「小説ノート」アプリの使い方!小説を書く時に便利な機能・設定を解説!
小説ノートはスマホで小説を書く方におすすめのアプリです。アイデアメモ・ルビ振り・挿絵挿入・自動字下げなど便利な設定機能があり、電子書籍のような縦書きビューワーで自作小説を閲覧できます。小説ノートの使い方や評判、機種変更時のデータ引き継ぎ手順などをまとめました。
目次
小説ノートとは?
小説ノートは、様々なお役立ち系スマホアプリを開発しているAlone Softが2017年にGoogle Playストアでリリースしたテキストエディタアプリです。
累計ダウンロード数は10万件を突破。7,000以上寄せられているレビューの平均点は4.5と非常に評価が高く、スマホで小説を書く際に役立つ実践的な機能が豊富に搭載されています。
- 入力したテキストを縦書き画面に変換して、本物の電子書籍小説のように閲覧可能(インターネット上に公開する機能は無し)
- 書く小説のアイデアをメモページに書き留める使い方にも対応
- 複数のフォルダを作成して小説・メモを個別に管理できる
- 自動字下げ・背景色の変更など、小説を書く際に便利な設定機能も搭載
- ルビや挿絵も小説内に追加できる
完全無料のスマホアプリ
小説ノートは、アプリ内課金一切無しの完全無料テキストエディタです。小説を書くことのできるスマホアプリは少なくありませんが、課金せずに全機能をフル活用できるのは小説ノートならではの魅力です。(ただし画面上に広告は表示される。)
なお、ルビや挿絵の追加機能を利用するためには、「設定」にて動画広告を閲覧する必要があります。若干手間はかかりますが、金銭的負担が無いので安心です。
対応端末はAndroidのみ
小説ノートは、Google Playストアで配信されているAndroidスマホ用のアプリしかありません。残念ながら、iPhoneで小説ノートを使用することは出来ません。
また、小説ノートの対応OSはAndroid 5.0以上です。Android 5.0未満のスマホをお使いの方は、必ず事前にAndroidのアップデートを行っておいてください。
- Androidスマホの「設定」アプリを開く
- 「システム」→「詳細設定」をタップする
- 「システム アップデート」をタップする
小説ノートの評価・評判
小説ノートは、Androidスマホで小説を書く方の間で大人気のアプリです。
小説ノートのどのような点が評価されているのか、実際に小説ノートアプリを利用しているユーザーの間での口コミ・評判を見ていきましょう。
良い口コミ
自分、小説ノートってアプリで書いてるんですけど自分が書いたやつが文庫みたいに読めるんでオススメです。 pic.twitter.com/rmURMJLV0r
— 渋谷ひょう(小説垢) (@sibuya_Novell) November 8, 2019
小説ノートに関する好意的な口コミを見てみると、「使い方が簡単」、「アイデアを思い付いた時にすぐ記録できるメモ機能が便利」、「縦書き閲覧機能が無料なので創作意欲が湧く」といった意見が目立ちます。
全機能がオフライン仕様なので、間違ってインターネット上に公開して他人にシェアされる心配が無いというメリットもあるようです。
悪い口コミ
googleストアでダウンロードできる小説ノート……あれ良かったなぁ…(iPhoneに変わったからgoogleストア→Appleストアになったので無理になった人
— メタ.優 (@Metayasa_BE) November 11, 2019
小説ノートに関するネガティブな口コミを見てみると、アプリの機能や使い方への不満ではなく、「iOS版が無いためAndroidスマホからiPhoneに機種変更したら使えなくなってしまう」という要望的な意見が目立ちます。
こればかりはアプリ開発者の都合の問題なので、ユーザー側にはどうすることも出来ません。
また、小説ノートアプリにはデータ移行機能が無いため、せっかくフォルダ内に大量の小説・メモデータを保存しても、機種変更時に直接引き継ぎできないというデメリットもあります。
ちなみに、一工夫すれば小説ノートアプリのテキストデータを別の端末に移行させることは可能です。機種変更時に小説ノートのデータを引き継ぎする方法については、後で詳しく解説します。
小説ノートの使い方
小説ノートアプリのレイアウトは非常にシンプルな構成になっており、初心者の方でも使い方に迷うことは無いでしょう。
ここでは、小説ノートアプリのダウンロード方法・基本的な使い方などを解説していきます。
ダウンロードについて
小説ノートを使ってAndroidスマホで小説を書くためには、最初に小説ノートアプリをインストールする必要があります。
以下のリンクにアクセスして、Google Playストアから小説ノートアプリをダウンロードしてください。
小説ノートアプリを起動すると、最初に簡単なチュートリアル(説明)が表示されます。
全部に目を通して「終了」をタップするか、途中で「スキップ」をタップしてメイン画面に移動しましょう。
フォルダ作成
小説ノートのメイン画面に移動すると、上の画像のような画面が表示されます。
まずは右下の「+」アイコンをタップして「フォルダ」を作成しましょう。
フォルダのタイトルを入力します。
これから書く小説のタイトルやキーワードなどをフォルダのタイトルに設定しておくと、後から閲覧する時に分かりやすくておすすめです。
メモ機能
フォルダを作成して「+」アイコンをタップすると、上の画像のような画面になります。
まずは「メモ」をタップして、フォルダ内にメモデータを作成しましょう。フォルダ作成時と同様にタイトルを入力し、これから書く小説のテーマ・登場人物・ストーリー設定などをメモ書きします。
小説ノートアプリのメモ機能の使い方は、一般的なメモ帳アプリとほぼ同じです。
メモを入力した後、画面右上の三点アイコンをタップして「保存」を選択すれば、フォルダ内にメモデータを保存することができます。
本文
フォルダ内で「+」アイコンをタップして「本文」を選択すると、小説の執筆を行うことができます。
「本文」のタイトルを設定する際には、「第一話 〇〇」などにすると小説データの管理が楽です。
「本文」で小説を書く際には、一段落ごとに改行を入れるのを忘れないようにしましょう。ちなみに小説ノートの文字数カウントは、改行コードも一文字としてカウントします。
画面右上の三点アイコンをタップすると、メニューが表示されます。「保存」をタップすれば、「本文」に入力した小説データの保存が可能です。
ちなみに小説ノートアプリにはテキストデータの自動保存機能が搭載されており、Androidスマホの「戻る」や「ホーム」ボタンをタップした時に編集中のデータが自動的に保存される便利な仕様になっています。
ただし、小説ノートアプリでは一つの「本文」内に多くのテキストを入力し過ぎると動作に支障が出る恐れがあります。文字数カウントの数値を見て、1万文字を超えそうになったら別の「本文」に分けると良いでしょう。
小説ノートで小説を書く時に便利な機能
小説ノートアプリの基本的な使い方を覚えたら、次は小説ノートで小説を書く時に便利な機能も習得しましょう。
ここでは、小説ノートアプリの高度な使い方について解説していきます。
フォルダに分けてデータを管理
小説ノートアプリの特徴として、パソコンのようなフォルダ管理機能が実装されている点が挙げられます。
複数のテキストデータがアプリ内で無秩序に羅列されていると、後から閲覧する時に大変苦労します。その点、小説ノートならフォルダごとに小説の本文・メモを整理できるため、複数のジャンルの小説を簡単に並行して書くことが可能です。
フォルダ内の本文・メモの三点アイコンをタップすると、タイトルの編集・コピー・削除などの使い方が可能です。
縦書きで閲覧可能
小説ノートアプリ内の任意の「本文」の編集画面を表示し、画面右上の三点アイコンをタップして「閲覧」を選択すると、小説ノートアプリのビューワーが起動します。(目アイコンをタップしてもOK。)
「本文」に入力したテキストデータが縦書き表示され、まるで本物の電子書籍小説を読んでいるような雰囲気を楽しめます。
執筆画面のカラー設定
小説ノートアプリのメイン画面にて画面右上の三点アイコンをタップすると、「設定」から各種カスタマイズを行えます。
- 自動保存設定
- 執筆画面の罫線表示の有無
- 執筆画面のカラー(ライト・グレー・ブラック・セピアの4種類の中から選択可能)
- 執筆画面の文字の大きさ(5段階)
- 執筆画面の自動字下げ設定
ビューワーのフォント設定(デフォルト・明朝)・背景カラー設定(ライト・グレー・ブラック・セピア)を変更すると、より電子書籍小説らしさが際立ちます。
また、パスコードロックをかけることで、第三者に小説ノートのデータを盗み見られないようにすることも可能です。
本文にルビ・挿絵を追加する方法
本文にルビ・挿絵を追加するためには、「設定」から「オプション」を選択して動画広告を閲覧しなければなりません。
動画を視聴すると、その都度24時間だけルビ・挿絵機能を使えるようになります。
本文にルビを振りたい場合は、執筆画面でメニューを開き、「ルビ」を選択します。
上のテキスト欄にルビを振りたい文字、下のテキスト欄にルビ文字を入力して「OK」をタップします。
本文内に|(半角縦線)と≪≫(全角二重括弧)でルビ表記されます。
小説ノートのビューワーを起動すると、対象の文字にルビが振られていることが分かります。
なお、|(半角縦線)と≪≫(全角二重括弧)の様式に沿って記述すれば、メニューを開かなくても執筆画面上で直接ルビ表記を完成させることも可能です。
挿絵を追加したい場合は、執筆画面でメニューを開き、「挿絵」を選択します。
挿絵として追加したい画像を選択すると、本文のカーソル位置にファイルパスが記述されます。
小説ノートのビューワーを起動すれば、挿絵を確認できます。
機種変更時に小説ノートのデータを引き継ぎする方法
小説ノートアプリには、データを直接移行させる機能がありません。
クラウドサーバーに小説データを保存するテキストエディタアプリなら機種変更を行っても同一アカウントで作業を続けられますが、残念ながら小説ノートはローカル環境にテキストデータを保存しています。
一つや二つ程度の小説データなら、「メニュー」の「共有」から送信することも出来ます。しかし、何十、何百というメモ・本文データを手作業で移行させるのは非現実的です。
小説ノートに保存したデータを機種変更後のAndroidスマホでも継続利用したい場合は、「Google Drive」を利用してデータの引き継ぎを自分で行いましょう。
具体的には、以下の方法で小説ノートのバックアップデータを別のAndroidスマホに引き継ぎさせることが可能です。ただし、小説ノートアプリのフォントやカラー設定・挿絵のファイルパス等は後で手動で変更する必要があることに注意してください。
移行前のAndroidスマホで小説ノートアプリを起動し、「設定」→「バックアップ」→「バックアップ保存」を選択してください。
Google Driveアプリを起動し、「+」→「アップロード」→「ファイルマネージャー」→「Download」と選択してください。
末尾に「novel_note.backup」と記載されているファイルを選択して、Google Driveにアップロードしましょう。
移行先のAndroidスマホでGoogle Driveアプリを開き、先程保存した小説ノートのバックアップデータを端末にダウンロードしてください。
移行先のAndroidスマホで小説ノートアプリを起動し、「設定」→「バックアップ」→「バックアップ読み込み」を実行すれば引き継ぎ完了です。
小説ノートがおすすめな人
Google Playストアには多くのテキストエディタアプリが存在しますが、小説ノートは安定した人気を誇っています。
ここでは、小説ノートアプリがおすすめな人について見ていきましょう。
スマホで小説を書きたい人に向いている
小説ノートは、Androidスマホで小説を書く方、特に使い方が簡単な小説執筆アプリを探している方におすすめです。
小説ノートには自動字下げや自動保存など便利な設定機能があり、小説を書く際の手間を省けるメリットがあります。
オフライン環境で使えるため、時や場所を選ばず小説を書くことに集中出来る利便性も魅力的です。
縦書きで読みたい人
小説ノートは、自作小説を縦書き表示で閲覧したい方におすすめです。
多くのテキストエディタアプリでは、入力したテキストデータをそのまま横書き表示でしか閲覧できません。その点、小説ノートなら本物の電子書籍小説のような縦書きレイアウトで文章を閲覧可能であり、作家デビューしたような喜びを体感できます。
日頃から和書を読む機会の多い方にとって、縦書き表示のビューワーの方が閲覧しやすいメリットもあります。小説ノートのビューワーは、体裁にまでこだわりたい執筆者に最適なツールと言えるでしょう。
小説を書く以外にメモ機能を探している人
小説ノートは、メモ帳アプリを探している方にもおすすめです。
小説ノートの「メモ」には、必ずしも小説のネタをメモしなければならないわけではありません。今日の用事や買い物リストなどをメモする使い方も可能です。
もちろん、小説のネタ帳としても大いに重宝します。Androidスマホは自由に持ち運びできるモバイル端末なので、思い付いたアイデアをその場ですぐに書き留めることの出来る強みがあります。
小説ノートは使いやすく見やすいので高評価!
今回は、小説ノートアプリの機能や使い方などをご紹介いたしました。最後に本記事の要点をまとめると、以下の5点が挙げられます。
- 小説ノートとは、オフライン環境で小説の本文・メモを保存できるAndroid専用無料テキストエディタアプリのこと
- 各テキストデータをフォルダ分けして管理できる
- 執筆した小説を本物の電子書籍のように縦書き表示で閲覧可能
- 執筆画面や縦書きビューワーのフォント・カラーなどを変更できる
- データを直接移行させる機能は無いが、Google Driveを経由してバックアップデータを転送すれば小説ノートのデータを引き継ぎさせることが可能
小説ノートは縦書き表示にも対応した本格的な小説執筆アプリであり、「小説家になろう」や「カクヨム」などの小説投稿サイトに応募する作品を書きたい方に最適です。
縦書きビューワーで自作小説を閲覧したい方は、ぜひ本記事を参考にして小説ノートアプリを使いこなせるようになってください。