2019年07月17日更新
Android向け無音カメラ「Open Camera」の設定と使い方を解説!
眠っている赤ちゃんやペット、野生の生き物、公共施設での撮影でカメラ音が気になる場面があります。そんな時に使えるのがOpen Cameraです。無音以外にも便利に使えるOpen Cameraの設定や使い方を解説していきます。
目次
無音カメラで知られるOpen Cameraとは
無音カメラと言うと盗撮を想像してしまう人もいるでしょう、しかし頻繁にスマホで撮影する人であればそれ以外の多くの場面で活用できます。赤ちゃんの瞬間的に見られる表情、ペットや野生動物の撮影にカメラ音がなければ、貴重な瞬間を写真に収めるチャンスが高まります。
なんといっても、スマホに初めから搭載されているカメラ以上のOpen Cameraは、初めて写真撮影する人にもわかりやすい設定が満載です。そんな無音・手ぶれ・顔認証など、充実した機能を持つOpen Cameraアプリは、Android端末で使えます。今回はそんなOpen Cameraの設定や使い方について、詳しくお伝えしていきます。
Androidで選ばれる理由
無音カメラOpen Cameraのメリットとして、レストランなど人の多く集まる場所で撮影音を響かせずに済みます。インスタ映えと呼ばれるような写真は、撮影のコツが必要です。使い方が簡単な上、それらをカバーする機能が搭載されているのもOpen Cameraの魅力です。以下ではAndroidでOpen Cameraが選ばれる理由毎に、詳しく解説しています。
広告なし・無料
Androidでダウンロードできる無料カメラの場合、使い始めに広告が入るためキャンセルして飛ばす手間が発生するものがあります。便利な機能を使うためには、バージョンアップのための料金が別途必要なアプリもあります。カメラ撮影のためにアプリを選ぶ手間を考えると、やはりOpen Cameraの広告なし&無料は魅力的です。
後ほど使い方を詳しく解説していきますが、すぐにアプリが立ち上がるので、動く被写体撮影に無くてはならない条件でしょう。
カスタマイズが豊富
スマホに元からある純正カメラでできる機能はもちろん、広告がないにもかかわらず素人にも便利なカスタマイズが豊富に用意されています。
カメラ撮影の無音だけでなく、操作時に発生する音も無音変更が可能です。手ぶれ防止や顔認識機能等もあるので、使い方がとても簡単です。Open Cameraでは、撮影したい物を正確に写真内に納められるようになるでしょう。
カメラ撮影に特化
広告の紛らわしさがない上、カメラには最低限欲しい設定である手ぶれや無音、簡単保存が可能な上にカメラ撮影の上達に役立つので、純正カメラを上回るといっても過言ではありません。広告がないのにカメラ撮影に特化していることは、使ってみればすぐに実感するでしょう。
ペット撮影や公共施設で使える
Open Cameraの使い方で特におすすめしたいのが、無音設定した動物撮影です。ペット、野生の動物問わずその瞬間を写真に収めたいと思った時に、すぐにOpen Cameraアプリが立ち上がります。周囲の視線を感じずに済み、公共施設での撮影も無音で広告がないためアプリが素早く立ち上がります。
後ほど詳しく解説しているOpen Cameraの機能には、動く被写体の瞬間を逃さない撮影を可能にします。小さなお子さんの撮影にも使える機能なので、純正カメラで上手く撮れない人程Open Cameraはとても便利に使えるアプリです。
オープンソースで将来性あり
現時点で充分なカメラ機能とそれらを簡単に扱う事ができる設定がある上に、オープンソース(プログラムが公開されている)ためにプログラムに詳しい人が、新たな機能を追加したOpen Cameraを公開する可能性もあります。つまり、無料のまま将来性のあるカメラアプリがOpen Cameraであると言えます。
広告がない上に無料で全ての機能が使えるOpen Cameraですから、寄付をしておけば更に使い勝手がよくなる可能でいもあります。設定項目の一部が英語表記ですが、今回お伝えする設定だけで充分高性能なAndroidカメラとして使えるでしょう。
Open Cameraの無音設定
先にもお伝えした通り、撮影したい場面や場所での無音設定は大変役に立ちます。無音設定がカメラのシャッター音だけでなく、スマホにある音量キーに普段よく使う機能を設定できます。使い方を調べる前に、一先ずこれらの設定を変えておくのがおすすめです。
写真を撮る
「歯車マーク」→「カメラ制御の詳細設定」→「シャッター音OFF」で無音設定が完了します。撮影は、アプリを立ち上げて画面上にあるカメラアイコンをタップします。画面に触れた際に出る音は、スマホ本体の音量キーを下げることで無音にできます。
Open Cameraのシャッター音を消すには、アプリ画面上の歯車マークをタップします。設定画面下部にある「Camera2 APIを使う」をONにします。表示がされない機種は撮影時の無音ができません。
音量キーの設定ができる
以下では音量キー変更や無音設定にできる項目が多くあるので、個別に紹介していきます。カメラのシャッター音だけでなく、他の操作に関わる設定を音量キーから選択できます。カメラ撮影時、スマホ本体にある音量キーを使うことで指定した操作をおこなうことができます。
フォーカス
撮りたいものをはっきりと表示させるため、ピントをあわせます。ピントを合わせることをフォーカスと言いますが、このフォーカス作業をスマホの音量キーに設定することも可能です。カメラが自動的におこなうフォーカスでは、目的とは別の場所にピントがいってしまう人などにおすすめです。
ズームの拡大/縮小
カメラ制御の詳細設定→音量キーで、ズームの拡大/縮小が選べます。遠い被写体をズームして拡大したり、逆に縮小する作業が多い方は、音量キーに予め設定しておくと便利です。Open Cameraでの撮影時に、「なし」も選べます。
露出補正
露出補正が適切でない場合、真っ白で何を撮っているのか分からない写真になることがあります。カメラが自動的に選ぶ光の強さとは別の仕上がりを求めている場合は、露出補正が必要です。Open Cameraは、カメラ制御の詳細設定→音量キーで選べます。
自動手振れ防止のオン/オフ
自動手ぶれ防止のオン/オフを切り替えたい方は、音量キーを押すことで簡単におこなえます。もちろん、予めカメラ制御の詳細設定→音量キーで選択しておきます。
音量の変更
無音有無しを場所に合わせてその都度切り替えるのであれば、音量キーに音量の変更を選択するとよいでしょう。Open Cameraのカメラ制御の詳細設定→音量キーで選べます。
なし
カメラ撮影時、スマホの音量キーを押しても何も起こらない状態を選択することも可能です。Open Cameraは、音量キーを撮影時にどのように使うか選べるので、予め設定するのがおすすめです。
操作時の音量設定
音量キー本来の音量設定をそのままにする場合は、「音量の変更」を選びます。撮影のためカメラアイコンをタップする際には音が発生します。しかし、音量キーを下げていけば、タップした際に鳴る音も無音になります。カメラ操作時音量変更が必要な場合は、こちらを選択しておくとよいでしょう。
Open Camera保存先簡単設定
Open Cameraの設定で予めおこなっておくと便利なのが、保存先の簡単設定です。保存するための操作を選ぶことができるのもOpen Cameraなので、自分好みのカスタマイズが可能です。以下では、Open Cameraの保存先の簡単な設定方法を詳しくお伝えしていきます。
保存場所設定
保存場所はスマホ本体だけでなく、SDカードを指定できます。また写真だけでなく動画(ビデオ)を保存するフォルダが選べます。設定画面上では、選択画面がとてもわかりやすいので写真撮影前にこの設定を済ませておくのがおすすめです。
タップ撮影後自動保存
撮影後、多くフォルダにストックされた写真を削除したことのある人は多いのではないでしょうか。思った通りに撮影できなかった写真が自動的に保存されてしまっては困る方におすすめの設定があります。Open Cameraアプリを立ち上げて、「歯車マーク」→「カメラ制御の詳細設定」→「タッチして保存する」をタップします。
なし・1回押し・2回押しのいずれかを予め選択しておけば、撮影後画面上で確認した写真をタップの回数で保存するか否かが決められます。
Open Cameraで使える便利な設定
Open Cameraのシャッター無音はもちろん、他に多くの便利な設定があります。こちらは、普段から上手に写真が撮れないとお悩みの方の手助けになる設定ばかりです。インスタ映えの写真が撮りたい方であれば、設定で簡単にそんな写真が撮れます。
顔検出
手ぶれやピントを上手く合わせることができず、写真が上手く人物撮影ができない方であれば顔検出機能を備えているOpen Cameraは使えます。Androidで無音もできて、純正カメラの機能を合わせ持っているので手軽に利用できます。
タイマー
タイマー機能も搭載しているOpen Cameraは、設定でなし・1~30秒までを選べます。カメラ制御の詳細設定では、タイマー音の有無が選べます。
高速撮影
Open Cameraの高速撮影では、設定で撮影速度を2倍~40倍まで選べるので、1度のシャッターで何枚の写真を撮影するか手早く設定できます。手ぶれの操作を音量キーに設定できるので、こんな時にON/OFFが簡単に切り替えられます。
撮影間隔
上記でお伝えした高速撮影の間隔を予め設定できます。撮影間隔は、1度のシャッターで1秒~1分間隔に高速撮影で設定した枚数の写真を撮影します。通常の撮影がしたい場合は、こちらの設定を「なし」にしておきましょう。
高速撮影と撮影間隔を上手く利用することで、動画とは違った面白い写真が撮影できます。一瞬を狙った写真撮影が難しいと感じてる方であれば、是非この機能を使ってみましょう。
手ぶれ
Androidで使えるOpen Cameraですが、手ぶれ機能も搭載しています。折角の写真が、残念な結果になってしまうことを防ぐ機能ですが、それ以外の撮影に手ぶれ機能が無い方がいい場面もあります。先にご紹介した、音量キー設定を使って、手ぶれのON/OFFの切り替えも使えます。
Open Cameraは、動画撮影も可能なので手ぶれ以外の便利な設定を予め確認しておくのがおすすめです。
写真画質
Androidで使えるカメラアプリの中には、写真自体にアプリ名が入ったり操作中に広告が表示されることがありますが、Open Cameraにはその心配がありません。更に写真の画質は、「歯車マーク」→「写真の設定」→「写真の解像度」や「写真の品質」で変更できます。
写真情報
写真に日付と時刻、GPSを有効にすれば位置情報も埋め込みが可能です。「歯車マーク」→「写真の設定」→「情報を貼りつける」をタップしてスタンプありかなしを選べます。
Open Cameraの基本的な使い方
広告がない上に、AndroidでダウンロードできるOpen Cameraは、手ぶれや無音など多くの機能を揃えている事が上記でお分かりいただけたでしょう。設定で自分向けのカスタマイズをしておきましょう。
写真の撮り方
今撮影したいと思ったその瞬間に、Open Cameraのアイコンをタップするだけで即座にカメラが起動します。カメラアイコンをタップするだけで撮影は完了です。先にお伝えしていた音量キー設定を活用して、その場に合わせた機能に素早く切り替えが可能です。動く被写体に対して撮影するのに、手ぶれや連続撮影機能が活躍します。
Open Cameraは、被写体に対して写真サイズを知ることのできる黄色い線や水平を知ることのできる緑線などの補助表示はおすすめです。広告なしで、ここまでで補助してくれるOpen CameraはAndroid端末を使っている方にうってつけです。
Open Cameraを使って正確な写真を撮ってみよう!
スマホに初めから搭載されている純正カメラに比べて、広告なしの無料でここまで補助のあるOpen Cameraはおすすめです。動きの無い被写体や景色であっても、水平を保って撮影できるほか、SNSへ投稿しやすいサイズがわかりやすい補助線は本当に助かります。
撮影後の加工の手間を省くだけでなく、上手く写真が撮れない人の上達のきっかけにもなるでしょう。使い方も簡単な上、設定を変えて何度か撮影するだけで実感して頂けるでしょう。