2019年09月28日更新
Windows10でiTunesをアップデートできない対処法!エラー解消手順を解説!
音楽の購入やiPhoneのバックアップ、iOS機器の管理など、iTunesはなくてはならないツールです。そんなiTunesをアップデートできないことがあります。今回はWindows10でiTunesをアップデートできない対処法を解説します。
目次
- 1Windows10でiTunesをアップデートできない対処法(PC側の問題)
- ・Windows10のアップデート
- 2Windows10でiTunesをアップデートできない対処法(iTunesが原因)
- ・iTunesを手動更新する
- ・iTunesの再インストールをする
- 3Windows10でiTunesをアップデートできない対処法(パッケージエラー)
- ・インストーラーパッケージに問題ありと表示される
- ・Apple Software Updateで修正
- 4iTunesでアップデートできない対処法(管理者ログイン)
- ・管理者ログインの確認方法
- 5iTunesをアップデートできないその他の原因と対処法
- ・セキュリティソフトウェア
- ・パソコンの再起動
- 6iTunesでアップデートできない時は落ち着いて対処しよう!
Windows10でiTunesをアップデートできない対処法(PC側の問題)
現在、日本におけるスマホ普及率は85%を超え、フィーチャーフォン(ガラケー)の7倍と言われています。そんなスマホの普及に大きく貢献しているのがiPhoneです。そしてiPhoneとパソコンを繋げるソフトウェアがiTunesです。
iTunesは、音楽映像の視聴、iOS機器の管理、iTunes Storeでの音楽や映画の購入と今ではなくてならないiPhoneの大切な「相棒」となっています。そんなiPhoneの「相棒」であるiTunesをインストール先のWindows10でアップデートできない、という問題が生じています。
考えられる原因はいくつかあります。この記事では考えられるそれらの原因とその対処法を一緒に考えます。最初に考えるのはPC側の問題です。
Windows10のアップデート
PC側に問題があると言っても、Windows10のOSそのものに問題があるということでも、パソコンが故障していると言うことでもありません。問題なのは最新のWindows10にしっかりとアップデートされていないことです。
Windows10に限らず、すべてのソフトウェアやプログラムをアップデートする理由は、最新の機能を追加したり、旧バージョンの不具合や脆弱性を改善したり、さらには対応する他のアプリやソフトの機能を利用できるようにするためのプログラムを追加したりすることです。アップデートをすることにより、最大限の性能を引き出せます。
アップデートの方法
Wiindows10のアップデートの方法を説明します。Windows10「スタートメニュー」→「設定」→「更新とセキュリティ」→「Windows Update」へと進みます。更新プログラムがあれば「ダウンロード」を選択しアップデートします。
Windows10でiTunesをアップデートできない対処法(iTunesが原因)
iTunesをWindows10でアップデートできない別の理由は、iTunesに問題があると言うことです。しかしこれはiTunesのソフトそのものに問題があるという意味ではありません。iTunesのアップデートの方法に問題があるということです。あるいは既にインストールされているiTunesを前回アップデートした際に何らかの不具合が生じた可能性もあります。
iTunesを手動更新する
iTunesを自動更新に設定しているなら、アップデートプログラムがリリースされると、自動的にアップデートが行われますが、この自動更新でアップデートが出来ない場合は、手動更新を試せます。しかしその際に注意すべきことがあります。それはAppleの公式ページからiTunesのアップデートを行うことです。
Apple公式ページからダウンロードを行う
Appleの公式ページからiTunesの手動アップデートを行うべき理由は、他のサイトから自動更新を試みると、不具合が生じ、アップデートできない場合があるからです。さらにAppleの公式ページからであれば、iTunesをアンインストールする必要はなく、自動的にアップデートされたiTunesがダウンロードされます。
iTunesを手動で インストール
Appleの公式ページからiTunesのアップデートを手動で行う方法を説明します。手順は簡単です。Appleの公式ページを開き、検索窓に「iTunes」と入力します。「iTunes」の画面になったら「ダウンロード」をクリックします。その後「Windows用のiTunes」を選択しダウンロードとインストールを行います。
Microsoft Storeからダウンロードする
iTunesの手動更新は、Appleの公式ページからだけでなく、Microsoft Storeからもダウンロードできます。手順を説明します。Windows10「スタートメニュー」→「Apple Store」へと進みます。「Apple Sore」画面上の検索ボックスに「iTunes」と入力します。「iTunes」アプリが立ち上がりますので「入手」をクリックします。
iTunesの再インストールをする
この記事ですでに言及しましたが、iTunesに問題があることには、iTunesのアップデートの方法に問題があることに加え、既にインストールされているiTunesを前回アップデートした際に何らかの不具合が生じた可能性もあります。
この問題を解決するには、既にインストールされているiTunesをいったんアンインストールし、再インストールをする必要があります。再インストールされるiTunesは、最新のアップデート版です。
コントロールパネルからアンインストール
ではiTunesをアンインストールする手順を説明します。まず「コントロールパネル」を開き、「プログラム」を選択し、その後「プログラムと機能」を選択します。表示される項目の中から以下のプログラムを順にアンインストールします。
- iTunes
- Apple Software Update
- Apple Mobile Device Support
- Bonjou
- Apple Application Support(32ビット)
- Apple Application Support(64ビット)
アンインストールが完了したら、一度Windows10を再起動します。その後「ローカルデスクC」を開き「Program Files」フォルダを見つけ、そのフォルダ内にある「iTunes」「Bonjour」「iPod」というプログラムがあれば削除します。
そして「ローカルデスクC」をもう一度開き「Common File」から「Mobile Device Support」「Apple Application Support」「CoreFP」といったプログラムを削除します。これでWindows10から完全にiTunesが削除されます。
Apple公式ページからiTunesをダウンロード
iTunesの完全アンインストールが完了したら、Appleの公式ページからiTunesをダウンロードします。手順はすでにこの記事で説明しましたので参照して下さい。
iTunesをインストール
Appleの公式ページからダウンロードしたiTunesはインストーラーとして保存されていますので、インストーラーを開きiTunesをWindows10にインストールします。方法は簡単です。インストーラーアイコンをダブルクリックし、あとは指示に従って進めていくだけです。
Windows10でiTunesをアップデートできない対処法(パッケージエラー)
iTunesをWindows10でアップデートできない別の理由は、パッケージエラーです。パッケージエラーと聞くと、何か専門的なエラーで、素人には難しすぎるテクニカルな問題だと思いがちですが、対処方法は簡単なのでこれから紹介します。
インストーラーパッケージに問題ありと表示される
通常、パッケージエラーが生じると、「このWindowsインストーラーパッケージに問題があります」と表示され、iTunesにアップデートできないことが通知されます。
パッケージエラーは、iTuneのソフトに問題があるために生じる問題ではなく、パソコン側、つまりWindows10にインストール、またはアンインストールする際に一部が正常に動作しないと起こる問題です。ですからiTunesそのものに原因があったわけでも、Windows10が搭載されているパソコンの故障や不具合が原因で起こるわけでもありません。
Apple Software Updateで修正
パッケージエラーの問題が生じたときの対処法は、「Apple Software Update」を使用することです。「Apple Software Update」とは、Windows用のApple製ソフトウェアをアップデートするためのソフトウェアのことです。「Apple Software Update」はコントロールパネルにあります。
「Apple Software Update」を使ってパッケージエラーを修正する方法を説明します。コントロールパネルを使って修正します。Windows10「スタートメニュー」→「Windowsシステムツール」→「コントロールパネル」→「プログラムのアンインストール」→「Apple Software Update」と進みます。
「Apple Software Update」を右クリックし表示される項目から「修復」を選択し実行します。「Apple Software」の修復が完了したら、iTunesのアップデートができるかどうかもう一度試します。
iTunesでアップデートできない対処法(管理者ログイン)
iTunesをWindows10でアップデートできない別の理由は、Windows10搭載のパソコンに管理者としてログインしていないことです。パソコンは通常1台に1人と考えますが、家族で1台のパソコンという状況ではパソコンを利用する家族の成員が、それぞれ自分のアカウントを作成し同じパソコンにログインすることになります。
その場合、問題が生じます。iTunesのアップデートは、パソコンの管理者がその権限を行使しなければ行えないからです。それで自分が今使用しているパソコンの管理者になっているか確認する必要があります。
管理者ログインの確認方法
自分が管理者としてログインをしているかどうかの確認をどのように行えるのか説明します。コントロールパネルを立ち上げて確認します。Windows10「スタートメニュー」→「Windowsシステムツール」→「コントロールパネル」へと進みます。「コントロールパネル」画面に「ユーザーアカウント」があります。
そこにある「アカウントの種類の変更」を選択します。そこにパソコンの管理者が誰であるかが表示されています。「Administrator」という言葉が管理者の意味です。
iTunesをアップデートできないその他の原因と対処法
iTunesをアップデートできない原因は他にもあります。この記事の最後で、考えられる他の2つの原因を紹介します。ぜひリストに加えて参考にしてください。
セキュリティソフトウェア
iTunesをアップデートできない際に行える1つ目は、セキュリティソフトウェアをいったん停止することです。iTunesをアップデートしている時にセキュリティソフトウェアがバックグランドで起動していると、iTunesのアップデートを妨げ、上手くいかないことがあります。
セキュリティソフトウェアをいったん停止して、iTunesのアップデートを試してみてください。
パソコンの再起動
iTunesをアップデートできない際に行える2つ目は、パソコンの再起動です。意外と再起動後にアップデートがスムーズに行くこともありますので、ぜひ試して見てください。
iTunesでアップデートできない時は落ち着いて対処しよう!
iTunesをアップデートできない時は、まず落ち着くことが大切です。原因はiTunesやWindows10を搭載したパソコンそのものの不具合や故障ではなく、基本的にはアップデートがなされていないなど、とてもシンプルなことだからです。iTunesをアップデートできない時は、ぜひ冷静に対処しましょう。