オタマートとメルカリを比較！オタク向けフリマアプリの出品方法や手数料の違いは？

オタマートというフリマアプリが気になっている人が増えています。フリマアプリというともっとも有名なアプリがメルカリですが、オタマートとメルカリは全く方向性が違うフリマアプリと言えます。

ただし、オタマートに出品して売れなかったものをメルカリに出品したら売れた、という声もあるので、両方上手に使い分けすることが大切です。この記事ではオタマートとはどのようなフリマアプリなのか、ということについて主にメルカリとの比較で見ていきます。

まずはオタマートとはどのようなアプリなのか気になるところです。オタマートとは、アニメグッズ専門のオタク向けのフリマアプリです。利用者は出品者も購入者もアニメグッズが大好きなオタクばかりです。そのために、扱う商品はアニメ関連グッズに限られている、というところがメルカリやフリマなどの他のフリマアプリとは大きく違う点です。

アニメグッズのみを扱っているということで、メルカリでは見つけることができない掘り出し物のオタクグッズが見つかることもよくあります。ただし、利用している人が皆オタクばかりということで、アプリの中と入っても独特の雰囲気があります。

そのために、アニメに興味を持ち始めたばかりの初心者の人や、たまたまアニメグッズが欲しくて覗いてみただけの人には、使いにくかったり、入っていけない雰囲気を感じてしまうこともあるようです。

ただし、アニメオタクの人たちにとってはすでになくてはならないアプリになっているので、自分もアニメオタクだと自認している人は積極的に利用してみましょう。

また、オタマートの大きな特徴としては、スマホ用のアプリでのみ利用ができます。PCでのブラウザ版は用意されていません。メルカリやラクマなどの他のフリマアプリの多くが、スマホアプリからでもPCからでも商品を出品したり、購入したりできるようになっていることを考えると、その点は大きな特徴になります。

メルカリなどのフリマアプリに大量に出品している人は、PCからの出品の方が作業が楽だという人もいます。オタマートではスマホアプリしか利用できないということで、メルカリのような大量出品には向かないかもしれません。

オタマートとメルカリの違いが気になっている人が多いようなので、こちらでは違いを比較してみましょう。まずはこちらの比較のための一覧表をご覧ください。
 

オタマートとメルカリを比較したときの違いのポイントについてみていきましょう。

比較表には出てきませんが、どのような人が利用しているのか、利用者層も気になります。メルカリは女性が圧倒的に多いのが特徴です。スマホアプリが主なプラットフォームになるので、年配の人よりもスマホに慣れている若年層が多くなります。

しかし、職業や年齢層などを見てみると、スマホを利用している人の間では大きな偏りはありません。出品されている商品の幅も広く、Amazonのように何でも打っているという状態になっています。メルカリは大きな偏りなく、ほぼすべての属性の人たちに利用されているアプリと言っていいでしょう。

一方でオタマートの方は、アプリの対象がアニメオタクということでアニメに興味を持つオタクと、オタク向けのビジネスをしたいと考える出品者だけが利用しています。ただし、オタクというと若年層の男性というイメージがありますが、半数以上を女性が占めています。

また、年齢層は若年層の方が多いのは当然ですが、アニメを見て育った世代の年齢が上がったこともあり、意外に上の世代の人も見られます。

出品手数料はどちらも商品価格の10%ということで変わりありません。また、オタマートにもメルカリにも販売価格に送料も含めて「送料無料」にすることができる仕組みがあります。

ただし、オタマートには匿名配送がないので、送料無料にしても着払いにしても出品者と購入者が住所と電話番号、名前をやり取りしなくてはいけません。価格競争に巻き込まれなければ出品者にとっては送料無料にするメリットはあまりないといえます。着払いでも売れる可能性があります。

その点、メルカリは出品者に個人情報を渡す必要がない匿名配送があるという理由で利用している人も少なくありません。そのために、商品価格に送料を含める匿名配送にしないとなかなか売れません。手数料の他に匿名配送の送料も必要だと考えると、メルカリの方が手数料の総額は高くなると考えていいでしょう。

フリマアプリは商品を販売している相手が、Amazonや楽天に出店している企業が運営しているショップとは違い、まったくの個人である場合もあります。直接顔を合わせて取引をするのと違い、相手の顔が全く見えない状態で、配送のために住所と電話番号、名前を渡すのは不安があります。

その点、メルカリでは匿名配送に対応しています。メルカリには配送先を登録しなければいけませんが、取引の間にメルカリが入ってくれることで、出品者には購入者の個人情報は渡されません。それと比較するとオタマートには匿名配送がありません。

オタマートでは匿名配送がないので購入したい場合には出品者に名前と住所を渡す必要があります。オタク仲間として信頼関係があればいいのですが、初めて取引する出品者の場合には不安があります。

メルカリとオタマートを比較してみて、アニメ好きな人はどちらを使ったらいいのか気になるところです。オタマートにはどのようなメリットがあるのか、ということも見ていきましょう。

メルカリと比較した時のオタマートのメリットは写真をアップできる枚数が多いことです。メルカリは4枚までなのに対して、オタマートでは10枚までアップできます。商品を実際に手に取ってみることができずに、中古商品も扱うことが多いフリマアプリでは写真がとても重要です。

オタマートで​​扱う​​​​​アニメグッズのように見た目が大切な商品は、ほんの少しの傷や本の端の折れやしわなども、後からクレームの対象になることがあります。商品の状態を納得して購入してもらうためには、写真でしっかりと正確な状態を伝えることが大切です。

しかし、メルカリの4枚ではすべての状態を伝えきれないことがあります。フィギュアなど角度を変えた写真が何枚も必要な場合もあります。その点、オタマートで10枚アップできるというのは大きなメリットになります。

オタマートはスマホからしか利用できませんが、スマホでは説明文を入力するのに手間がかかります。その代わり、オタマートでは説明文にテンプレートが用意されている点は大きなメリットになります。

定型文を選んで、商品名や状態などだけ変更すれば、そのままその定型文で出品できます。0から説明文を入力しなくてもいい点はオタマートのメリットと言えるでしょう。

オタマートのメリットには、商品カテゴリーを細かく設定している、という点もあります。メルカリは扱っている商品の幅がとても広いので、一つ一つのジャンルを細かく設定していく、ということはできません。

その点、アニメグッズしか扱っていないオタマートでは、利用者のオタクたちが納得できるようなレベルまで細かくカテゴリー分けができます。本当にこだわりを持つオタクたちが、本当に欲しい商品を探せるフリマアプリとして、オタマートが人気なのもこの点から納得ができます。

オタマートにはメリットもあればデメリットもあります。こちらではオタマートのデメリットについても見ていきましょう。

基本的にアプリの使い方では、アプリから購入すれば取引は成立します。購入申請もアプリから申請して承認されればメルカリのように購入できます。

しかし、オタマートにはアニメ文化に独特のこだわりを持っている人たちが集まっているためか、購入申請を出す前に特に質問などなくてもコメント欄から一度お伺いを立てなければいけない、という不文律があります。

何の不備もなく取引を成立させても、事前のコメントがなかったという理由で評価を下げられてしまうこともあります。このコミュニケーションが面倒くさいということで、オタマートを利用しなくなったという人もいるくらいです。

オタマートに出品しても、購入希望者に取り置きを希望する人が多い、というのもデメリットとして挙げられます。その商品が欲しくても、手持ちのお金がないから1週間取り置いて欲しい、といった依頼が多いのがオタマートの特徴です。

特に急いで売らなくてはいけない理由がない場合には、取り置きに応じることが多いのですが、他の人に横取りされないためにいったん出品を休止する手間を掛けなくてはいけません。この手間がスマホアプリでは面倒くさいという声もあります。

アプリの使い勝手はPCから出品ができない、という点を除けばメルカリとそれほど変わりはありません。しかし、メルカリと比較すると匿名配送がない点や、事前にコメントが必要だといったオタマートの独特の文化がることに対して、初心者では使いにくいという声もあります。

アニメグッズに興味を持ってオタマートに入っていきたいと思っても、なかなかそのハードルが高すぎて、メルカリやヤフオクで欲しいものがないか探す人もいるようです。

この記事の最後に、オタマートのアプリを利用したことがある人の口コミを見ていきましょう。

「欲しかったフィギュアが意外に安い値段で買えたのが良かった。」
「オタマガチャがいい。高確率で当たって、毎日5円は溜まっていく。100円から出品できるということで、いろいろなグッズを安く見つけられるのもとても良い」

「オタク商品だけかと思ったら、意外とそういうわけでもなくハンドメイドの小物や服も出品されていることに驚いた。もしもアニメグッズ以外のものも出品してもいいのなら、服や小物もたくさん扱ってほしい。本当にいいものが安い値段で見つかる」

「普段はメルカリを使っているけど、購入手数料無料のキャンペーンの時にはオタマートを使います。キャンペーンが多いオタマートは本当に重宝しています」
「他にもフリマアプリを使っていますが、一番使いやすいアプリだと思います。キャンペーンの手数料無料がうれしいです。1年中やって欲しいです。」

「ずっと欲しくて探していたレアグッズをゲットできました。オタマートじゃなければ見つけられませんでした。本当にいいアプリです。最高です。また利用します。」
「コメントでのコミュニケーションが楽しくてハマっています。システムもとても分かりやすくて使いやすいのがいいです。」

この記事ではメルカリと比較した時のオタマートの使い勝手について詳しく見てきました。手数料もメルカリとは変わらず、着払いで出品できるのなら、アニメグッズを売りたい人はオタマートを利用してみてもいいでしょう。

色々なこだわりのあるオタクが多いので、コミュニケーションに慣れるのには少し時間がかかるでしょうが、それでもオタマートのルールを覚えてしまえば問題ありません。お宝は高額で売れる可能性もあるので、ぜひアニメグッズを持っている人はオタマートにも挑戦してみましょう。

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