MacのDS_STOREファイルとは?一括削除方法や作らない方法を解説!
Macでファイルを作成すると、必ずDS_STOREというファイルも一緒に作成されます。この記事では、DS_STOREとはどのようなファイルで削除しても良いのか、DS_STOREを作らないようにする方法と、一括削除する方法はあるのか詳しく解説します。
目次
Macで作成されるDS_STOREは削除してもいいの?
Macで作ったファイルをWindowsのPCに送ると、DS_STOREというファイルが一緒にくっついてきたと言われることがあります。この記事では、DS_STOREとはどのようなファイルで、削除をしてしまっても大丈夫なのか、DS_STOREのファイルを作らないようにすることはできるのか、詳しく解説します。
DS_STOREファイルとは?
まずはDS_STOREとはどのようなファイルなのか解説します。DS_STOREは、Macでファイルを作成した時に同時に作成される隠しファイルです。作成したファイルについての情報が格納されています。
Macでは隠しファイルなので、Macだけを通常通り利用していたのでは、存在に気がつかないこともあります。マックユーザーの中には、DS_STOREの存在に気がついていない方も多いことでしょう。
しかし、WindowsやLinuxなどの他のOSの PCやスマホなどの端末にファイルを送信すると、Mac以外の端末では隠しファイルになりません。表示されてしまいます。Windowsユーザーやスマホでファイルを閲覧した人から、どういったファイルなのか聞かれてしまうことになります。
DS_STOREを削除しても大丈夫?
DS_STOREを削除してしまっても大丈夫なのかどうか気になっている方も少なくないようです。DS_STOREは削除しても特に問題はありません。作成したファイルについての情報が記載されているだけで、そのファイルを実行するためのプログラムなどが入っているわけではありません。DS_STOREを削除してもMacでも特に問題はありません。
DS_STOREを作らないようにすることはできる?
DS_STOREをその都度削除するのではなくて、Macでも一切作らないようにできないのかと考えている方もいます。DS_STOREを作らないように、Macを設定することも可能です。
WindowsやLinuxとのファイルのやり取りが多い場合には、相手に余計なファイルをまたしてしまうことになるので、DS_STOREを作らないように設定しておきましょう。
MacでDS_STOREを一括削除する方法
Macの中のDS_STOREを一括して削除することもできます。DS_STOREの一括削除はMacのターミナルで行います。こちらの記事の内容に従って、ターミナルを起動しましょう。
ターミナルを起動したら、次のコマンドを実行します。
「sudo find / -name ".DS_Store" -delete」
この時にパスワードの入力を求められたら、Macにログインしているユーザーのパスワードを入力します。削除が完了したら次のコマンドを入力してFinderを再起動してください。
「 Killall Finder」
これでMacのシステム内に保存されているすべてのDS_STOREが削除できました。
MacでDS_STOREを作らないようにする方法
上記の方法では、今までに作成したDS_STOREが削除されただけで、また新しくファイルを作成したら、新しいDS_STOREが作られてしまいます。DS_STOREを今後一切作らないように設定する方法は次の通りです。
ターミナルを立ち上げて次のコマンドを実行しましょう。
「defaults write com.apple.desktopservices DSDontWriteNetworkStores True」
このコマンドの実行が終了したら、次のコマンドを実行してFinderを再起動します。
「Killall Finder」
これでファイル作成してもDS_STOREが作成されることはなくなりました。
やはり、DS_STOREがないと困るという場合には、次のコマンドを実行してFinderを再起動すれば、再び作られるようになります。
「defaults write com.apple.desktopservices DSDontWriteNetworkStores False」
MacでDS_STOREは必要なければ削除しよう!
この記事ではDS_STOREとはどのようなファイルで、削除しても大丈夫なのかどうかお伝えしてきました。
Macだけを使っている場合には、DS_STOREはあまり気になりませんが、やはり他の種類の端末とファイルをやり取りする場合には、こまめに消しておいた方が良いでしょう。必要ないと感じるようであれば、作らないように設定しておくことをおすすめします。