります。
また、ターミナルを使用してPythonをダウンロード、インストールするためのHomebrewやpyenvをダウンロード、インストールすることができます。(Homebrewを使用する際には、XCodeのダウンロード、インストールは必須になるのでご注意ください。)
複数バージョンのPythonをMacで管理しよう
複数バージョンのPythonをMacで管理する方法についてまとめていきます。4つのインストール方法があり、(プリインストールのPythonを使用する)、(dmgファイルからのインストール方法)、(Homebrewを使用したインストール方法)、( Homebrew + pyenvでのインストール方法)があります。
pyenvでダウンロード、インストールした複数バージョンのPythonを使うライブラリもいれて違う開発環境を構築したい場合は、virtualenvを使って管理ができます。手順は、(使う開発環境の名前を作成)→(決めた開発環境を実行するディレクトリを作成し移動して設定)→これでPythonの開発環境ができました。
複数バージョンのPythonをMacで管理するメリットはバージョンによって対応できる開発環境に違いがあり、フォルダ、ファイルごとに分けることにより、管理がしやすくなります。
MacのPythonでコードを実行する
MacのPythonでコードを実行する方法についてまとめていきます。まず、開発環境に必要なツールを用意します。Pythonでコードを書くには(テキストエディタ)を使う必要があります。テキストエディタには多くの種類のものがありますが、Atomというものが初心者にも使いやすいテキストエディタとなっています。次は開発環境を構築するのに必要な作業用フォルダを用意します。
開発環境を構築するための作業用フォルダはデスクトップで右クリックをして(新規フォルダ)を選択し、作業用フォルダの名前を作成します。そして、Atomを開いている状態で画面左上のファイルから開くをクリックし、作業用フォルダとして作成したフォルダをクリックします。Atomのサイドバーから、「pytho作業用フォルダを右クリックし、「新規作成」を選択します。
次はPythonのコードを記述していきます。コードを書くとき、ただ書いただけでは反映されず、描き終わったらcommandキーとsキーを同時に押すことにより、書かれたコードを保存することが可能です。また、Pythonとファイル名を書いて実行することにより、書かれたコードが表示されます。以上でパソコンでPythonのコードを書き、環境を構築できました。
MacのPythonを使ってコマンド実行してみよう
MacのPythonを使ってコマンド実行してみようという内容になります。上記ではMacのPythonでコードを実行してみましたが、次はターミナルでの操作になる、コマンドの実行についてまとめていきます。Pythonが2系でPython3は3系のコマンドを選択します。2系の最新バージョンのPythonwpインストールする場合には、brew install pythonコマンドを使用してコマンド実行します。
また、インストールが可能なバージョンを確認するには、(homebrew-versions)を使えるようにします。以上がMacのPythonを使ってコマンドを実行する方法になります。コマンドには多くの種類があり、役割もそれぞれ変わってきます。また、Python2系とPython3の3系と同じPythonという言語でもバージョンの変化によってコマンドの使いかたも変わってくるのでそれぞれのバージョンでコマンドの実行の方法を覚える必要があります。