2019年03月19日更新
Macのバッテリーの劣化を確認する方法!充放電回数の見方と目安を解説!
Macのバッテリーの劣化状況を確認する方法を紹介します。Macはモデルによって、バッテリーの寿命も異なります。充放電回数の見方や寿命の目安まで紹介するので、Macのバッテリーの減りが早くなったと感じた方は、本記事を参考にバッテリーの寿命目安を確認してください。
目次
Macのバッテリー交換の目安・劣化を確認する方法
Macパソコンを長く利用しているとバッテリーの減りが早くなります。Macのバッテリー電池にも寿命があるので、バッテリー電池の交換目安や劣化状況を確認しておく必要があります。本記事冒頭の本章では、自分で簡単にMacのバッテリー電池の劣化状況を確認する方法から紹介します。
Macのバッテリー電池の減りが早くなってきたと感じたら、まずはバッテリー電池の劣化状況を確認します。バッテリー電池の劣化状況を確認する方法は下記の2通りの方法があります。
- 【option】キーを使って簡単にバッテリー(電池)アイコンから確認する
- 【システムレポート】からバッテリーの劣化状態を確認する
上記それぞれのバッテリー電池の劣化状況の確認方法の手順を紹介します。
【option】キーを使って簡単にバッテリー(電池)アイコンから確認する方法
Macのスクリーン上部にあるツールバーから簡単にMacのバッテリー電池の劣化状況を確認できます。Macの【option】キーを押したまま、ツールバーに表示されている【バッテリー残量】アイコンをクリックしてください。クリックするとメニュー一覧が表示され、メニュー最上部にMacのバッテリー電池の劣化状況が表示されます。
【システムレポート】からバッテリーの劣化状態を確認する方法
【システムレポート】からバッテリーの劣化状態を確認する方法は下記の手順を実行してください。より詳細なバッテリーの劣化状態などを確認できます。
- Macのスクリーン左上の【Appleアイコン】>【このMacについて】を選択します。
- 【概要】タブ>【システムレポート】をクリックしてください。
表示されるウインドウの左側メニュー一覧から【電源】を選択します。右側の欄に電源の情報一覧が表示され、その中の【充電量情報】項目の【状態情報】にMacのバッテリー電池の劣化が表示されます。【正常】と表示されていれば、バッテリー電池に劣化はないということになりますが、かならずしも正確な情報だとは断言できないので注意してください。
【充電量情報】項目にある【充放電回数】も重要な寿命の判断目安となります。本記事後半の【Macのバッテリー交換・寿命の目安】の章で【充放電回数】から、バッテリーの寿命・交換目安を紹介しているので、そちらの章を参照してください。
次の章では【充電量情報】項目の【状態情報】に表示されるステータスの見方を紹介します。【正常】と表記されていなかった場合は、次の章でMacのバッテリー電池の劣化がどういった状態になっているかを確認してください。
Macのバッテリーステータスの見方
Macのバッテリー劣化ステータスの確認方法を紹介しました。本章では、このバッテリー状態(ステータス)の意味を紹介します。
表示されるステータスと意味から交換目安を確認しよう
ステータス | ステータスの意味とメッセージ |
正常 | バッテリーは正常通りに機能している。 |
間もなく交換 | バッテリーは正常に機能しているが、新品時ときよりも バッテリー機能が比較的に低下しているため、 バッテリーステータスを定期的に確認が必要な状態。 |
今すぐ交換 | バッテリーは正常に機能しているが、新品時ときよりも バッテリー機能が著しくに低下しているため、 バッテリー交換がすぐに必要な状態。 |
バッテリーの交換・修理 | バッテリーが正常に機能していない状態で、 電源ケーブル接続時には利用できるが、 すぐにバッテリー交換・修理が必要な状態。 |
Macのバッテリー電池の減り早い場合は、前の章で紹介した方法でバッテリー電池の劣化状況を確認してください。上記のバッテリーステータスメッセージを参考に、バッテリーの寿命を把握してバッテリー交換の判断をする必要があります。
Macのバッテリー交換・寿命の目安
前の章で紹介したMacのバッテリーステータス以外にも、Macのバッテリー交換・寿命の目安を確認する方法があります。それが【充放電回数】です。充放電回数は、これまでMacが充電・放電した回数の総数です。
バッテリーの減りは充放電回数が多ければ多いほど劣化していると考えられるので、充放電回数から交換と寿命の目安を予測しておくことが可能です。
充放電回数から交換・寿命の目安を判断しよう
充放電回数から交換・寿命の目安を判断する場合、Macのモデルにもよって交換・寿命の目安が異なります。【MacBook】【MacBook Pro】【MacBook Air】の3つのモデルに分けて充放電回数から交換・寿命の目安を紹介します。
ここではAppleから公式に発表されているバッテリー電池の最大充放電回数を紹介します。Appleから公表されている最大充放電回数は、Macのバッテリーが完全にゼロになった状態を1回とカウントしますが、Macでは充電がフルになった時に1回とカウントされるので、実際の最大充放電回数との差異が生じます。
そのため、本章の内容はあくまでも目安の1つとして参考にしてください。
MacBookの交換・寿命の目安を判断基準
MacBook | 最大充放電回数 |
Retina, 12-inch, 2017 Retina 12-inch 2016 Earlyモデル Retina 12-inch 2015 Earlyモデル 13-inch 2010 Midモデル 13-inch 2009 Lateモデル |
1,000回 |
13-inch 2008 アルミニウム Lateモデル | 500回 |
2009 Midモデル 2009 Earlyモデル 2008 Lateモデル 2008 Earlyモデル 2007 Lateモデル 2008 Midモデル 2006 Lateモデル 13-inchモデル |
300回 |
MacBook Proの交換・寿命の目安を判断基準
MacBook Pro | 最大充放電回数 |
15-inch 2018 モデル 13-inch 2018 Four Thunderbolt 3 portsモデル 15-inch 2017 モデル 13-inch 2017 Four Thunderbolt 3 portsモデル 13-inch 2018 Two Thunderbolt 3 portsモデル 15-inch 2016 モデル 13-inch 2016 Four Thunderbolt 3 portsモデル 13-inch 2016 Two Thunderbolt 3 portsモデル Retina, 13-inch 2015 Earlyモデル Retina, 13-inch 2014 Midモデル Retina, 13-inch 2013 Lateモデル Retina, 13-inch 2013 Earlyモデル Retina, 13-inch 2012 Lateモデル 13-inch 2012 Midモデル 13-inch 2011 Lateモデル 13-inch 2011 Earlyモデル 13-inch 2010 Midモデル 13-inch 2009 Midモデル Retina 15-inch 2015 Midモデル Retina 15-inch 2014 Midモデル Retina 15-inch 2013 Lateモデル Retina 15-inch 2013 Earlyモデル Retina 15-inch 2012 Midモデル |
1,000回 |
上記以外のMacBookパソコンについては、下記のApple公式ページで最大充放電回数を確認してください。
MacBook Airの交換・寿命の目安を判断基準
MacBook Air | 最大充放電回数 |
Retina 13-inch 2018モデル Retina 13-inch 2017モデル 11-inch 2015 Earlyモデル 11-inch 2014 Earlyモデル 11-inch 2013 Midモデル 11-inch 2012 Midモデル 11-inch 2011 Midモデル 11-inch 2010 Lateモデル 13-inch 2015 Earlyモデル 13-inch 2014 Earlyモデル 13-inch 2013 Midモデル 13-inch 2012 Midモデル 13-inch 2011 Midモデル 13-inch 2010 Lateモデル |
1,000回 |
2009 Midモデル | 500回 |
2008 Lateモデル MacBook Air |
300回 |
Macのバッテリーステータスが正常でも電池の減りが早い場合がある
本記事では、バッテリーの寿命や交換の目安を紹介してきましたが、前の章でも述べた通り、利用している環境や充電方法によってバッテリーの寿命や交換時期は変わります。
バッテリーステータスや、最大充放電回数が目安に満たない場合でもバッテリーが劣化し減りが早くなることも場合もあるので、古いMacをお使いの方は、定期的にバッテリーの減る時間をチェックしておくことをおすすめします。
Macのバッテリーの劣化を確認して交換が必要か確認しよう!
Macのバッテリー寿命・交換の目安をチェックする方法を紹介しました。バッテリーの減りが早くなったと感じた場合は、本記事で紹介したバッテリーの充放電回数やバッテリーステータスを定期的に確認してください。
またバッテリーの減りが早くなってきた場合は、作業途中でMacの電源が急にオフになることもあるので、Macのバックアップを常にとっておくことも重要です。